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蔵立て男様、長らくご無沙汰しております。沖縄在住の“白球の記憶”です。
久しぶりに、春季県大会を数試合観戦することができました。そこで、もしかしたらご存知かもしれないのですが、二選手紹介したいと思います。
一人目は、KBC学園優勝の立役者となった、宜保翔君です。MAX145キロの速球は、見た目以上に球威があり、各打者が差し込まれる場面が多かったです。決勝では、鍛えられているはずの興南の選手達が、送りバントさえなかなかさせてもらえませんでした。また、打ち気の相手には初球から変化球を投じ、タイミングを狂わせる投球術の上手さも感じました。
二人目は、興南の遠矢大雅君です。遠矢君は、大会前までは控えだったのですが、準決勝より先発マスクの座を奪い取ると、その準決勝で3安打、そして決勝でも、前述の宜保君から2本の長打を放ちました。パワーで強引に持っていくのではなく、しっかりとと自分のポイントまで呼び込み、センター方向へライナーで打ち返す。きちんとした技術、自分なりのバッティングの形を持っている様子でした。もう少しパワーが付けば、全国でも注目打者になると思います。
昨夏、1年生ながら県制覇の原動力となった宮城大弥君ですが、球速のわりに球威がまだ足りない印象です。140キロ近く出ているはずなのですが、インコースを突いても逆方向へ打ち返される場面が少なくありませんでした。現状では、打力のあるチームには捉えられてしまうでしょう。もっと下半身を鍛えて、球速をあと2,3キロアップさせるか、チェンジアップかカーブなど緩い変化球を覚えて、直球を速く見せる工夫が欲しいところです。
また気になった選手がいましたら、報告させてください。
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