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2009年 神宮大会の逸材15!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2009年12月13日(日)08時22分7秒
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  皆様おはようございます。今朝も神宮大会の逸材特集の続きから。

△北嶋 奈雄人(関西国際大 3年)投手 178/72 右/右 (県尼崎出身)

(どんな投手?)

大学選手権の時にも取り上げましたが、全身を使って投げ込む力投派右腕です。ただ球威・球速で圧倒するのではなく、球のキレと鋭い変化球で押す珍しいタイプの力投派です。

(投球内容)

全身を思いっきり振って投げ込むフォームながら、球速は135~MAX139キロ程度と大学選手権の時とあまり変わりませんでした。ただこの投手、左打者の外角低めの球が少しツーシーム的に沈みますし、上半身の鋭い振りでキレを生み出しつつ、実は投げ込む球は、かなり手元で変化するという癖球投手です。

その他変化球も、カットボールに、スピリットのような沈む球など、変化球もストーレートとの見分けが難しい球速豊かな変化球が中心です。そういった意味では、球種は多彩なのですが、意外に単調なところを微妙な変化で芯を外すスタイル。大きく上体を振る分、細かい制球力には欠けます。

クィックは、1.25~1.35秒ぐらいともう一つ。フィールディング・牽制も、あまり上手いとは言えません。また投球をまとめるセンス・制球力はもう一つで、器用そうですが、けしてそうではないと思います。

投球フォームもグラブが後ろに抜けていって投げ込むタイプで、外に逃げようする力を内に押さえ込めないタイプです。「着地」「開き」「球持ち」など、大きな破綻はないのですが、最大の特徴は「体重移動」。ダイナミックに重心移動させて地面を激しく蹴り上げる躍動感のあるフォームです。まあ逆の見方をすれば、これだけ全身をめい一杯使って投げていて、この球速なのですから、それほど今後の伸び代は残されていないのかな?という気は致します。

(今後は)

この投手の最大の特徴は、「ギャップ」です。凄く速さそうな球が来るのかな?と思ったら、思ったほど速くない。ストレートかなと思ったら、実は変化球だった。そういった打者を幻惑するところに、彼の最大の良さがあると思います。

ただタイプ的には、アマタイプの好投手であり、よほど来春までに劇的な進化がない限りは、力のある投手ですが社会人タイプだと思われます。何かアクセントになる遅い球を、一つコンビネーションに加えられると、グッと投球に奥深さが出てくるのではないかと思うのですが・・・。

◯森川 達哉(関西国際大 2年)投手 185/87 右/左 (水戸短大附出身)

(どんな選手?)

大学選手権では、その剛球で将来非常に楽しみな投手との印象を残してくれた投手です。春の大舞台の経験を、どのように秋に生かしてきたのか、その成長が注目されました。

(投球内容)

この投手は、関西国際大に多く見られる腕の振りの良さが特に目立つ投手です。球速は、130キロ台後半~MAX147キロ。伸びある球質と球威を兼ね備えたボリューム感のある球で、まさに将来のドラフト候補にふさわしい球を投げ込みます。

変化球は、チェンジアップのような球とフォークのような空振りを誘う二種類のフォークとのコンビネーションか?春見た時は、確かスライダーを少し投げていたように思えます。そういった意味では、変化球のコンビネーションに変化は感じられました。ただ現状は、細かい制球力・組み立てはなく、力と縦の変化で押さえ込むクローザータイプです。ただリリーフタイプに求められるクィックは、1.2秒弱と基準以上のものがあるところには好感が持てます。

引き上げた足をピンと伸ばすことなく体重をそのまま落としてくるので、登板回数が増えた時の腰への負担などは大丈夫なのかな?という不安は残ります。ただ腕の振りは適性なので、フォークボーラーでも肩周辺部への負担は少ないという良さはある選手です。ただお尻が一塁側に落とせないタイプなので、今後もさらにフォークのキレに磨きをかけ精度が増して行けるのかには疑問が残ります。

この手のタイプにしては「球持ち」が良いので、球質に優れる特徴があります。ただ「開き」の早いタイプなので、よほどフォークなどの変化球に良さがないと、今の速球がさらに磨かれても効果は薄いタイプなのかなと思います。ボールを隠すことを重視するか、変化球のレベルをさらに引き上げられるようにするかの、いずれかしないと伸び悩みそうです。

(最後に)

投球フォームのメカニズムやピッチングスタイルは、大塚 豊(創価大)投手をリリーフ型にしたような選手です。ただ彼よりも上体を鋭くしっかり振れるぶん、フォームにメリハリがありますし、球持ちも良い分速球の球質に優れた特徴があります。同時期の彼よりも、優れた資質が感じられます。

ただ先発でしっかり試合が作れる大塚のピッチングセンスと比べてしまうと、現時点で似ても似付かぬタイプであり、完全なリリーフで持ち味が出るタイプかと思います。現状最終学年では、上位候補への可能性も充分感じさせてくれる一方、現在いろいろ試行錯誤の段階で、伸び悩む危険性も強く感じられる危ういタイプかなと思いました。志を高くもって、深く投球を追求して行って欲しいと思います。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 
 
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