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ドラフトの成功・失敗とは何なのか?改めて考えてみる。こういった試みは、マスコミを
はじめ、ドラフト取り上げる媒体でも殆ど行われていないことに気がつく。そう目の前の
成績表だけを観て、一喜一憂するのは、ドラフトを長い目で見た場合、あまり芳しいこと
ではない。少なくても各球団やドラフトに論じるものにとっては、明確な尺度を求める必
要があるだろう。
そこで私は、選手の残した成績を数字に簡単に置き換える作業を行い、
http://members2.jcom.home.ne.jp/kuratateo/2004%20tusinnbo.htm
そこから浮き彫りになる数字を使い、選手達のプロ入り後の活躍を「ドラフト千里眼」な
どで記載している。入団して10年近く経って、その指名が正当であるのか?当時私が残
した評価は正しかったかも含めて考えている。
http://white.ap.teacup.com/senrigan/
では、スカウト部門とは、如何なるものだろうか?私が考えるに、スカウト部門は、料理
店における、仕入れ部門だと捉えている。
スカウト 仕入れ部門
二軍スタッフ 仕込み部門
一軍スタッフ 調理部門
如何に好い料理を作るために、好い素材を吟味して来るのが、スカウトの仕事だと。もう
少し突っ込んで考えれば、うちの料理人ならこの素材を活かしてくれるだろう。この素材
なら、うちの店の目指すべきコンセプトの料理にマッチしてくれるだろう。そういうこと
を考えながら選手を獲得して来るのが、仕入れ部門であるスカウトの役目だと捉えている。
いくら好い素材を獲得出来たとしても、そこで仕込みが上手く出来なかったり、料理人が
上手くその素材を生かし切れなければ、好い料理は完成しない。またその料理が、店の求
めるものと違ったものになってしまっても、これまた意味のないことである。スカウト部
門とは、最初に選手を仕入れる最も大事な部門ではあるが、その後の様々な要因で、その
素材を活かせないことも生じて来るのだ。強いチームと云うのは、スカウト・二軍スタッ
フ・一軍スタッフの確かな連携の元に、素材の良さを最大限活かせる環境が整っているチ
ームであることが、最も大事なことを忘れてはいけない。
ただそうかといって、スカウトはアマチュアだけのプレーを観て、選手の可能性・将来像
を予測しなければならない。しかしそこで見抜くことこそ、彼等の仕事でもあるわけだ。
そのため、後の要因がどうであれ、その危険を極力回避出来るような、最大限の努力はす
べきだろう。だからこそ、入ってからは選手次第と云うのは無責任な発言であり、その努
力が出来る性格なのか、向上心を長い期間持ち続けられる野球への貪欲さがあるかも含め
てスカウトは考えてはいけないし、今故障を抱えているのか、将来的な故障への可能性も
ある程度は予測しながら、選手は獲得して行かなければならない。また自分のチームが、
その素材を育てることが出来るのかも考えなければならないのは、スカウトとして当然の
ことだろう。
では選手の成功の基準とは、どのようなものなのか?これは、本当に難しいポイントなの
だが、一つの尺度として私は選手の残した成績を数字化し、貢献ポイント5.0以上の選
手を、一軍の戦力に相応しい活躍 10.0以上を主力選手としての活躍だと単純に位置
づけている。この数字を平均して如何に残しているかで、一つドラフトを考えてみようと
思っている。
では貢献ポイント5.0以上の選手と云うのは、実際にどのぐらいいるのだろうか?
http://members2.jcom.home.ne.jp/kuratateo/1%20tuusinbo.htm
ここで調べたデータによると、プロ野球選手のうち6.4人に1人と云う計算になる。こ
れを一応ドラフトの成功ラインだと仮定すれば、一回のドラフトで各球団1名もしくは、
2名でるかどうかと云うことになる。逆の味方をすればプロ野球のスカウトでも、その才
能を見抜けるのは、15%程度でしかない。もしこれをスカウティングの平均値だとする
のならば、優秀なスカウトは、15%以上の確率で、選手の才能を見抜く眼力がある人と
云うことだろう。そう6,7人に1人、使える選手の才能を見抜けば、この世界では高い
眼力の持ち主だと云うことになる。
ましてチームに不可欠な主力選手である活躍選手(貢献ポイント10.0以上)を毎年平
均して残せている選手は、1回のドラフトで1名程度。そういった選手を見つけだし、更
に自分のチームに引き入れることが、如何に難しいことかわかって来る。
ドラフト指名の正否を考える時に、こういった何かしらの尺度を意識して語らないと、そ
れは、非常に結果論の場当たり的な議論にしかならない。各球団は、この6.4人に1人
の成功する確率を、少しでも引き上げるチーム作りと、1年に1人程度しか現れない活躍
選手を、獲得する努力が求められるのだ。我々も各球団の・各選手の活躍を語る時、もう
少し自分なりの評価の尺度と云うものを意識する必要があるのではないのだろうか?
http://wave.ap.teacup.com/syuunn/
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