|
|
来週から行われる中国大会の予行演習もかねて、倉敷マスカットスタジアムに足を運びました。9時からは補助球場で行われていた明徳義塾対玉野光南の練習試合を、それが終わるとマスカット球場に移動して中国地区大学野球リーグの福山大対岡山商大、徳山大対東亜大の試合を見ました。
明徳対光南ですが、8対7で明徳が逆転勝ちしました。ほとんどの選手が分からずじまいだったので詳しい事はいえませんが、8回の2死満塁から明徳の3番・石橋君がライトオーバーの逆転3塁打を放ちました。春のセンバツで見たときよりもパワーがついた分、振りが粗くなった印象がありましたが、最終打席はさすがの勝負強さでした。
光南は初回に満塁本塁打で4点を先制しましたが、先発の藤谷君が徐々に捕まり、最後はリリーフした片岡君が踏ん張れませんでした。ただ、打線の振りは思い切りがいいですし、打たれはしたものの藤谷君は長身から角度のある球で素材のよさを感じました。機動力も使えるので中国大会でも好成績が期待できそうです。
大学野球の2試合では、福山大と岡商大の投手に注目しました。福山大は岸本尚之(3年・如水館)が先発し、9回を完封しました。177cm85kgのがっちり体型から独特のアーム投法なのですが、MAX145km/hとかなりのスピードが出ます。それに120km/h前半と、130km/h前後の2種類のスライダーを組み合わせて多くのゴロを打たせていました。投法的に直球の伸びが期待でないので奪三振の魅力に欠け、細かな制球には課題がありそうに思えるのですが、この日は1四死球と大崩れはしませんでした。ちぎっては投げの馬力と、球場中に響き渡る雄たけびが印象的でした。後はほぼ2球種しかないので、緩急が欲しいですね。
岡山商大は先発の大立恭平投手(興陽・3年)がMAX144km/hを記録しました。非常に肩関節の柔らかい左腕投手で、ほぼ直球1本で相手を差し込ませるだけの球威があります。ただ、その球を制御する技術には欠けて、7回途中で降板するまでに9四死球を与えていました。また、時折120km/h台の球であからさまにストライクを取りに行ったりしており、投手としての体力が不足しています。リリースが決まった時の直球の伸びやスライダーのキレには目を見張るものがあるので、後はそれを継続して、実戦で力を発揮できるようになれば面白いと思います。あと、蛇足ですが、この投手は高校時代、1試合21奪三振という岡山県記録を持っているみたいです。
3試合目は前日に王手をかけられた東亜大学が、自慢の足攻めを炸裂させ、序盤から徳山大を崩しました。東亜大学は全員が1番打者みたいな感じで、徹底してゴロを打ち、積極的に次の塁を狙う姿勢が目立ちました。相手投手としたら、本当にうっとおしいチームでしょうね。3回くらいの時点で、徳山大学の捕手が完全にやる気をそがれていました。
今日の徳山大と東亜大の勝者が中国地区の優勝校となり、広島六大学(近大工学部)と四国地区(四国学院大学)との代表校決定戦に進出します。地力的には東亜大が1歩抜けていると思いますが、徳山大の山崎洋(太良・4年)にも全国の舞台を踏んで欲しいです。
|
|