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皆様今晩は。当初の予定では、今日、東京都の都市対抗予選を見に行く予定でしたが、いろいろ事情が変わり、明日観戦することになりました。明日、明後日と生観戦に出かけ、月曜は、組み合わせ次第で18時から始まる都市対抗の東京代表戦に足を運べればと考えております。
今日は、大学選手権・一回戦最後の試合。富士大VS徳山大の試合の模様から。富士大は、大学選手権の決勝となった法大戦をオープン戦で観戦。私が会場に着いた時は、すでに試合も8回だったこともあり、その時は守安を2イニング程度しか見られませんでした。この試合は、富士大が法大を圧倒した試合でしたが、まさか数ヶ月後、この両校が再び大学選手権の決勝で対戦するとは思ってみませんでした。
○守安 玲緒(富士大 4年)投手 180/78 右/右(菊華出身)
(どんな選手?)
春のオープン戦の際にも、僅か2イニングでの観戦でしたが、短評を作成致しました。今回は、大学選手権の模様を2試合観ましたので、新たに気がついたことなども加えながら書いて行きたいと思います。3年間で通算19勝をあげ、この春のリーグ戦でも5勝0敗 防御率0.47と圧倒的な数字を残し、更に大学選手権でも圧倒的な安定感を示し、その存在を全国に知らしめました。
(投球内容)
けして力感のあるフォームではないのですが、球速は、135〜140キロ台前半ぐらい記録する角度のある速球を投げ込んで来ます。変化球は、カーブ・縦・横のスライダーでしょうか?それにフォーク・カット系の球など、かなり球種は多彩です。右打者には、きっちり両サイドに投げ分けつつ、カーブやフォークなども織り交ぜ、相手の的を絞らせません。また左打者に対しても、両サイドに投げ分けるのが基本なのですが、真ん中高めのゾーンにも球が集まる傾向があります。
制球は、大崩しないまとまりがあり、特に勝負どころで、しっかり良い球が行き要所を締めることが出来るのが、この選手の最大の良さです。牽制も鋭く、フィールディングもまずまずで、クィックも1.05〜1.15秒ぐらいでまとめられるなど、かなり素早いです。マウンド捌き、強弱の付け方、コースへの投げ分けなど、投球センスに非常に優れた実戦派投手です。
(今後は)
速球の球速は及第点も、球そのものはやや球威不足でプロのボリューム感に欠けるきらいがあります。ただ実際に投球を分析してみると、打たれているのはそのストレートではなく、むしろ変化球にあることがわかります。恐らくプロレベルでも、やや甘く入る変化球は見逃してくれないでしょうから、その辺をもう少し磨いて欲しいかなと思います。
速球の球威・変化球レベルの向上など、投手としての総合力が、もうワンランクレベルアップ出来れば、2年後はプロでも即戦力が期待出来る投手になるかもしれません。さほど見栄えのする投手ではなく、昔ならばまず社会人レベルと評価されるタイプですが、今大会の活躍もあり、こういったタイプが評価されるご時世でもあるだけに、ひょっとすると指名をして来る球団もあるかもしれません。ただ個人的には「旬」は今ではなく、もう少し先になるのではないかと考えます。ただこの経験を元に、秋まで成長してくれば、指名圏内に入ってきても、全然不思議な投手ではないと考えます。
△岡村 孝政(徳山大 3年)投手 180/75 右/右 (西市出身)
(どんな選手?)
それほど際だつ投手ではないのですが、結構球がビシッと決まるし、チェンジアップに良いものがある投手でした。まだ3年生と言うことと、東京ドームのガンでも130キロ台後半まで出ていたので、神宮では結構140キロ台を記録していたものと考えられます。今後の期待も込みして取り上げてみました。ちなみに今春のリーグ戦では、7試合に登板して 6勝1敗 防御率0.43と抜群の数字を残しました。
(投球内容)
少々身体が突っ込むことがあるのが気になるのですが、ワインドアップから角度のある球を投げ込んで来ます。球速は、常時135キロ前後〜MAX139キロまで確認出来ました。結構手元までビシッとミットに突き刺さっておりますし、けして悪い球筋ではないと思います。
変化球は、110キロ前後のカーブ?と120〜125キロぐらいで、思わずタイミングを狂わされるチェンジアップが非常に効果的です。両サイドに球が散って投げられておりますし、牽制もまずまずで、フィールディングも上手く、クィックも1.05秒前後と高速です。リーグ戦の成績が示す通り、試合をまとめるセンスも悪くありませんでした。
ただ課題は、右打者に対しヒットを打たれるケースが目立つ点です。特に右打者には、正対するのが早く、球の出所が見やすいことが原因と考えられます。この辺が、今後の大いなる課題ではないかと思います。
(今後は)
すでに社会人あたりに進んで野球を続けられるレベルにはあると思います。開きの早いフォームの改善・右打者への投球の工夫・もうワンランク上の球威・球速を身につけるなど、この経験を糧にして、更なるレベル向上を期待してみたい1人です。志しを高く持って、来年更に成長した姿を、ぜひ全国大会で確認してみたい選手でした。
△上森 和輝(佛教大 3年)投手 178/79 右/右 (東大阪大柏原出身)
(どんな選手?)
やや変則なフォームながら、中々勢いのある球を投げる投手です。今春のリーグ戦では、5試合に登板して、5勝0敗 防御率0.23と来年の目玉候補・大野雄大と共にWエースとして、チームを全勝優勝に導きました。
(投球内容)
球速表示の厳しい東京ドームでも、常時140キロ前後〜MAX142キロの勢いを感じさせる速球を投げ込んで来ました。変化球は、125〜130キロの高速スライダーと130キロ強のチェンジアップなど、全体的に球速のある変化球が特徴です。
フィールディングは平均的で、牽制も1.05〜1.15秒ぐらいと速く、球は多少のバラツキは感じますが、スライダーを中心に投球をまとめて来ます。派手さはないですが、それなりに力のある投手です。
(今後は)
まだ3年生と言うこともあり、大野と切磋琢磨して技量を増して行けば、今後が楽しみな投手だと思います。ひょっとすると渡辺亮(同志社大−松下電器−阪神)のようなレベルまで、来年までに引き上げられるかもしれません。
少なくても社会人野球を続けて行くことは充分期待出来る能力の持ち主だけに、この一年間の志し次第では、ひょっとするとひょっとするかもしれません。覚えていて損のない投手だと思います。現時点では、ドラフト候補とは呼べませんが、今後の成長ぶりが密かに気になる投手でした。
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