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2010年 春季四国大会の逸材2! 

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月13日(木)03時29分53秒
返信・引用
  皆様今晩は。なかなか余裕のない毎日を過ごしておりますが、少しずつ更新を進めて参りたいと思います。今回は、春季四国大会の模様から。

△西口 元気(徳島・小松島3年)投手 177/76 左/左

(どんな選手?)

昨秋の四国大会の時にも取り上げた選手なのですが、小さなテイクバックから繰り出す球が打ちにくく、基本的には打たせて取る好投手タイプです。

(投球内容)

昨秋から球威・球速と言う意味では、ほとんど変わっておらず、思ったほど伸びていないのは残念でした。むしろ球の勢いならば、秋の方があったのではないかと思えるぐらいです。

変化球は、カーブ・スライダーなど。ただ外に逃げる球は、スクリューと言うよりも、シュートなのかもしれません。一冬超えての成長は、以前よりもバラツキが減り、両サイドへの投げ分けは安定してきたのではないのでしょうか?

右打者には、真ん中~高め中心ですが、両サイドに球が散り、勝負どころでは内角低めのボールゾーンに、カーブやスライダーを集めてきます。左打者には、内角に速球、外角にカーブで投球を組み立ててきます。ただマウンド捌きなどには破綻はないのですが、クィックなどができないところが気になります。

(今後に向けて)

一冬超えて、目に見えての成長が見られなかったのは残念です。骨格のしっかりした正統派の左腕だけに、もう少し長い目で見守りたいと思います。2010年度の徳島を代表する左腕だとは思いますが、今後も大学などで野球を続けてゆけると思います。志を高く持って、地道な努力を続けて欲しいと願います。夏には、目に見えて良くなったと書けるような進化を期待しております、頑張れ!

△山本 史典(徳島・小松島2年)一塁 183/88 右/右

(どんな選手?)

チームの5番・一塁手を務める選手で、恵まれた体格を活かした長打力が売りの選手です。春季四国大会でも、ホームランを放ちました。

(守備・走塁面)

残念ながら、この試合では一塁までの到達タイムは計測できませんでした。また守備もファーストで、生で見てみないとよくわからない部分が多いです。ただその体格からも、守備や足を売りにするタイプには見えませんでしたが・・・。これからの観戦の際には、この辺を重点的に見てみたいと思います。

(打撃内容)

大型なので少し動きは緩いのですが、少しぐらいタイミングが崩されてもスタンドインさせるパワーは、なかなかのものです。

軽くクローズ気味に立ち、グリップを高めに添える強打者スタイルです。どっしり感があり、力みもあまり感じられず好い構えだと思います。仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用するなど、バリバリの強打者のイメージがありますが、本質的には中距離で勝負強さを売りにするタイプだと思われます。

足を早めに大きく引き上げるのですが、その割に着地までタイミングを図っているわけではないので、単に動作が大きいだけと言う気もしなくはありません。ただ真っ直ぐからちょっとアウトステップ気味に踏み込むのですが、その足元がインパクトの際にブレないのは好いと思います。

早めに打撃の準備段階である「トップ」の位置にバットを持ってきて、上から振り下ろしてきます。そのためボールを捉えるまでのスイングには大きなロスは感じないのですが、腰が早く逃げて、ボールを払うようなスイングになってしまうのは気になります。しっかりボールを潰せるようなスイングを身につけないと、上のレベルでは厳しいと思います。

足の上げ下げが大きい分、目線も動きやすく打撃が安定しにくいです。体の開きが我慢できたり、軸足に粘りが感じられるので、泳いである程度は対応できます。ただいつも、こんな感じのスイングでは、結果は多くは望めない気が致します。もう少し強く・鋭いスイングを意識して欲しいなと思います。

(今後に向けて)

守備・走力も含めて、最後の夏までには充分時間が残されております。そのため持っている肉体の力には恵まれているのですから、それを活かす技術を磨いて欲しいですね。そうすれば徳島のみならず、四国を代表する強打者になれる可能性を秘めていると思います。ぜひ来年の今頃には、そういった存在に育っていることを期待しております、頑張れ!

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 
 

岩本(近大付)

 投稿者:HATA  投稿日:2010年 5月12日(水)06時45分53秒
返信・引用
  先日の関西遠征で蔵さんが注目されていた近大附属高校の岩本雅至は現在2年生です。
下級生ながら既に4番を任されていますね
 
    (蔵建て男) やっぱり2年生だったんですね。打席の集中力・雰囲気は、ただモノではないものを漂わせておりました。投手としても、スピードはないのですが、なかなかの野球センスを感じさせてくれた選手です。

秋口ぐらいから、関西でも話題の選手として注目されるかもしれませんね。その成長が気になる大物君でした。
 

春季沖縄大会5

 投稿者:半島  投稿日:2010年 5月11日(火)21時43分40秒
返信・引用
  蔵さん、こんばんは。
春季大会を観戦してきて投稿をさせていだたきましたが、今回が最後になります。
春季で初めて見た選手もおりなかなか楽しめました。これから夏に向けてさらに伸びてほしいと思います。また2年生の選手も何人か観戦できこちらもこれからの成長が楽しみです。個人的には投手に関しては、まだ見れてない選手も多いでしょうが、来年度は蔵さんも春季大会で観戦された川満投手(興南)と多和田投手(中部商業)が沖縄を代表する投手になるんではないかと思います。野手に関してはやはり宮城選手(糸満)でしょうか。
今年の夏は興南が抜けてるとはいえ激戦が予想されるので非常に面白い大会になりそうです。ただ、6月後半くらいからは忙しくなりそうなので観戦に行けるかどうかが微妙そうですが・・・。
個人的には宮里投手(前原)・嘉手刈投手(本部)はもう一度観たいと思っているのでなるべく時間を作って観戦に行きたいと思います。

最後は浦添商業の選手です。
比嘉 嵐志(浦添商業3年 175・65 右・右 投手)
秋にも観戦できお伝えした選手です。以前軽く触れましたが、この冬でフォーム変えてきました。
セットからノーワインドアップで、足をすっと上げ体に巻きつくような感じで、少し溜めた後軽くお尻を落として、スリークウォーターから投げてきます。少し開きが早いように感じ、またやや腰が高い印象でした。グラブもしっかり抱えられ、軸足の蹴り上げもあり投げ終わりのバランスも良いです。
球種はスライダー・カットボール・カーブがあったかと思います。直球は秋と比べると球威はやや落ちたかなと感じましたが、キレは増してきた印象でした。制球はだいぶ良くなりしっかりと低目を突くことができておりました。右打者には膝元あたりに直球を交えつつ外へのスライダーで打ち取るといった配球でした。しかし左打者にはこれ!という決め球がないので、少し配球に苦労しているかなと思いました。以前からそれは感じていた部分ではありますが、制球が纏ってきたぶん強く感じましたね。荒れ球気味だったのが上手く作用していた投手だと思っていたので。観戦していた試合でも左打者に痛打されていました。ここらへんが夏に向けての課題になってくると思います。
牽制・クイック・フィールディングはやはり鍛えられているので上手いですね。マウンド捌きも良いですし、精神的にも強い投手という印象は変わりませんでした。
球種は少ないですが、投球はできる投手だと思うので夏に向けて一段と総合力を高めて欲しいですね。

玉城 大夢(浦添商業2年 167・84 右・右 捕手)
打順も4番で守りの要である捕手を任され、2年生ではありますが既に攻守の要となっている選手です。
フットワークはまずまずだと思いますが、キャッチングは練習試合の時などに観戦した時はぽろぽろしたりキャッチ出来ず後ろへ逸らす場面が見られましたのでやや難があるかなと思います。肩は強いですし、送球はまずまず早いもコントロールがあまり良くないので実際に仕掛けられた時に刺せるかと言われたらちょっと微妙だと思います。リード面もまだまだ勉強する必要があるかと思います。ただある程度状況は読める選手でタイムのタイミングも悪くないですし、自ら要求して先輩方を呼び守備のタイムをとるなど全く物怖じせずにプレーしています。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですが。ただそれができるだけ先輩方からの信頼も厚いのでしょう。
以前も書きましたが、本当に真面目で熱心な選手だと思うのでこれからの捕手としての成長ぶりも楽しみです。
打撃では、気持ち分軽く開きオープン気味、程度に腰を落とし、グリップの位置は頭くらいと高め、体を揺らしリズムをとり投手が足を上げきったとこくらいから始動し足を高めに上げインに踏み込み振ってきたかと思います。スイングは鋭さもあり力強さも感じさせました。足元や頭の位置はそこまでぶれてないかと思います。ただスイングは横から出てくる感じであまり角度を感じさせないのは気になる部分です。
彼の良さは何といっても勝負強さですね。ランナーが得点圏にいる時や、ここぞの時の集中力はかなりのものがあります。観戦した試合でもきっちりとタイムリーを放っていました。ただロングヒッターではなくあくまでも点を入れることを重視する打者で、本塁打はあくまでもヒットの延長というタイプではないかと思います。実際そこまで通算は多くないんじゃないかな。
足も見た目で思うより早く、浦商伝統の最後まで緩めず走り切る走塁は見ていて気持ちがいいですね。
2年生ながら既にチームの顔と言える存在ですが、ただちょっと負担が大きいかなと思います。しかし順調に成長していますので新チーム以降も楽しみな選手の一人です。

山城 征記(浦添商業3年 173・70 右・右 一塁手)
小柄ではありますが広角に打ち分ける打撃で、県内屈指の打線を誇る浦商打線の中でも一番のセンスを誇る選手でないかと思います。
スクエアスタンスで構え踵を軽く浮かし、グリップはあらかじめ後ろで位置は顎くらい、腕を揺らしリズムをとり、投手が沈みきったとこで始動し足を上げインに踏み込んできたかと思います。スイングは秋に比べるとだいぶ鋭さを増してきました。頭の位置や足元はあまりぶれているようには感じませんでした。
選球眼も良いですし、外角の球をしっかり叩いてライトへもっていきますし、内角も興南との練習試合で島袋投手の直球をやや甘かったとはいえ肘を上手くたたみ三塁へ強烈な打球を放っておりましたのである程度上手く捌ける選手だと思います。またきっちり芯で捉えミート力も高いですね。ただ打球はあまり上がらずゴロが多い打者です。
守備はグラブ裁きも柔らかくしっかり鍛えられていますね。打球への反応も早く球際にも強い選手です。足も速く小柄ですが身体能力の高さを感じさせます。
一冬越えて順調に伸びてきてるんじゃないかと思います。このまま怪我なく夏を迎えて欲しいですね。


カラム選手はそこまで秋と変わったようには感じませんでしたので割愛させていただきます。
また、大嶺選手は秋の豪快な荒々しいスイングがバスター気味に構えることでなりを潜めてしまっていて非常に残念でした。彼の持ち味は豪快なスイングだと思うので、今一度その姿を取り戻して欲しいです。
 
    (蔵建て男) お忙しいなか、毎度詳しいレポートありがとうございます。また観戦の折には、沖縄球児の最新情報をお願い致します。  

2010年 四国の逸材1

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月11日(火)21時27分51秒
返信・引用
  皆様今晩は。高知の方から送って頂いた、春季四国大会の模様・4試合を見終えました。今回は、昨秋も取り上げた選手達が、一冬超えてどんな成長を遂げているのか取り上げてみたいと思います。またもう一人は、春季大会では別に、昨夏の香川大会から四国を代表する選手をピックアップしてみたいと思います。

△平井 孝冶(香川・尽誠学園3年)外野&投手 178/79 左/左

(どんな選手?)

残念ながら、昨夏の香川大会の中継の模様は8回裏からのもの。そのため、この選手の投球1イニングのみしか確認できず、評判の打者としてのプレーは確認できませんでした。ただこの投手、昨夏は、2年生ながらチームのエース格として活躍した左腕です。

(投球内容)

オーソドックスなフォームの左腕ですが、体を鋭く使えるのが持ち味で、2年生ながらまとまった感じの投手でした。MAX138キロと言われる速球は、常時130キロ前後ぐらい、球にはそれなりの勢いが感じます。左腕らしい大きなカーブとスライダーを織りまぜてきます。それほど細かい制球力はないようでしたが、、四球で自滅するようなタイプでもなく、マウンド捌きも悪くありません。フィールディングの動きやその所作からも、野球センスが良い選手なのだと思います。きっと野手としても、長距離打者と言うよりは、野手の間を鋭く抜ける当たりを放ちそうなタイプだと感じられます。

(今後に向けて)

寸評を作れるほどの材料に乏しいのですが、投手としての伸び代はあまり感じられません。ただセンスがある点と左腕と言うアドバンテージがあるので、実戦派左腕としての可能性は感じなくもありません。ただ野手としての力量がよくわからないので、なんとも言えませんが、その辺をどう見るかだと思います。

見た感じドラフト候補と言うスケール感よりも、大学タイプの好選手と言う雰囲気です。本人も六大学で野球をしたいと言う希望があるようなので、ぜひ投手でも野手でも香川屈指の存在になって、有力大学への扉をこじ開けて欲しいですね。そういった可能性は、充分に秘めているのではないのでしょうか。

△川原 央(徳島・小松島3年)捕手 174/83 右/右

(どんな選手?)

チームの4番・捕手を務める攻守の要的な存在で、何より塁間1.95秒級のスローイングは、四国屈指と評判です。

(ディフェンス面)

4番・捕手と言う立場からも、チームをガンガン引っ張る俺様捕手を想像したのですが、意外にそうでもないように思えます。中背でガッチリした体格ですが、投手へ軽く返球したりと、叱咤激励して引っ張るタイプと言うよりは、気遣い熟慮型なのかもしれません。

ミットを軽く示したあと、ミット降ろしてしまう癖があるので、少しワンバウンド処理など低めの球への対応などが、少し立ち遅れる傾向はあります。それでも打球への反応・勘は悪くないので、それでソコソコできてしまう部分はあるのでしょう。

ボールを押し戻すような力強いキャッチングではないのですが、グラブの出し方なども悪くなく、難しい球にも対応できます。そのためキャッチング自体は、けして下手の捕手ではありません。四国随一と言われるスローイングは、捕ってから非常に小さいなモーションで送球できます。そのためかなりのタイムをたたき出せるようですが、相手が警戒して四国では走ってきません。ただ捕ってから投げ急ぐためか、制球の精度に関しては、どうなのかなと思いました(悪送球で進塁されておりました)。それがたまたまなのか、安定しないのかは、もう少し他の試合を見てないとわかりません。

ただ捕手センス抜群だとは思いませんが、この選手は捕手をして評価されるべき選手だと思います。打力はありますが、かなり脆い部分があり、上のレベルでは苦労するかもしれませんので。

(打撃内容)

元々早めに腰が逃げる欠点があったので、それを補う意味でクローズスタンスで構えています。クローズスタンスで気をつけないポイントは、高めの力のない球以外は、絶対にボールを引っ張っては行けないこと。センターから右方向への意識を徹底させないと、ボールをことごとく引っ掛けることになります。ただこの選手、この意識は徹底されているように思えます。

構えも力まないように、常に体を動かして自分のリズムを刻むように心がけるなど、何か工夫しようと言う意図は感じられます。もう少し肩の力を抜いて構えられると好いと思います。

仕掛けは強打者ですが「早めの仕掛け」を採用し、意外に緩急にしうる動作をしております。踏み込みはアウトステップ。これが開きを誘発しているのですが、高めの甘い球をフルスイングして引っ張りこみたいのならば、これもありだと思います。少々地面から足が離れるのが早いようにも見えますが、インパクトの際のブレもなんとか抑えられているように思えます。

打撃の準備段階である「トップ」も早く作れているので、スピードボールに立ち遅れる可能性も少ないです。ただ気になるのは、どうしても肘が下がってボールを捉えるまでに、スイングが遠回りになっております。ただ上から振り下ろすスイングは、ボールへの対応力をあげますが、バットをしならせて遠くに運ぶと言う強打者には、必ずしも適しているとはいえません。彼の場合、ロスは感じさせるのですが、フォロースルーを活かして、ある程度ボールを運ぶタイプの強打者です。むしろ体にキレを出すことに心がけ、スイングをもっとシャープにしたいですね。

またボールを的確に捉えるが如く、バットの先端が下がらないようにインパクトできております。そのためしっかりボールを捉えさえすれば、ボールに力を伝えられるスイングだと思います。またボールを捉えてからフォローまでのスイング軌道は、けしてドアスイングにはなっておりません。

頭のブレ・体の開きも抑えられ、軸足の強さなども感じられます。かなり脆く力任せな印象を受けましたが、いろいろ考えて野球に取り組もうと言う、試行錯誤のあとが感じられます。少なくても感覚ではなく、頭を使って努力できるタイプの選手ではないのでしょうか。

(今後に向けて)

捕手として悪い選手ではないので、その精度を高めていって欲しいですね。けして肉体のポテンシャルに頼ったタイプではなく、結構考えてプレーしようとする意識が感じられます。

打撃も課題は多いのですが、技術と言うのは何を優先するかでも、その形は変わってきます。目指すべき方向性によって、その方法論は多岐にわたります。ただそういったことに頭を巡らせながら、自分の形を探して行こうと言う意識はあるようなので、型にはまった指導をする環境よりも、自分で考え道を切り開くことをヨシとする環境に身を置いて欲しい選手です。けして天才肌ではないと思いますが、いつか自分の形が固まって来ると信じます。

高卒でプロに入る素材ではないと思いますが、まだまだ伸びて行けるタイプだと思います。高い肉体のポテンシャルを秘めながら、考えようと言う姿勢が感じられる点には好感が持てます。長い目で見れば、面白い選手ではないかと思います。これからも見守って行きたい選手でした。

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2010年 春季四国大会1

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月11日(火)07時52分19秒
返信・引用
  皆様おはようございます。ようやく関西遠征の疲れも癒えてきて、書き込みができる元気が出てきました。選抜のレポートをなんとか終えて出かけたので、今日からは、選抜組以外の選手を、ここでも紹介して行きたいと思います。また個別寸評では、2月から観戦を初めて行って、印象的な選手などを個別寸評で取り上げて行きたいと思います。

今回は、遠征も考えたものの、ゴールデンウイーク中だったことも断念した春季四国大会の模様を、今年も送って頂きました。昨秋の秋季四国大会で見た選手が多いのですが、一冬越えた成長を確認。また選抜に出場した選手のチームは、選抜でコメントしなかった選手について、今回は触れて行きたいと思います。

△谷川 匠(高知・高知高3年)投手 176/70 右/右

(どんな選手?)

昨秋も取り上げたのですが、一冬越えてだいぶ身体が大きくなったようです。少々突っ立ち気味のフォームから投げ込む投手なのですが、高校生では珍しい縦の変化を武器にします。確か選抜では登板の機会なく敗退してしまったと思いますが、春季大会では筒井を休ませる名目もあり、背番号1を背負って登場致しました。

(投球内容)

球速は、コンスタントに130キロ前後~135キロぐらい出ている感じの球を投げ込んできます。昨秋から、それほど速球の球威・球速に変化は感じませんが、外角中心に球を集められます。特に昨秋もそうですが、左打者の外角よりの球が、ツーシーム的に少し沈みながら逃げて行く傾向にあります。両サイドへの投げ分けは安定しているのですが、ストレートに関しては高低を中心にバラツキがあるように感じます。まだまだリリースが、安定仕切れていないのかもしれませんね。

変化球は、小さく横滑りするスライダー、縦に鋭く落ちる縦スラ(フォーク?)とのコンビネーション。特に縦の変化を多様する珍しい高校生です。ただ打たれているのは、速球ではなく、これらの変化球が甘く入る時。その辺を注意して投球できると、もっと投球レベルが上がりそうです。

クィックは、1.1~1.2秒ぐらいとまずまず。マウンド捌きには破綻はなく、制球には、まだバラツキが目立ちます。恐らく持ち味は、低めやコーナーに丹念に球を集めつつ、縦の変化で仕留めると言うパターン。これが確立されれば、なかなか隙を魅せないコンビネーションも期待できそうです。

(今後に向けて)

球一つ一つの精度・威力を増すことが求められます。またそれを期待できるだけの、余力はこの選手には残されているのではないのでしょうか。有力大学への進学は厳しいかもしれませんが、志しを高く持てば、関西の中堅校や地元四国の有力校などで、野球を続けてゆける道は充分期待できそうです。更にそこで志しを高く持って取り組めれば、社会人など、その先の世界も見えてきてそうです。夏には甲子園で、その勇姿を全国のファンに見せつけて欲しいです。

△田所 知弥(香川・丸亀2年)投手 174/69 右/右

(どんな選手?)

この選手は初めてみましたが、スリークオーターから、低めを丹念に突く投球が身上です。2年生ながら経験豊富なマウンド捌きの選手でしたが、大会前にねんざして調整不足だったようで、本来の制球力が損なわれていたのではないかと思われます。

(投球内容)

球速は、恐らく常時125~MAXで130キロ強ぐらい。速球で押す時の球の勢いは、新2年生と言うことを考えれば合格点です。ただこの選手は、低めに小さく横滑りするスライダーやシンカーを集めて討ち取るのが身上だと思うのですが、この日はかなり速球を中心に、球がバラついておりました。

クィックは、1.05~1.15秒ぐらいと動作に素早く、野球センス・運動神経は良さそうな選手です。中背で、今後の伸び代はあまり感じさせませんが、あと1年半でどのぐらいの投手に育つのか注目したいところです。

(今後に向けて)

今後、香川を代表する好投手として、これからの活躍が期待されます。ただこの試合でノックアウトされても笑っているように(苦笑いだとは思いますが)、もっと悔しさを全面に出して欲しいですね。まだまだ、こんなもので終わって欲しくない選手ですから。

今後、球威・球速が爆発的に伸びると言うよりは、制球力や変化球の精度を高めることで、力量を延ばして行けるタイプかと思います。探求心を失うことなく精進して、全国に通用する力を養って欲しいと願うばかりです。

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三菱横浜の選手と愛知大学リーグ

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 5月 9日(日)22時49分29秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは、

今日は西武第二球場に三菱重工横浜と西武二軍の交流戦を観にいってきました。
重工の先発は新人の久保淳平(左/左 186/85 九州共立大)で、初めて観る投手でした。球威は無さそうに見えますがストレートが手元で少し落ちるのか、西武の打者が打ちあぐねていました。強力西武打線にこの微妙に変化する球を軸にゴロの山を築きます。5回を投げて斉藤のソロホームランの1失点のみと上々の出来でした。西武第二は真後ろからは観ることができないため斜め後からの観戦でしたが、カーブ・スライダーは確認できました。
2番手で投げた鶴田祥平(178/77 右/右 日体大)も社会人に進んでからは初観戦でした。最後に観たのが去年10月の横浜市長杯1回戦で、このときは最速146キロ、9回二死で交代するまで3安打無失点と過去最高の投球で、社会人でも楽しみだと期待していました。ただスリークォーターだったフォームが手首を立てたサイドスローになっていました。相変わらず空振りは少ないのですが、テンポ良く投げて2回を無失点と好投しました。
鶴田の後に高田、ゴンザレスが1イニングずつ投げました。高田は社会人になってからはオープン戦でも投げているのを観たことなかったので貴重でした。右打者には外に抜けてしまうことが多く、2つの四球を出しますが、左打者3人からはきっちりアウトをとりました。


すみません、ここから本題です。
1週間ほどあいてしまいましたが、5月1日に観戦した愛知大学リーグのレポートです。
お目当ては中京大上杉と中部大石川でしたが、上杉は内容が悪く、石川は登板しませんでした。

愛知学院大5-0中京大
中京大先発の上杉が序盤から不安定でした。制球はばらついていましたし、初球の甘い球をねらい打たれるなど5回までに毎回の8安打で3失点といいところなく降板しました。
愛学の先発は3年の浦野でした。先発としてみるのは初めてでしたが、終始危なげない投球で4安打3四球の完封勝ちでした。制球はややアバウトですが、要所ではインローの厳しいコースに投げ込んでくるなどなかなか的を絞らせませんでした。
両投手の最速は、上杉が143,浦野が139でした。

元気の無かった中京大ですが、9番ショートで昨年の中京大中京で主将だった山中渉伍が、8番キャッチャーで2年の金田忠大(北大津)が出場していました。試合前ノックで肩の強い子が目を引きましたがそれが金田でした。イニング間送球でも低めに伸びる球を投げてきていましたし、時々スタメンで起用されているようなので今後が楽しみです。正捕手の東間はベンチ入りしていませんでした。
山中は開幕からずっと9番ショートで起用されています。まだまだ大学のレベルに力負けしている印象を受けましたが、名商大との二戦目には4安打と活躍しています。去年の優勝メンバーのレギュラーはほとんど東六や東都に進みましたが、あえて地元に残ったのは指導者を目指すのかなと思います。


名商大3-2中部大
最大の誤算は石川の先発回避でした。先発は平野という4年生の軟投派の左腕でした。
二人組のスカウトが観にきていましたが、ベンチ入りしていないのを聞くと苦笑いして帰っていきました。
石川は翌日の2戦目は先発して完封勝ちしていますのでケガではないと思うのですが、結局3戦目は連投を避けて平野が先発して負けてます(石川はリリーフで登板)ので、よく分からない起用でした。
平野はのらりくらりとした左腕で、球威はないのですが低めにカーブやチェンジアップを投げて打たせて取るタイプでした。最速136で常時130前半くらいです。打てそうで打てなく、名商大も大振りになって9回まではゼロに抑えられます。9回になれてきたのか連打で追いつかれますが、よく投げたと思います。
中部大は4番が1年生の村瀬恭大(左/左 土岐商)でした。開幕時はスタメンではなかったのですが、3節目からスタメン出場するようになると、以降は4番ファーストで定着します。この日も他の打者が手を焼いたアンダースローの水野にたいして一番タイミングがあっていました。野手の間を抜く中距離タイプの巧打者です。
3番を打つ俊足巧打の柴田も同じ土岐商出身(2年)で、地元の高校の選手がそろって主軸を打っているのは嬉しいことでした。

名商大は水野が延長11回を完投と、この日も孤軍奮闘でした。通常135は出るはずがこの日は最速130と、スピードはいつもよりも落ちていました。相手打線は左打者を7人並べてきましたが、高めにホップするボール球で空振りがとれますし、シンカーもあるのであまり苦にしません。
2年の頃は1戦目2戦目を連投で完投したりと一人で投手陣を支えてきた投手です。名商大の試合を観にいくと必ず彼が先発していました(ほとんど完投)。思い入れのある投手ですし、なんとか最終学年では神宮のマウンドで投げてほしいです。


前々回の書き込みにいただいたコメントですが、岐阜の中京は夏は出場できますが、5月31日まで対外試合禁止処分の上にノーシード、投打の主軸が出場できないという噂もあるので相当厳しいです。なんとかテレビ中継が確実なベスト8には残ってほしいのですが・・。エース加藤の負担が増えるため、組み合わせによっては温存することも考えられるので、観戦なさる日は慎重に決められたほうがいいかと思います。グラウンドは学校近くの山奥にありますが、練習試合は非公開だったはずです。
 
    (蔵建て男) 毎度東海地区の詳しいレポート参考になります。高校時代観たことのある選手も多く、なんとなくその姿が浮かんで来るようなレポート有り難うございます。

石川の不可解な緒戦回避は、何だったでしょうね?期待の上杉ももう一つと言うことで、15日は愛知リーグの遠征も視野に入れていたのですが、彼等の復調を期待して秋に照準を絞ることに致しました(引退していないことを祈る)。高校時代から、金田君は目立つ存在でしたからね。今は、良い捕手を育てる中京大に進んでいるのですか。

そうですか、加藤の情報は充分に調べた上で行いたいと思います。きっと加藤が登板すると言う試合になれば、全国のスカウト30名以上が、岐阜城北の伊藤(中日)の時のように大挙して集まることになるんでしょうね。個人的には、前回・稲葉山城を観ないで帰ってきたんで、今度は観光も兼ねて行きたいと思っております。
 

龍産戦

 投稿者:M&T  投稿日:2010年 5月 8日(土)21時36分1秒
返信・引用
  本日ナイター開催。さっきまでTV中継見てました。
蔵さんは関西遠征との事ですがご覧になってるのでしょうか?

京産大はエース駒谷が乱調で4回途中で降板。
代わって登板した1年生左腕の岩橋(京都すばる出身)のピッチングがすばらしかったです。
中継では球速表示は出ませんでしたがおそらく140キロ前後ぐらい。
球が非常に走ってましたし、コントロールもいい具合にバラけて危険なコースには行ってなかったです。
途中で何度かランナーは出すのですが、とても落ち着いててその後の龍大の得点を許しませんでした。

まだ体の線は細いですが、これから体つきがしっかりして経験を積んでいけば、
4年後捕縄に楽しみなピッチャーになってると思います。

TV録画しておりますので蔵さんには追ってDVD送付させて頂きます。
 
    (蔵建て男) 岩橋投手は、生で観ましたが中々素晴らしい球を投げ込んでおりましたね。私が計測した中では、87マイル(139.2キロ)が最速でしたが、140キロを越えるストレートも出ていたかもしれません。

いつもイロイロ配慮して頂き本当に有り難うございます。もし可能ならば同立戦の中継もありましたら、お願いできたら幸いです。今回の遠征で、関西学生も観れませんでしたし。藤井(同志社)は、怪我でもしたんですかね?
 

沖縄春季大会4

 投稿者:半島  投稿日:2010年 5月 8日(土)10時30分23秒
返信・引用
  蔵さん、おはようございます。
関西遠征とのことですが実りの多い遠征になると良いですね。
今回は八重山高校と八重山商工の選手の紹介です。

宮良 匡(八重山3年 176・61 右・左 投手)
昨年から気になっていた投手、このデータよりは体を作っているとは思いますが、それでもかなり細身な体型です。
ノーワインドアップから、足をすっと上げ軽くお尻を落とし、左腕を大きく使い勢いをつけ、テイクバックも大きめでやや開きが早いもスリークウォーターより少し上から投げ込んできます。ややインステップ気味かな?グラブもしっかり抱えられ、軸足の蹴り上げも大きいです。個人的な感覚ですが、フォームの上半身と下半身のバランスがあまり合ってないような感じがするんですよね。肩や腰辺りに負担がかかり怪我をしてしまいそうな気がします。また、体重も前にはきますがイマイチ乗りきってない印象があります。
球種はスライダー・カーブ・ツーシーム・チェンジアップ?があったかと思います。スライダーは横滑りしていくもので曲がりも大きく鋭く曲がってきます。しかしそれ以外の変化球は威力・精度はイマイチかなと思いました。直球はキレ型でそこまで球威を感じさせませんでした。制球はあまり良くなく結構アバウトでゾーンに投げ込むといった印象でした。ただスライダーは内から曲げてるのも見られたのですが、狙ってなのかがよく分かりませんでした。この投手は打たれだすと止まらない所があり、得点圏にランナーを背負うと力むのか直球も変化球も甘く入る部分が見られ、連打を浴び失点を積み重ねるといったシーンが見られました。そういったところが課題になってくると思いますし、スライダー以外の変化球を磨いていく必要があると思います。
クイックはまずまずも牽制はあまり鋭くはありません。フィールディングは鍛えられていると思いました。マウンド捌きもまずまず良く、上手く間をとりながら自分のペースで投げれていました。
この投手は味方が攻守を見せると戻る時にその選手を待って声をかけていいきますし、ベンチでも笑顔をみせたりと、仲間からの信頼も厚い投手かと思います。まさにエースという感じでしょうか。
まだまだ体も細いですしフォームのバランスもイマイチな印象なので、そういった部分を矯正していけば今でも十分力があるので相手打線からしたら怖い投手になるかと思います。

崎山 翔太(八重山3年 178・76 右・右 一塁手)
個人的には県内の右打者の中で好きな打者で期待している選手です。ただ今春は、下位に下げられており調子を崩していたのかな?という感じでした。しかし美里戦で本塁打も放ったようなのでやはり力のある打者だと思います。
肩幅程度に開いたスクエアスタンスで、グリップは捕手寄りで頭の位置くらいに添えられ高いです。程よく腰を落とした感じ、そして無駄な力が入ってない印象で非常に強打者の雰囲気がある選手です。投手の重心が沈んできたとこで始動してきたかと思います。足はあまり高く上げず内に踏み込んできます。スイングは綺麗な弧を描くようなスイングでフォロースルーもきっちりいれてくる選手です。秋と比べてもヘッドスピード増してきた印象でした。頭の位置や足元もそこまでぶれてないと思います。
選球眼はまずまず良く、直球には強いです。ただ変化球、特に右投手の外低めに決まるスライダーの見極めができておらず、手を出し空振りといったシーンがよく見られ、そこらへんの学習能力はあまり高くないかもしれません。変化球の見極めが上手くできないのが不調の要因かもしれません。様子を見てもあまり元気があるようには見えず、かなり悩んでるかなといった印象でした。
守備に関してはグラブ捌きもまずまず柔らかく、バントへの反応も良いです。足はまずまず速いかなと思いますが、まぁやはりタイプ的には足を売りにする選手ではないです。
今春は自分でも思ったような打撃ができず悩んでいたと思いますが、練習にも課題をもって取り組んで不調を乗り越えていって欲しいです。非常に期待しているだけに夏は思いっきりのいいスイングと元気な姿がみたいです。

松原 範和(八重山3年 173・73 右・両 三塁手&投手)
夏・秋と見ていて威力のある直球と安定した制球でなかなかの好投手だなと感じさせた選手ですが、今春は野手としての素質も見せてくれました。
右打席では、スクエアに構え、適度に腰を落としどっしりとした印象を受けます。グリップも捕手寄り高めに添えられ、投手が沈んできたときに始動してきたかと思います。足を軽く上げ振ってきます。スイングは下半身が安定している印象で、鋭くシャープで力強さを感じさせます。足元もぶれているように感じさせませんし、頭の位置もそこまで変わらないかと思います。打球は速いですが、ライナー性の打球で守備の間を割るといった感じでしょうか。左打席では、軽くオープン気味に構えグリップの位置も後ろ寄りにはありますが、右打席と比べるとそこまで迫力は感じさせません。あまり強く叩けない巧打型といった感じでしょうか。
守備はまずまず無難にこなしていた印象で、やはり肩は強いですし送球は安定しております。足もなかなか速いですね。
投手としても見れましたので触れます。振りかぶって足をすばやく上げ、体重を前に移動する時に軽くためて着地し、スリークォーターよりやや上の位置から力強く振って投げてきます。グラブも抱えられ、軸足の蹴り上げもあります。以前はあまりためがなくリズムとしては単調な印象でしたが、今春ではためが見られるようになりました。ただ上体が先に来るようなった感じがしますね。
そこまで長い回は見れなかったのですが、球種は以前と変わらないと思います。直球の勢いや球威はなかなかのものがあり、この点なら宮良投手より上でしょうね。制球は上記のような感じなので多少荒れ球気味になったかなと思いました。
クイック・牽制・フィールディングはやはり上手いです。マウンド捌きも良いですし、精神的にも強い投手でしょうね。
投打に力を見せていますしやはり野球センスに優れた選手なんだと思います。ただ打席は右のほうが良いように思いますね。また背筋がかなり強い選手なように感じます。
これからも総合力高めていって欲しいですね。

田中 貴也(八重山商工3年 175・65 右・左 捕手)
たしか昨年の夏から出場していたかと思うので、もしかしたら管理人様もご覧になったかもしれません。今年の商工は打力がなく堅守が持ち味と言われていますが、その堅守の要の選手です。
キャッチング・フットワークもまずまずで、何と言っても相手打者の動きを観察しながらの好リードが光ります。花城投手はあまり球種が多い投手ではないので、横と高さをめいっぱいに使ったリードをしていました。タイムの取るタイミングも良く投手に状況を読める選手だと思いますし、1試合しか見ていませんが恐らく投手によってそういった対応を変えていける選手なんじゃないかと感じました。肩は強いですが、スローイングの早さ・コントロールの良さが目を引きますね。2回仕掛けられましたが2回とも完璧な送球でした。これには観戦に来ていたスカウトも目を引いたようです。
打順は3番を任されております。スクエアスタンスから、適度に腰を落とし、グリップはある程度後ろへ引き高さは耳の位置くらいで、投手が沈み始めた時に始動してきたかと思います。足を引き上げ回しこむような感じでした。スイングはそれなりにキレや柔らかさはありますが、足元がぶれてる印象であまり力強さを感じさせませんでした。スイングはまだまだ磨く必要があると思います。
打撃にひ弱さは感じますが、捕手としての能力は高いものがあると感じる選手なので大学などで捕手を続けていける選手だと思うので揉まれて磨かれていって欲しいですね。
 
    (蔵建て男) いつも沖縄の最新情報ありがとうございます。この時期の春季大会は、関西では戦力を隠す傾向が強く(地元の方によると、その傾向は大阪の強豪校ぐらい)、投手を目当てに行くと、なかなか思い通りの観戦ができません。そのため今回も、そういった傾向にあい、収穫は5分程度に留まりました。

沖縄では、夏に向けて続々と名前があがって来る時期ですね。半島さんのレポートで多くの有望選手を網羅して頂いているので、そんなには知らない選手が突然浮上して来ることはなくなったと思いますが。それでもあっと驚くニュースターの出現も期待してやみません。
 

2010年 選抜の逸材28!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 8日(土)04時19分53秒
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  一応公約通り、2010年の選抜の逸材の最後を、なんとか関西遠征前に掲載することができました。この春チェックしてきた選手のレポートや全国の逸材シリーズを、関西から戻ってきてからは行いたいと思います。

◯山崎 康晃(東東京・帝京3年)投手 176/70 右/右

(どんな選手?)

やや上体が突っ込むのが気になりますが、腕や上半身を鋭く振ることで、非常に手元まで伸びのある球を実現しているのが光ります。選抜でもMAX144キロを記録し、その素質の片鱗を伺わせました。

(投球内容)

中背の体格から、全身を鋭く振って投げ込む力投派です。球速は、コンスタントに140キロ前後を叩き出し、手元までしっかり伸びてくる球筋にも好感です。変化球は、縦・横二種類のスライダー。細かいコントロールありませんが、縦の変化とボールの勢いで、短いイニングならば力で押せる投手です。クィックも1.15秒弱と、基準を上回る素軽さもあり、さすが名門の投手と言う気が致します。

投球フォームは、ワインドアップから意外に足をゆっくり静かに始動し始めます。お尻を一塁側に落とせる選手なのですが、着地までの粘りがないのが残念。この時間を確保できれば変化球のキレも、もっと増して来るし、フォームにもイヤらしさが出てくるでしょう。

グラブは、最後まで内に抱えられているのは好感。ただ足の甲の押し付けが浅いので、どうしても球が上吊りやすい傾向にあります。

何より素晴らしいのは、体の「開き」も早すぎることはないですし、腕の角度も無理がなく、「球持ち」もいいです。そのためボールにしっかりバックスピンがかけられ、手元まで伸びのある球を実現しております。

上体が突っ込みがちな部分は、ステップをもう少し広く取れるように鍛錬して欲しいですね。腕も強く振れるので、速球との見分けの難しい変化球も期待できそうです。

(今後に向けて)

試合を作ったり、細かい投球術・制球には不安が残りますが、投球フォームは思ったよりも実戦的であり、更に球威・球速を増して行くことで、素直にそれが結果に現れるタイプだと思います。

「着地」と「ステップ」に課題の残るフォームであり、「間」や「粘り」と言うことを常に意識して取り組むと、とても良い投手になると思います。腕を鋭く振ることを忘れずにポイントを抑えられれば、高校からとは言いませんが、将来プロへの可能性も充分期待できる素材ではないのでしょうか。今後の更なる進化を期待したい投手です。

△阿知羅 拓馬(岐阜・大垣日大3年)投手 187/85 右/右

(どんな選手?)

中学時代から話題の大器だったそうですが、故障などもあり伸び悩んでいる本格派です。神宮大会では、試合の最後に少しだけ出てきただけなので、正直よくわかりませんでした。今回少しじっくり見られたことは、大いに参考になりました。

(投球内容)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。その速球は、常時135~MAXで140キロを超える程度。その球速以上に、ボールに球威・球速がなく、やや物足りないものに見えました。変化球は、少し押し出すように投げるカーブ・スライダー・フォークなどがあるようですが、まだまだ絶対的な球種ではないようです。

制球は、外角中心に球は集められるのですが、ボールが見やすいのか、それほど甘くない球でも痛打される傾向にあります。フィールディングなどは悪くありませんが、試合を作ったりするセンスは並みで、それほど際立つものは感じられませんでした。

投球フォームは、お尻を一塁側にある程度落とせますし、着地も少し前への逃がしがあるので、早すぎることはありません。そういった意味では、将来的にも見分けの難しいカーブや縦の変化も期待できます。

グラブもしっかり内に抱えられているのですが、足の甲の押し付けが浅いので、ボールは高めに抜けやすいです。それを無理に高い位置から腕を振り下ろすことで、抑えようとしているところに、この選手の腕の振り滑らかさを損なっております。

フォームが直線的で、球が見やすいので「開き」も自然と速くなります。腕を無理に高い位置から投げ下ろすので、体への負担が大きく、故障に泣かされてきたことも頷けます。「球持ち」自体は良いですし、腕もしっかり振れるところは魅力です。あとは、「体重移動」が上手く行っていないので、これが上手くできると、もっとウエートがボールに乗って、手元まで勢いのある球が行くのではないのでしょうか。

(今後に向けて)

正直、秋から春に向けては伸びてきませんでした。この冬も順調ではなかったのかもしれませんんが、もう少し腕の振りを緩和して、自然体の角度を身につけたいですね。そうすれば体への負担も減り、フォーム全体にも良い循環が生まれそうです。

あとは、球威・球質が物足りないので、速球のレベルアップを期待したいです。腕の振りもお尻の落としも悪くない選手なので、速球が良ければ、変化球も振ってくれるようになると思います。持っている素材は悪くないので、それを活かす術が身につけば、まだまだ期待が持てます。ただそれは、大学などに進んで、良い指導者に恵まれたり、高い志があってのこと。3,4年後の将来を期待して、今後も見守って行きたいと思います。

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2010年 選抜の逸材27!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 7日(金)09時09分39秒
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  皆様おはようございます。いよいよ選抜のレポートも残り2回。今回は、夏に向けて楽しみな3年生投手達をご紹介したいと思います。

△行弘 剛(福岡・自由ヶ丘3年)投手 180/75 右/右

(どんな選手?)

選抜では、僅か打者1名にしか投げなかったので、あまり詳細はわかりませんでした。しかし縦の変化を武器にする、貴重な高校生です。

(投球内容)

勢いのあるフォームから、138キロ・139キロと甲子園でも刻んだ通り、MAX140キロまで到達している投手です。ただこの投手の速球は、あくまでも見せ球。変化球であるフォークやスライダーを活かすためにあるようです。特に苦しい場面でも投げ続けるように、本人もこの縦の球に、最も信頼を置いている感じが致しました。高校生で厳しい場面でも確実に使えるフォークを持っているということは、一つ大きな武器だと言えるでしょう。

投球フォームは、フォークを武器にしている投手だけに、お尻の一塁側への落としも悪くありませんし、着地までも、それなりに足を逃がすことができています。あえて緩急を活かしてカーブ意識して使っても面白いかもしれません。

ただグラブを抱えているのに、最後すり抜けてしまい抱え切れていないのは残念。足の甲の押しつけも浅く、ボールも高めに抜けやすい傾向があるようです。秋の成績でも53回1/3イニングで四死球20個は、多いです。やはり細かい制球力がなく、この縦の変化を武器にした、リリーフでの登板が向いている感じが致します。

身体の「開き」は平均的で、「着地」「球持ち」「体重移動」は、まずまずなので、結構実戦的なフォームをしております。制球が改善されれば、腕も振れる選手なので、楽しみです。

(今後に向けて)

まだまだ投球にきめ細かさはありませんが、縦の変化は魅力です。緩急を活かしたカーブの修得や更にストレートにボリューム感・勢いなどが出てくると、将来に期待が持てます。高卒プロと言うのは厳しいと思いますが、大学・社会人などで上手く成長を遂げれば、いずれはプロと言う可能性も秘めていると期待します。志しを高く持って、今後も精進して欲しい選手ですね。

○鈴木 昇太(東東京・帝京3年)投手 180/82 右/右

(どんな選手?)

昨年までは、何か淡々と投げている感じで、素材として面白みを感じませんでした。しかし一冬越えた選抜では、しっかり投球に「間合い」を意識できるようになり、試合をより作れるようになっていたのには感心致しました。

(投球内容)

一球・一球状況に応じて「間合い」を変えて投げられるなど、かなり頭の良い投手だと思います。球速は、135~MAX140キロ程度と、秋と比べても目に見えて伸びていないのですが、球質そのものは、かなり伸びが出てきて向上しておりました。

特に打者の外角に集められる制球力は確かで、それでいて右打者内角を厳しく突くシュートボールは一球品です。カーブ・スライダー・フォークボールと、一通りの変化球を織り交ぜ、できるだけ投球が単調にならないような工夫が見られます。

クィックは、1.25秒前後とそれほど早くはありません。フィールディング・牽制などはまずまず。試合が作れるタイプなので、球全体の威力が更に増せば、夏に向けて楽しみだと思います。

(投球フォーム)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。秋の成績も、54回2/3イニングで、四死球は僅か11個と、制球が安定しているのが、この投手の大きな特徴。

お尻をしっかり落とせる投手なのですが、引き上げた足を軽く二塁側に送るぐらいじゃないと、どうしても「着地」が早くなってしまいます。この「着地」までの粘りが出てくると、もっと多彩な変化球のキレも増して来るのではないのでしょうか。またタイミングの合わせやすいフォームにも、粘りが出てイヤらしさが出せると思います。

グラブが最後後ろから抜けてしまったり、足のつま先のみで地面を捉えている上体の高いフォームです。しかし「球持ちの良さ」を活かした指先の感覚を生かし制球の良さで安定しているので、この点は悲観しなくても良いと思います。

「着地」までの「間」が作れないので、「開き」が少し早く球が見やすいのが気になります。ただ「体重移動」は悪くありませんし、「球持ち」は結構良いのでは、その点では好感が持てます。

あとは、速球と多彩な変化球を武器にする総合力タイプだけに、もっと腕の振りや上体を鋭く使える「キレ」を身につけられると、もっと変化球が効果的に使えるようになるのではないのでしょうか。投球をまとめるセンス・組み立てる技術はあるので、一つ一つの球の精度・威力を増すことが、そのまま結果に反映されそうです。

(今後に向けて)

技術的には「着地」までの粘りを意識し、投球的には腕の振り・上体の鋭さを追求して欲しいと思います。すでに肉体的な伸びしろはあまり感じられないのですが、夏に更にワンランクプラスαの進化を感じさせてくれれば、高卒でプロに行けることも期待できます。夏に再度確認に行きたい投手で、肉体のポテンシャルに依存しない投球には好感が持てます。期待して、今後も見守りたい投手でした。

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2010年 選抜の逸材26!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 6日(木)22時06分25秒
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  皆様今晩は。今日は、朝書き込めませんでしたので、帰宅後早めに書き込んで行きたいと思います。選抜の選手紹介も個別寸評1名(今日の夜予定)+選抜の逸材はNO.28までを予定しているので、明日の夜あたりには終えられると思います。選抜シリーズを終えて、気持ち良く関西に飛び立ちたいと思います。

今日は、来年に向けて楽しみな2年生投手を2人ご紹介したいと思います。いずれもリリー津での僅かな登板だったので、個別ではなくこちらで簡単に触れてみたいと思います。

○白崎 航(福井・敦賀気比2年)投手 184/77 右/右

(どんな投手?)

恵まれた体格に加え、非常に柔らかい腕の振りが魅力の本格派です。マウンドに立った時から威風堂々としており、とても雰囲気のある投手です。

(投球内容)

その柔らかい腕の振りから繰り出される速球は、常時135キロ前後~MAX139キロを記録。球にはすでに、それなりに勢いを感じさせるものがあります。また少しカーブのような曲がりながら落ちるスライダーを駆使し、この球とのコンビネーションで投球を組み立てます。

選抜の花咲徳栄戦では、左打者にボールが抜け気味だったり、高めに甘く入るスライダーを痛打されたりと、細かいコントロールはもう一つ。またイニングをまたいで登板した次のイニングで、先頭打者をあっさり四球を出してしまうあたりに、まだまだ本当のコントロールはないのかなと思えました。ただ秋の成績をみると、四死球率は、基準であるイニングの1/3以下に抑えるなど、元来は制球は安定しているタイプのようです。

投球フォームは、お尻を一塁側に落とせないタイプなので、将来的に見分けの難しいカーブやフォーク系の修得は厳しく(もしくは負担が大きく)、スライダー・チェンジアップを武器にする投手になりそうです。

ただグラブを内にしっかり抱えられる選手なので、両コーナーへの投げ分けができやすく、足の甲の粘りもあるので、これをもっとしっかり甲が地面に押しつけられれば、重心が適度に沈んで低めへも球が押し込めるようになるはずです。

身体の「開き」は、少し早め。「着地」への粘りに欠けるところが、最大の課題です。「球持ち」や「体重移動」に関しては平均的。腕をしっかり振れるのは良いのですが、腕を無理に高い位置から振り下ろそうとするので、身体への負荷が大きなフォームです。その辺を少し緩和できれば、もっと腕の回旋もスムーズになるのではないのでしょうか。

(今後に向けて)

体格も良いですし、腕の振りにも良いものがあります。素材としては中々魅力的な選手なので、あとはしっかり身体の「芯」ができてくると楽しみな存在です。そういった「体幹」を鍛えることで、上手く行けばドラフト候補として注目される存在になりえる投手だと思います。期待して見守りたい1人でした。

○宮川 祐輝(和歌山・智弁和歌山2年)投手 178/70 右/右

(どんな選手?)

腕のしなりが素晴らしく、ボールがワンテンポ遅れて出てくるような感じの投手です。選抜でもMAX140キロを記録するなど、来年度が楽しみな速球派です。

(投球内容)

常時130キロ台後半~MAX140キロを記録する速球には、中々勢いを感じさせてくれます。変化球は、カーブ・スライダーとのコンビネーションで、クィックも1.1秒前後とポテンシャルの高さを感じさせます。

ただ、球はかなり暴れて制球は不安定。今は、ストライクゾーンめがけて投げ込んでいるだけと言ったタイプで、投球を組み立てたり「間」を意識する余裕は、まだないようです。

投球フォームは、お尻を割合一塁側に落とせる上に、着地までも少し「間」が作れているところは、将来的に見分けの難しいカーブや縦系の球種への修得も期待できます。

グラブもしっかり内に抱えられているのですが、足の甲の押しつけが深すぎて、膝に土が付いてしまうのは、重心が沈み過ぎている証拠です。もう少し重心の沈みを緩和させてあげた方が、体重移動は滑らかになると思います。

身体の「開き」は、しなりを活かしているので平均的以上。「体重移動」「着地」も並ぐらいで、更に磨きがかかると楽しみです。何より「球持ち」が良いのは、この投手の特徴。こういった粘りがあるのが、この投手の可能性を広げます。

(今後に向けて)

僅かな登板だったので、よくわからない部分も多かったです。ただ実際の投球は、まだまだ未完成な素材型との印象を受けましたが、持ち得るフォームの土台の良さは一級品で、その資質の高さを活かすだけの、野球センスがあるかにかかっております。

現状、非常に微妙な位置づけの投手なのですが、身体が更に強くなり、もう少し効率の良いフォームを身につけられれば、来夏には150キロ近い球速も期待できそうな素材です。恐らく先発は、同じ2年生の上野山が試合を作り、リリーフエースとなる彼へのリレー、そんなチームにいずれはなって行くのではないのでしょうか。伸び悩む可能性も感じなくもないのですが、大きく育って欲しい選手です。

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2010年 選抜の逸材25!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 5日(水)07時44分40秒
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  皆様おはようございます。昨日は、家にすぐに戻れて更新をスタートできました。おかげで、久々に満足の行く更新ができました。せっかく観戦に行っても、それをまとめる時間がないと言うのはなかなか辛いものです。特に見てすぐに書かないと、いくらメモしていても、なかなかイメージが湧きませんね。

△西田 明央(北海道・北照3年)捕手 175/85 右/右

(どんな選手?)

神宮大会の時にもレポートした選手ですが、ガッチリした体格ながら、非常に動作の切り返しが速い、高い運動神経と高校球界トップランクの1.75~1.8秒台でスローイングできる超高校級の選手です。ただ捕手としての資質に少々疑問を持っていたのですが、一冬超えてだいぶそれらしくなってきました。

(ディフェンス面)

元々身体能力が際立っていた選手だったのですが、かなりディフェンス面が成長しておりました。ミットを軽く示し下げないので、ワンバウンド処理への対応も素早く、ミットの出し方もよくなってきました。キャッチングもボールを押し込むと言うほどではないにしろ、捕球する際にミットを動かさないですし、リード面でも少し考えてプレーできるようになったと思います。元々ガッチリした体格の割に、フットワークも機敏でスローイングなど、次の動作への移行が素晴らしかった選手。選抜でも少々立ち遅れましたが、それでも1.8秒台後半のスローイングを魅せてくれました。ことスローイングに関しては、プロレベルに混ぜても充分に通用する速さと強さを持っております。投手への返球にも強弱を使いわけるなど、教えればそれなりに吸収して行ける選手ではないのでしょうか。

(打撃内容)

チームの5番を担う打撃に関しては、あまり結果がでませんでした。仕掛けの遅さやその動作からも、かなり打てる球は限られているかなと言う印象の選手。ただ秋田商の投手は、けして球速が速い投手ではないので、むしろこの試合では対応力の方に課題を残す試合となりました。

体に力のある選手で、スイングにも強さと鋭さがある選手です。あとは、ボールを捉える術を磨いて、夏までに打撃でも成長したところを魅せて欲しいと思います。ただこの試合では、塁間の到達タイムが、4.35~4.55弱ぐらいのものが多く、これを左打者換算すると4.05~4.25秒ぐらいと、走力でもプロの基準以内であることがわかります。将来的にも捕手を続けて行くと思いますが、他のポジションへの可能性も広がる身体能力の持ち主だと言うことがわかりました。

(今後に向けて)

これだけの身体能力と一定レベルの打力がありながら、プロ側からの評判は聞きません。やはりそれは、まだまだプロをも唸らせるだけの捕手としての資質が示せないからだと思います。ただ秋に比べると、だいぶ捕手らしくなってきたので、今後も捕手として続けて行ける可能性はあるのかなと言う印象を持ちました。

大学・社会人タイプの選手だと思いますが、その身体能力は間違いなく全国トップクラスです。この資質に、技術や捕手としての気遣い・きめ細かさを身につけたとき。更にその上のレベルが見えてくるのではないのでしょうか。

△片岡 元気(秋田・秋田商3年)投手 175/68 右/右

(どんな選手?)

神宮大会でも投げていたのですが、あまり気にならなかったので取り上げませんでした。今回は、名前もあがっていたので初めて取り上げてみました。ただ選抜では、僅か1イニングの登板のみで、変化球中心でよくわかりませんでした。

(投球内容)

中背の体格から投げ込む、オーソドックスな投手です。球速は、130キロ台中盤~MAX139キロまで記録しておりましたが、手元までの球威・勢いが物足りなく、球速ほど有難味のある球は投げません。変化球は、カーブ・スライダー。結構球もバラついていて、それほど細かい制球力もないのかなと思います。破綻のない程度にはまとまっているものの、何か武器となるものが欲しいですね。

投球フォームは、悪い癖はないです。お尻は、それほどしっかり一塁側に落とせませんが、そうかといって全くダメなわけではありません。そのため将来的にも、そこそこのカーブや縦の変化も身につけられる可能性を残します。

グラブも抱えられているわけではないのですが、最後まで体の近くにありますし、足の甲の押し付けも悪くありません。球持ちやバランスも悪くないので、体が出来てくれば、制球ももっと安定してきそうです。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」も、どれも優れたものはありませんが、逆に欠点といえるほど悪い部分もありません。一つ一つの動作の意味を噛みしめて取り組んで行ければ、非常に実戦的な投手への変貌も期待できます。

(今後に向けて)

大きな特徴もなければ、大きな欠点もありません。今後の本人の意識づけ、努力次第では、いろいろな可能性が広がっている投手だと思います。今後物凄く球が速くなるかは疑問ですが、まだまだ体ができていると言うほどではなさそうなので、腕の振りの鋭さ・動作の繊細さを意識して自らを探求すれば、今後の成長も、まだまだ期待できるかもしれません。今後も、その存在を頭に留めておきたい存在でした。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

(無題)

 投稿者:近畿より  投稿日:2010年 5月 4日(火)23時22分49秒
返信・引用
  蔵さん今晩は!本日、和歌山御坊市民球場にて日大三、済美、智辯和歌山の三チームによる練習試合がありました。甲子園でもなかなか見れない屈指の好カードとあって球場は非常に小さいですが満員、外野周辺外からもずら~っと人が集まっておりました。結果は日大対智辯3対3、日大対済美5対2、智辯対済美3対2でした。お目当てといいますか、西川ですが今日は2試合連続ホームラン!決して長打を売りにする選手ではないですが、やはりバットコントロールと天性の?しなやかな振り、巻き付く様なバットスイングは健在でした。ホームラン以外の打席も内容がよく久々にこれが西川かと思わせてくれるものでした。後、済美の鈴木投手・・・日大三に5点とられ敗れましたが、力強い球を放ってました。済美の捕手もイニング間ですが中々いい送球をしていました。恐らくエンドラン以外しかけるケースがなかったと思います。最後に日大山崎投手は智辯戦で先発完投していましたが、投手としても素晴らしいですが打者としても、高校生ではトップレベルではないかと思いました。長々とすみませんでした。  
    (蔵建て男) 済美は、確か秋季大会の模様を送ってもらってそれ見て以来観られておりません。日大三は、関東大会で生で見られるかもしれません。

西川ですが、一度生で観て、どんな意識でプレーしているのか見てみたい選手ですね。素材が良いのは、間違いところだと思うので。

西川には、あえて高卒プロにこだわったプレーを期待したいところです。
 

2010年 選抜の逸材24!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 4日(火)22時26分45秒
返信・引用
  選抜の逸材シリーズも、すでに今日でようやく全チームが出揃う大会六日目の第一試合になります。いろいろ実際に生観戦もあって、ビデオ観戦が進まなったのもあるのですが、それ以上に、一度試合があった直後に試合を観て、簡単な感想などをブログに書いていたので、どうしても二度目の観戦となるとモチベーションがあまり上がらなかったのも大きな要因です。やはり観戦は、一回である程度仕上げらられるようにして行いと、二度手間になってしまいますね。夏の大会などに、この反省を活かしたいと思います。今回は、神宮大会でも見た学校同士の対戦なのですが、改めて触れてみたいと思います。

△大野 雅也(北海道・北照2年)遊撃 178/72 右/左

(どんな選手?)

中学時代から名の知れた選手だったようで、その将来が嘱望されている選手です。チームの1番・遊撃手を担うなど、高校に入ってからもチームの重要な役割を任されております。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.2秒弱を記録。神宮大会の時は、4.4秒ぐらいだったのだが、実際に1番打者を務め、44試合で17盗塁を決めていることからも、基準レベルの脚力はありそうだと思ったが、そのとおりだったのを確認。実戦でも、結構盗塁を決めていることからも、走塁への意欲、走塁技術も低くなさそうだ。

遊撃手としては、少々フットワークはぎこちないのですが、打球への一歩目が早く、守備範囲が広いのが特徴です。そのためキャッチングなどボールを捕るまでの動きに少し不安を感じるのと、スローイングもスナップで投げるタイプなので、あまり長い距離へのスローイングの制球には不安を感じさせる部分があります。そういった意味では、将来的には二塁あたりの方が、適正が高いかもしれません。

この選手は好打者タイプなので、やはりニ遊間を担ってなんぼの選手。それだけに最終学年までに、更にプレーの精度を高めて、上で通用するディフェンス力を身につけて欲しいところです。守備・走力に関しては、現時点では中ぐらいの選手なので、最終学年には中の上レベルには引き上げたいところです。

(打撃内容)

かなり打撃フォーム・打撃スタイルを秋より変えてきた印象があります。秋は、意外に強打者タイプを目指しているのか?と思いましたが、春は完全に好打者タイプに徹していました。

左オープンスタンスなのは変わらないのですが、グリップを高い位置にあったのを低めに落とし、力みをなくそうと言う意識が感じられます。全体のバランスが悪く、少々癖のある構えなのですが、両目でしっかり前を見据えられているのは良いと思います。

仕掛けは、投手の重心が上がりきった時に始動するなど「早すぎる仕掛け」に属します。これだけ早く始動してしまうと、投手が自分の意思でフォームを変えてしまうと、タイミングが狂わされてしまうのと、足を大変長く上げていないのといけないので、そのバランスをキープするのは大変難しいです。投手の重心が下がり始めてから始動しても、充分に時間的余裕はあるのではないかと思います。

またボールに向かってインステップして踏み込んでいたのを、かなり真っ直ぐ踏み込むオーソドックスなスタイルに変わってきました。これにより外の球を強く叩くことは薄れたのですが、真ん中から内角よりの球にもある程度対応しやすくなったと思います。自分の「間」をしっかり作れる選手なので、打てるタイミングの幅は広く、対応力の高い打撃が期待できます。また踏み込んだ足元もブレないので、打ち損じの少ないタイプの打撃が期待できます。

打撃の準備段階である「トップ」を早めめに作れているのですが、幾分バットを引くのが遅れ気味です。脇を閉めてボールを払うようなスイングに変わり、以前ほど強く叩く感じではなくなってきました。もう少しスイング自体は、秋のように力感のあるスイングの方が、木製バットでも対応しやすいと思います。

頭のブレも小さく、開きも我慢できます。ステップも狭いので、腰の回転でボールを捌くことが出来そうです。ただ以前よりも、打球に強さ・鋭さが薄れたのは残念でした。まだまだ、自分のフォームをいろいろ試して追求しているところだと思います。その探究心には、高く評価したいところです。

(今後に向けて)

走攻守適度にまとまった選手ですが、上のレベルで何か売りにできる圧倒的なものがないのが気になります。野球センスも良いですし対応力も高いのですが、現時点では大学タイプの好打者かなと思います。これから来年に向けて、何処まで武器になるもの、選手としてのスケールを身につけて行けるのか注目して行きたいです。現状の自分に満足することなく、上を意識できそうな選手なので、その辺を期待して見守りたいと思います。

△松橋 龍生(秋田・秋田商2年)三塁 170/82 右/左

(どんな選手?)

上背はないのですが、かなりガッチリした体格の選手です。チームの5番・三塁手を務め、勝負強い打撃が持ち味です。また秋には47試合で8本塁打を記録しましたが、これはチームでダントツの本塁打の多さでした。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間を4.45秒前後と、左打者の基準タイムである4.2秒に比べると、だいぶ遅いです。47試合で盗塁3個の数字が示す通り、けして足を売りにするタイプではありません。

また三塁手としても秋は、47試合で15個と非常に安定感に欠ける選手でした。しかし選抜でもミスはあったのですが、打球への反応などは悪くなく、かなりこの冬の間に上達したのではないのでしょうか。高校生としては基準レベルの守備力をもち、地肩も平均レベルはある選手でした。あとは、更なる安定感を追求して欲しいと思います。

守備・走力に関しては、現時点ではアピールするほどのものはありません。やはりこの選手は、打撃が売りの選手です。

(打撃内容)

北照戦では、残念ながら結果は出ませんでした。ただ非常にシンプルで、無駄のないスイング技術には、目を見張るものがありました。

グリップを下げ気味に、体の近くに添えるスタイル。腰の据わり・全体のバランス・両目でしっかり前を見据える姿勢などは、非常に理にかなった構えです。仕掛けは「早めの仕掛け」を採用。実際には、かなり対応力を重視したスタイルで、ホームランがそれでも多いのは、体が強いからなのでしょう。

足を少し浮かし、真っ直ぐから少しベース側に静かに踏み込みます。「間」が作れるスタイルなので、打てるタイミングのポイントは多い対応型です。少し足元がブレ気味になるのですが、なんとか最小限に抑えることができております。

気になるのは、打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れ気味で、又野(北照)レベルのスピードには差し込まれる場面が目立ちました。スイング軌道は、バットの先端が下がらないでしっかり広い面で捉えられるスイングです。タイミングさえ合えば、フェアゾーンに落とせるタイプの選手です。少々内角が窮屈な印象は受けましたが、スイング軌道は悪くありません。スイングを見ていても、野手の間に向けて行くタイプの強打者だと思います。「鋭さ」を意識して、自慢の打撃を磨いて欲しいですね。

(今後に向けて)

守備・走力に光るものはありませんが、技術の高いスイングには、見るべきものがある選手です。更に全国や上のレベルを意識して、スピードに向けないスイングの強さ・鋭さを磨いて欲しいと思います。来年には、秋田のみならず東北を代表する強打者に成長されることを期待してやみません。

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三重大会決勝

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 5月 4日(火)17時54分15秒
返信・引用
  蔵さんこんにちは

2日に三重まで足を運びました。どこに行こうか迷いましたが、菰野といなべ総合の試合があるということで、三重の3位決定戦と決勝を観に行きました。
蔵さんも三重遠征を検討されたようですが、いなべは東海大会でも観戦できますし、菰野の西は登板しなかったので止めておいて正解かと思います。炎天下の中で10時から4時近くまで観戦するのはきつかったです。
松坂球場には初めて行きました。松坂に大学のときの友人がいたので、球場まで車でのせていってもらいましたが、バスはあまり本数が無かったみたいです。球場は駅から車で10分ほどで、タクシー使ってもそんなに高くはないと思います。
試合開始前に到着しましたが、座席数の少ない球場では既に日影の席はなく、日差しの強い中でずっと見てました。


3位決定戦 白子8-3菰野
三重は夏のシード権はポイントの高い順かららしく、計算方法はよく分からないのですが菰野はこの試合に負けてしまうとシード権を取れないと聞きました。なので関啓扶(右/右 177/79)が連投で投げるのかと期待したのですが、4番センターでの出場で最後まで登板しませんでした。打撃・守備・走塁ともに精彩を欠いていて登板する雰囲気は全くなく、相当疲れているように見えました。
スカウトが一人近くにいましたが、この試合が終わると帰ってしまいましたので関を観にきたようでした。
とにかく試合がグダグダで、全然進みません。両チームとも序盤からヒットや四死球が多い割には点が入らず、5回が終わった時点で既に1時間半を超えました。内外野の連係ミスなど記録に残らないエラーが多く、プレーしている選手には失礼ですが締まらない試合でした。高校野球で3時間近くかかった試合は久しぶりでした。


決勝 宇治山田商3-2いなべ総合
いなべのバッテリーに注目しましたが、調子が悪かったのか期待したほどの活躍ではなかったです。
エースの近藤佳史(右/右 178/77)は準々決勝、準決勝と温存しており、万全の状態のはずでしたが、立ち上がりが悪く3回までに毎回の5安打を浴びます。以降は立ち直り、9回完投して9安打3四球4失点という結果でした。
オーソドックスなフォームのオーバースロー投手です。ストレートは目測で130中盤から後半くらい、変化球は縦に大きく割れるカーブに横のスライダーと斜めに切れ込むスライダー、チェンジアップらしき落ちる球があります。
ストレートは重そうですし変化球の精度も高いのですが、全体的に球が高かったです。打たれた9安打のうち、5本が長打(ツリーベース2本)でしたが、ほとんどが高めの甘い球でした。
非常に礼儀正しい子で、マウンドに登るときとチェンジになってベンチに戻るとき、必ず帽子をとって一礼してからラインをまたいでいました。初回にマウンドに登るときに一礼する投手はみたことがありますが、彼のように最終回まで毎回欠かさずにお辞儀する選手は初めてです。

中園洋輔(右/左 179/82)は4番キャッチャーでの出場でした。
捕手としてはあまり肩が強くなかったです。イニング間の二塁送球ではビシッとした球がいかず、ほとんどがベース右方向へそれていました。初回に二盗を許しますが、低めの変化球を落としてしまい投げられませんでした。
打撃では内野ゴロの後外野フライ3つとノーヒットで、いずれも早いカウントから手を出して凡打に終わりました。相手投手が打たせて取る投手だったのですが、高めのボール球に手を出しているのが気になりました。
中園のあとを打つ5番レフト森山翔太(右/右 184/90)のほうがよく捕えていました。初回は二死二三塁からタイムリーツーベースを打ちますが、以後の三打席は走者無しの場面でしか回ってこなかったです。中園よりも相手は警戒しており、センターはほぼフェンス前で守っていたほどです。6番の岡田も3安打と当たっていましたが、1~4番がヒット1本だったので打線がつながりませんでした。
最終回に2番手の鈴木を攻め、一死二三塁と逆転サヨナラのチャンスを得ますが、後続が続かずにそのまま敗退しました。

宇治山田商は対照的に中軸がよく振れていました。
3番ピッチャーの江川将太(2年 左/左 172/65)が投打の中心でした。ソフトバンクの江川とは特につながりはありませんが、地元の友人いわくソフバンの江川と同じ中学で、この辺りでは江川姓が多いそうです。プロフよりも細見な感じで、投手よりも野手としてのほうが魅力な選手でした。
ピッチングでは8回まで投げて7安打4四死球でしたが、連打は許さずに2失点にまとめました。新聞にはカーブに二種類のスライダーがあると書いてありましたが、この日は大半がカーブで、ストレートとのコンビネーションで抑えました。フワッとした感じの落差のあるカーブは高めに浮くこともありますが、相手打線が振り回していたために長打を打たれることはありませんでした。ストレートも130出ないくらいで球威も無さそうなのですが、打てそうで打てません。


5月21日からは東海大会ですね。静岡の二校以外は新チームになってからみていますが、今年は本命不在といった感じでしょうか。中京大中京は決勝で森本が東邦に滅多打ちされて大敗しましたが、中スポによると森本は故障だそうです。さらに磯村・藤浪のレギュラーも故障で欠場しています。宗雲が実戦で投げられるようになった(決勝で1イニング投げた)のは明るい材料ですが・・・。東邦は上村に続く小森や池田がどこまで成長しているかだと思います。
準決勝で敗れはしましたが、尾関学園から校名変更した誉高校のエース伊藤が評価が高いようです。右サイドから140台のストレートを投げ込んでいたと地元紙に取り上げられていました。夏に機会があれば観にいきたいです。
先週に書き込んだように大垣日大、県岐商は投手不足ですし、いなべは近藤がこの日の状態なら厳しいですし、山商も投手が弱いです。
東海大会の週も帰省するかもしれませんので、行こうかどうか検討中ですが、メインが小牧球場というのが痛いです。アクセスのいい熱田あたりで開催してほしかったのですが・・・。

期待した割には収穫が薄かったのですが、友人とも久しぶりに会えましたし、松阪牛のステーキを食べてこれたので満足でした。
連休中は愛知大学リーグの一部やベーブルース杯にも足を運んだのですが、時間あるときにでも。
 
    (蔵建て男) 私も気になっていた三重大会のレポートありがとうございます。菰野の敗戦は、私にとっては東海大会観戦への最大の理由を失う要因となりました。

関は、あと一つ勝ってくれればと言う思いに(春ですので)、無理をしませんでした(ただショックは大きいです)。

近藤(いなべ総合)投手は、5/5日に横浜高校の長浜グランドにやって来る予定です。残念ながら仕事で見られないのですが、現状はあまり宜しくないようですね。

やっぱり関は見たかったなと言う思いは強く、夏には伊勢神宮参拝もかねて観戦に行きたいところです(中京の加藤と絡ませられれば最高です)。愛知リーグは、行くとすれば15日(土曜)を考えております。ただこの日には、関東大会や関甲新リーグもあるので、どれをとるのかは難しいですね。大学選手権出場をかねた東海3地区の代表決定戦が、草薙であると聞いたので、そちらも日程次第では観戦の候補になるかもしれません。
 

2010年 選抜の逸材23!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 2日(日)10時04分29秒
返信・引用
  皆様おはようございます。世の中すっかりゴールデンウイークで、アマチュア野球も観戦日和なのですが、今日はまったりと観戦に行かないで休日を過ごさせてください。私のゴールディークも明日までなので。

○藤原 昴希(福岡・自由ヶ丘3年)投手 177/70 右/右

(どんな選手?)

自由ヶ丘には、エースの小野剛貴・選抜でMAX140キロを記録した行弘剛と共に、猛1人3年で力のある球を投げ込む投手が、この藤原投手だ。選抜では、登板の機会がないまま終わったものの、3人の中では最も球の力がある投手ではないかと思う。春季九州大会で観戦してきたので、今回は、彼のレポートを行いたい。

(投球内容)

少々球離れが早いフォームなので、制球が不安定な投手。しかしながら先発の小野が、早々とK.Oされる中、勢いづく長崎日大打線を、力で抑え込んだ。球速は、コンスタンに140キロ前後を記録し、MAX89マイル(142.6キロ)に到達。少しスリークオーター気味の腕の振りからは、カーブ・スライダーを織り交ぜる。

牽制も鋭く、クィックも1.2秒弱と基準レベル。フィールディングも合格点。試合を作ると言うよりは、球の勢いで押すリリーフタイプなのだろう。制球にはやや不安があるが、マウンド捌きも、それほど優れたタイプではない。

(今後に向けて)

ただ球の勢いはある投手なので、夏には更にクローズアップされてくるかもしれない。高卒プロとかそういったスケール感溢れる選手ではないが、夏には140キロ台中盤・将来は140キロ台後半ぐらいまで到達する可能性も秘めている。大学などでの成長次第では、ちょっと面白い存在になり得るかもしれない。

△古賀 翔大(福岡・自由ヶ丘3年)左翼 176/78 右/右

(どんな選手?)

旧チームから中心選手として出場していた選手で、チーム一の長打力と圧倒的な勝負強さが光る打線の核となる選手です。

(守備・走塁面)

左翼手としての、打球への反応・キャッチングなどを見ていると、けして上手い選手ではないように思えます。しかしながら秋の38試合では失策は0。守備範囲は広くはありませんが、大きなミスはしないタイプなのかもしれません。

選抜では、まともなタイムが計測できませんでした。しかしながら九州大会では、送りバントとはいえ、4.3秒弱(左打者換算で4.0秒弱に相当)の数字を叩き出すなど、けして動けない選手ではないことがわかりました。ただ秋の成績は、38試合で5盗塁ですから、積極的に走ると言うタイプではないようです。

守備・走塁に関しては、まだまだ課題が多いようで、打撃でアピールと言うタイプなのだと思います。

(打撃内容)

チームの中では、断トツの長打力と勝負強さを示す選手ですが、やはり上のレベルを意識すると脆い・粗い印象は否めません。特にスクエアスタンスで構えるのですが、グリップを高く引き上げた強打者スタイル。ただこのときに力みが感じられ、もう少しリラックスを心がけて構えたいものです。

仕掛けは、「平均的な仕掛け」を採用するなど、中距離・ポイントゲッタータイプ。打てるタイミングの幅は広そうなのは良いのですが、踏み込んだ足下がブレてしまうので、身体の開きが我慢できません。

また、打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れ気味で、速いボールに振り遅れる傾向にあります。ボールを捉えるまでのスイングにもロスが感じられますが、バットの先端が下がらないことを意識して、インパクト~フォローまでは意外にコンパクトなスイングを致します。むしろ後ろを小さく、前を大きくがスイングの基本なので、スイング軌道の改善も、今後は求められて行くと思います。

(今後に向けて)

心身共に強そうなのは良いのですが、まだまだ粗い・脆い印象は否めません。そのため上のレベルでも、今のままだと苦労しそうです。けして守備・走力のレベルも高い選手ではないだけに、自慢の打撃を何処まで引き上げられるかにかかっております。夏までの更なる進化を期待して、今後も見守ってみたい選手でした。

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2010年 選抜の逸材22!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 5月 2日(日)03時50分38秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。選抜の逸材シリーズも、恐らくあと1週間程度で終わると思います。これが終わったら、全国の逸材シリーズの続きを夏までに毎日のようにやって行きたいと思いますので、今しばらく選抜のレポートをお楽しみください。

△南 優希(徳島・川島)捕手 173/71 右/右

(どんな選手?)

秋季四国大会のレポートでも取り上げた選手なのですが、無類の勝負強さと捕手的センスを兼ね備えた攻守にバランスの取れた選手です。

(ディフェンス面)

上背はないのですが、ガッチリした捕手体型の選手です。投手への配慮を忘れないタイプの選手で、ミットを軽く示したあと、下に降ろさないのでワンバウンド処理などにも素早く対応できる選手です。それほどボールを押し返すような力強いキャッチングではないのですが、ボールを捕球した時にミットは動かしませんし、グラブの出し方も悪くありません。体だけで止めに行こうとしていたプレースタイルも、少し丁寧になったのではないのでしょうか。

秋見た時は、投手をどんどん叱咤激励するタイプとの印象を受けましたが、選抜では投手の気持ちも汲み取ろうとプレーに奥行きが出てきたところは好感です。選抜での収穫は、秋にわからなかったスローイングが見られたこと。捕ってからランナーの滑り込んで来るところにしっかり、どんぴしゃの送球を決めました。物凄く地肩が強いように見えませんでしたが、到達タイムは1.93秒ぐらいと、高校生捕手としてはA級です。 一見チームの攻守の中心選手で、御山の大将になりそうな立場ですが、周りに配慮したプレーのできる選手で、ディフェンス面にも良いものがある選手です。

(打撃内容)

この選手の最大の良さは、抜群の勝負強さにあります。そして打席での集中力にあるわけですが、選抜では持ち味があまり発揮できませんでした。 秋からの変化は、スクエアスタンスだった構えを、クローズ気味に変えたこと。グリップを高めに添えているのは変わらないのですが、仕掛けが「遅すぎる仕掛け」を採用するようになり、一定レベルのスピードに対応しきれるのか気になります。特に一二三(東海大相模)レベルの投手相手だと、その対応に苦労したのは、この仕掛にも原因があるのではないのでしょうか。

体が早く開いてしまう欠点を修正するためなのか、クローズ気味に構えアウトステップに踏み込んでいた足を、ほんの少しだけ地面から浮かして真っ直ぐ踏み込むようになりました。ただ「間」が取れる選手ではないので、かなり打てるポイント・コースは、今のスタイルだと限られます。足元がブレないので、甘い球を打ち損じしないことが求められます。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのは平均的。かなり秋は、遠回りだったスイング軌道を、平均レベルまで修正できつつあります。インパクトまでのロスが無くなったスイングの弧・フォロースルーなどは小さめになり、やや強打者らしさが無くなってしまったので、良し悪しは微妙です。

(今後に向けて)

ディフェンス面は、元々良かったのですが、更に一回り成長したように思えます。また打撃も、随分と変わっておりまして、良い部分が損なわれた一方、欠点であった部分も解消されており、そのバランス加減がまだ定まっておりません。もう少し上のレベルを意識すると、改善しないと行けないポイントはありますが、元々打席の集中力やスイングの強さはある選手なので、技術さえ伴えば上のレベルでも対応できるのではないかと思います。現状は、まだ上のレベルでは苦労するレベルにはあると思います。結構有力な大学に進んでも、やって行ける素材ではないのでしょうか。2010年度の四国を代表する捕手のみならず、打者として、更に上を目指して欲しい選手でした。

△小野 剛貴(福岡・自由ヶ丘)投手 173/67 左/左

(どんな選手?)

試合を壊さない安定感のあるサウスポーです。ただ選抜以後に見た春季九州大会では、かなり調子を落としている印象で、熊本工業に早々ノックアウトされてしまいました。

(投球内容)

オーソドックスな投げ方の左腕で、選抜ではMAX136キロまで到達。しかし九州大会では、125キロ前後程度しか出ておりませんでした。投球の多くは、カーブとのコンビネーションで、たまにスライダーやスクリュー系の球も織りまぜて来る感じです。 それほどコースに投げ分けるタイプと言うよりは、ストライクゾーンの枠の中にポンポン球を投げ込んで来るタイプです。

気になったのは、武器であるカーブが高めに甘く入り、その球を痛打される点です。もう少しボール球を振らせる術も身につけたいですね。 牽制などは悪くないのですが、クィックができなかったり、ベースカバーに遅れたりなど、投球意外の部分に課題が残ります。マウンド捌きなど、投球センスは悪くない選手です。

投球フォームも、お尻をしっかり落とせるフォームでありながら、着地もけして悪くありません。そのため見分けの難しいカーブや縦の変化も期待できるフォームです。その辺の下地はあるので、腕の振りが緩まないことを意識できれば、もっと速球と変化球の見分けつきにくくなるのではないのでしょうか。

グラブも内に抱える選手なので、両サイドの投げ分けは悪くないはずです。ただカーブなどは、腕が緩んで投げてしまうので、なかなか制球は難しいですね。もう少し中間球であるスライダーやシュート系球を多く混ぜて、カーブが狙い打たれるを避けたいです。

ただ足の甲が、地面に少しだけ着いているだけのフォームですから、どうしても腰高でボールも高めに浮きがちです。この辺が、将来的に改善出来るのか気になるポイントです。

体の開きも早くありませんし、腕の角度にも無理がありません。球持ちは平均的で、腕の振り・体重移動も悪くありません。けして球威・球速で押すタイプではないので、腕の振りが緩まないなど、技術面を磨いて総合力を引き上げて欲しいと思います。

(今後に向けて)

試合作れる左腕なので、上のレベルでもそれなりに重宝はされそうです。ただ春季大会での内容は悪く、夏に向けての立て直しに期待したいです。これといった特徴はありませんので、何か武器になるものを身につけたい選手でした。

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沖縄春季大会

 投稿者:半島  投稿日:2010年 5月 1日(土)10時40分23秒
返信・引用
  蔵さんおはようございます。
興南優勝しましたね。ホントに川満・砂川の両投手には良い経験と大きな自信がついたと思います。今大会で一層チーム力が付いたんではないかと思いますね。しかしここまで上手くいくと夏が怖いです。チーム状態のバイオリズムを上手く夏に仕上げていって欲しいです。ここらへんは我喜屋監督は経験豊富なので大丈夫だとは思いますが。ただ選手たちの間に心の隙が出来ることが一番怖いです。ここは監督がどう言おうと自分たちの意識次第なので。
夏までに個々の選手そしてチームとして更に力を付けるようだと春夏連覇が夢ではなくなるかもしれませんね。県民としては期待したいです。ただ沖縄は今年は例年以上に激戦になるんじゃないかとみているので、王者・興南といえどそう簡単にはいかないかもしれません。今から楽しみです。それにしてもこの興南に勝った小録はやはり強いんだなと感じさせてくれますね。その試合は見れなかったですが、九州大会でも3点に押さえたチームはいないわけですから。個人的にも好みのチームなので夏の戦いぶりに期待したいです。
今日は中部商業の選手です。去年と比べたら選手は小粒かなと思いますが、纏まりや投手力に関しては上かもしれません。やはり地力のあるチームです。

多和田 真三郎(中部商業2年 177・64 右・右 投手)
背番号は10ながら今大会は全試合先発し、浦添商業との試合でも完投するなど実質エースの活躍をした投手です。
セットからノーワインドアップで、足をゆっくりと引き上げ、しっかり腰を落とし、オーバーから投げてきます。手足は長く、テイクバックも大きいですね。そして写真で見ましたが、股関節がかなり柔らかいのでしょうか、引き上げた足をかなり大きく踏み込んで重心かなり低く投げてきます。
変化球はスライダーをカーブを確認。制球はあまり良くないです。直球はなかなか伸び・球威を感じさせる活きの良い球を投げていました。既にMAXが130後半とのことなのでもしかしたら夏には140を越えてくるかもしれません。ただあまりリリースポイントが安定してないのか勢いにバラツキがありますし、カウント取りにいこうとして置きにいくのも見られます。そういった球を痛打されていました。スライダーは曲がりもなかなか大きく、カーブも曲がりは大きいですし緩急差もありますがフォームに力感が無くなりますね。
牽制やフィールディングはまずまずも、クイックはあまり上手ではありません。
今のところ恐らく自信があるであろう直球の勢いを活かして抑えてるといった印象があります。もう少し投球の幅が出てくれば面白い投手だと思います。
馬力も感じさせますし、ある程度柔らかさといった部分も見られるので来年楽しみな投手の一人です。

徳元 千真(中部商業3年 171・65 右・右 捕手)
身長はそこまでですが、体格はがっちりしていてまさに捕手といった感じです。
打撃では5番を任されています。バットを気持ち分短く持ち、スクエアスタンスでグリップは高めに添えられ、バットを軽く寝かせ肘を揺らしながらリズムをとります。投手が沈みきったとこで始動してきます。スイングは大きく迫力があるというよりはコンパクトにそしてシャープに振ってきます。対応力は高くある程度きっちり捉えておりました。また内も肘をたたみ上手く捌いてきます。大きい当たりを打つというわけではないですが打撃レベルは高い選手だと思います。
守備面に関してはキャッチング・フットワークはまずまずといったとこでしょうか。強肩ですし、送球も早く安定しています。リードは内を強気でぐいぐい攻めてくる強気のリードが持ち味と言えば聞こえは良いですが、中商投手陣もそこまで制球は良くないので死球を与えて無駄な走者出すこともしばしばです。それでもリードを変えませんし、そこらへんの投手陣への配慮や流れを読む力はどうかなといった印象があります。またあまりタイムを取ってもこないのですし、準々決勝では自らの三塁への悪送球で逆転を許しそのまま敗戦となったので、正直プレー全体に繊細さがないかなと思います。
強肩で打撃も良いですが、個人的には捕手としては買えないですね。ただ今大会をきっかけに上手く伸びていってほしいです。


津波古 隆太(中部商業3年 169・72 右・右 右翼手)
中学の時は嘉手納の池原・真謝とともに全国優勝したときの4番だったそうです。中部商業でも4番を任されております。下半身は大きくがっしりとしてますが、ぼてっとしたお腹が気になります。
グリップは高めに添えられ、スクエアスタンスで軽くお尻を落として少し丸まった感じの構えです。体を揺らしながらリズムをとり、投手が沈みきった時に始動したかと思います。足をあまり上げずにクローズ気味に踏み込んできます。ヘッドスピードも鋭く、力強さを感じさせるスイングでした。またしっかり振り切ってきます。頭の位置がぶれる選手ですが、足元などはぶれていなかったと思います。
甘いとこは逃さず振ってきますし、捉えた打球はなかなか強烈です。ただあまり打てる幅はそこまで広くないかなといった感じがします。2試合ほど見ましたが正直まだまだ粗いといった感じです。強引にいき引っ掛けてしまうケースも目立ちました。またやや淡白でもう少し食らいつく姿勢が欲しいですね。打球は高く大きい当たりを打つというよりは強烈なライナー性の打球で野手の間を抜くといった感じでしょうか。はまった時の打球は目を見張るものがあります。
守備に関しては、打球の追い方などを見るとまずまずといった感じで、肩は良くわかりませんでしたが、ポジション柄それなりには強いだろうと思います。足はあまり速くありませんね。ただ走塁に関して意識はそれなりに高いと思います。
 
    (蔵建て男) 沖縄の強豪・中部商の選手たちについてありがとうございます。

興南は、想像以上に強いと言うか良く打ちますね。真栄平選手のスイングには、驚かされました。島袋の投球が、夏はどうなるのか?この辺が最大のポイントになりそうです。

ちょっと春季大会や選抜で見た糸満・嘉手納と興南の差は感じましたが、小録あたりがこれにどう絡むのか注目したいと思います。改めて興南の強さを実感した九州大会でした。
 

岐阜県春季大会決勝

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 4月30日(金)22時50分14秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは

先日から帰省してまして、長良川球場に岐阜の春季大会決勝と3位決定戦を観に行ってきました。
当初は愛知大会に行こうかとも考えたのですが、中京と東邦以外の強豪が早々と敗退してしまったため止めました。愛知啓成と刈谷は観たかったのですが・・・。
決勝は大方の予想通りセンバツベスト4の大垣日大と昨夏の甲子園ベスト4の県岐商との対戦で、試合は8-0で県岐商の完勝でした。

試合は日大先発の渡邉(メンバー表では内野手登録)が初回に3点、3回に2点を失って阿知羅に交代します。渡邉は初めてみる投手でしたが、変化球がカーブのみで制球もばらつくなどいいところがありませんでした。初回から葛西と阿知羅がブルペンで投球練習をしていたのですが、阿知羅がマウンドに上がると葛西は投球練習を止めてしまいます。阿知羅は6回までは1安打に抑えますが、7回以降はタイミングを合わされ、2点を追加されました。県岐商は2番恩田と3番酒井田以外は左打者で、変則左腕の葛西が投げればまた違った展開になったと思いますが、夏のことを考えてか登板しませんでした。今日の岐阜新聞に阪口監督のコメントがのっており、渡邉について「思い出を作ってあげたい」と書いてあったので、最初から勝敗は度外視したのかなと思います。

県岐商先発の背番号10の松田は7回を投げて5安打2四球無失点と、強打の日大相手に好投しました。テンポよく低めに伸びのある球を投げてきますし、自分の間合いで投げるため日大は打ちあぐねていました。二死からストレートの四球を出したりと、簡単に二死をとったあとにランナーを出すことが多いところは課題でした。8回に登板した背番号11の村田、9回に登板したエースナンバーの櫻田は先発の松田に比べると球威不足にみえました。登板しませんでしたが、もう一人横山という背番号17の右投手もブルペンで待機していました。
昨年秋に背番号1をつけていた三輪という大型右腕がおり、一冬越しての成長ぶりを期待していましたが、なぜか背番号18で内野手登録になっていました。昨年の秋季県大会準決勝で、リリーフ登板して中京打線を延長14回まで無失点に抑えたのが松田でした。三輪が投手を辞めてしまったのであれば、松田にかかる負担が大きく、夏は投手陣がやや足りない気がします。

打線の方は1~5番までと二人の投手が甲子園経験者ですし、元々試合運びは上手いです。
打撃では3番の酒井田以外はバットを一握り短く持っていたのが気になりました。4番の井貝も短く持ってコンパクトに振ってきたのに対し、小柄な酒井田だけはバットを長く持ち、全打席ホームラン狙いのようなスイングでした。1打席目はインハイをあわやホームランかというレフトフェンス直撃のツーベースを放ちました。ややアッパー気味でしたがボールを上手くバットに乗せるような打ち方で、以降4打席はノーヒットだったものの外野の深いところへ大飛球を飛ばしていました。昨年は右方向への打球も多かったのですが、ひっぱり中心になっていました。毎打席ホームランを期待させ、非常に魅力的な選手です。
上位から下位まで鋭いスイングで、先発全員の12安打でした。

大垣日大は対照的に、全員がバットを長く持ってフルスイングしていました。
秋の県大会、神宮大会、センバツと毎回打順がころころ変わるもののレギュラーは固定されていたはずですが、神宮大会で活躍した森田将健だけがスタメン落ちしていたのが気になりました。背番号は20になっており、なぜか試合前のノックではショートを守っていました。グラウンドが滑りやすくなっていたので、ショートの守備に関してはよくわかりませんでした。
打線も全体的に元気がなく、振りが鈍かったです。先発の松田には付け入る隙が何度かありましたがあと一本がでません。8回には二番手の村田から三連続四球で一死満塁のチャンスをもらいますが内野ゴロゲッツーとこの日最大のチャンスも無得点でした。
代打で出場した大型野手の竹中、ショートの守備に入った上木は1年生ながらベンチ入りしていました。夏にまたチェックしたいです。


朝雨が降った影響で、試合は1時間遅れで始まりました。決勝の前に3位決定戦があり、こちらも途中から観戦しました。
進学校の加納が土岐商に8-1まさかの7回コールド勝ちでした。この日は朝方に雨が降った影響でグラウンドには大量の砂が撒かれていましたが、この影響なのかとにかく内野が滑ります。特にゴロの正面に回り込んだときに、バランスを崩してはじいてしまう場面が目立ちました。土岐商はフライアウトが多かったのですが、加納はゴロが多く、結果的にこれがエラーを誘う形になって大量点へとつながりました。
加納は進学校として知られていますが、ガタイのいい選手が多かったです。5番を打つエース永井は、制球はアバウトでしたがボールは手元で伸びていましたし、なかなかの好投手でした。
一方の土岐商も二番手で投げた桂川という大型右腕が低めにキレのある球を投げていました。1イニングのみで10球も投げなかったのですが、この日観た投手の中では一番印象に残りました。

今年の選手権予選は県岐商と大垣日大のどちらかで堅いと思っていましたし、春季大会も両校の決勝になりましたが、県岐商は投手陣に不安が残りますし、日大は葛西頼みと課題が多いです。
県岐商は初戦で聖徳に8回まで負けていましたし、日大も初戦に進学校の可児に延長12回と大苦戦しましたし、ほんと高校野球はわからないですね。加納は全くノーマークでしたし、夏に機会があればじっくり観たいです。
 
    (蔵建て男) やはり岐阜は、この二強が強いんですね。夏は、中京も出場できるんですよね?スカウティング的には、加藤の投球が注目を浴びる大会になりそうですね。

東海大会での岐阜勢の活躍にも期待しておりまし。
 

2010年 選抜の逸材21!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月30日(金)08時48分44秒
返信・引用 編集済
  昨日は、ゴールデンウイーク中は遠征をしないと書いたのですが、今どうしようか迷っているところです。でも混むし高いし、地元で見たいカードもあるしと言うことで、今日一日悩みながら、東都観戦をしてこようと思います。

△東谷 祐希(徳島・川島3年)投手 167/62 右/右

(どんな投手?)

秋季四国大会の模様でもレポートした投手で、小柄ながら「試合を作る」ことができる投手で、安心して観ていられる好投手です。

(ピッチング内容)

ゆったりとしたモーションから投げ込む、右サイドハンド投手です。球速は125~130キロ弱ぐらいで、昨秋よりは若干球速が増したかなといった程度ですが、それほど大きな変化は感じられませんでした。

変化球は、サイドらしくスライダーとシンカーとのコンビネーション。ただこの選手、枠の中には苦になく球は集められますが、それほどピンポイントの制球力に優れているわけではありません。それでもテンポの良さ・マウンド捌きの良さ・外角への制球が安定しているので、投球に大きな破綻はありません。

秋からの一番の成長は、1.2秒前後だったクィックが1.0秒前後と非常に素早くなった点。相変わらず右サイドの宿命とも言うべき、左打者の攻めへの課題は残すものの、粘り強く投球が続けられる選手です。

(今後に向けて)

目について秋から春にかけて大きな成長を遂げたようには見えませんでした。しかしその投球が、全国上位レベルである大垣日大相手にも、充分通用したことは、大いなる自信になったことでしょう。「鋭さ」などのキレを強く意識して、夏も徳島大会を勝ち上がってきて欲しいと期待しております。

△森田 将健(岐阜・大垣日大3年)中堅 174/68 右/左

(どんな選手?)

大垣日大の核弾頭を務める選手で、走攻守バランスの取れたプレーヤーです。特に秋の神宮大会では大暴れをした選手だったのですが、選抜ではイマイチ精彩を欠いたのが残念でした。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.15秒前後と、それほど際だつ数字ではありませんでした。神宮大会の時も4.1秒前後でしたから、やはり走力自体は、この辺なのでしょう。それでも秋の成績では、51試合で28盗塁を決めるなど、かなり走れる選手のようです。

また中堅守備も、打球への反応・守備範囲も広く、地肩もまずまず強いなど、むしろ選抜では守備力の方が光りました。秋見た時は左翼手で、打球への反応・キャッチングなど、かなり危なっかしかったのですが、中堅を任されるようになり、守備力は大幅にUPしたように思えます。

こと守備・走力に関しては、基準を満たすだけの能力はあるようです。むしろ問題は、選抜で湿ってしまった打撃の方にありそうです。

(打撃内容)

今大会で気になったのは、プレー全体に一番打者にしては、貪欲さが感じられなかった点です。その辺が、大会通じても元気なく映ってしまいました。秋の時のように、好い時は良くても、ダメだとからっきしと言うように、浮き沈みが激しいタイプなのかもしれません。

左オープンセンスで構え、グリップを下げて構えます。投手が重心を下げて来る時に、自分の腰もグッと沈ませるスタイルの選手です。ただ気になるのは仕掛けが「遅すぎる仕掛け」を採用。これだと一定レベル以上のスピードやキレのある投手には差し込まれやすいですね。

足を小さく前にステップさせるタイプで、打てるタイミングは限られていると思います。ただ踏み込んだ足下はブレないので、打ち損じは少ないタイプかと思います。

打撃の準備段階である「トップ」の位置にグリップがあるのですが、ボールが到達する少し前にバット更に引くので、ワンテンポ遅れやすいです。それでも上から少しこねるようなスイングではあるものの、コンパクトで鋭いスイングはできております。

何より動作が小さい分、頭のブレ・身体の開き・軸足の粘りが感じられ、体軸のロスが小さいスイングができているのは魅力です。ただ動作自体は、秋と殆ど変えていないようです。

(今後に向けて)

気持ちの面で、選抜では乗り切れなかった印象です。更に全国レベルのスピードに対応するのには、仕掛けやトップの形成に課題があります。この辺を改善して行けないと、上のレベルで活躍するのは厳しいかもしれません。守備・走力がある選手だけに、ちょっと惜しいかなと言う印象です。夏までの立て直し、安定した打撃ができる精神的な成長を期待したいですね。

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2010年 選抜の逸材20!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月30日(金)03時24分45秒
返信・引用
  皆様おはようございます。これから今日も出勤して行かなければ行かないのですが、帰宅後あたりからは、少し積極的な更新もできるかもしれません。一応今週は、遠征する予定はございませんので。

△中野 悠佑(大阪・大阪桐蔭2年)投手 178/76 右/右

(どんな選手?)

2年生ながら選抜では、MAX140キロを記録した投手です。腕のしなりが柔らかく、ボールが遅れて出てくるところが最大の魅力。今後の更なる成長が、期待される存在です。

(投球内容)

球速は、常時130~MAX140キロぐらい。腕のしなりを活かして、手元までしっかり伸びて来るストレートが魅力です。変化球もカーブ・スライダー・フォークなど、すでに一通りの球種を使いわけております。制球は、やや高めに浮くことが多いのですが、両サイドの投げ分けは悪くありません。クィックも1.05秒前後でまとめるなど、名門の投手だけに、総合力は高いです。

ただそういった一つ一つの動作・球は悪くないのですが、不思議とピンと来ない投手です。その最大の要因は、投球にしてもフォームにしても、メリハリに欠けるからではないのでしょうか。

また投球フォームに関しては、お尻を一塁側に落とせる投手なので、見分けの難しいカーブや縦の変化は期待できそうです。ただ引き上げた足を幾分二塁方向に送らないと、着地までの粘りがなく、その恩恵も活かせません。

グラブは内に抱えられているので、左右への投げ分けはできますし、足の甲への押しつけも悪くないのですが、その時間をもっと長くできる粘りが欲しいです。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の部分では、「着地」までの粘りを作れるのかが最大の課題で、あとの部分は平均的です。

(今後に向けて)

投球内容・フォームにしても「間」を常に意識して取り組めるかどうかが、一つ大きなポイントになるのではないのでしょうか。そうじゃないと、ただただ投げているだけと言う感じで、投球にメリハリがございません。そういったものを作って行けるようだと、来年は大阪を代表する投手として、秋から注目されて行くのではないのでしょうか。

△葛西 侑也(岐阜・大垣日大2年)投手 176/71 左/左

(どんな投手?)

けして上背があるわけではないのですが、長い手足を活かし左サイドから投げ込む、独特の球筋が武器の技巧派左腕です。作秋は、1年生ながら主戦として活躍し、チームを秋の日本一に導きました。

(投球内容)

神宮大会の時よりも若干球速が上がり、MAXで136キロまで到達しました。ストレートの球威・球速はないのですが、両サイドにしっかり投げ分けられるコントロールが身上です。変化球は、カーブとのコンビネーションで、スライダーは陰を潜めた変わりに、シュート系の球もあったように思えます。

特に右打者外角への制球は見事で、それでいてインハイを突きます。また左打者の背中越しから来るような独特の球筋が売りでありながら、左打者のインハイを厳しく突くことができる投手で、これが彼の最大の武器です。右打者にも左打者にも、両サイドにきっちりボールを投げ分けつつカーブで緩急をと言うのが、この投手のピッチングスタイル。

また左投手らしく、非常に牽制が上手いのも大きな武器。クィックも1.2秒弱でコンスタントに放れるなど、一見モーションが大きそうに見えるのですが、ランナーを釘付けにできる技術を持っております。

(今後に向けて)

まだ新2年生でありながら、すでに全国レベルの投球ができる貴重な左腕です。球速に関しても、130キロ台を越えて来るなど、けして遅くはありません。ただ勿論、そこで勝負するタイプではないのですが。

ただ高卒プロと言う臭いのして来る投手ではないのですが、これだけのピッチング・制球力がありながら、常時135キロ前後~MAXで140キロぐらいまで叩き出せるようになるならば、高卒でプロをも検討しないと行けないかもしれません。ただ緩やかな成長曲線を描いて行くタイプでしょうから、地道に一つ一つの段階を辿って、力を付けて行って欲しい選手でした。

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2010年選抜の逸材19!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月29日(木)03時16分31秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。こちらでは、少し間が空いてしまい申し訳ございません。本当は、九州遠征中に怒濤の書き込みをして、一気に選抜のレポートを終えたいと考えておりました。しかし、遠征前日に東都観戦をしていたら、その準備ができないまま九州遠征に。更に九州から戻ってきても少し反動が出て、ようやく今日、選抜のレポートがかける体勢が整いました。残り1/3程度だとは思うのですが、5月の上旬ぐらいまでかかると思いますが、しばらくまったりお付き合いくださいませ。

△坂本 拓弥(千葉・東海大望洋3年)捕手 180/82 右/右

(どんな選手?)

チームの4番・捕手と言う、野手の要的存在です。今後の活躍が期待される大型捕手です。

(ディフェンス面)

ミットをしっかり示すタイプの捕手ではないのですが、特にミットを下げる癖はないようなので、ワンバウンド処理などに立ち後れることは少なそうです。一球、一球のボール押し込みや打球への反応は並なのですが、少々キャッチングが雑になるところが気になります。

体格は好いのですが、特にディフェンス面でセンス・技術の高さなどは感じられない選手です。今回は、地肩の強さなどスローイングに関してはよくわからず。その辺も含めて、何処かでもう一度観てみたいです。

(打撃内容)

捕手と言うポジションですが、かなり打力が売りの選手です。軽く前足こそ引いていますが、ほぼスクエアスタンス。グリップの高さも平均的で、ボールをしっかり両目で見据えて構えられているのが好いですね。

仕掛けは「遅すぎる仕掛け」を採用。動作全体が、後手後手に回っているので、一線級のスピードのある投手に対しては、かなり苦労しそうです。

足を小さくステップさせて、真っ直ぐから少しベース側にインステップして踏み込みます。始動してからの「間」がないことからも、打てるポイントは限られているタイプです。ただその割に、インパクトの際に足下がブレてしまうので、打ち損じは多いタイプではないのでしょうか。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのも遅れ気味で、更にグリップを内に引き込むので、バットが素直に出てきません。そのためボールを捉えるポイントは、やや後ろの方なのでセンターから右方向への打球が多いのではないのでしょうか。ただボールを捉えるまでにはロスが感じられるものの、インパクトの際にバットの先端が下がらずに、広い面でボールを捉えることができ、インパクト後のスイング軌道は悪くありません。

ただ頭の動きは大きく、開きも我慢できない傾向にあるのは気になる材料です。確かにスイングの強さもまずまずなのですが、もう少し東海大系列の選手に多い、キレと言うものを追求して欲しいところです。

(今後に向けて)

恐らく系列の東海大などの強豪大学で野球を続けて行く選手だと思います。ただ上のレベルでは、打撃を活かして他のポジションにコンバートすることになるかもしれません。塁間を4.5秒強(左打者換算で4.2秒強に相当)で走り抜けるなど基準レベルの脚力もあります。

捕手としてはあまり関心しませんでしたが、打者としての可能性は悪くありませんでした。できれば、もう少しじっくり見てみたい選手。夏にもう一度出会えることを楽しみにしております。

△尾沢 賢人(千葉・東海大望洋2年)投手 180/76 右/右

(どんな選手?)

エース長友の肩痛などもあり、その穴を埋めるべく急成長してきた選手です。恵まれた体格の持ち主ですが、現状は速球よりもカーブを多投するピッチングスタイルです。

(投球内容)

選抜では、ほんの僅かの投球だったので、正直よくわかりませんでした。ただ速球よりも、圧倒的にカーブが多いことからも、この球を武器にする投手なのでしょう。

お尻を一塁側に落とせるタイプなので、見分けの難しいカーブや縦系の球の修得は期待できるフォームです。しかしそのためには「着地」までの時間が必要なのですが、全く粘りなく地面を捉えてしまうのが大いなる課題です。

グラブの抱えも、最後にほどけてしまいますし、足の甲の押しつけも殆どできないので、上体が高く、ボールの抑えが難しいフォームです。投球の4大動作に当てはめると「開き」「球持ち」「体重移動」「着地」とすべてに課題があり、まだまだこれからの投手との印象を受けました。

(今後に向けて)

下級生から真下(現ベイスターズ)の控えてして活躍していたエース・長友と比べると、実戦力と言う意味では課題の多そうな投手です。ただ彼よりも体格には恵まれているので、ストレートを磨くことができればと言う印象はあります。

現状は、すべての面でまだまだで、相当な精進が必要ではないのでしょうか。ただ秋の成績などをみると、長友以上の登板数を経験しており、彼以上の防御率を残している実績もあります。それだけに、高校レベルで満足することなく、更に上に行っても野球を続けて行けるような技術を磨いて欲しいと思います。また来年までに、どのぐらい成長するのか、期待して見守りたいと思います。

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関甲新リーグ

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 4月28日(水)00時19分17秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは、
日曜に関甲新リーグを観戦に行ってきました。

バスの本数が少なかった記憶があるので、早めに出発して9時半には本庄駅についたのですが、バスが10時ちょうどまでなく、着いたときには既に3回になっていました。今シーズンは平成国際大のグラウンドでの開催がないのが痛いです。
去年の秋は行かなかったので約1年ぶりの観戦でした。高校時代はそれほど知られていなかった選手が多いのですが、1年生で活躍する選手も多く、改めてレベルの高さを感じました。

第1試合 白鴎大6-5山梨学院大
白鴎大先発の金伏ウーゴは速い球を投げ込んできますが、ボールがシュート回転して制球が安定しません。投げるときの頭の位置が一定ではなかったですし、開きの速いフォームのためなのかなあと思いました。後で球速を聞いたら、最速145で常時140前半だったので驚きました。確かに腕はよく振れていたのですが、そこまで速いと思わなかったので・・・。4回途中で降板しますが、2番手で登板した新谷(アラヤ)という右サイドよりやや上から投げる投手がのらりくらりとした投球で8回までを1失点に抑え、その後の逆転を呼び込みました。
打撃陣は去年とレギュラーはあまり変わっていませんでしたが、1年生では7番一塁で国本(平塚学園)、8番三塁で山城(沖縄尚学)が出場していました。国本将希(右/左 178/73 平塚学園)は2打席目以降、いずれもランナーを置いて回ってきますが、2安打1四球(押し出し)とシュアな打撃できっちりつなぎました。4番の塚田は警戒されてランナーなしの場面でも臭いところをついて歩かされていました。

山梨学院の先発は高梨裕稔(右/右 185/74 士気)という1年生投手でした。長身からキレのある球を低めに集め、6回を岡島のソロホームランの1点のみに抑えます。3回り目となる6回からはタイミングが合ってきており、この回で降板しました。
7回からは連投でエースの佐藤が登板します。去年よりも制球・球威が上がっており、成長の跡が伺えました。7回は簡単に三者凡退に打ち取ったのですが、8回は一死から四球と死球でピンチを迎えます。次打者はピッチャーゴロに打ち取りますが、セカンドへの送球をショートが落球し、チェンジのはずが一転満塁のピンチになります。このあと押し出し四球、右中間への走者一掃の三塁打で逆転、次打者に四球を与えて降板しました。ほんとエラーが勿体なかったです。
打者では観たかった山内はスタメン落ちでした。代わりにファーストに入っていた林も左打ちなので調子が悪かったということでしょうか。その山内は9回に代打で登場し、低めの変化球に泳ぎながらもポテンヒットを放ちました。8番捕手で出場の本多は1打席目にライトへホームラン、2打席目も外の変化球をうまくおっつけてライト前タイムリーと活躍しました。ただ守備ではイニング間送球で一度も全力で投げない(ケガしてるわけではなく)のがひっかかりました。
山梨学院は先週に上武大から勝ち点を上げてこの節までは首位でしたが、3位に後退してしまいました。ただ去年滅多打ちにあっていた佐藤は成長してましたし、全体的に戦力が底上げした感じでした。

第2試合 上武大8-7作新学院大
上武大が2-7から終盤に逆転し、そのまま逃げ切りました。
上武大は先発の齋藤がピリっとせず、4回までは1失点に抑えますが、5回にエラーがらみで逆転されて降板、後を次いだトルネード投法の山下も連続死球で押し出しなど、この回6点を失います。
一方で作新先発の劉も毎回のように得点圏にランナーを背負う苦しい投球でした。6回までに6安打3四死球ながらなんとか2点に抑えます。7回は二死一二塁のピンチで4番成田にツーベース、続く小川はショートゴロに打ち取りますが、ショートの悪送球で2点を追加して、5-7と追い上げられます。8回は2番手の横山(1年 左/左 173/72 水戸短大附)が連続死球で降板し、作新は3番手の小林(2年 右/右 174/82 今市工)に交代します。次打者のバントが小フライでセカンドランナーが封殺され、二死一塁となりますが、続く加藤が粘って歩くと、途中出場の伊藤が逆転スリーランを打ち、一気に逆転しました。伊藤亮太(2年 右/左 185/81 埼玉栄)は大型ショートとして気になる打者でした。
上武は松井や安達など4年生レギュラーが大勢抜け、さらに前田がスタメン落ちでしたが、さすがに強いです。6回以降は山下、竹本、市川が好投して1安打1四球無失点、出したランナーはいずれもゲッツーで、追加点を許さなかったのが逆転につながりました。
最終回に登板した市川功久(4年 右/右 177/84 浦和学院)は前日に完投勝ちした今期のエースです。去年の神宮大会でも投げておらず昨シーズンは1試合1イニングのみの登板でした。2,3球チェンジアップらしき球を投げた以外は全部ストレートで押してきました。高めの抜け球が多いのが気になりましたが、最速147で常時145でした。全く知らない選手でしたが、こういう4年生投手が出てくるところが強みなのかと思います。

前田は試合前ノックでは一塁を守っていました。3回の守備から登場し、4回には一死二三塁のチャンスで回ってきますが、インハイに詰まって内野フライ。次の回の守備から交代しました。ケガしていないか心配です。
上武大は2番遊撃で三木(遊学館)、5番指名打者で小川(八王子)が1年生ながらスタメン出場していました。三木は目立った活躍がなく途中交代しますが、小川は3安打の活躍でした。ヒットはいずれも球に逆らわずに打ったセンター前へのものでした。

他新入生で気になる選手は上武大の村瀬(享栄)と山梨学院の平井(富士学苑)くらいですが、全く知らなかった選手が急に活躍するのがこのリーグの面白いところなので、秋にまた新戦力が出てくることを期待したいです。
以上長文で失礼しました。
 
    (蔵建て男) 行ってみないと、どんな状況になっているかわからない関甲新リーグの最新レポート大変参考になります。

市川と言う投手が出てきて、そんな投球をすると言うところが、如何にも上武の層の厚さを感じさせますね。

大変お世話になっているリーグなので、是非足を伸ばしたいのですが、春のリーグ戦で日程が調整できるのかは微妙です。

やはり首都圏から足を運ぶ人間としては、平成国際大のグランドが会場にないのは、かなり足を延ばすには辛いですね。
 

大石・自己MAX更新も痛恨の逆転負け!

 投稿者:DINAMO-JIN  投稿日:2010年 4月27日(火)00時37分28秒
返信・引用
   随分とご無沙汰しております。
 野球観戦もこれが今年初…という有様ですが、東京六大学となると更に久方ぶり。スカイAでの放送はちょくちょく観ているのですが、どうも自宅で楽して観る癖が付くと、なかなか球場に足を運ばなくなるモノで…(^^;
 いけません!

 さて…。
 逆転で明大が勝利を飾ったこの試合。追いかける明大の勢いが感じられただけに、「もしかして6回から早めに大石に繋ぐことも有り得るな…」と、5回終了後のインターバルの時には思ったモノですが、結局6回も福井が続投。
 しかし、この福井が先頭打者に出塁を許し、次打者にボールを2球続けたところで大石にスイッチ。経験豊富な大石とはいえ「こっからはキツイだろう」と感じるくらい、どうにも中途半端に見えた迷いの継投が、結局勝負を分けたように思います。
 連勝で勝ち点を得た明大は首位に立ちましたが、攻守にバランス良く選手も粒揃いなだけに、昨秋に続いての連覇も十分にあるのではないでしょうか。

 第一試合の途中から足を運んだので、ネット裏は早々に満杯。仕方なく?一塁側内野席に陣取りましたが、違った角度から観ることで、見えてきたモノもあったような気がしました。


■早稲田大■
◆ 大石 達也 ④ 投 手→中堅手【福岡大大濠】182/76 右投左打 MAX155㌔!!!!
 前出の場面でリリーフ登板。できれば7回からの3イニングで抑えたいという指揮官の思惑があったのだろうが、結局それが裏目に出た形での起用になった。個人的には4回(長いとは思うが…)いかせるのであれば、やはり回の頭から行くべきだったと思う。

 今朝の紙面で「自己MAX更新」の文字が躍った通り、調子自体は決して悪くなかったと思う。手元でのボールの伸びはやはり他の投手とは一線を画すモノがあった。
 無死一塁カウントノーツーからマウンドに立ち、犠打とファウルフライ犠飛で二死三塁、なかなかリズムに乗り切れない両校先発投手とは、コントロールの精度が明らかに違う!テンポ良く小気味良く簡単に二死までこぎ着けた。

 迎えた7番の山内に対しても力のこもった投げっぷり。153、154、155…と1球ごとに上がっていく球速にスタンドもどよめいていた。山内に粘られたものの最後はドン詰まりの内野ゴロ。打ちとってリリーフ成功と思いきや!ダッシュして捕球した二塁手がなかなかボールを離せず、内野安打となり同点に。
 次打者は前日本塁打を浴びていた上本。ここは四球で歩かせるも、迎えた代打の川嶋はこれがリーグ戦初打席。ここを凌げばまだまだ勝機はあるという場面だったが、追い込んでからスライダーを右中間に運ばれ2失点!これははたから見ていてもかなり効いてるように映った。更にタイムリーを浴びてもう1失点。

 続く7回に回ってきた打席にそのまま立った時には、一旦プッツリ切れたまま続投させるのはどうなんだ??と思ったが、その裏の守備からは何とそのままセンターの守備位置に。追いつくなり逆転するなりしたら再びマウンドに…ということだったのだろう。
 野手としての才も監督には買われているのは有名だし、開幕前のオープン戦ではそういう機会もあったと記憶しているが、この春のリーグ戦での野手出場は恐らく初のはず。

 ただ、7回に隈部のボールを上手く合わせ左中間にHITを放ったが、この日全く打ちそうなオーラが感じられなかった早大野手陣に比べて、この大石のほうが遥かに打席での雰囲気を感じたのもまた事実。将来性は間違いなく投手のほうが勝ると思っているが、登板がない時に野手として使いたくなる気持ちは分からなくもなかった。

 9回に迎えたこの日2打席目は見逃しの三振で最後の打者に。大石にとってこの明大2連戦は苦い記憶を残すことになったが、個人的には今秋のドラフト候補の中でNo.1(要はアマNo.1)だと見ているだけに、是非とも巻き返してほしいし期待したい。

◆ 福井 優也 ④ 投 手【済  美】177/78 右投右打 MAX150㌔
 1球だけ150㌔をマークしたボールがあったと思うが、もしかしたら記憶違いかもしれない。それでもコンスタントに145㌔前後のボールを投じていた。ボールの威力はドラフト上位級だと思うし、スライダーのキレも悪くないのだが、如何せん投球がまとまらない。

 前述の通り6回にランナーを残して降板したが、被安打は僅か2本。にも関わらず常に走者を背負っていたような印象を受ける。ボールスリーになる機会も多く、安定感やリズムという面ではやはり物足りない。
 結構テークバックが大きいフォームなのだが、そこで力むとどうしても前で振り切れず、結果ボールが浮いたり…という具合になるように見受けられたが…。

◆ 大野 健介 ③ 投 手【静 岡 商】169/62 左投左打 MAX142㌔
 大石の後を受けて7回裏から2イニングを無失点に抑えた。スピードはコンスタントに135㌔前後をマーク。投球にそれなりに纏まりはあるが、例えば先発して長いイニングを抑えれるかというと、まだ経験が足りないようにも映った。4年生に強力投手陣を揃える早大だが、彼らが今秋でいなくなることを考えると、下級生にも経験を積ませる必要はあるかも。

◆ 松永 弘樹 ④ 遊撃手【広  陵】174/70 右投右打
 大石に最も打ちそうなオーラを感じるほど湿っていた早大打線。そんな中チーム5安打中2安打を放ったのがこの松永。といっても目を惹いたのは、派手さは感じないが“いぶし銀タイプ”の堅実な守備。攻守に洗練されたモノは感じるだけに、春秋のリーグ戦でそれなりの打撃成績を残せば、プロへの道が拓けるかもしれない。



■明 治 大■
◆ 西嶋 一記 ④ 投 手【横  浜】186/89 左投左打 MAX139㌔
 見事な体格とそこから漂わす雰囲気はプロ級だが、ストレートは130~137㌔ぐらいの球速帯。最初に観たのが高1の秋だが、その頃からあまりスピードは伸びていないようだ。
 左腕とはいえ、即プロとなるともう少し投球の精度が高いか、もしくはアベレージであと5㌔ぐらいのスピードがないと厳しいだろう。

 横からの視点なので細かい球種までは判別できなかったが、カーブ、スライダーにスクリュー系のボールも放っていたか。福井同様とにかくスリーボールになるケースが多く、なかなかテンポ良く試合を進めるには至らない。それでも立ち上がりの悪さを突かれて2失点した以降、得点を与えない粘投を続けたことが、結果的にチームの逆転に繋がった。

◆ 難波 剛太 ③ 投 手【春日部共栄】177/72 右投右打 MAX141㌔
 西嶋の後を受けて6回1イニングを封じた。さほど速さは感じないが手元でキレてそうなボールを放る。福井あたりとは対照的に後ろで右手が身体から離れず、後ろ小さく前でしっかり振れるといったフォーム。スケール感はさほど感じなかったが、投球に破綻がないタイプだ。

◆ 森田 貴之 ③ 投 手【大垣日大】175/74 右投右打 MAX149㌔
 サイズよりもガッチリ大きく見える体躯。3イニングを無失点に抑え最後を締めた。常時145㌔級の速球は威力十分で、ストレートの力という点では、この日に観た投手の中で一番だったと思う。
 緒戦で完封した野村&難波&森田の明大トリオは、今年の早大トリオに続いてドラフト的にかなり注目を集める存在になることだろう。

◆ 荒木 郁也 ③ 遊撃手【日 大 三】180/75 右投左打
 ご存知明治の誇るリードオフマン。攻守にスピード感溢れるのが最大の魅力で、昨年守ったセンターやセカンドができるのもユーティリティという意味では◎。
 この日は大石からダメ押しの5点目となるセンターへ抜けるHITを放ったが、他に2四球を選ぶなど幾度も出塁し勝利に貢献した。

◆ 中村 将貴 ③ 中堅手【関  西】178/67 右投左打
 バットを持った腕が鞭のように振れる柔らかいバッティングが高校時代から目を惹いた選手だけに、故障がちだった投より将来性は断然!打のほうにアリと思っていたが、層の厚い強豪で中軸を張っていることからも、そのことが実証されていると思う。
 この日は無安打で3三振と結果は残せなかったが、随所に打撃センスの片鱗は感じられた。元投手だけに肩もそこそこあるし、外野守備を観る限り足も結構動いていた。もう少し身体に力が付いてくるようだと、非常に楽しみな存在。
 
    (蔵建て男) ご無沙汰しております、レポート楽しみに待っておりました。大石は、この春ストレート単体では、球速は出ているけど、それほどでもないのかなと思います。ただ最初の立教戦で見事だったのは、腕の振りが同じ変化球の良さにありました。その辺をもう少し活かしてくれると、ムキになってストレートが打たれるケースも減るのではないのでしょうか。

福井の球の迫力は素晴らしいのですが、みんな球が高めに集まるか抜けます。この辺が抑えられると好いのですが、それができないことが多いのが彼の最大の課題ではないのでしょうか。

荒木は、野球への意欲は変わってきたように思えます。ただあんまり頭を使ってプレーすると言うよりは、ポテンシャルの高さと感覚でプレーするタイプ。その辺が、思わぬミスや脆さを発揮するのが気になります。ただ持っているののは、今年の野手の中でもトップクラスでしょうね。プロでは、外野手ではないのでしょうか。
 

(無題)

 投稿者:よぅ  投稿日:2010年 4月26日(月)00時31分43秒
返信・引用
  せっかく福岡にきてるみたいでしたので、早目に言えば良かったのですが、今日大瀬良が投げて被安打2完封で、デビューから18回無失点です。
オープン戦合わせると40回防御率0を続けてるみたいです。
 
    (蔵建て男) 大瀬良は、モノの違いを魅せているんですね。まあ私の場合、下級生は見られればラッキー程度にしか考えていないので、また何処かで見られる機会があるでしょう。

個人的には、西南学院大の八木を見に、久留米まで足を延ばそうかと思ったのですが、持病が悪化して行けなかったのが残念でした。もし見られる機会があったら、宜しくお願い致します。
 

長友投手

 投稿者:D.O  投稿日:2010年 4月24日(土)08時18分57秒
返信・引用
  長友投手を取り上げていただき、ありがとうございました。

秋の関東大会で初めてみましたが、
このときは故障の影響もあったのか、制球が定まらず大荒れの投球でした。
ただ、力のある球を投げており、万全であれば全国でも通用するのではと思っていました。

春の選抜をテレビで観戦しましたが、秋関のときよりはだいぶ良くなったようでした。
初回二者連続三振を奪い、3者凡退で抑えたときは「これはいける!」と思いましたが、
その後秋関を思い出させるような投球が続いてしまいました。

蔵さんがご指摘のとおり、力のある球を時折投げるのですが、
それがコンスタントに出ないのがもどかしいところでした。

ただ、相手の大阪桐蔭も長友をよく研究していたようで、狙い球を絞って鋭く振りぬいていたように見受けられました。

それと2番手で登板した尾澤投手の評価も是非聞いてみたいと思っています。
選抜では2/3イニングしか投げていないのであまり評価の材料がなかったかもしれませんが、
カーブの制球が良く、ストレートも秋関のときよりも威力が増していたようにみえました。

体も大きいしこれからの成長が楽しみな投手だと思います。

お忙しいとは存じますが、千葉にも足を運んでいただき好選手を発掘していただければ嬉しく思います。
 
    (蔵建て男) 選抜では、カーブを多投し、あまりストレートが見られず残念でした。

全体的に腰高のフォームで、課題も多いなと感じたのが率直なところ。まだまだ新2年生ですから、この経験を生かして成長して行って欲しいと思います。
 

2010年 選抜の逸材18!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月23日(金)09時47分2秒
返信・引用 編集済
  皆様おはようございます。今日は、九州遠征の準備を進めながら時間を見つけて、更新などして行けたらと思います。雨で天候が微妙なのですが、もし東都第三戦・中央VS立正大の試合を行うようなら、都合をつけて観戦に行きたいと思います。

◯長友 昭憲(千葉・東海大望洋3年)投手 173/83 右/右

(どんな投手?)

上背ないのですが、安定した下半身を土台に、MAX147キロを投げ込むと評判の速球派右腕です。打者や状況に応じて、明らかに力を加減を変えて投げており、良くいえば手の抜き方を知っている投手、悪く言えば良い状態を長く持続できる力が、まだない投手だと言えるのでしょう。

(投球内容)

初回こそMAX141キロまで到達し、その球の勢い・伸びには、中々評判どおりの良さがありました。変化球もブレーキの効いたスライダー・カーブ・フォーク系の落ちる球もあるなど一通りものはあるようです。さすがにマウンド経験も豊富なようで、牽制も中々鋭いですし、フィールディングも悪くありません。クィックは1.25~1.40秒とあまり上手いとは言えませんが、一応できるレベルにはあります。下級生の時から見ておりますが、それほど大きく変わった印象はありませんでした。

基本的には、左右の両方の打者に対しても、外角中心に投球を組み立ててくるようです。外角への制球はそれなりなのですが、内角へのコントロールはつかず、高めにカーブが抜けたり、速球が抜け気味に行くことも少なくありません。

これだけの球を持っていながら、意外に三振が取れないのは、球が見やすい・打ちやすいだけでなく、勝負どころでの脆さ・勝負弱さを持っている気が致します。内角への厳しいコントロールがないのと球の見やすさで、外角にしっかり投げても、その球を踏み込まれて打たれる場面が目立ちます。意外に実戦的と思いきや、そうではない部分が見られます。

投球フォームをみていても、お尻を一塁側にしっかり落とせるフォームではないので(改善はできそうなフォームですが)、現時点ではカーブの際にも腕が緩みますし、縦の鋭い変化は期待しにくいです。グラブは、終始体の近くにあるのですが、足の甲の押し付けは極めて短いので、フォーム後半に力を伝えきれず、低めに押し込むのも下手な投手です。

投球の4大動作に当てはめても「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の観点で言えば、「球持ち」と「体重移動」は悪くありませんが、「着地」までの粘りに欠け、ボールの出所も早く見える「開き」の早いフォームです。またこの手の投手にしては、腕が体に巻きつくぐらい強く腕を叩きつけても良いはずですが、それが意外にできません。

(今後に向けて)

体幹に「強さ」を感じさせる投手なので、あとはもっと「鋭く」体を使うことを意識したいですね。投球に強弱を付けるのは悪いことと言いませんが、ある程度平均して、高い能力を出せる心身共に強さやスタミナを磨くべきかと思います。もう少し実戦的な投手かなと思ったのですが、以外にそうではないことがわかりました。

当然大学などに進んで、野球を続けて行ける素材だとは思います。ただ、まだまだ夏の千葉予選を勝ち抜いて行くには、高めないと行けない課題が多いようです。更に大学・社会人への可能性を秘めている投手だけに、志しを高く持って取り組んで頂きたいと思います。

△福本 翼(大阪・大阪桐蔭3年)投手 184/62 左/左

(どんな投手?)

下級生の時から、大阪桐蔭の主戦として活躍してきた技巧派左腕です。昨年も大阪桐蔭の試合を何試合か観ましたが、彼を一度も生で見ることができませんでした。

(投球内容)

長身でスラッとした体型が目を惹きますが、線は細く体幹に力強さを感じさせる投手ではありません。ゆったりとしたモーションながら、膝のクッションを活かして高い位置まで足を引き上げるフォームです。球速は、常時125キロ程度で、球威・球速に欠け甘く入ると怖い側面はあります。ただ腕が長く、球の出どころの見悪いタイミングの計りにくいイヤラシイフォームです。

立ち上がりは、そのストレートが高めに浮いたり、カーブもしっかり曲がりきらずスライドしておりましたが、4回ぐらいからストレートも外角・それも低めの微妙なところに集められる高い制球力を発揮。カーブも左腕らしい、ブレーキの大きなカーブが決まるようになって持ち味を発揮し始めました。

球種は、主にこの二つの球とのコンビネーション。元来は外角低めにストレート・内角低めにカーブを集めるのが右打者への攻めのようです。また左打者には、内角にストレート・外角にカーブと言う逆の攻めを魅せてきます。牽制は左腕らしく下手ではありませんし、クィックは1.15~1.35秒ぐらいと、結構幅があります。わざと江村捕手にスローイングさせるために、クィックのスピードに幅を持たせているのかもしれません。

四球で自滅するタイプではないので、立ち上がりに球が浮くところを打ち込まれなければ、持ち味の低めやコーナーを丹念に突くねちっこい投球が期待できます。更に何かイヤラシイシュート系の球を武器にできると、投球の幅も大きく広がるかもしれませんね。

お尻をしっかり落とせるタイプではなく、ボールの出所の観づらさと長い腕のしなりがイヤラシイ左腕です。またスリークオーター気味なので、左打者には少し背中越しから来るようなイヤラシイ球筋だと思われます。その球を内角胸元に投げ込まれるのですから、たまりません。

グラブをしっかり抱えられていないのですが、終始体の近くにあるので左右の投げ分けも期待できます。足の甲の押し付けの粘り・深さが足りないので、下半身を活かしてと言うよりは、指先の感覚を頼りに上半身主導でボールをコントロールするタイプです。

そのため「球持ち」の長さ・球の出どころの見にくさなど「開き」の遅さが光るフォームである反面「着地」までの粘りや「体重移動」には物足りないものがあります。ただ、こういったタイプの投手なので、「着地」までのあっさり感は無くしたいですが、ベースとなるフォームは、それほど修正する必要はないと思われます。上半身主導のフォームですから、もっと上体や腕を鋭く振るだけの筋力・意識を持ちたいところです。

(今後に向けて)

投手としては、中々面白いものを持っていると思います。東海大望洋戦でも、4回ぐらいから持ち味が発揮できてきました。大学や社会人で、その持ち味・イヤらしい投球を追求できる探究心・努力できる才能があれば、技巧派左腕として、社会人あたりまで野球を続けて行けるかもしれません。球威・球速不足は否めませんが、それよりも「鋭さ」や「キレ」を追求して、投球を極めて頂きたいところです。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

沖縄春季大会3

 投稿者:半島  投稿日:2010年 4月22日(木)20時35分50秒
返信・引用
  蔵さん、こんばんは。
いよいよ九州遠征ですね。糸満の選手の印象も気になるところですが、個人的にはチームの印象が気になりますね。僕は糸満の選手は能力も高いですし、興南に全然負けていないと思います。選手もいろいろなタイプがおり幅がありますし控え選手も含めた選手層の厚さでは上ではないかと見ています。そして投手層も厚く、今春も継投で勝ち進み経験を積ませながら勝ち上がってきましたし、夏に向けての準備もしっかりしてきたなと思いました。どちらかと言えば糸満のほうが巨大戦力という印象があります。
ただ、個々の選手は良いのですがチームとしての完成度がイマイチかなと思ってしまうんですよね。糸満も昨年は興南程ではなくても2年生主体のチームでしたが、まだまだ上手くかみ合っていないという感じがします。冬の間あまりチーム練習を行ってこなかったってのも多分にあるでしょうが、細かいところの差が非常に大きいと思いました。そこらへんは監督の指導もあるんだと思いますが。
まぁ何にせよ期待しているチームですし夏にはぜひ全国の舞台で見たいと思っているので、九州大会をなるべく勝ち進みいろいろな経験をし、それを糧に選手・チームとも大きく伸びていって欲しいです。
今回はいろいろな高校の選手を紹介します。

川満 昂弥(興南2年 175・66 右・右 投手)
チャレンジマッチで観ることができたので投稿させていただきます。
ノーワインドアップから足をゆっくり軽く内に捻るように上げ、腰を落とし、真上から投げ下ろすように腕を振ってきます。グラブもしっかり抱えられていますし、投げ終わりのバランスも良いです。秋と比べるとフォームに勢いが出てきて、体重が前に来るようになってきたかなと思います。ただ、リリース直前にミットから目線をそらし、腕を強く振って投げるようになりました。
球種はスライダー・フォークがあったと思います。縦スラかと思ったらフォークだったんですね。直球はやはり球威に欠ける快速球ですが、キレと伸びはなかなかのものがあります。ミート力とバットコントロールの上手い宮城選手(糸満)がカットしにいこうといましたが空振り三振というシーンが見られました。この球質なのでフライアウトが多い印象ですね。フォークもまずまず落差ありますし、手元で落ちるのでキレがあります。糸満の打者が空振りしているシーンも結構見られました。制球に関してはあまり良くは無いですが、ある程度内・外と投げ分けますし低めに集めることが出来ていました。
一旦目線を切るので向かってくる打球にはどうかなと思いますが、バント処理やベースカバーなどは早かったです。クイック・牽制などはまずまずでした。
消耗度が大きそうなフォームなので長い回を任せるのは難しいのかもしれません。選抜前の練習試合でも5回くらいを目安に交代していたようです。我喜屋監督は夏は島袋投手が投げない時は砂川―川満の継投で勝ち上がって行きたいと思っているかもしれないですね。
打者としてはそこまで集中してみていませんでしたが、スイングにはそこまで力強さはないもミート力は高そうでした。またセンターが軽くハンブルしている間に2塁を陥れるなど足はかなり速いですし、走塁の意識も高いと思います。
個人的には投球内容を見ても興南投手陣の中では2番手といえると思います。九州大会でも投げる機会は多いでしょうからその経験を活かし、夏までにもっと伸びて欲しいですね。

宮里 勝輝(前原3年 170・72 右・右 投手)
中部商業との試合で先発していました。背番号は10でしたが、やはり実質エースだと思います。
踏み出しの幅も大きく、振りかぶって、足を高く上げ、少しひねりを加え、軽くお尻を落とし、オーバーから投げ込んできます。グラブも抱えられ、軸足の蹴り上げもあり、投げ終わりのバランスは悪くありません。秋と比べると開きも抑えられ、出どころも見えにくくなったかなと思います。かなり投手っぽくなったと思います。また捻りを加えたことも変わった部分ですね。
変化球は横滑りするスライダーと曲がりながら軽く落ちるスライダー、そしてカーブがあったと思います。秋は腕を力強く振ってきましたが、今春はシャープになおかつしっかり振ってきているといった印象でした。球威は落ちたかなと感じましたが、それでも伸びあがってくるように感じる直球の威力は抜けているものがあります。また、左右各打者の内を厳しく突くことが出来るようになり、特に右打者の膝元や外角への制球はかなり安定してきました。変化球も低めに集めること出来るようになり、またカーブを上手く織り交ぜながら緩急をつけた投球できるようになったので、だいぶ投球の幅が広がったという印象です。
牽制は鋭くなり、フィールディングも反応良く素早いです。クイックはまずまず速いです。またしっかりと自分のテンポ・間合いで投げることができておりマウンド捌きも良かったです。一冬超えて投手としてだいぶ伸びてきたなと思います。
ただ、セットになると直球の威力が落ちてしまうのは相変わらずでしょうか。しかし、制球が安定したので低めに丁寧に投げることができ、その部分でカバーしてるかなと感じました。また秋は打たれだすと集中力が切れてたような投球をしていましたが、今春ではそのようなシーンは見られず上手く切り替えながら投げていました。
秋と比べると本当に投手として成長したかなと感じました。直球に関しては今大会見た投手の中でも抜けてるものがあるので夏までにどれくらい成長するか期待したいです。

平良 大悟(糸満3年 174・74 右・右 投手&三塁手)
チャレンジマッチで投球が見れたので触れたいと思います。糸満の投手では3番手です。
この冬の間にだいぶお尻が大きくなり、全体的にかなりがっちりしてきました。
軽く振りかぶり、足をすっと上げ軽く溜め、スリークウォーターから投げてきます。体重移動もスムーズでグラブも抱えられ、投げ終わりのバランスも悪くないです。
初回・2回と明らかに球にキレが無くそこを興南打線が逃さず打って失点こそしましたが、以降は徐々に腕の振りに力強さとキレが出てきて直球や変化球も見違えるようになって来ました。
球種はスライダー・カーブ・シンカー?があったと思います。基本は直球とスライダー、シンカーを混ぜて投げていたかと思います。球質はどちらかといえばキレ型ですね。制球はまずまずで悪くは無いです。
牽制・クイック・フィールディングなどは鍛えられていています。
打撃は、グリップは結構高めの位置に置き、軽くオープンに開き踵を浮かせ腕と踵を動かすようにしてタイミングをとるタイプです。投手が沈んだ時に始動だったかなと思います。
スイングは力強いですが、あまりミート力は高いようには思いませんでした。はまった時の打球は鋭く強いですね。
守備面では無難にこなしていたと感じますが、肩は強いでしょうが送球が手投げのような印象なのとワンテンポが遅れてきますのでコントロールや際どいタイミングはどうなのかなと思いました。足はそこまで速くはないと思います。
 
    (蔵建て男) 糸満・興南(嘉手納は見られませんでした)を生で観てきました。糸満は、ミス連発で持ち味を全く発揮できないままの敗戦で残念な結果に終わりました。

しかし興南は、好い意味で選抜での優勝が自信に変わったのか、面白いようにヒットが出ます。試合前練習などではそれなりにミスはあるのですが、試合ではミスが連発することがありません。

そういった細かい部分での野球の質の差は、両校の間にかなりあるのではないかと思います。興南の選手達は、一回りも二回りも成長しているのではないかと思いました。
 

2010年 選抜の逸材17!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月22日(木)07時32分3秒
返信・引用 編集済
  皆様おはようございます。いっこうに終りを見せない選抜レポートは、現在大会4日目の第3試合。明日から大会5日目に入ります。出場全校が出揃うのが、大会六日目の第一試合+α一回戦で出場しなかった選手などもあります。なんとか九州遠征中に、怒涛のかき込み(余力があれば)を行い、こちらに戻って来る時には、選抜のレポートを終えたいと考えております。ただそのためには、短評とはいえど簡単に試合の模様を見直さなければ行きません。そこで、今日と明日の間に、最低でもあと4試合の模様はチェックして、寸評を書く準備を行い、九州に向かいたいと思います。

◯松田 渉吾(三重・三重高3年)右翼 167/62 左/左

(どんな選手?)

昨年見た時は、実戦派左腕としてチェックした選手でしたが、選抜では登板の機会はありませんでした。バットに当てるのが上手い選手ですが、当て逃げではなく綺麗に振り抜いて捌くスイングができるところは好感です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.25秒弱程度と、ほぼプロの基準レベルぐらいの脚力です。実際秋の成績は、26試合で2盗塁と、その脚力以上に盗塁が少ないのが気になります。

右翼手としての守備力は、正直よくわかりませんでした。ただ昨夏の時点で130キロ前後をコンスタントに投げるなど地肩は悪くないはずだと思います。ただ試合での返球を見てみると、肩イカれてるのでは?と心配になる部分もありました。

いずれにしても、好打者タイプの割に守備・走力が目立タイプではないのが残念でした。もう少し別の試合の模様を見て、詳細を詰めたいと思います。

(打撃内容)

秋の26試合で本塁打は0と言う数字からも、パンチ力があるタイプでありません。ただ実際には、野手の頭を超えるような二塁打は多いタイプで、バリバリのアベレージタイプではないようです。

スクエアスタンスでグリップを下げ気味に、非常にリラックスして構えられているのが特徴です。特に顔がしっかり正面を向き、両目で的確にボールを捉えられる姿勢には好感が持てます。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用するように、けしてオーバーフェンスタイプではないのですが、二塁打・三塁打の多いタイプの中距離・ポイントゲッターのようです。足を引き上げ回しこむように、打てるタイミングのポイントは多めで、対応力のある打撃が期待できます。またベース側にインステップするように、実際には巧打者と言うよりは外の球を強く叩ける強打者的な傾向が見られます。踏み込んだ足元も開くことなく、我慢してボールを叩けるので、打ち損じは少ないタイプかと考えられます。

打撃の準備段階であるトップは、とても深くそれでいて奥に入らない理想的な形は作れているのですが、バットを引くのが遅く速い球に差し込まれそうです。インパクトまでのスイング軌道に破綻はなく、綺麗にボールを捌けるスイングは魅力です。ヘッドスピードもシャープですし、好打者でありながら非力さは感じられません。

(今後に向けて)

その打撃センス・打撃技術などを観ていると、上のレベルでも通用するだけの技量はありそうです。今後大学などでの活躍も期待できそうですが、先に書いたように、守備・走力での総合力が求められるタイプ。それだけに、守備・走力にも力を入れて、夏までにはアピールできる存在になって欲しいと思います。ただ打撃には、光るものがある選手です。

△林 正也(愛媛・今治西2年)投手 175/65 右/左

(どんな選手?)

昨秋の神宮大会でも見た投手ですが、ゆったりと振りかぶって来る本格派投手で、秋の時点でMAX138キロを記録しておりました。選抜では120キロ台中盤までのスピード表示しか出ませんでしたが、あれはガンの調子が悪かったのではないかと思えるほど、数字が低く出ておりました。ただ一冬超えた成長が感じられたか?と言われると疑問な大会でした。

(投球内容)

選抜では、120キロ台のストレートとカーブのとのコンビネーション。短いイニングであったのも確かなのですが、高めに抜ける球も少なくありませんでした。球の勢い・体つき・制球力共に、秋と大きく変化した印象はありません。元々この投手の最大の良さは、上体や腕を鋭く振れる点です。このことに関しては非凡なものを持っております。

投球フォームは、非常に躍動感があるフォームは魅力的です。ただ少し背中を後ろに傾けすぎかなと感じられます。お尻は、一塁側にしっかり落とせるフォームなので、武器であるカーブの他にも、将来的には縦の変化も期待できます。

ただグラブをしっかり最後まで内に抱えきれていないのと、足の甲の粘りが短いので、制球力は不安定になりがちです。「着地」「球持ち」「体重移動」なども悪くないのですが、「開き」が早いのが顕著です。どうしても開きを抑えようとすると、腕が振れなくなり、持ち味を失いかね無いので、持ち味を損なわないように、以下に欠点を改善できるのかが課題です。あとは、無理に腕を上から振ろうしているので、その辺の角度を緩和させてあげることで、腕の振りがスムーズになり、体への負担も小さくなるのではないのでしょうか。

(今後に向けて)

秋から春にかけて、体つきも変わっておらず、投球内容にも成長が感じられませんでした。怪我でもあって、順調さを欠いたのでしょうか?ただ、まだ新2年生だけに、残された時間はあります。自分の課題と向きあって、少しずつ上のレベルで通用する、全国レベルの投手に育って欲しいと思います。秋口からは、四国でも話題になる投手の一人だと評価しております。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

2010年 選抜の逸材16!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月21日(水)07時36分43秒
返信・引用
  九州遠征の準備が整いました。一応予報では今のところ天候は大丈夫そうとのことで、無事観戦できたらと思います。最大のポイントは、観戦三日目に予定している明豊が、緒戦を勝ってくれるかどうかだと思っております。また現地で、如何に選抜のレポートを書き込めるかも重要な仕事となります。ただ慣れないキーボードの打ち込みは、かなり辛い作業にはなると思うですが・・・。少しでもその前に、自宅でできる分は、どんどん更新したいと思っております。

○増田 大樹(三重・三重高3年)投手 169/76 左/左

(どんな投手?)

左のスリークオーターからキレのある球を投げ込む実戦派左腕です。すでに「投手としての形」がある程度できている投手で、しっかり投球を組み立てられる左腕です。今後の伸びしろを期待すると言うよりは、今あるベースに工夫を重ねて行くことで、更なる進化を遂げて行くタイプの投手ではないのでしょうか。

(投球内容)

投球のほとんどは、速球とスライダーのコンビネーションで組み立ててきます。左打者の背中越しから来るような独特の球筋の速球は、常時135~MAX139キロ。技巧派左腕ですが、左腕としてはかなりの球速の持ち主です。また手元でしっかりキレる球質も良いです。

変化球は、スライダー。このスライダーは、空振りを誘うと言う切れ味ではなく、あくまでも速球とのアクセント・カウントを稼ぐための球種です。時々、このスライダーが高めに浮いて痛打されます。左腕にしては鋭い牽制を入れない投手ですが、クィックは1.1秒前後ですし、ベースカバーも素早いなど、マウンド捌き、制球力含めて、野球センスに優れた選手です。

(今後は)

身体は小さいのですが、体格はしっかりしておりますし、投球もできる左腕は貴重です。左スリークオーターを活かした球筋もありますし、大学・社会人などでやって行ける可能性を秘めていると思います。もうワンランク・球威・球速を増して来るようだと、大学などでも
かなりの活躍が見込めるのではないのでしょうか。比較的早い段階から、頭角を現す可能性のある楽しみな投手ですね。

△濱元 大希(愛媛・今治西3年)遊撃 172/65 右/左

(どんな選手?)

神宮大会では、その隙のなしの構え・意識から非常に楽しみな選手だと絶賛した選手です。しかしこの選抜では、結果がでないばかりでなく、送りバントを失敗するなど、持ち味を発揮できないまま、一回戦で姿を消しました。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.1秒強ぐらいで走破する、中の上レベルの脚力です。ただプレー全体にはスピード感が感じられ、動作の1つ1つに高い集中力も感じられるなど、その走力以上に、盗塁を狙って奪える可能性を秘めた選手だと思います。ちなみに秋の成績は、36試合で12盗塁と、チーム1の盗塁数を誇りました。

また遊撃手としても、打球への一歩目の勘の良さが目立ちます。それでいてボールを丁寧に扱うと言う意識もあり、現状キャッチング・スローイング・フットワーク共に際だつものはありませんが、将来的には上のレベルでも二遊間を担えるスピード感を秘めていると秋の時点で評価いたしました。選抜時は、際だって成長したと言う感じではありませんでしたが、遊撃手としてはかなりプレーが安定してきましたし、地肩も基準以上のものがあります。派手なプレーよりも、確実に自分のできるプレーを行うプレーヤーに成長して欲しいと願います。

基本的に、秋とフォームに大きな変化は感じません。もう少し構えた時に、リラックスして力みを減らすこと。それにインパクトの際に、バットの先端が下がり気味なので、ヘッドを立てる意識で振り抜けると、打ち損じも減るような気が致します。

「遅すぎる仕掛け」の問題は、大変デリケートな部分なので、春~夏の短期間に取り組むべき課題ではないと思います。ただ相変わらずヘッドスピードは鋭いですし、打席での集中力も悪くありません。逆にこの責任感の強さが、裏目に出てしまった試合ではないのでしょうか。

(今後に向けて)

けして努力を怠って劣化したとは思いません。ただ悪い方へ悪い方へ悪循環した感じの試合でした。高卒プロと言うのは難しいと思いますが、意識も高そうな選手なので、大学などでの活躍を期待したいと思います。

この経験を糧にして、夏はどんな成長・結果を残してくれるのか、個人的には大変興味が有る選手です。若いのですから、いろいろ自分にあったものを探す人間的な幅を身につけて欲しいと思います。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

2010年 選抜の逸材15!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月20日(火)21時45分49秒
返信・引用
  皆様今晩は。余裕があれば、選抜のレポート。九州遠征の際に、現地からどんどん書き込んで行こうかなと思います(たぶんすることないだろうから)。そのための準備を、ここ数日は進めて参りたいと思います。

今日は、私が評価する云々と言うよりも、事前にリストに掲載していた選手だったので、ご紹介したいと思います。

△大田 大和(兵庫・神戸国際大附3年)投手 175/83 右/右

(どんな選手?)

エース・岡本健と並ぶ140キロ右腕と言われていた選手で、どんな投手なのか気になっておりました。中背から力強い速球を投げ込む投手です。特に腕をしっかり振れるのが、この投手の最大の良さです。

(投球内容)

球速は、常時135キロ前後なのですが、球の伸び・勢いを兼ね備えた力強いストレートを投げ込んできます。変化球もカーブ・横滑りするスライダー、それに内角へのストレートはシュート回転して内に食い込んできます。縦の変化は無い選手で、両サイドを突く投球が身上のようです。意外に制球力は安定しておりますが、短いイニングにエネルギーをぶつけてくるリリーフタイプと言う印象です。

投球フォームは、お尻を一塁側に落とせないタイプなので、見分けの難しいカーブや縦系の修得は厳しいかもしれません。またグラブの抱え込みが、最後ほどけてしまうのは残念。それでも、足の甲を深く押しつけて投げ込めるところは、質の良いストレートを期待できます。

投球フォームの最大の課題は「開き」が早い点。これを改善して行かないと、いくら球速を増してその効果は薄いのではないのでしょうか。「着地」「球持ち」「体重移動」は、けして悪くないだけに残念です。

(今後は)

身体に力がある選手なので、将来的には、まだ球威・球速を増して行けるのではないのでしょうか。「開き」の改善をしつつ、スケールアップを望めれば、大学などでも頭角を現す存在になれるかもしれません。

△日野 玲央奈(愛媛・今治西3年)投手 170/75 左/左

(どんな投手?)

今治西の3本柱の中でも、主に先発をして試合を作る左腕です。球威・球速はありませんが、大崩れない投手なので、監督しては安心して先発させられるタイプだと思います。

(投球内容)

球速は、常時125キロ前後で、MAXでも130キロ出るか出ないかぐらいの投手です。変化球は、カーブ・スライダー・シュート系の球があるようです。特に大きなカーブをよく投げるのですが、この球が甘く入って打たれるケースが目立ちます。

制球は、ストライクゾーンの枠の中に入れるのには苦労しませんが、コースを投げ分けたり、厳しいコースを狙って投げ込む制球力はないようです。また左腕ですが、牽制は平均レベルで、クィックは1.4秒弱程度と出来ないようです。試合を作るセンス・マウンド捌きには優れますが、上のレベルでも通用する何かが欲しいですね。

お尻を三塁側に落とせるわけではないので、今使っているカーブが、上のレベルで通用するような見分けの難しいカーブには見えないのが残念。技巧派投手にしては、グラブの抱えも甘いですし、足の甲の押しつけもつま先のみの上体が高いフォームです。そのため左右・高低の制球力もアバウトで、なんとか指先の感覚の良さで誤魔化そうといった感じに見えます。

「開き」が比較的遅く「球持ち」も悪くありません。「着地」までの粘りも、それなりでですが、「体重移動」はもう一つなので、あまり前にボールが乗って行くような勢いは感じられません。もし今のフォームならば、上体や腕をもっと鋭く振ってキレを出して行くしかないと思います。



(今後は)

う~ん、ちょっと今の球威・投球内容だと、上のレベルで活躍するのは厳しいかもしれません。ただ左腕で試合を作れる存在は貴重ですし、フォームとしては実戦的な技術は持っております。あとは、動作一つ一つをしっかりやったり、実際の投球でも、何か武器になるものが欲しいところです。今のままだと、高校生レベルの好投手で終わることになるのではないのでしょうか。

△佐々木 裕弥(愛媛・今治西3年)投手 171/64 右/左

(どんな投手?)

典型的な力投派投手で、力のある球でグイグイ押して来るのが身上です。選抜では、あっと言う間での交代でしたが、MAX135キロのストレートで三振も奪っておりました。

(投球内容)

投球内容に関しては、如何せん僅か数球だけだったので、なんとも言えません。MAXでは140キロと言われる投手で、その片鱗は伺うことができました。この投手、力投派ですが、けして四球で自滅するような制球力が悪い投手ではないようです。

(今後に向けて)

この大会だけではよくわかりませんでした。ただ夏には、甲子園で140キロ台をも投げられる可能性は感じられた投手だけに、ぜひ再び、この地に戻ってきて欲しいと思います。

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岩本輝

 投稿者:ジャンヌダルク  投稿日:2010年 4月20日(火)00時18分16秒
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  先日春の山口県大会、南陽工-防府の試合を観戦してきました。この両チームは秋の県大会1回戦でも対戦しており、そのときは防府が2-1で南陽工に勝利。その後防府は県大会優勝を果たしています。今回は南陽工が5-2でリベンジに成功しました。

今回観戦の一番の目的は南陽工のエース岩本。その成長ぶりについてですが、まず体つきが良くなっていました。下半身がガッチリしていて恐らく75kgあたりまで体重が増えているのではないかと思います。この日は立ち上がりストライクとボールがはっきり分かれて不安定だったのですが、味方打線が逆転してくれるとテンポも良くなり、三振やフライアウトを多く取れるようになりました。ストレートは球威が去年よりアップして体重増がそのまま威力のアップにつながっているという感じです。近くにいた高校生のスピードガンで最速142キロを計測していました。しっかり指にかかった時の球はおぉ!と思わず唸らされましたね。スライダーのキレも抜群で、右打者にはアウトコースにスライダーを集め空振りを奪うシーンが多く見られました。

南陽工は控え右腕の浅田もまずまず力のあるボールをブルペンで投げ込んでいたので(浅田のフォームはパッと見で東海大相模の一二三っぽい)投手力は問題ないと思います。3番の目代を中心とした打線がどれだけ援護できるかが夏の甲子園に出られるかどうかのポイントとなりそうです。

あと、この試合の次の試合に出場していた徳山高校にいる羽野というキャッチャーの肩が素晴らしかったです。投手の調子が悪く大量リードを許す展開でも、ランナーへの牽制やセカンドへの送球のコントロールが良く、スクイズを読んで挟殺プレーに持ち込むなど集中力が最後まで切れていませんでした。打撃でも1回戦でホームランを打ったようです。

今年の山口県は本命不在で意外なチームが甲子園に出てくる可能性が十分にあります。というのも上位のチーム(宇部商や岩国)の力が落ちてきていて、かつ有力選手が県内に分散しているためどんぐりの背比べ状態になってしまい、甲子園で勝てるレベルのチームが見当たらない状況です。元プロ選手の大越監督率いる早鞆が近いうち強豪に育ってくれるといいのですが…。
 
    (蔵建て男) 岩本は、順調に来ているようですね。山口は、分散傾向ですか。この中から、全国の勝てるチームが一校出てくると、そこを中心にグッとレベルが上がるんですけどね。

山口にも、そういったチームが現れることを期待しております。
 

(無題)

 投稿者:近畿より  投稿日:2010年 4月19日(月)18時39分26秒
返信・引用
  蔵さん西川遥輝評について返信頂きありがとうございました。先日も春季大会を観戦してきましたが、何かやっぱり元気がないというか覇気がないというか・・・スカウトも来てました。少し形にこだわりすぎ感が強く感じました。一年の時のがむしゃらな気持ちを早く思いだしてほしいと思います。  
    (蔵建て男) 一年の夏の甲子園の勇姿は忘れられませんね。あの生き生きしたプレーを、ぜひ最後の夏は期待したいところです。  

2010年 選抜の逸材14!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月19日(月)07時40分45秒
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  皆様おはようございます。中々生観戦やらで選抜のレポートも進みませんが、なんとか4月中に、全部終えられればと思います。今日も、生観戦を予定しております。

△岡部 通織(東東京・帝京3年)右翼 178/80 左/左

(どんな選手?)

中学の時から有名な選手だったようですが、どうも帝京入学後は伸び悩んでいるのかな?と言う印象はあります。パワフルな打撃で、5番・右翼手として選抜では出場しておりました。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、その見た目によらず4.1秒前後で走り抜けるなど、中々の俊足の持ち主です。しかし、この選抜では、4.5秒前後と極めて遅く、以前計ったのが間違いではなかったのかと思ってしまいます。ただ秋の成績をみると、17試合で9盗塁と、帝京で一番の盗塁数を誇ります。

右翼手としての動きを見ている限り、あまり上手い外野手には見えません。地肩も基準~それを上回るレベルぐらいと、守備でアピールするタイプではないように思えます。

守備・走力に関しては、基準を満たすか満たさないかぐらいの身体能力はあるものの、それを活かすだけの術は、まだ身に付いていないのかなと言う印象は強いです。

(打撃内容)

今まで正直、この選手の良さがわからなかったのですが、今大会観ていて驚いたのは、バットに確実にボールを当ててくる点です。園田が粘り強く当てることを主眼に置いた打撃をするのに対し、強打を狙った上でバットで捉える能力は、この選手の潜在能力の現れなのではないかと思います。

それでは何故結果に表れ難いのかと言えば、それは持っているポテンシャルなのではなく、それを引き出すための術に課題があるからだと思います。またプレーに何か、伝わってくるような気迫が感じられないのも残念に思います。

(夏に向けて)

今後は、心身共に甘い球を絶対に逃さないとか、何が何でも出塁してやろうと言う強い気持ち・常日頃の意識を求めたいと思います。あえて嬉しい時は嬉しい、悔しい時は悔しいと言う自己表現をしても、この選手は好いのではないのでしょうか。精神的に一皮剝けることで、何か他のものが見えてくる気が致します。

○松本 剛(東京・帝京2年)遊撃 180/70 右/右

(どんな選手?)

1年からレギュラーの選手で、球際に強い守備・積極的な走塁など、持っているポテンシャルの高さ、センスの良さはピカイチの選手でした。そしてこの夏には、かなり打球の強さが増し、打撃面での成長が目につきました。

(守備・走塁面)

大型ですが、基本に忠実に丁寧にプレーしようと言う意識が感じられます。特に広い守備範囲を誇ると言うよりは、球際でのグラブ捌きやバウンドに合わせに対応するのが上手いタイプ。また高校生にして、中々の強肩と言うポテンシャルの高さは、名門・帝京高校で1年から遊撃を任されるだけのものがある選手です。上のレベルでも、二遊間を担える素材だと言えるでしょう。

一塁までの塁間を、4.25~4.45秒ぐらいで走り抜ける脚力の持ち主で、これは左打者換算で計算すると3.95秒~4.15秒ぐらいに相当し、プロでも俊足の部類です。ただ盗塁数は、19試合で3盗塁と、秋は怪我でもしていたのか?走力でのアピールが薄かったのは残念でした。元々は、走塁でも、スタートの良く盗塁が試みられるなど、ただ速いだけでなく、判断力にもセンスがあるかもしれません。秋からは、守備でも、走力でも積極的にアピールして欲しいと思います。

(打撃内容)

7番・遊撃と言うポジションは、秋から変わりませんでした。また肘が下がって、ヘッドが下から出る傾向も観られ、それほど技術的には変わっていないのではないかと思います。ただ肉体的な成長はあったのでしょう。以前もシャープだったスイングが、更に強い打球でボールを射貫くことができております。この選手の良さは、打撃でも非力感のない三拍子バランスの取れた身体能力と、そのセンスにあります。

(夏に向けて)

新チーム結成前に、ぜひ自ら7番・遊撃手と言うポジションから脱却できる成長・積極性を身につけて欲しいところです。秋からは、関東を代表する遊撃手としてプロからも注目されるでしょうし、またチームでも重要な役割を任されて行くことになると思います。そんな中で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか、これからも追い続けたい逸材です。

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春季広島県大会

 投稿者:hiroshijin  投稿日:2010年 4月18日(日)22時00分33秒
返信・引用
  広島工、石田健大投手ノーヒットノーランです。今日の庄原実戦で死球1のみのほぼ完璧な投球を見せました。事前の不調で背番号10となったのですが、その悔しさを晴らす投球でした。
序盤は制球を意識してか抑え気味に中盤から徐々にペースを上げていき最速で138km/hを記録しました。8奪三振でスピードには物足りない部分もありますが球の重さを感じ、非力な相手では強い打球を打つのは難しく感じます。
ただ今日は相手打線の非力さと、ミスピッチがボール球になったことに助けられたと思います。秋の状態から考えてもっと球威・制球ともに上がる余地はあるでしょう。また夏に向けて注目したいです。
広島では今後は土日を使って5月2日まで大会が行われる予定です。また大会終了後に厳選した選手をここで紹介していきたいと思います。
 
    (蔵建て男) 広島で最も話題の左腕・石田投手の情報有り難うございます。今年は、広島に好選手が揃っているようで、私も大変気になっております。大会期間中が、ゴールデンウィークなどと重なり、少々観戦は厳しいですが、夏までにはもう一度広島に足を運びたいところです。

最新の広島情報楽しみにしております。
 

沖縄春季大会2

 投稿者:半島  投稿日:2010年 4月18日(日)19時25分40秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは。
先日ついに奥武山球場が完成し、この土日に2軍戦ですが巨人ー阪神戦が行われたようです。モノレールから見ると本当に大きく、もちろん完成したばかりなので綺麗ですし。県内にも凄い球場ができたなと思います。夏の予選も試合が行われるのかな?そのときは是非一度は行って観戦してみたいと思います。蔵さんも沖縄に遠征した際には訪れてみては如何でしょうか?もちろんカード次第だと思いますが。

嘉手刈 裕史(本部3年 167・62 左・左 投手)
08年夏の沖縄尚学との試合の時にリリーフで登板したのを観戦して以来でした。そのときは小柄でまだまだ1年生が投げる球という感じでしたが、肩の関節や腕の振りも柔らかいですし、フォームも綺麗だったのが印象的で2年後が楽しみな投手だなと感じました。そして今春久しぶりに見てその成長振りに驚かされました。南風原戦と八重山戦の2試合を見ることができました。
振りかぶり、足をゆったりと上げて、軽くためて、オーバーから投げ込んできます。エネルギーをじんわりと捻出するようなフォームという感じです。投げ終わりのバランスも良く蹴り上げもあります。前述のように肩の関節が柔らかいので腕が遅れてきますし、その腕の振りも柔らかく球持ちも良いです。また体重も乗せてリリースしてきます。そのため直球は手元でくっと伸びてきますし、小柄ながら思った以上の球威を感じさせてくれます。タイミングが取りづらいのとその球質ですので、南風原の打者が終始差し込まれていました。何か見た球質だなと思ったら去年観戦した赤嶺投手(豊見城南)も同じような感じの直球でしたね。終盤はやや球威は落ちたもののそのキレ・伸びは衰えませんでした。ただ、3日くらい空いた八重山戦では体重が前の試合に比べると乗ってこないかなと印象でした。また1年夏以来怪我が多く満足に投げれるようではなかったみたいなのでそこら辺の体力に不安があるのかなと思います。その試合の終盤にはお尻を叩いたり、足を伸ばしたりするしぐさも観られました。
変化球はスライダー・緩いカーブ・フォーク・スクリューがあったと思います。基本は直球とカーブで緩急をつけた配球をし、それにフォーク・スライダーを織り交ぜてくるといった感じです。スライダーは曲がりはそれほどでもありませんが手元で曲がってきますし、フォークは落差は大きくないですがしっかり落ちます。スクリューに関してはその精度はまだまだです。左右の各打者への制球もまずまず安定していますが、直球は高めに浮く傾向があり、ランナーがいると少し力むのか特にその傾向が強いです。
牽制は上手いですし、クイック・フィールディングは良いです。また間の取り方などのマウンド捌きも良い投手だと思います。捕手のサインに首を振るシーンも多々見られ自分でも投球の組み立てを考えているようでなかなかクレバーな印象を受けます。
味方が先制するも以降は再三チャンスを作りながらもなかなか援護がもらえないという、チームとしても投手としてはあまり好ましくない流れの中でも集中して投げていましたし、ピンチになっても落ち着いてそして強気で投げているのが印象的でした。
腕の振りは良いですし、しっかりと体重を乗せて投げてきた時の直球はなかなか魅力的です。小柄ですがまだ伸びる余地があると思いますし、持ち球の変化球の精度を上げていけば夏は強豪高もそう簡単に打てない投手になるのではないかと期待したいです。

宮城 文哉(本部3年 161・60 右・左 二塁手)
昨夏から試合に出ており小柄ながら良い選手だなと思っておりました。
今大会は本部の選手の中でも非常に元気がよく目立っていました。主将もつとめ打順では一番と、まさにチームを引っ張っている存在です。
グリップは肩の位置から、足を軽く開き気味に構え、身体を揺らしながらリズムをとるタイプです。投手が沈んだ時に始動するタイプです。振りはなかなか鋭く大きめですね。またしっかり振り切ってきます。
小柄ながらパンチ力があり、しっかりと芯で捉えるので打球も鋭く長打を打てます。大きく振ってきたかと思えば、その直後の球にはセーフティーも仕掛けてきたりと相手投手・守備陣としてはなかなか厄介な選手だと思います。選球眼も良いので甘く入ってきたら逃しませんし、大技・小技を兼ね備えたまさに核弾頭といった選手です。小柄ではありますがバットコントロールも良く打撃センスは高い選手です。
守備に関しては、反応も早く俊敏でまずまず良かったと思います。肩は二塁手として平均ぐらいじゃないかと思います。足は結構速いですし、塁に出ても相手バッテリーを揺さぶったりして本当に嫌らしく一番打者らしい選手だと思います。
観戦していて気持ちのいい選手ですね。また夏に嘉手刈投手と一緒に確認したいと思います。


金城 弘樹(南風原2年 176・64 右・右 投手)
秋季に南風原を8強まで導いた立役者で、球速も130中盤を計測するなど本格派右腕と聞いていたので観戦するのが楽しみでした。
セットからノーワインドアップで、足をすっと上げ、軽くため、お尻を落としスリークウォーターから投げてきます。グラブもしっかり抱えられ、軸足の蹴り上げも軽くあり、投げ終わりのバランスも悪くありません。ただフォームは少し腰高で下半身もまだまだ上手く使えていません。また終盤になると下半身の粘りが無くなりどうしても上体で投げてしまいます。この部分は鍛える必要があると思います。
直球はまずまずキレを感じさせます。変化球はスライダーとカーブがあったと思います。基本は直球とスライダーのコンビネーションで、終盤はカーブも多く混ぜながら変化球主体の投球でした。制球は良く左右各打者の内を厳しく突くこともできます。ただ意識しすぎて当てるシーンも見られました。この投手、特に左打者に対してですが攻めのバリエーションが少ないです。ちょっと投球が一辺倒のように感じました。
牽制は鋭いですし、フィールディングもまずまずです。マウンド捌きもまずまず良かったと思います。初回から毎回のようにランナーを得点圏に進められていましたが、粘り強く集中を切らさず投げていて、精神的な部分はなかなか強そうです。
まだまだフォームにも投球にも課題は多いですが、そういった課題を克服していって欲しいですね。
 
    (蔵建て男) 毎度最新の沖縄レポート有り難うございます。ついに奥武山球場が完成致しましたね。沖縄遠征中に何度か前を通り、素晴らしい球場が沖縄にもできるなと楽しみにしておりました。何よりモノレールの駅から行ける球場なので、県外観戦者にとっては何より有り難い球場です。ぜひ近いうちにお邪魔したい球場です。

観たことのない選手達のレポート有り難うございます。また沖縄の情報は、夏前にグワーンと表に出てきて、ご紹介されるでしょうね雑誌などでは。その前に半島さんなどのレポートは、まさに貴重な資料となると思います。春季九州大会では、糸満の選手達に出会えるのを楽しみにしております。
 

2010年 選抜の逸材14!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月18日(日)05時43分50秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。今日は、朝まで雪やみぞれまじりで少々驚きました。4月中旬にもなって、こんな天気なのは、初めての経験です。それでも日中天候が回復し、各地で試合が行われたのは好かったですね。個人的にも、六大学のTV中継のある日に、中止にならなくて好かったです。

△園田 崇人(東京・帝京3年)左翼 173/71 右/左

(どんな選手?)

昨秋の神宮大会でも取り上げた選手ですが、帝京打線でも最もミートセンスに優れた打撃が光る好打者です。特に粘り強く、相手に球数を投げさせるイヤらしい打撃が持ち味です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.15秒前後と左打者のプロ基準である4.2秒を僅かに上回る程度の脚力です。ただ実際の走力以上に、次の塁を狙う姿勢・貪欲さがあり、走塁センス・意欲がある選手に思えます。

また昨秋の神宮大会ではよくわからなかった左翼としての部分ですが、打球への反応・キャッチング・回り込みなどの所作をみている限り、守備力は平均だと思います。ただ地肩に関しては中の下レベルであり、そういった部分で左翼を守っている考えられます。

(打撃内容)

元々変化球に合わせるのに上手いタイプで、ストレートを力強くはじき返すタイプではありません。むしろこの選手の良さは、投手に球数を投げさせる粘り強い打撃です。そのため帝京打線においても、秋断トツの20四死球を残しております。かなりそのプレーからも、相手に嫌がられるプレーに徹して、考えてプレーできるプレーヤーです。

ただ昨秋のレポートにも書いたように、もう少しスイングにキレが欲しいと書きました。選抜では違和感こそ感じられませんでしたが、それほどスイングに際だつキレ・強さは感じられませんでした。肉体的な部分では、思ったほど成長はなかったかなと言うのが率直な感想です。

(今後に向けて)

打撃の対応力+相手に嫌がられる粘っこいプレー・積極的な走塁など、推せる材料は少なくありません。ただ身体能力的には、プロ云々と言うタイプではありません。

レベルの高い環境でも野球を続けて行ける素材だとは思いますが、更にその世界で突き抜けるような何かが欲しいですね。大学などで、特徴を見出せずに埋もれてしまわないことを祈るばかりです。

△石岡 諒太(兵庫・神戸国際大附3年)一塁 184/76 左/左

(どんな選手?)

大型なのですが、柔らかいリストワークを活かした対応力が売り。選抜では結果が出ないまま敗戦となりましたが、最後まで諦めないでプレーする、ひたむきさが感じられるプレーヤーでした。

(守備・走塁面)

大型ですが、一塁の打球処理などを観ていると、結構動きが良いですしボールを丁寧に扱う点は好感が持てます。大型故の緩慢さはあまり感じられず、外野なども担える身体能力はありそうです。ただ地肩などはよくわからないですし、上背も大きい左投げ選手なので、一塁が適任なのでしょう。ただ長打力があるタイプではないので、将来的に一塁を任せられるかは微妙です。

 一塁までの塁間を4.15秒前後で走り抜けるなど、左打者のプロの基準である4.2秒を上回る走力があります。けして足を売りにする程ではありませんが、動けない選手ではありません。一塁と言うポジション柄、守備ではアピールに欠けますが、これに地肩があるようだと、将来的に左翼あたりの可能性も広がります。

(打撃内容)

ほぼスクエアスタンスで、グリップを下げ気味にリラックスして構えられております。仕掛けは、「速すぎる仕掛け」を採用されているので、フォームのバランスの維持が難しく、タイミングが狂わされやすいのが残念です。投手の引き上げた足が下がり始める頃まで、始動を遅らせる必要があるのではないのでしょうか。

そのため非常に早い段階から足を引き上げており、打てるポイントは多く、様々な緩急には対応しやすいはずです。その足をベースから離れた方向に踏み出すアウトステップ。足もとが、ブレないのは好いと思います。

早めに打撃の準備段階である「トップ」を作れておりますし、そのトップ自体も非常に深く取れております。ただボールを捉えるまでにロスを感じさせる軌道で、せっかく早めに打撃の準備を整えている恩恵が少なくなります。インパクト後のスイングの弧は小さく、ボールを遠くに飛ばすと言うよりは、打者の間を抜けて行くタイプの打者だと考えられます。

相変わらず目線が上下にブレやすいフォームですが、身体の開き・軸足には粘りを感じさせるスイングです。基本的に内角の球を捌くのを得意としている一方、外角への対応は、イマイチのような気が致します。打撃フォームに関しては、ほとんど秋と変わっていません。更にスイングの鋭さなどにも、大きな変化は感じられませんでした。

(今後に向けて)

ボールに合わせるセンスはある大型のアベレージヒッターです。仕掛けの改善と、上下に激しく目線が動く動作を改善したいです。ただこれから夏まで時間がないので、何処までその打撃フォームを変えられるのかは疑問です。

最後まで一所懸命やるプレースタイルには好感が持てますが、昨秋からの成長が感じられなかったのは残念。夏までの成長・進化を期待してみたいと思います。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

2010年 選抜の逸材13

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月16日(金)18時53分49秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。今日は、早めに書き込みができる余裕がありますので、少し更新を進めて参りたいと思います。19時から六大学の中継もありますから、忘れずに録画せねば・・・。

△磯本 龍志(岡山・関西3年)中堅 170/69 右/左

(どんな選手?)

走攻守三拍子バランスの取れたプレーヤーで、関西の3番・中堅手としてチームの攻守の要であり、主将としても活躍する選手です。少々気持ちが勝ってしまい、選抜では島袋(興南)から4三振を喫してしまいましたが、最終打席でセンター前にはじき返し、一矢を報いることができました。

(守備・走塁面)

残念ながら、よくわからない部分が多かったです。まず、一塁までのタイムを計測できる機会がこの試合ではありませんでした。ただ秋の成績は、49試合で37盗塁と、相当走れる選手であったはずです。その持ち味を発揮しきれなかったことは残念でした。

中堅手としては、打球の反応・まわり込みなど、判断の良さが目立った選手です。俊足を活かした広い守備範囲の持ち主で、守備は結構上手い選手だと思います。ただ地肩に関しては、よくわかりませんでした。ぜひ今度見る機会があったら、守備・走力を見極めたいと思います。

(打撃内容)

成績からすると、三振も多いが四死球も多いかわった選手です。実際に打席を見ていても、かなり力が入り過ぎだろ!と突っ込みたくなるほど、力みを感じさせる構えです。

左オープンスタンスで、グリップを高めに添えます。あらかじめ捕手方向にグリップを引いており、かなり力みが感じられる構えです。ただグッとアゴを引いて、前を見据える姿勢などには、彼の気合を感じずにはいられません。ただこの気合が、選抜では気負いに変わってしまいました。

「平均的な仕掛け」を採用にするように、オーバーフェンスするタイプではありませんが、二塁打・三塁打が多いタイプの中距離タイプなのだと思います。足をゆっくりまわしこんで「間」を作れているのは良いのですが、なんと言っても踏み込んだ足元が動いてしまうので、体が突っ込んで止まりません。そのためことごとく、島袋投手の外のスライダーに泳がされて仕留められておりました。

(今後に向けて)

打撃の準備段階である「トップ」を早く準備できているのは良いのですが、もう少しグリップの引きを緩和して、リラックスを心がけることと、足元がブレないバランスの良いスイングを身につけることが求められると思います。

走力・守備力がありそうな選手なので、あとは上のレベルを意識した打力を身につけられるかで、上のレベルでの活躍も決まって来ると思います。ぜひもう一度甲子園に戻ってきて、じっくりとその勇姿を確認してみたい選手でした。

◯真栄平 大輝(沖縄・興南3年)一塁 179/80 右/左

(どんな選手?)

確か旧チームからのレギュラーで、甲子園でも本塁打を放っていた選手で、興南の中では図抜けた打力の持ち主です。まさにチームの打撃の柱と言った感じの強打者でした。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.45秒弱ぐらい。左打者としては、かなり遅い部類です。秋の成績も、18試合で2盗塁と数字の上からも、このことを裏付けます。ただ一塁まで勢いを緩めることのないプレースタイルには好感が持てる選手です。

一塁手としても、18試合で失策は1個。実際試合を見ていても、可も不可もなしといった印象でした。走・守にアピール度は低いのですが、自分の今やれる能力は、惜しみなく出し切るプレースタイルが、彼の魅力の一つです。

(打撃内容)

秋の成績は、打率.233厘とイマイチでした。しかし選抜では、自分のポイントを持っていて、そこに来た球を逃さない「鋭さ」に磨きがかかった印象です。元々体にも力があり、ツボにはまればスタンドインの長打力も魅力の選手です。

前足を引き、グリップを体の近くに添えつつ、高く捕手側に引いて構える強打者スタイルです。背筋をピンと伸ばし、けして自分のリズムは刻めていませんが、違和感のない構えです。

仕掛けは、「遅すぎる仕掛け」を採用。そのため一定レベルのスピードや伸びのある投手には苦労するかもしれませんが、むしろ速球には強い印象です。足の上げている「間」がない選手なので、打てるポイントは限られております。恐らく速球には強くても、変化球には脆い側面があるように見えました。

ただ小さくステップしてアウトステップして来ます。その足元がブレないので、外角の球でも真ん中~高めの球ならば、ミスショット少なく狙いすまして打てるスイングです。

「トップ」の作りも遅くないですし、深くしっかり取れているので、打球の球足は速いです。ボールを捉えるまでのロスもあまり感じられませんし、ボールを捉える時にバットの先端が下がらないで、広い面で捉えられるのは魅力です。元々体が強くパワーがあるだけでなく、ヘッドスピード自体も鋭く、最後までしっかりバットを振り切ることができています。

少々頭の動きは激しいフォームなのですが、開きも我慢できておりますし、軸足にも強さを感じます。ただスイングの弧の大きさやフォロースルーの形からも、ボールを圧し潰すようなスイングはできますが、遠くに運ぶタイプの打者ではありません。ボールを巻き込んでドンピシャのスタンドインは期待できますが、本質的にはスラッガーではないように思えます。あくまでも強い打球が、野手の間を抜けたり超えたりするタイプの、強打者ではないのでしょうか。

(今後に向けて)

選抜では、その打力が全国レベルでも通用することを実証してくれました。ただ一つ気になるのは、秋の成績が悪かったのは偶然なのか?と言うこと。持論本人の調子云々もあったし、選抜でも一冬を超えて大きく成長したのかもしれません。

しかしながら、対戦経験が豊富な沖縄のライバル校は、彼が緩急・特に緩い変化球に脆いことを、すでに見抜いて、そういう攻めを徹底しているのではないかと危惧するわけです。彼が本当の意味で成長したのか、それともデータの足りない相手だから結果を残せたのかは、この夏の沖縄大会の内容で証明されるのではないかと思います。そう考えると、選抜の活躍だけで単純に、上のレベルでも活躍するとはいい切れない不安も、私には残りました。そのことも重々頭の片隅に置き、夏までに彼が更に成長してくれることも、大いに期待して見守りたいと思います。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

2010年 選抜の逸材12

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月16日(金)01時50分52秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。仕事も一段落つき、また少し余裕が出来て参りました。週末に向け、更新ペースをあげてきたいと思います。まず今日は、選抜のレポートの続きから。

△松島 真樹(富山・高岡商3年)捕手 179/73 右/左

(どんな選手?)

チームの3番・捕手を務める攻守の要的存在。捕手センスに優れ、好投手・鍋田を上手くリードしておりました。

(ディフェンス面)

ミットをしっかり示すタイプの捕手ではないが、グラブを下げないで捕球する選手です。そのためワンバウンド処理への対応は悪くないのですが、を上から被せようとするミットの出し方には疑問を持ちました。

ただこの選手、ミットを叩いて相手を翻弄するのですが、たいていの選手はミットを叩くと、そことは逆の方向に構えるものですが、彼は叩いたところと同じようなところに、あえてミットを構え、相手の思考を完全に翻弄するなどリードには工夫が観られます。そういったリードセンス・捕手的性格などには、優れた資質を持っている気が致します。

地肩に関しては、正直よくわからず。投手への返球を軽く行う配慮型選手である一方、それほどプレーが丁寧でもなかったり、プレーに貪欲さがないところもあり、その辺が残念でした。

(打撃内容)

一塁までの塁間を4.35秒前後と基準を下回るように、秋の成績は35試合で2盗塁。けして、足を売りにするタイプでは無いようです。秋の大会では、打率.419厘の数字が光るように、対応力で勝負するタイプの打者で、ミート重視のスイングをしてきます。

スクエアスタンスで構え、全体のバランスの良い構えです。仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用し、中距離・ポイントゲッタータイプですが、けしてオーバーフェンスをするパンチ力よりも、二塁打・三塁打を放つような中距離打者です。

足を軽く上げ、真っ直ぐ踏み込むタイプ。足をあげてからは「間」も取れていることから、緩急に対応しうる打てるポイントの多いタイプです。踏み込んだ足下もブレませんし、上半身と下半身のバランスの取れたスイングで、打ち損じも少なそうです。

打撃の準備段階である「トップ」が、少し遅れ気味にならないように注意したいです。インパクトまでのスイング軌道には大きなロスも感じられませんし、強く振りきると言うよりは、上手く合わせるタイプの選手です。ミートセンスは悪く無さそうなので、スイングに「強さ」や「鋭さ」を今後は磨いて欲しいです。

頭の動きも小さく開きも我慢できており、軸足にも粘りは感じられます。選抜では結果が出ませんでしたが、技術的にはしっかりしているので、力強さを増して全国レベルの投手の球にも負けないスイングを期待したいです。

(今後に向けて)

攻守にセンスを感じさせる選手であり、技術的にも悪くありません。ただプレー全体に欲が感じられない選手です。最終打席の当たりでヘッドスライディングを魅せてガッツをみせたように見えますが、それならば何故、前の打席の当たりで走塁の勢いを緩めるのかと言う疑問を持ちました。そういった常日頃の野球への意識が変わって来ることを期待して、夏までの更なる成長を期待してみたいと思います。

△小笠原 知弘(和歌山・智弁和歌山2年)遊撃 176/75 右/右

(どんな選手?)

2年生ながら、智弁和歌山の遊撃を任される選手です。打順は下位打線ですが、思いっきりの好いスイングと、安定した遊撃守備が魅力です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間を4.65秒前後(左打者換算で4.35秒前後)と、足はあまり早くありません。ただ秋の成績は、24試合で10盗塁と結構走っているので、もっと実際は速いタイムで走られるのかもしれません。

遊撃手としては、安定感もありますし地肩も基準レベル以上です。派手さはないのですが、堅実な守備を致します。その辺は、24試合で失策3個と少なめな数字からも伺えますし、一冬越えて更に上手くなっているかもしれません。数字の上からは、守備・走力共に、それなりのものがありそうです。

(打撃内容)

秋までは、打率.250厘と安定感に課題があったようです。その辺もあって、打順も下位打線だったのでしょう。ただしっかり最後まで振り切るので、思いっきりの好いスイングは目立っておりました。

少し前足をベース側に置いておりますが、スクエアスタンス。グリップを高めに添える強打者スタイルです。仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用するように、中距離・ポイントゲッタータイプです。まあオーバーフェンスすると言うよりは、二塁打・三塁打が多いタイプの中距離打者だと思われます。

足を軽く浮かし回し込むスタイルで、緩急に対応しうる幅広い打撃は期待できそうです。ただインステップして踏み出す割には、足の地面の離れは早く、巻き込み型でレフト方向への打球が多いタイプのように見えます。ただ高岡商戦では、最終打席にライト前にはじき返したように、右方向への打撃もできるようです。

打撃の準備段階である「トップ」を早めに作れます。インステップする分、懐が窮屈になるところを、早めに腰を開いて対応するあたりに、この選手の非凡さが感じられました。ただボールを捉えるまでのスイングにはロスが感じられ、バットが上から出る割には、大きなスイング軌道を辿ります。ボールを捉えてからも大きな弧を描きつつ、フォロースルーまでしっかり振り抜くのが特徴です。

頭のブレは小さいのですが、腰の開きは早く、それを抑えるのはあまり得意ではないようです。ただ軸足を粘り強く使えるので、それでも外の球にある程度食らいつくことができるのだと思います。

(今後に向けて)

力強いスイングと遊撃守備で、来年は中心打者としての活躍が期待される選手です。今のところドラフト候補云々のスケールは感じませんが、かなり特殊な能力も秘めていて、面白い潜在能力の持ち主です。上手くロスのあるスイングを修正できてくると、持っているものは好いので楽しみです。秋以降の成長が期待される、来年楽しみな選手でした。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

送球

 投稿者:まにー  投稿日:2010年 4月16日(金)01時34分44秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは。
蔵さんは最近の投手は球速は出るがストレートの質は落ちたとおっしゃられていましたね。
野手の送球に関してはどうなのでしょうか。
例えば、距離は投げれるが低く鋭いバックホームができる外野手が減っているなど似たような現象が起きているんでしょうか?
 
    (蔵建て男) その辺に関しては、あまり注意して昔から観ていたわけではないので、私には単純に比較できません。まにーさんには、そのように感じられましたか?

ただ最近は、組織プレーも徹底されているので、よほどの強肩でもない限りは、素早くカットが入り中継する方が重視されるのかもしれません。ただ身体能力的には、確かに今の選手の方が、遙かに平均しては高いと思いますが・・・。
 

(無題)

 投稿者:福ちん  投稿日:2010年 4月15日(木)01時41分51秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは
ヤフドでの九共大の開幕試合見ましたが、注目の大瀬良が8回から2イニング登板。
初球147で歓声があがりました。
ヤフドでの147はなかなかでません。昨日榎下が145だったかな
その後は変化球使いながらうまく抑えてました。
本当に志望届出してなければいけなかった逸材ですね。
フォームのダイナミックさも惚れ惚れしました。
 
    (蔵建て男) こういった図抜けた素材は、一年生から大学レベルで結果を残せてしまうんですよね。そうすると4年間モチベーションを維持するのは大変なんです。ですから大学の4年間では長すぎの印象を受けます。ですからプロの行くレベルのある選手には、いずれプロなどと言わず高卒で高いレベルの野球を経験して欲しいと思います。  

残念

 投稿者:神奈川二  投稿日:2010年 4月14日(水)22時09分18秒
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  春季大会あっさり向上高校負けてしまいました。平田監督の夏までの立て直しに期待します。しかし翌日の新聞には投手を横浜が狙っていると出てました。対する武相高校は桑元監督は順調な滑り出しでした。かなり上位まで行けるようであります。がんばってもらいたい。武相高校は試合を公表して非常に親切な高校です。参考にして蔵さんにも見に行っていただきたいです。  
    (蔵建て男) 武相は、試合日程を発表されている数少ない高校で、私も大変好感を持っております。最近・名門も復活しつつありますので、期待しております。

18日の横須賀Sの試合を観に、武相戦は行くかもしれません。
 

2010年 選抜の逸材11!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月14日(水)07時47分48秒
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  皆様おはようございます。選抜の逸材シリーズは、一つ4月中をメドに終えられればなと思っております。役現在、全体の半分程度だと思うのですが、高校野球の本格観戦を前に、なんとか終えたいですね。

△鍋田 浩成(富山・高岡商3年)投手 172/69 右/右

(どんな選手?)

昨年の神宮大会でも取り上げた投手です。小柄ながら、適度なまとまりと経験豊富なマウンド捌きが光る好投手でした。一冬越えて、どんな成長を遂げているのか注目してみました。

(投球内容)

球速は、常時130~MAX136キロと目に見えて変わっていないのですが、以前ほど力なくスポッとミットに収まる感じではありません。ただそれでも球威・球速面と言う意味では物足りません。変化球は、カーブ・スライダー。神宮で投げていた、縦スラらしき球が、この大会では陰を潜め、攻めのバリエーションが少なくなっていたのが残念です。

牽制・フィールディング・クィックも1.2~1.25秒ぐらいと基準レベルを満たし、マウンド捌きなども好い投手です。肉体のポテンシャルに恵まれた投手ではなく、野球センスの良さで、試合を作ってゆくタイプです。

右打者に対しては、アウトコース高め球を集め投球を組み立ててます。左打者に関しては、あまりこの試合ではサンプルに乏しかったのですが、甘く入ったスライダーを打たれるケースが目立ち、制球もやや不安定な気が致します。

投球フォームも、相変わらず無理に腕を高い位置から振ろうして、腕の振りのスムーズさを欠いている印象があります。「開き」も早いのも変わらないのですが、足の甲の抑えが、秋よりはよくなってきたかなあといった感じでした。

(今後に向けて)

やはり伸びしろと言う部分で心配していたのですが、目に見えて大きな成長は感じられませんでした。また技術的にも、投球的にも、あまり工夫が観られず正直残念な内容です。夏に向けて、もう一度足下を見つめなおし、課題の克服に努めて欲しいところです。

△山本 定寛(和歌山・智弁和歌山3年)一塁 180/90 右/右

(どんな選手?)

智弁和歌山でも、一際目を惹く身体を活かした、パワフルな打撃が自慢です。チーム断トツの本塁打と打点を稼ぐ、打線の核的な存在です。

(守備・走塁面)

一塁までの計測タイムは取れませんでしたが、秋は24試合で4盗塁と足を売りにするタイプではないようです。実際にベースランニングなどを観ていると、かなり遅そうと言う印象は否めませんでした。

また一塁手としても、けして上手い選手は見えません。24試合で4エラーの一塁手は、少々いただけなく、その守備力は、春になっても何処まで改善されていたかは疑問です。

(打撃内容)

圧倒的に打撃が売りの選手です。ただ長打を狙い過ぎたのか?選抜では、オーバースイングが目立っておりました。思いっきりが好いのと、オーバースイングが別なことを肝に銘じて欲しいものですが、チームでそれが許される特別な存在なのでしょう。

スクエアスタンスで、グリップを下げ気味に構える選手です。特に自分のリズムで立てているわけではないので、何処か脆そうな印象は拭えません。仕掛けも「遅すぎる仕掛け」を採用するなど、一定レベル以上の球速の投手には立ち後れ気味です。

足を小さく浮かし、真っ直ぐ踏み出します。残念なのは豪快に振る上半身の力に下半身が支えきれず、完全に足下がブレてしまいます。これでは、身体の開きも大きくパワーロスも顕著です。恐らく緩急などに脆く、打てる球は限られていると思われます。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのも遅れ気味です。またボールを捉えるまでのスイングにもロスが感じられ、対応力はいまいち。それでもバットの先端が下がらない意識はあるようなので、的確に捉えた打球はしっかり飛んでゆくようです。強引なまでフルスイングは、ここまでバットを振れるんだと言う意味では希少価値があって嫌いではありません。当たれば強い打球を放てますが、まだまだ課題が多い選手です。基本的に、フォロースルーなどで運ぶと言うよりは、身体の強さで引っぱたくタイプ。強い打球が、野手の間を抜けて選手です。まずは、バットを思いっきり振るのは好いのですが、それを支えられるだけの下半身を作ってからにしていただきたいと思います。

(今後に向けて)

足下のブレ・仕掛けの遅さ・スイング軌道と、自慢の打撃も課題が満載です。それを修正するだけのセンスがあるのかどうなのか?夏まで注目してみたいと思います。この思いっきりの良さは捨てがたいのですが、それをするだけの基礎を、まず身につけて頂きたいと願うばかりです。

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チャレンジマッチと春季沖縄県大会2

 投稿者:半島  投稿日:2010年 4月13日(火)20時00分32秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは。
先週の土日にチャレンジマッチが行われ初日の興南ー糸満、小禄ー嘉手納の試合を観戦してきました。一応結果は興南6-2糸満、小禄3-0嘉手納、日曜は小禄5-3興南、嘉手納3-2糸満でした。これにより、小禄・興南・嘉手納・糸満の順に夏の予選のシードとなりました。
糸満は3番手の平良投手が先発するも立ち上がりを狙われ2回までに4失点するも、その後徐々に球にキレが出てきて立ち直り7回まで投げ、8回からは宮国投手が登板し個人的にも興南打線との対戦がどうなるか楽しみでしたが。8回にはエラー絡みで1失点、9回には真栄平選手に右中間を深々と割るタイムリーを打たれるなど精彩に欠けていた印象です。狙われていたのは全て直球だっかと思います。コースはそこまで悪くないと思いますが、やはり球威がないんですよね。興南打線もスイングの迫力を増してきたとはいえ、綺麗に弾き返されてるのが気になりました。興南は砂川投手が先発し初回はリズム良く三人で終わらせるも、2回は先頭打者出すと連打を浴び2失点、3回以降も再三走者出す苦しい投球で5回途中で川満投手に交代となりました。川満投手は秋に比べるとフォームに勢いが出てきて球のキレも増してきた印象でした。ある程度走者出しますが、見ていてある程度安心感がある投手になってきた印象です。
糸満はまだまだチームとして伸びてきてない感じがしますね。夏までに完成度を高めていかないと甲子園は遠いかと思います。
小禄ー嘉手納は点差以上に力の差を感じましたね。小禄は投げては宜野座ー山里が3安打完封リレー、打っては少ないチャンスをつなげ活かしていました。

今日はその小禄高校の選手達です。
田仲 裕士(小禄3年 175・67 右・右 投手)
去年からエースとして活躍していたようです。がっしりとした体格で印象的です。
ノーワインドアップから軽く捻りながら足をゆっくり上げ、お尻を軽く落とし、オーバーから角度をつけて投げてきます。腕の振りはなかなか力強く、また腕を身体で隠し出どころを見えづらくしたフォームです。グラブも抱えられ、投げ終わりのバランスも悪くないです。
球種はカーブ・ツーシーム・フォーク?があったかと思います。直球はどちらかといえば球威型であまり空振りをとれる球質のように感じました。投球は直球とツーシームを武器に打たせて取るタイプの投手だと思います。制球もまずまず良かったです。
クイックや牽制はまずまずで、昨年から投げていたので経験豊富なのかマウンド捌きも良かったと思います。
今回は4回途中までしか見れなかったので、良くわからなかった部分も多いので次回は長いイニングを見たいですね。


宜野座 嗣峻(小禄3年 178・66 右・右 投手)
小禄の2番手投手ですが他校でも十分エースになれるくらいの力があります。こちらもがっしりとした体格です。
セットからノーワインドアップで、足をゆっくり上げ、軽く捻り少しお尻を落とし、真上から角度をつけて投げ込んできます。かなり腰が高く上体主導のフォームです。それもあいまって身長以上の角度がつく感じです。そしてテイクバックも小さめです。グラブも抱えられ、投げ終わりのバランスも良いです。
球種はスライダー・カーブ・フォークと一通り投げられるようです。直球はなかなかキレと球威を感じさせ角度もあるので打者にとっても迫力がある球ではないでしょうか。決め球としてフォークがあり落差とキレがあり打者から空振りがとれます。スライダーは少しドロンとした感じで、イマイチキレや制球は良くないです。基本的には直球でぐいぐい押す投球をしてきます。制球は荒れ球気味かなと思いきや低めにしっかりと集めることができまずまず良いです。細かい制球はあるわけではないですが、ある程度高さ・横を使うことが出来ます。
クイックは平均的という感じですが、牽制はあまり上手くありません。フィールディングは反応も良くまずまず上手いです。
チャレンジマッチの2試合でも先発したようで嘉手納・興南打線をしっかりと抑えていました。
直球やフォークは良いですが、他の変化球がまだまだかなと思います。素材としてもなかなかだと思うので、夏までにどれくらい伸びてくるか楽しみな投手です。

山里 悠也(小禄2年 172・60 左・左 一塁手&投手)
小禄の三番手投手で、8・9回を任せられるクローザー的な役割を務めています。身長はもう少し大きく見えたので今では175以上はあるんじゃないかと思います。
振りかぶり足をすっと上げて、オーバーから投げ込んできます。テンポがやや単調なフォームという感じで、またあまり力感を感じさせないですね。しかし腕の振りはまずまず柔らかく肘から綺麗に出てきます。そして球持ちもいいです。
球種はスライダーとカーブがあったと思います。直球はそこまで球速があるように感じませんでしたが、結構キレを感じさせます。この投手の良い所は、右打者に食い込んでくるクロスファイヤー、左打者からは遠く感じるこのコースへ安定して投げることが出来るとこです。右打者へはほとんどクロスファイヤーで攻めてきます。これは右打者がストライクでも思わず腰を引いてしまう感じでなかなかの威力です。角度もあるので厄介な球筋です。ただ球威には欠けるので力で持っていかれたなと思われるケースも見られました。左打者には直球と緩いカーブを集めてきます。
役割的にもクローザーなので打者も一回り目まではなかなか崩すのは難しい投手かなと思います。
個人的にはもう少しフォームに力感が出て直球に球威が出てくると長いイニングも十分任せられる投手になるかなと思います。あと一年あるのでどれくらい成長するか楽しみです。

大城 陽平(小禄3年 168・60 右・右 遊撃手)
小柄な選手ですが小禄打線の4番を任されています。
オープンで構え、グリップの位置はそこまで高くなく胸の位置くらいでまたあまり捕手寄りでもないです。身体を揺らしながらリズムをとり、始動も早めに軽くグリップを軽く後ろへ引き振って来ます。捉えてからは結構大きいスイングで上手く球をバットに乗せる感じです。また春季の決勝では宮国投手から本塁打を打ったようでパンチ力もあります。
打球も鋭いですし、芯できっちり捉えてる感じでミートセンスやバットコントロールが上手い選手です。強引さがない選手でセンターを中心に弾き返す打撃をしてきます。2試合観戦しましたが、第一打席は凡退しても以降の打席ではそれを活かしてかきっちり結果を残してきますし、対応力も高いと思いますし頭も良い選手ではないかと思います。
選球眼も良く、際どいコースはカットしてきますし走者がいると一段と集中力高くなり繋げていく打撃をしてきます。4番を任されていますし勝負強い打者ですね。
守備面では反応も良くグラブ捌きや足運びもなかなか柔らかい選手です。打撃もそうですが全体的に柔らかさがある選手です。地肩はまずまずですが、スローイングが横から出てくるのが気になります。他の内野手陣もそのような感じなので監督の指導なのかな?足もなかなか速い選手です。
タイプ的にはアベレージタイプかな?ただパンチ力もあり守備力もあるので走攻守が高くまとまった選手だと思います。

小禄はあまり観戦の機会がなかったチームですが、目立つ選手はいないも3人の力のある投手陣を中心に守りから入るチームですね。打線は大物打ちはいませんが繋ぐことを全員が意識し、また球も見極めてくるので怖さはないですが嫌らしい打線ですね。夏もまた見てみたいチームです。
 
    (蔵建て男) 小禄は、強いですね。夏に向けて有力な一校と言うことでしょうか。

春季九州大会の組み合わせも発表され、三日間とも北九州市民球場で観戦しようと思います。大会初日に糸満の試合が観られると思いますので、半島さんなどのレポートを頭の片隅に置きながら選手達を観てみたいと思います。
 

亜細亜対東洋戦

 投稿者:スラーブ  投稿日:2010年 4月13日(火)17時01分22秒
返信・引用
  久しぶりの投稿失礼します。
法政対立正のオープン戦観に行った時蔵さんらしき人を見かけましたが声かけれなかったです。
また機会がございましたらご挨拶させていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。

さて亜細亜対東洋の試合観に行きましたが東浜投手悪い意味で普通の140キロ右腕になってしまったなという印象を受けました。

今年初めて観ましたが以前はふりかぶってじわじわとゆっくり軸足に体重を乗っけていきピュッとキレのある球を投げていたと思います。

今日観たら常時セットポジションで軸足に体重を早く乗せてしまい左足を早く上げた結果、打者は12の3で打ててしまうのかなと思います。

配球に関してはストレート主体なのは良いのですが、変化球が130キロ台が殆どのためストレートとの球速差がなく打者タイミング取りやすかったと思います。

ランナーを背負ってもプレートを殆どはずさないし牽制も今回の試合では殆どなげなかった事も気になりました。

亜細亜の中西外野手左右の違いがありますが打席での雰囲気が中原に似てませんか?

ネクストで打席のブルーノ君に声かけるあたりやファーストストライクを振るあたり積極性は中原よりあるなぁという印象をもちました。

長くなりましたがまたよろしくお願いします。
 
    (蔵建て男) 東浜は、確かにこの間の試合を観る限り、テンポも悪く普通の投手になってしまったなあと言う印象で残念でした。しいて収穫をあげれば、ツーシームだと思うのですが、シュート回転して高速で沈む球が、結構有効だったところでしょうか。緩急・テンポ・間の取り方が悪くなり、かなり窮屈な投球を自らしていたなと思います。

先日の亜大戦は、すでにメンバー表もなく、あまり亜大の野手陣を注意して観られませんでした。もし観られる機会がありましたら、中西選手のプレースタイルにも注目して観てみたいと思います。立正大戦は、大変多くの方が観にこられておりましたね。ぜひ機会があれば、遠慮なくお声をおかけくださいませ。
 

前橋工・富澤達貴左翼手

 投稿者:前橋工甲子会メール  投稿日:2010年 4月12日(月)21時31分8秒
返信・引用
  蔵さん、前橋工・平井東投手の寸評、ありがとうございました。
選抜甲子園では、無安打に終わった、前橋工4番・富澤達貴左翼手が、春季群馬大会の初打席で、不振を払拭する、弾丸本塁打を放ちました。
前橋市民球場の右中間最深部にライナーで、放り込み、復調をアピール。
夏に向けての成長に期待大です。
 
    (蔵建て男) 前工選手達の、夏までの成長を楽しみにしております。ぜひガンガンアピールしてくださいませ。  

2010年 選抜の逸材10!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月12日(月)18時49分41秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。今日は、早めに時間が空いたので、この時間から少しずつ更新などを進めて行けたらと思います。本日も、選抜の短評から行って行きたいと思います。

○白石 猛紘(岩手・盛岡大附3年)投手 177/75 右/左

(どんな投手?)

背番号1を付けながら、リリーフで登場する投手です。ウェートの乗った本物のストレートを投げ込める数少ない投手です。

(投球内容)

球速は、リリーフと言うこともあり力任せで、常時135~MAX142キロにまで到達。体重がグッと乗った球威と伸びを兼ね備えたボリューム感溢れる球質が魅力です。変化球は、カーブ・スライダーとオーソドックスなスタイル。この日は、かなり球が暴れて、普段よりも制球が悪かったのではないのでしょうか。秋の成績では、イニング1/3強程度だった四死球が、中京大中京戦では、4イニングで3四死球。球威・球速が上がった分、制球が悪くなったのか?それとも大舞台で緊張したのか?はたまた、速い球を魅せようと力んだのかは、この試合だけではよくわかりません。

ただ少なくても、枠の中に集められても、それほど細かくボールを投げわけて来るタイプではないようです。特に左打者から痛打を浴びていたように、ボールの見やすさが気になるところ。牽制も平均的、クィックも1.3秒前後と、野球センスに秀でると言うよりは、肉体のポテンシャルで押す馬力型です。

(投球フォーム)

ワインドアップで振りかぶり、お尻が一塁側に落とせないフォームなので、将来的に緩急を効かせたカーブや縦に鋭く落ちるフォークの系の修得は厳しいか、身体への負担の大きなフォームだと言えそうです。

グラブは胸元に最後まで抱え込まれており、球持ちも好いので、元来はあそこまで球が暴れるタイプなのでしょうか?ただ膝に余裕なく、突っ込みがちなフォームになるので、その辺を常に意識ができるようになると、もう少し制球も安定してくると思います。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」の中では、「球持ち」に良さを感じます。一見ラフそうな投球フォームでも、意外にボールにしっかり力を伝えられるリリースをしているので、球質も良いのでしょう。「体重移動」も、思ったほど悪くなく、下半身のリードが下手な投手に見えましたが、そんなことはありませんでした。ただ「着地」までの粘りはもう一つで、何よりフォームが直線的で、打者からボールが見やすいところを、今後如何に改善して行けるのかがポイントになると思います。

(今後に向けて)

お尻が落とせないことによる、バリエーションの増加を実現できるのか?と言う不安と、ボールが見やすいフォームを、如何に改善できるのかが、将来に向けてのポイントです。

ボールが暴れていて、非常に荒削りな素材なのかな?と思ったのですが、実は基礎となる土台は、中々しっかりしていることがわかりました。秋から春の間に、球速を確実に伸ばせたのも、土台となるフォームの良さに、確かな鍛錬を積んだからでしょう。ちょっと高校からプロに行くには時間が足りない印象ですが、大学などで資質を伸ばせば、もうワンランク・ツーランク上の球威・球速を身につけられるでしょうし、投球内容にも磨きがかけられる可能性を秘めていると思います。いずれはプロと言う可能性も秘めた、将来楽しみな投手なのではないのでしょうか。

△槻館 洋弥(岩手・盛岡大附3年)捕手 177/80 右/右

(どんな選手?)

旧チームからマスクを被っている選手で、昨春に生でも観たことがある選手です。4番・捕手を務めるようになり、一冬越えてチームの中心選手に成長いたしました。

(ディフェンス面)

フットワークを活かしこまめに動き、テンポの好いリードを重視するスタイルです。ミットを示した後に、地面に降ろすことがないので、ワンバウンド処理などへの対応も素早く、次の動作への移行が速い選手です。何よりプレーに集中しており、打球への反応にも優れるなど肉体的にも精神的にも優れた好捕手です。

ただキャッチングに関しては、ミットを動かさないのは悪くないのですが、ボールを押し込むようなキャッチングではありません。特にミットの出し方が悪いとは思いませんが、それほど関心はしませんでした。ただスローイングに関しては、一連の流れの中で投げることができ、1.95秒前後の到達タイムは、高校生としては上位レベルで好感が持てます。

捕手としても、けして細かい部分まで気が行かない選手でもないですし、タイムの入れ方なども悪くはありません。ただテンポを重視するあまりに、投手の制球が定まらないのに素早く返球して精神的なゆとりを奪い、座ったまま返す返球が雑で投手に余計な負担をかけたりと、投手への配慮に欠ける自己満足のプレーに走る傾向が強いです。どうしてもチームの中心選手としての自負はあるのでしょうが、上のレベルで捕手を続けて行くのであれば、もう少し投手への配慮も学ばないと、信頼は勝ち得ないと思います。大舞台で、投手達の制球が乱れた要因には、彼のプレースタイルにも一因があったと私は考えます。返球の強弱一つとっても、それを状況によって使い分ける、人間としての幅を持って欲しいですね。

(打撃内容)

基本的には、ボールを遠くに運ぶタイプではなく、鋭く野手の間や内野手の頭の上を超すような当たりで、はじき返す打撃が得意のようです。その証に、秋は40試合で本塁打1と言う成績でした。

スクエアスタンスで、グリップを高めに添えます。全体のバランスは平均的なのですが、少し自分のリズムを刻めないので、上体に固さを感じなくもありません。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用するなど、中距離・ポイントゲッタータイプ。足を引き上げ回し込むことで「間」を作り、スピードの変化にも対応しやすいタイプです。すなわち打てるコースは限られているような固さは感じられますが、緩急などのスピードの変化には対応しうるタイプなのではないのでしょうか。それでも踏み込んだ足下は、なんとかブレを最低限に抑え、開きを我慢して外の球に対応したり、打ち損じの少ないスイングをしております。

気になるのは、打撃の準備段階である「トップ」をきっちり作れないのと、少し立ち後れ気味な点です。平均的な仕掛けを採用しているのに、ボールを遠くに飛べないのは、トップが浅い上に、それほど遊びの部分がないからだと思われます。

ただバットを上から振り下ろしてくる選手なので、インパクトまでロスなくボールを捉えることができます。またボールを捉えてからのスイング軌道もコンパクトで、鋭くしっかり振り切る腕っぷしの強さは感じさせます。ただ長打は望み難いのですが、捕手らしくはじき返す打撃には、水準を満たす技量がありそうです。

(今後に向けて)

肉体的な資質も兼ね備え・捕手としても水準を満たすだけの打力があるなど、攻守にバランスの取れたプレーヤーです。また高校生レベルの捕手としては、かなりレベルの高い選手だと言えるでしょう。

ただ気になるのは、プロの捕手に不可欠な配慮に欠ける点が、将来的にどうなのかな?と思える部分です。素材的にもそれほどスケール感じませんが、中々好い選手です。志しを高く持って、心身共に一流の領域に到達して頂きたい。

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岐阜大学リーグ

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 4月11日(日)23時43分37秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは、

今日は長良川球場に岐阜大学リーグを観にいってきました。
2試合とも緊迫した好ゲームでしたし、新戦力も多く確認できて充実した観戦でした。

第1試合は中京学院大が4-1で朝日大に勝ちました。
お目当ての池ノ内は最終学年になって一皮むけた感じです。150キロ投げる投手がいると聞き、2年の秋から毎シーズン観戦にいきましたが、3回とも143キロ止まりで、投球自体も単調でした。この日は球速や内容ともども格段に良くなっていました。
スカウトが1人観に来ていましたが、池ノ内目当てかと思います。
球速は長良川球場のスコアボードのものです。

池ノ内 亮介(中京学院大 新4年 投手 右/右 177/75 中京)
フォームはスリークォーターで変わっていないのですが、かなり力強い投げ方になっていました。後述しますが、3回のピンチをきっかけに球速がアップし、その後は常時144前後をマークするようになります。ストレートと同じ腕の振りで130キロ台のスライダー(曲がりは小さい)を投げますので打者は面喰います。クイックや牽制も年々上達していますし、本当にピッチャーらしくなってきました。変化球はスライダーにタテスラらしき落ちる球がありました。昨秋はフォークも投げてましたが、おそらくタテスラかと・・・。
今日の試合がきっかけなのかはわかりませんが、成長の跡が伺える投球でした。ただファールで粘られるなど絶対的な決め球が無いことや、この日も150球近く投げるなど無駄球が多いところが課題でしょうか。

投球内容はこんな感じです。
元々立ち上がりが悪く、いきなり先頭の中本健太をストレートの四球で歩かせます。次打者の送りバントを二塁で刺すと2回までは無難に抑えました。
3回に四球ヒット四球で満塁のピンチを招くと、ここで開き直ったのか急に腕を強く降るようになります。136,7だったストレートが144を計測し、2番の金をストレートだけで三球三振。続く安原にはうまくライト前に運ばれて1点を失いますが、続く4番の中本翔太のときに147キロを連発します。最後は落ちる球で三振。続く5番鎌田は初球を打ってショートゴロと、このピンチを1失点で切り抜けました。
5回にも一死一三塁で4番中本翔太を迎えますが、ここもストレートで追い込んで落ちる球で三振、続く鎌田もフルカウントから高めのスライダーを振らせて三振に打ち取ります。このとき2-2からの高めに抜けた球がこの日最速の149キロを計測しました。
6回以降は適度に抜きながらも要所では140中盤のストレートで抑えこむ投球でパーフェクト、最後は代打の2年の山田智(土岐商時代は場外ホームランを打つなどスラッガーとして名の知れた選手でした)を148キロのストレートで三振に打ち取りました。
終わってみれば強打の朝日大を4安打1失点で完投しました。四球は5、奪三振9という結果でした。

ほか気になった選手です。
岡安 剛志(朝日大 新1年 投手 大垣商)
昨年の大垣商の4番エースだった選手です。2年秋に市岐商を倒したときは投打に活躍しました。
3番手として5回から登板し、3イニングを3安打1失点という内容でした。高校時は球威・球速がそれほどなく(120後半)、ストレートにスライダーやシンカーでコースをつく投球でした。高校のときとそれほど投球内容は変わりませんでしたが、打ちにくさや制球の良さといった持ち味がよく出ていました。この日の最速は132でした。

菊池 涼介(中京学院大 新3年 遊撃 右/右 170/70 武蔵工大二)
昨春に三冠王を獲得し、全日本代表候補にも選ばれた選手です。積極的に盗塁を仕掛けてくるタイプではありませんが、足はまずまずです。バットコントロールもうまく、内角の厳しいコースもきれいにレフト前に捌いていました。守備は以前よりも堅実になっていました。

ドラフト候補として名前が挙がっている中本健太は、1番ライトでの出場でした。昨夏のオープン戦ではセンターを守っており、上級生になってからはキャッチャーで出場しているのを観たことがありません。巧打で足も速いですが、外野手としてみると失礼ですが物足りないかと思います。この日は2の0、2四球で特に目立つ活躍は無かったです。
朝日大の1年生では聖光にいた田村勝歩がショートの守備で途中出場していました。


第二試合は中部学院大が岐阜大に4-1で勝ちました。前日が10-0で6回コールド勝ちなので、この日も中部学院が楽に勝つかと思っていましたが、岐阜大が7回まで1-1と善戦し、最後まで食い下がりました。
岐阜大は国立大で毎年6位なのですが、毎年のように技巧派の好投手がいるため、一方的に負ける試合が少ないですし、1シーズンで2,3勝するときもあります。この日も1,2番が執拗にセーフティーバントを試みるなど、なんとか一丸となって食らいついていくのをみると、勝たせてあげたいなあと思うようになります。
先発の清水泰吏(新2年 右/右 182/72 大垣北)は90キロ後半のカーブと120キロ後半(最速は133)のストレートのコンビネーションで、最後まで粘り強く投げました。ストレートが外角一杯に決まるとなかなか手が出ないですし、カーブも低めに落としてきます。疲れのみえた8回に四球を出すまでは無四球で、三振は8個奪いました。170球を投げての完投勝利とほんとによく投げました。

一方の中部学院大は昨年も観た新2年の右サイド投手の大沼が8回を4安打1失点と好投しました。球速は120後半と物足りないのですが、シュートとスライダーで両サイドをついてきますし、ストレートのキレもなかなかです。
打撃では中井の活躍が光りました。重苦しい展開だった同点の7回に均衡を破るレフトオーバーのツーベース、9回にはレフトへダメ押しツーランと、ここ一番での勝負強さは健在でした。

新戦力では2番に松田(県岐商)、6番に節(岐阜城北)、8番に上西(県和歌山商)が入っていました。節は城北時代もパンチ力のある1番打者として活躍していましたし、守備のフットワークも良い選手です。
中部学院には他にも多治見幸大(光星学院)や杉島隆文(市岐商)などの有望選手が入学しているので今後が楽しみです。


すみません、ここから余談です。
7日の地元紙に岐阜の高校野球の春季大会の組み合わせがのっていましたが、大垣日大と県岐商の優勝候補は決勝まで進まないと対戦しない組み合わせになりました。謹慎中の中京は参加していませんので(秋にベスト4に残れば無条件で出場できます)、この二強でほぼ堅いです。
県岐商は大型右腕の三輪が本格化していると大垣日大に対抗できるのではと思います。
あとは下級生に中心選手が多かった帝京可児、毎年安定した強さの土岐商と大垣商がどうからむかでしょうか。
県岐商から専大に進んだ山田がいきなり開幕戦に投げており、びっくりしました。今年は中京の加藤くらいしか名前が出てきていませんが、春から夏にかけて好選手が出てくることを願ってます。山田も夏予選で観るまでは全くノーマークでしたし。
 
    (蔵建て男) 岐阜リーグのレポート有り難うございます。池ノ内は、MAX149キロですか、今年の東海地区は人材が豊富ですね。

元々東海地区の大学情報は、レベルが低かったのが上がったと言うよりは、学校数も多く人材が散って、中々情報が表に出にくかったのだと思います。愛知リーグも2部でも人材が豊富ですし、その多様さは今や近畿地区以上ではないかと思います。早く静岡・岐阜・三重の各リーグの優勝チームそれぞれに大学選手権への出場権を与えて欲しいですね。

やはり岐阜の高校球界は、中京の加藤の復活のポイントになるのでしょうね。本格派左腕としてしては、全国でも1,2を争う素材でしょうから、その成長ぶりが多いに注目されます。
 

2010年 選抜の逸材9!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月11日(日)21時26分16秒
返信・引用
  ようやく少しずつ時間が取れるようになり、更新量を増やすことが出来ております。少しずつですが、選抜の寸評も作成でき、本格的な高校野球の観戦を前に、ページの内容も充実させようと思っております。

◯前仲 正志(兵庫・神港学園3年)投手 173/72 右/右

(どんな選手?)

小柄ながら、スリークオーターから140キロを超える伸びのある球を投げ込んで来る好投手です。淡々と自分のペースを保ちながら、安定したマウンド捌きが印象的でした。

(投球内容)

テイクバックした時に、かなり肘が下がって出てくるスリークォーターです。球速は、135~MAX141キロぐらい。手元までしっかり伸びてくる速球には、見るべきものがありました。変化球は、カーブ・スライダーとオーソドックス配球でした。

牽制は平均レベルでしたが、クィックは1.15秒前後と基準以上。左右の打者相手にも、アウトコースにしっかりコントロールする制球力、洗練されたマウンド捌きの持ち主。細かいところまで神経が行く選手で、投手らしい一面を覗かせてくれました。

課題は、開きが早くボールが見やすいフォーム。そして高めに甘く浮いた球を痛打されるなど、外角中心の配球とフォームに課題を残します。ただ、けして狙って内角を投げられないわけではないので、意識的に夏に向けて、投球の幅を広げたいところです。

(今後に向けて)

将来的に、緩急系の球や縦の変化を習得しにくいフォームなのが気になります。そのため配球を工夫したり、チェンジアップやシンカー系の球を習得したりして、ピッチングの幅を広げて欲しいところです。

投手としては、ある程度「投球のできる投手」なので、大学などでも、比較的早い段階から頭角を現すタイプだと思います。けして高卒プロとかそういったスケール型ではないのですが、大学などで実績を残すことで、次の扉が開けるタイプです。ぜひ上のレベルでも通用する実戦力を身につけて、活躍していって欲しいと思います。

△筒井 太響(高知・高知3年)投手 168/75 左/左

(どんな選手?)

昨秋の時もレポート致しましたが、その時と球威・球速面はあまり変わっておりませんでした。ただもっとスリークォーター気味の、左投手独特の背中越しから来る感じの球筋に特徴があったように記憶しておりますが、選抜ではオーソドックスな投げ方に変わっていたように思えます。

(投球内容)

球速は、常時125キロ前後~MAXで130キロほどと、選抜に出場した投手の中でも、球威・球速では下位の部類でした。ただ低めに丹念にボールを集めて討ち取るのが、この投手の身上。カーブ・スライダーを織り交ぜ、粘り強い投球で、甲子園でも持ち味を発揮致しました。

特にこの投手は、追い込んでから低めのボールゾーンに切れ込む変化球で、上手く三振を奪っておりました。背中越しから来る球筋が陰を潜めた分、高低の変化に特徴が出始めた気が致します。左腕らしく牽制は上手いのですが、クィックができない投手です。試合を組み立てるセンスがあり、投球センスと安定した制球力に秀でた実戦派左腕です。

(今後に向けて)

球に凄みはないので、完全にアマチュアタイプの好投手です。ただ「投球のできる左腕」は貴重なので、球威・球速は物足りなくても、大学などに進んでも野球を続けて行ける素材です。

その投球のまとまりからも、比較的早い時期から大学でもチャンスをもらえるかもしれません。何か武器になる球を身につけ、これからの進化を期待してみたい投手でした。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

愛知大学リーグ二部

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 4月11日(日)00時21分31秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは、

土日と実家に帰省しています。
今日は愛産大グラウンドに愛知大学リーグの二部を見てきましたのでレポートします。

このリーグで使われる大学のグラウンドはアクセスが不便なところが多いのですが、愛産大は名鉄の藤川駅を降りて歩いて10分くらいでした。まあ特急止まらないですし、豊川よりの岡崎なので名古屋から30分以上かかりますが・・・。名城大のグラウンドもリーグ戦で使っていますが、こちらは車を使わないと厳しいので諦めました。

グラウンドは選手との距離が近いのですが、バックネット裏に小屋があり、真後ろからは観ることができません。小屋とネットの間は各大学のスコアラーが陣取っていますので、立ち見かベンチ(20人くらい座れる)での観戦になります。カウント表示盤がキャッチャーの真後ろにあるので全く見えないなど、グラウンドは立派なのですがあまりお勧めできる観戦状況ではなかったです。
この日のお目当ては日福大の鶴田と愛産大の投手でした。愛産大の投手は高校卒業時に某球団の育成枠指名の話があったという噂があり、観ておきたかったのですがこの日は登板しなかったようです。

第一試合があまり見どころがなく、瑞穂にいくべきだったかなあと思いましたが、第二試合が日福大鶴田と東海学園田島の見ごたえのある投手戦で、十分元はとれました。鶴田は去年も2回見損ねたので・・・。
試合の方は2-0で東海学園が日福大を倒しました。2回に一死満塁からタイムリー、3回に一死三塁から野選で得点し、あとは田島が危なげなく抑えました。

鶴田 健太(日本福祉大 新4年 投手 右/左 183/85 静岡高)
社会人入社後に大学に入りなおした投手で、増井(日通に進んだほうでしたっけ?)らと甲子園でも投げています。
常時セットから投げるオーバースロー投手です。オーソドックスなフォームですが、やや開きが速いのと、踏み込む左足が結構外寄りなのが気になりました。クイックや牽制はあまり速くなかったです。
変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップにシュートと多彩です。ストレートとスライダーでカウントを稼ぎ、左打者には外角に115キロ前後くらいのシュートやチェンジアップを、右打者には外のスライダーを振らせるパターンが目立ちました。抜くところは抜いて、勝負どころで力を入れてくるような感じです。6回以降は球威やキレが落ちていましたが、序盤の2点だけで抑えたのはさすがです。1球だけ140を計測しましたが、あとは抜いたときで130前半、力を入れたときで136前後でした。
内角の厳しいコースも攻めてきます。2回に先頭の4番田中の顔面付近に投げ込んだあとも、続けてインコースを攻めてきました(3球目が足に当たって死球に)。
6安打5四死球で2失点なので、強打の相手に内容的にはまずまずでした。死球2つに敬遠四球が2つあったので、四球は1つだけでした。制球はアバウトながら四球で崩れるタイプではありません。ただランナーがいないときの暴投が多く、力が入りすぎていたような感じでした。低めに投げようという意識はあるのですが、打たれた球は高かったり甘かったりと、たまにあれっというような球がきていました。

田島 慎二(東海学園大 新3年 投手 右/右 179/179 中部大第一)
去年の春に一部の試合で一度観ているのですが、その時は力任せに投げている感じでした。初回は144キロ出ていたのが4回には5キロほど落ちており、フォームも堅かったのですが、この日は見違えるようによくなっていました。
ストレートは最速で146、常時142,3を計測していました。基本スリークォーターですが、稀に腕を下げて投げることもあります。クイックや牽制はまずまずです。
変化球はスライダーとチェンジアップがあり、スライダーは精度が高いです。右打者にはスライダーで追い込んでアウトローにストレート勝負、左打者にはアウトローのシンカーぽいチェンジアップを振らせていました。特に右打者のアウトローの速球は素晴らしい伸びでした。
制球も上達しており、ほとんどが低めに決まりますし、球威があるので打球が飛びません。
序盤はストレート主体で3回までに5奪三振。2回り目はやや抜いてきて凡打の山を築く投球でした。9回にも143を計測するなど、球威は衰えませんでした。
許したランナーは死球(避けなかったため)とセンター前へのヒット1本のみ、詰まったフライに突っ込んだセンターが大きくはじいてツーベースにしてしまったものです。三振8、ゴロアウト16、フライアウト3で、中盤以降はほとんどが詰まった内野ゴロで、フライも外野の定位置よりも前のものばかりでした。

鶴田は4年生ということを考えると、今日の内容ではドラフト候補としては物足りない内容でした。対照的に田島は来年非常に楽しみです。また観戦したいと思わせる好投手でした。

ここからは余談ですが、パンフをみると四年生が既に引退したのか例年より全体的に少なかったです。一部リーグでは愛学大が3人、二部でも今日観戦した名産大は1人、日福大は3番中根、4番川端とエースの鶴田とこちらも3人のみでした。
一番驚いたのが愛学大の4年生投手がゼロで、小川の名前が名簿になかったことです。小川は3月の社会人対抗戦では投げていたようなので、また観戦できるのを楽しみにしていただけに本当に残念です。独立リーグや社会人などで続けてほしいと願っています。
 
    (蔵建て男) 貴重な愛知リーグ二部の情報ありがとうございます。鶴田投手は、思ったよりも球速が出ていないんで驚きました。高校時代からイメージだと、140キロ台連発なんて投手に育っているのかと思っておりましたが。

田島と言う投手はよく知りませんが、来年に向けて楽しみな存在ですね。全国でもトップクラスの激しい戦いが繰り広げられているリーグ戦。その激しい環境が、次から次へと人材が出現する源なのだと思います。できれば春の間に、一部のリーグ戦ぐらいは押さえたいとは思っているのすが・・・。
 

(無題)

 投稿者:よぅ  投稿日:2010年 4月10日(土)21時09分28秒
返信・引用
  たまに長崎関連の情報書きますね。
個人的に今村に負けない素材だと思ってた九共大瀬良のオープン戦、毎試合MAX140後半出たらしく、MAX148になり、大学、社会人(JR九、ホンダ熊本)相手で22回投げて33奪三振で無失点だったらしいです。
今日福大相手に初失点したみたいですが
 
    (蔵建て男) 昨夏に☆をつけた選手でしたが、九共大に進んだんですよね。早くも頭角を現しているようで、4年後が楽しみな大器です。九共大から、久々のドラ1投手誕生の日が、今から楽しみです。  

2010年 選抜の逸材8!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月10日(土)18時48分2秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。選抜の逸材シリーズも、生観戦なども相まって、とてもまったりさせて頂いております。4月中にメドがつけばと思っておりますでの、どうか気長にお付き合いくださいませ。

△川部 開大(京都・立命館宇治2年)投手 180/73 左/左

(どんな選手?)

180センチ台の大型左腕ですが、バランスを重視した技巧派左腕です。球速はありませんが、キレのある球質とマウンド捌きの良さが、来年向けて楽しみな投手です。

(投球内容)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。球速は、125キロ~MAX132キロ程度なのですが、球速以上に球が手元まで伸びたりする点は評価できます。左腕らしい大きなカーブに、スクリュー系の球も併せ持つと言っておりますが、試合ではよくわかりませんでした。。

ただ、この手の技巧派にしては、結構球のバラツキが顕著で、制球はアバウトです。特に速球は暴れますし、カーブも低めの地面に向かって落ちて行くので、見極められると投球が苦しくなります。そのためヒットの多くは、狙いすまされ甘く入った速球を打たれておりました。

(今後に向けて)

特に現時点では、球威・球速・制球力・フォームなど、特別特徴らしい特徴は見いだせません。ただ強豪・立命館宇治において2年春にはエースナンバーを背負うなど、投手として、ある程度の形ができている投手です。この土台を元に、最終学年までに何処まで成長するのか注目したいです。180センチ台で「投球のできる」投手ですから、球威・球速が増してくるようだと楽しみな存在です。大型左腕故に、成長もゆっくりなようなので、少し長い目で見守ってみたいと思います。

△小崎 裕之(京都・立命館宇治3年)捕手 175/80 右/右

(どんな選手?)

塁間を1.7秒台でスローイングできると言う超高校級の強肩に、ドラフト指名候補の有原(広陵)投手のストレートにも力負けしないで鋭くはじき返す強打も兼ね備える、攻守にバランスの取れた捕手です。

(ディフェンス面)

この捕手は、リズムの良いテンポを意識し、軽く返球したりして、投手を気持ち良く乗せることを重視した配慮型捕手です。ミットを投手にしっかり示すタイプではありませんが、ミットを下げることなく構えます。フットワークの流れもよく、ボールへの反応や次の動作への移行は悪くなさそうです。そのためスローイングのタイムを計測できる機会はなかったのですが、二塁への送球などを見てみると、コンパクトで噂の片鱗を覗かせてくれました。きっち生で見た場合は、投球練習後のスローイングや飛びだしたランナーにスローイングすることで、相手への威嚇を功を奏したのか?この試合では、盗塁を試みさせる気力を削いだのだと思います。

ただグラブ捌きなどは柔らかいのですが、ボールに力負けしないような押し込めるキャッチングができず、しっかり捕球すると言う点では課題を残します。またリード面には疑問が残る部分も多く、まだまだ課題の多い選手です。

ただ捕手的適正がありそうな性格なのと、なんと言っても素早いスローイングには、目を見張るものがあります。あとは、キャッチングやリード面など、しっかり指導できる環境で野球を続けられることを期待したいですね。

(打撃内容)

チームの5番打者を務め・更に有原レベルの速球にも力負けしないスイングなど、打力は想像以上のものがありました。また塁間を4.3秒前半(左打者換算で4.0秒前半に相当)する脚力は、プロレベルに混ぜても俊足レベルです。

足を軽く浮かし、真っ直ぐ踏み込むタイプです。高知高戦では、ライト線に抜ける当たりを魅せましたが、元来踏み込んだ足元が地面から離れるのが早いタイプ。そのため巻き込んで引っ張る打撃が、得意なのだと思います。

打撃の準備段階である「トップ」に関しては、かなり浅くロスのないように作ります。そのため打球強さは大したことはないのですが、コンパクトにインパクトまで無駄なく振りぬけるタイプです。それ故ボールを捉えるセンスは悪くなく、捕手らしく野手の間や頭を上を越すような、はじき返す打撃は期待できそうです。すでに有原レベルのスピードに対応できる動体視力や反射神経の持ち主であり、むしろ課題は外に逃げて行くスライダーなど、変化球への対応ではないのでしょうか。ただ打力も、捕手としては一定水準のものを持っていると思います。

(今後に向けて)

まず体格や持っているポテンシャル的なことを考えると、高卒プロと言う素材ではないように思えます。特にキャッチングレベルとリードセンスに課題があり、この点をしっかり育成できる環境で、技術を磨いて欲しいと思います。

打力も、外の捌きや変化球への対応レベルなど、高卒でプロに入るような圧倒的なスケールは感じられません。同じような体格である江村直也(大阪桐蔭)と比べても、ちょっとその辺の趣きは違うように思えます。大学などで実績を残すことで、上のレベルへの扉が開くタイプではないのでしょうか。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

無題

 投稿者:ささ君  投稿日:2010年 4月 9日(金)17時11分0秒
返信・引用
  福工大付属城東高校の練習試合を見てきました。

正直、ビックリしました。
良い選手がたくさんいて選手層が厚い
その中でもプロ注目の

キャッチャーの中谷君はホームラン2本で、守っても肩も抜群に良かったですし
前評判通りでした

そんな中ひとり気になる選手がいました

セカンドを守る川崎君です。
守備は抜群で公式戦エラー0だそうで、肩も悪くない

バッティングは
体が細い割にはしっかり振って、長打も打ててチーム1の打率を誇る
この選手が7番を打ってることが、ビックリでした

今年の夏は楽しみです
 
    (蔵建て男) 私が彼を生で見た、昨春の春季九州大会でも確か捕手として出場していたかと思います。

捕手としても地肩がしっかりした選手でしたが、パワフルな打撃も印象的でしたね。ぜひ今年も、何処かの試合で観戦したい選手です。それにしても九州の捕手は、みんな強肩揃いですね。
 

2010年 選抜の逸材7!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月 9日(金)04時41分26秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。ようやく余裕ができてきたので、しばらくページの更新も積極的に行って行けるのではないかと思います。なんとか頑張って選抜のレポートを4月中に終えて、生観戦で観てきた選手を中心に、取り上げて行きたいと思います。

△長嶺 修平(宮崎・宮崎工3年)遊撃 178/70 右/右

(どんな選手?)

チームの3番・遊撃手を務める選手なのですが、その走力は、上のレベルでも通用する脚力の持ち主です。またボールを呼び込んで、思いっきり引っぱたく鋭い打球にも、観るべきものがある選手でした。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.15秒前後(左打者換算で3.85秒前後)と、プロレベルに混ぜても、上位レベルの脚力の持ち主です。実際に秋の成績をみても、36試合で31盗塁を決めており、ただ塁間を走り抜けるだけでなく、盗塁を決めるセンスも兼ね備えていると言う意味では、選抜NO.1の脚力でした。

ただその反面、遊撃手としてはイマイチでした。地肩こそ平均的なものがあるのですが、キャッチング・フットワーク・反応などは、少々上のレベルで遊撃手は厳しく、将来的には脚力を活かして中堅手あたりの方が、適正が高いのではないかと思います。走力が素晴らしいだけに、守備力の物足りなさは残念です。

(打撃内容)

バットが時々下から出るのは気になるのですが、高めの甘い球を引きつけて、思いっきり引っ張ったく打撃には、積極性と鋭さを感じさせる打撃が持ち味です。

スクエアスタンスで、身体の近くにグリップを添える、少々窮屈な構えが気になります。仕掛けは「遅めの仕掛け」を採用するなど、スラッガーと言うよりは、ギリギリまでボールを見定めてから振ってくる、2番タイプの打撃と言うのが本質的なのではないのでしょうか。その証に秋の36試合では、本塁打0と言う数字が、それを示していると思われます。

足を少しだけ浮かして、小さくアウトステップ。内角の球を上手く肘をたたんで捌ける一方、踏み込んだ足が早く地面から離れる巻き込み型なので、打球はセンターからレフト方向中心になるものと思われます。また外角球への捌きは辛く、外に逃げて行く球を如何に捌いて行けるのが、今後の課題かと思います。

あらかじめ脇を固め、トップに近い位置にグリップを添えているので、打撃の準備段階である「トップ」を作るのは早いです。スイングもコンパクトで、大きなロスは感じられません。ただいち早く腰が早く開いたり、身体が突っ込んだりする傾向があるので、外角低めへのストレートや外に逃げて行く球への対処には課題が残ります。真ん中~内角よりの甘い球を、如何に逃さず捌けるのかが、この選手の生命線となります。

(今後に向けて)

将来的には、1,2番タイプの打者になると思います。特に上のレベルでは、打撃や守備よりも、走力を全面に出したプレースタイルで、存在感を示して行けるタイプかと思います。

ただその一方、この手のタイプにしては守備力がもう一つ。外野手として考えた場合、打撃に図抜けたものや長打力がないとなると、走力・守備力で補って行けないと苦しいでしょう。走力に関しては、選抜屈指の素材です。ただ更に大学より上のレベルとなると、打撃・守備なども含めて、学ばなければ行けないことも多そうです。

△伊比井 悠嗣(宮崎・宮崎工3年)捕手 174/81 右/右

(どんな選手?)

チームの4番・捕手を務める攻守の要。選球眼に優れ、高めの甘い球を逃さない思いっきりの好いスイングと、捕手としても中々バランスの取れたプレーヤーです。

(守備面)

ミットをしっかり示すタイプではないのですが、グラブは下げないで捕球できる選手です。打球への反応なども悪くないので、ワンバウンド処理なども、素早く反応できそうです。ボールを捉える時のミットの押し込みなどもそれなりで、キャッチングなどは悪くありません。

フットワークもそれなりで、塁間を2.0前後で送球できるスローイングも、高校生としては、まずまずと言えます。投手に配慮したプレーができる選手で、リードも考えられて行っております。けして高卒プロ云々のスケール型捕手ではありませんが、センス・捕手的性格などを兼ね備えた好捕手で、将来楽しみです。

(打撃内容)

選抜の前橋工戦では、高めの甘いスライダーを、逃さずにセンター前にはじき返しておりました。そういった甘い球を逃さない「鋭さ」と、センター方向にはじき返す、基本に忠実な打撃が、この選手の持ち味です。

スクエアスタンスで、グリップを高めに添えた強打者スタイル。全体的にバランスの取れた構えであり、自分でリズムを刻むことがないのですが、好感の持てる構えです。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用しており、中距離・ポイントゲッタータイプで、長打力よりも勝負強さに重点が置かれております。特に足をしっかり引き上げて、強く踏み込むことで、強烈な打球を生み出します。踏み込んだ足下はブレず、自分の打てる球は、逃さず叩くことのできるスイングです。

残念なのは、上半身の動き。打撃の準備段階である「トップ」を作るのがやや遅れ気味。更にインパクトまでのスイング軌道が少し遠回りで、ボールを捉えるまでに課題があります。ただその欠点を、鋭いヘッドスピードが補っているタイプといった感じです。

(今後に向けて)

捕手としての適正・資質、更にディフェンス力もバランスの取れた素材なので、上のレベルでも捕手として続けて行けると思います。打撃も捕手としては悪くないので、将来的に攻守にバランスの取れた選手になれるかもしれません。

まずは、ボールに立ち後れないための「トップ」作りと、インパクトまでのスイング軌道の修正などに成功すれば、甘い球を逃さない「鋭さ」や下半身の安定がある選手なので、上のレベルでも通用する打力を、身につけられるかもしれません。

まずは大学などに進んで、その技量を延ばして欲しいです。チームメイトの佐藤亮のスイングなどを参考に、夏までに更なる進化を期待したいと思います。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

(無題)

 投稿者:Mr.ストレートキャップ  投稿日:2010年 4月 7日(水)23時13分33秒
返信・引用
  帝京の二年生伊藤投手。147キロというのは素晴らしいと思います。
でも、確かに速いのですが、かつて夏の選手権全国制覇したときの
二年生エースだった白木投手のほうがもっと印象的です。
スピードでは伊藤投手なのですが球の速さでは白木投手のほうに軍配が上がります。
というのも、白木投手の夏の初戦・日南学園戦の初回の投球を見たとき「こりゃあ打てないな」と
思いましたが、伊藤投手にはそこまでは感じなかったからです。

管理人様はいかがお感じですか?
 
    (蔵建て男) 確かに今の投手は、球速表示は昔より格段に速いです。また速球に対する対応力も、遙かに今の打者は優れております。

ただストレートの質と言う意味では、私は昔よりも低下しているように思えます。

それは感覚的な問題なのではなく、下半身主導でしっかりバックスピンをかけ、指先に力を伝えられるフォームが多かった昔に比べ、今は上体で投げる投手が増え、ストレートの回転が低下したことに大きな要因があると考えます。
ですから、今のプロ野球を観ていても、これは打てないだろと思えるストレートを投げる投手は、昔に比べて少ないように思えます。

野球自体は細かくなりましたが、本当の意味でレベルが上がっているのかどうかは、私には微妙な印象を受けるのです。
 

2010年 選抜の逸材6!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月 7日(水)22時14分20秒
返信・引用
  皆様今晩は。なかなか思い通り書き込みや更新などできない日々が続いておりますが、時間を見つけて行って行きたいと思います。今回の選抜レポートの続きでも。

△平井 東(群馬・前橋工3年)投手 177/72 右/左

(どんな投手?)

オーソドックスな右上手投手なのですが、投球をしっかり組み立てることのできる好投手です。旧チームからマウンドに立つ経験豊富な投手で、チームでも絶対的な存在です。

(投球内容)

手元での球の伸びや勢いに際だつものはありませんが、球速は常時135キロ前後、MAXで138キロに到達致しました。夏には、140キロ台を意識できることまで、球速を伸ばしてきたようです。変化球も、カーブ・スライダー・フォークと一通りものがあり、これらの球種を上手く織り交ぜピッチング組み立てます。

牽制は平均的ですが、フィールディングはまずまず。クィックも1.0~1.05秒前後と素早いです。マウンド捌きなどには優れているのですが、気になるのは制球がアバウトで、球が高めに浮きやすいところです。そのため高めに甘く入った球を痛打されるケースが目立ちました。

投球フォームは、「開き」の早さが気になります。「着地」「球持ち」「体重移動」も、もう一つで、フォーム全体に「粘り」が物足りません。この辺を、いかに磨いて、投球にイヤらしさを出して行けるのかが、今後の大きな課題ではないのでしょうか。

(今後は)

まだまだ技術的にも、課題が多く改善の余地のある投手です。ただ現時点では、プロ云々と言う素材ではないので、大学などに進んで投球に特徴を見出したいところです。

フォームにも「粘り」「イヤらしさ」に欠け、投球にもこれは!と言う売りになるものが欲しいです。持っている野球センスは悪くないので、その資質をどんどん磨いて欲しいですね。

△佐藤 亮(宮崎・宮崎工3年)三塁 172/68 右/左

(どんな選手?)

ボールを手元まで引き込んで、思いっきり引っ張ったく強打と、安定した守備力を誇る選手です。またチームの一番打者を担い、タレントの多い打線の突破口を開きます。

(守備・走塁面)

打球への反応や、最初の一歩目の良さが目立つ守備範囲の広い三塁手です。また地肩もまずまず強く、俊足でもあることから、将来的には更に守備的負担の大きなポジション・外野なども担って行ける選手かもしれません。

一塁までの塁間は、4.25秒前後と、左打者としてはプロの基準を満たすか満たさないか程度で、それほど際だつ俊足ではありません。実際に一番の打者の割に盗塁数は、チームの中では、けして際だつものはありません。

(打撃内容)

外角の球でも、きっちり振り抜いて外野手の頭を越えて行くスイングは、まさに基本がしっかりしていることの証です。

前足を軽く引いて、バランスよく力みなく構えられる好い構えです。仕掛けは「平均的仕掛け」を採用するように、元来は中距離・ポイントゲッタータイプ。足を大きく引き上げ、力強く踏み込んできます。また踏み込んだ足下も、カカトを地面にめり込ませることで、ブレを最低限に抑えることができております。打てるポイントも少ないでしょうし、打ち損じもそれほど多くないタイプだと思います。

また、打撃の準備段階である「トップ」を深くきっちり作れるタイプではないのですが、ボールをよ~く引きつけつつ、上からきっちり叩き最後まで綺麗に振り抜きます。このスイング軌道の良さと捌きの好いスイングには観るべきものがあり、ヘッドスピードも非常に鋭いものがあります。頭のブレ・身体の開き・軸足の安定感もあり、技術的には非常に高いものがあります。

(今後に向けて)

走力は平均レベルですが、地肩・守備力には好いものがあります。ただ三塁手としては、長打力不足なことからも、将来的には二遊間か外野手として、適正を示すのではないかと期待します。

また秋の打率は.319厘と際だつものはなかったのですが、この選抜のスイングを見る限り、かなり高い技術の持ち主です。打つことに関しては、上のレベルでも充分通用する資質を持っていると思いますので、大学などに進んでも、どんどんと結果を残してくれるのではないのでしょうか。なかなか派手さはないのですが、これから先の成長が楽しみな選手でした。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

沖縄・春季大会1

 投稿者:半島  投稿日:2010年 4月 7日(水)21時28分39秒
返信・引用
  蔵さん、こんばんは。
今日は糸満の2番手投手も見ることができたのでそのレポートと、前回島袋捕手の守備面について書けていなかったので補足ということで。
また今回も美里高校の選手たちを見れたのでそれも含めて投稿させていただきます。

諸見里 尚(糸満3年 174・68 右・右 投手)
糸満の2番手投手です。けっこうがっちりとした体格の投手です。
セットからノーワインドアップで、足をすっと上げてから軽くため、お尻を落としオーバーから投げ込んできます。開きはやや早いもののテイクバックは小さいほうです。少し宮国投手と似た感じのフォームですね。グラブもある程度抱えられ、軸足の蹴り上げもあり投げ終わりのバランスも悪くないです。
変化球はスライダー・カーブ・フォーク?と一通り投げれるようです。ただカーブの時に腕が緩みますね。直球は宮国投手と違って球威が感じられなかなか力感じさせます。制球はあまり良くなく荒れ球です。
クイックはいまいちですが、牽制やフィールディングは鍛えられているのかしっかりとこなしてきます。
決勝戦でも宮国投手が死球を受けたためその代りに登板しましたが、緊迫した試合展開の中しっかりと抑えることができていました。いくつかピンチがありましたが、切り抜けることができ精神的にも強さそうです。今春でも登板機会も多く2番手ですが経験はなかなか豊富な投手です。監督からの信頼も高そうです。

島袋捕手の守備面について書いていなかったので補足させていただきます。
個人的には捕手としてそれなりに能力は高い選手だと思います。キャッチングやフットワークについてはそれなりに良いと思いますし、リード面については基本的には外角の出し入れで勝負するといった感じですが、内を厳しく突いたり見せ球をうまく使ってきたりといった感じです。タイムなどを使うタイミングも悪くありませんし、投手陣に配慮したり状況を読むセンスも悪くないと思います。ただプレーを見ると、チームをがんがん引っ張っていくといった気の強さや個性がある選手ではないですね。
また新聞で見ましたが宮城知秀選手は今大会5割近く打ったみたいです。やはりそのセンスは抜けてますね。


次からは美里高校の選手たちです。
儀間 弘樹(美里3年 163・60 右・右 投手)
秋にも観戦してお伝えした選手ですが、春にも観戦することが出来ました。
ノーワインドアップから足を高く上げ、軽く2塁側へ捻りを加え、腰を落として、スリークウォーターより少し上から投げてきます。秋に比べると開きも抑えられ出どころも見づらくなってきたかなと感じました。ただ投げ終わった後体重が一塁側に流れるようになっていました。今春は島袋投手の影響か捻りを加える選手が結構増えてきたかなと思います。
変化球はスライダー・カーブ・チェンジアップがあったと思います。直球はキレ型で球威はまずまず感じさせます。近くに同校のスコアラーがいて138出たと言っていたので、もしかしたら140超えたのもあったのかもしれません。制球は荒れ気味もそこまで破綻はないと思います。変化球は3つともまずまずで上手く織り交ぜながら投球していました。
牽制やフィールディングはやはり上手いです。
打者としては、軽く開き、グリップは耳の位置で、腰を落としたとこで始動してきます。スイングは力強さには欠けるものの、それなりにキレがありました。バットコントロールは上手くミート力は高いと思います。
まぁ投手としては小柄ですし、これ以上はそこまで伸びないかなと思います。ただ野球センスは高そうなので将来的には打撃やフィールディング・肩はを活かしてショートやセカンド等を守る選手になるのかなと思います。

大城 武直(美里3年 180・82 右・右 捕手)
秋も見ましたが、この体格でそして肩も強いので注目してましたが打撃がかなり粗いなと思い、載せませんでした。一応小僧に名前が載っていたので取り上げてみたいと思います。
気持ち分開いて構え、グリップは結構高めに添え、バットを少し寝かせ気味にし、ひじを揺らしタイミングを取るタイプです。投手が腰を沈みきったとこで始動してきます。頭や足元もぶれる選手だと思います。スイングは堅いように感じ、体は大きいですが振り自体はそこまで大きくなく迫力には欠けるでしょうか。
パワーはあるでしょうが、対応力には欠けますね。やはりまだまだ打撃の粗さは改善されていないと思います。
キャッチングやフットワークはそれなりといった感じでしょうか。肩は強いですし、送球はまずまず良いです。
これから打撃面をもっと磨いて欲しいですね。

仲本 裕希(美里3年 181・72 右・右 左翼手)
秋にも見たと思いますが、全然印象に残っていませんでした。ですが、スイングを見て思い出しました。4番を任されている選手です。
スクエアスタンスで肩幅以上に開いて、グリップは後ろへ引き肩の位置、投手が腰を沈みきったとこで始動してきます。頭の位置もそこまで変わらないかと思います。スイングはキレがありますし、力強いです。しかし横から出てくるかなり平面的なスイングですね。右や左にも大きく鋭い当たりを飛ばすことが出来る選手です。
足も速いですし、守備の動きを見ても上手い方だと思います。そして球際にも強いですね。地肩に関しては良く分かりませんでした。
走攻守それなりにまとまったタイプの選手だと思います。ただ個人的にはあのスイングはあまり好きではないですね。夏に向けてもう一段成長して欲しいです。

与那覇 政(美里2年 177・60 右・右 遊撃手)
シートノックからスケール感を感じさせる動きを見せていました。周りの選手が身長低いこともあり飛びぬけて見えましたが、恐らく今では180を超えているかもしれません。
スクエアで構え、グリップは耳の位置から、投手が腰を落としたときに始動してきます。スイングはまだまだ力強さに欠け、あまり迫力はありません。またちょっと堅いかなと思います。
守備はフットワークやグラブ捌きは堅いのでこれからまだまだ鍛える必要があると思いますが、反応は悪くありませんし、何より足腰のバネと手首の強さを感じさせます。足もまずまず速いほうだと思います。肩は強いと思いますが、送球を意識してか抑えて投げているように思いました。
長身で身体能力高そうですし、ショートを守れる選手なのでこれからも注目してみたいと思います。
 
    (蔵建て男) 今回は、糸満の選手だけでなく、美里の選手達について有り難うございます。私自身美里の選手達は観ておりませんが、できれば夏に観られることを楽しみにしております。

今年も沖縄から、どんな選手が飛び出して来るのか、半島さんのレポートでイメージを膨らませながら楽しみにしたいと思います。
 

2010年 選抜の逸材5!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月 5日(月)22時14分3秒
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  皆様こんばんは。なかなか選抜のレポートも進まないのですが、簡単な各選手の印象については、すでにブログで行っている通り。今回も、この掲示板を使って、選抜出場選手の短評を行って行きたいと思います。

△藤田 達也(和歌山・向陽3年)投手 173/67 右/右

(どんな選手?)

自分の「間」をしっかり持っている投手であり、力みなく投球できる、いわゆる「ピッチングのできる投手」です。チームのまさに、大黒柱とも言うべき存在です。

(投球内容)

特に球に凄みがあるとか、特徴があるわけではないのですが、外角で球の出し入れができるなど、安定した制球力と投球術が、この選手の持ち味です。球速は、130~135キロぐらい。カーブ・スライダー・フォークなどを織り交ぜるオーソドックスなスタイルです。

フィールディング・牽制の技術などは基準レベル。ただクィックなどが、1.3~1.4秒ぐらいかかり、上手くありません。制球は、細かいコースの投げ分けなどが、左打者にはできないのですが、四球で自滅するようなタイプではありません。

(今後に向けて)

すでに投手として、ある程度形ができている選手なので、夏までに上積みが期待できるかは微妙だと思います。地方大学レベルならば、野球を続けて行ける投手だと思いますが、現状は、まだまだ「強さ」「速さ」などに物足りないものを感じます。

ただ素材としての凄みに欠けますが、野球選手としての「センス」は感じさせる選手なので、いろいろ頭を使いながら努力することで、次のステップでも生き残る術を見出していってくれるかもしれません。そういった努力できる才能・工夫できる人間的な幅は持ち合わせていそうなので、その辺に期待して今後も見守って行ければと思います。

△出射 徹(島根・開星3年)捕手 173/84 右/右

(どんな選手?)

チームの4番を担う強打と、捕手として視野の広い、捕手センスを兼ね備えた好捕手です。大会前に急性肺炎にかかりながら、なんとか試合に出場していたそうですが、夏には万全の状態を見てみたい選手です。

(ディフェンス面)

ミットを投手に示したあと、一度軽くグラブを下げてしまう癖があり、ややワンバウンド処理に立ち遅れたり、ミットの出し方に気になったりする部分があります。ただ打球への反応は素早く、体調が悪くても一球一球に非常に集中してプレーする精神的な強さを感じさせました。

しっかりミットを構えられる選手で、ボールを押し込むような力強いキャッチングではないのですが、グラブ捌き・キャッチング自体は悪くありません。スローイングは、塁間2.05秒弱ぐらいと、高校生捕手としてはそれなり。ただ上のレベルを意識すると、平均的な地肩とスローイングです。

ただこの選手で目を惹いたのは、ピンチになっても視野の広いプレーができる点です。そして何よりタイムのタイミングなども適格で(ベンチの指示かもしれませんが)、投手への返球なども、状況に応じて強弱を付けるなど、捕手らしいセンスを持ち合わせている点に好感が持てます。

(打撃内容)

選抜では、三塁強襲の1安打に終わった打撃。しかし新チーム結成以来の秋の成績は、チームダントツの13本塁打(2位は7本)に、37四死球(2位は29個)などからも、その存在感の高さが伺われる。

前足をほんの少し引いているものの、ほぼスクエアスタンス。グリップを高く添える強打者スタイルなのだが、自分のリズムで揺らぐこともなく、少々力が入り過ぎかなと思える構えだった。

ただその長打力とは裏腹に「仕掛け」は、早めの仕掛けを採用するアベレージタイプ。体の「力」が強いのだろうが、本質的には野手の間を抜けて行くタイプの強打者のようだ。

足を早めに引き上げ、地面で「のノ字」を描くように回しこみ、真っ直ぐ踏み込んで来る。このことからも「間」を持った選手であり、打てるタイミングのポイントは多そう。気になるのは、振り下ろすグリップが、肘が下がり体から離れて遠回りに軌道するドアスイング。どうしても腰の逃げも早く、ボールを捉えるまでにはロスが大きい。この技術でも打率.448厘をマークするのだから、金属バットの恩恵が大きいだけでなく、持っている資質も高いのかもしれない。しかし、これからの上のレベルの野球を考えると、打撃では修正しないと行けない部分が多く出てくるだろう。

(今後に向けて)

打力がありながら、捕手センスも兼ね備えると言う、非常に貴重な選手。それだけに、上のレベルでも充分捕手として、野球を続けて行ける素材だろう。ただ大学などに進んでも、木製バットでは苦労しそうで、その辺もしっかり指導してくれる環境に身を置きたい。これからどんな選手に育ってゆくのか、次のステップでもその成長を見守って行きたい選手だった。夏は、ぜひ万全の形で、甲子園に戻ってきて欲しい!

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

(無題)

 投稿者:山田  投稿日:2010年 4月 5日(月)21時15分38秒
返信・引用
  早稲田大学に入学した小山田拓夢(古河三)を注目してください。
高校時代は初戦敗退で全く無名ですが、
来年は早稲田のエースになってると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=j33wHl3ZJq4
 
    (蔵建て男) この間の住友鹿島との試合を神宮でみました。MAXで148キロでしたっけね?素晴らしい球を投げ込んでおりました。

現4年生が抜けたら、中心的な存在になり得る素材ですね。まずは、春のリーグ戦でも登板があるでしょうから、期待して見守りたいと思います。
 

(無題)

 投稿者:よう  投稿日:2010年 4月 5日(月)14時05分34秒
返信・引用
  蔵さん初めまして
今日、ビッグNでの長崎日大‐長商戦見てきました。
長商竹野が二番手登板で六回に146→146→148(自己最速)だしてました。
ちなみに春九予選3試合のビッグN表示で海星戦145、創成館戦146、日大戦148です
しかし、秋から安定感も内容も抜群なんですが、何かもってない。
秋九のベスト8興南戦も島袋以上に完璧だが、投げまけ、今日も2‐0で勝ってて、まさかの9回裏、エラーに四球、死球で満塁で一本外野の頭越されて敗戦。
ケツはデカイし球は凄いんですが、、、
 
    (蔵建て男) 長崎のレポート非常に参考になりました。長崎商は破れてしまいましたか・・・。

選抜で見られると思っていて見られませんでしたし、今回の九州大会でも、長崎で一番見たいのは竹野投手だったのですが。それにしても、想像以上に速いですね。この時期に、このぐらいの球を連発できる投手は、全国広しと言えども10人いないと思います。

ぜひNHK杯ですか?(夏前の大会)などでの組み合わせとかわかったら教えてください。前回の長崎遠征(2年前の春季九州大会)では、体調が悪く長崎見学もできませんでした(持病の目の悪化で)。できれば夏前か夏の大会にでも長崎に遠征できたらと思います。これからも長崎の情報楽しみにしております。
 

糸満の選手達

 投稿者:半島  投稿日:2010年 4月 4日(日)22時11分50秒
返信・引用
  蔵さん、こんばんは。
興南優勝しましたね。智弁・帝京戦を見て優勝しそうな雰囲気とその力を持っているなと思いましたが、まさか本当に優勝するとは・・・。選手達、とくに島袋投手には感謝とそしてお疲れ様と言ってあげたいです。島袋投手を1年夏にたまたま見てその時の投球もすごい印象に残っていますし、2年経ち甲子園優勝投手になるなんて・・・と本当に感慨深いものがあります。試合も序盤ミスが目立ちましたが、それをうまく立て直し勝つわけですから、このチーム力や選手達の力は本当にすごいと思います。初戦から強豪を相手にこの優勝ですからこの価値は高いですね。本当に素晴らしい試合をしてくれた選手達に賛辞を贈りたいと思います。

そして糸満高校も九州行きが決まりましたね。蔵さんも去年から見たいと仰っていたので、ワクワクしているかと思います。僕も準決勝を見たのでそのレポートをさせていただきたいと思います。参考になるかわかりませんが頭の片隅にでもおいといてください。一応身長体重は夏のパンフレットからなので今ではだいぶ変わってると思います。

宮国椋丞(糸満3年 184・68 右・右 投手)
振りかぶってゆっくりと足を上げ、軽く一旦ためて、また少し膝を上げて、お尻をしっかりと落としオーバーから投げ込んできます。グラブもしっかり抱えられ、投げ終わりのバランスも良いです。ここまでは秋と変わりませんが、春では足を上げたときに右腕を体で隠すようにし、テイクバックを小さくし体の開きも抑えられたフォームに変わっていました。それと腰回りも大きくなり、踏み出しの幅も大きくなったのか腰高という印象はなくなりました。また足の上げ方が少し東浜投手と似ていますね。秋の時に感じた開きの早さ・腰周りの弱さ・投げる腕の位置などの部分が全て改善されていたのに驚きました。その上出どころも見えにくくなるようにしているわけですから、意識やセンスの高さが現れていると思います。
球種はスライダー・カットボール・カーブ・ツーシーム・シンカーでしょうか。直球はキレ型でやや球威には欠けるかと思います。やはり圧倒的な直球を投げ込むというタイプではなさそうです。制球は安定していて、右打者には外角に直球やスライダー・カットを集めてきます。内も厳しく突くことは出来ますが、あまりぐいぐい攻めません。スライダーのキレは良くやはりコースに決まると右打者には打てないでしょう。大きく曲がるというより鋭く曲がる高速スライダーという感じです。近くにいたスカウトが言っていましたが、おそらく球速は115~120くらいだと思います。左打者にも外角中心で、内も厳しく突けます。左打者からは逃げていくようなツーシームと直球を中心に投げてきます。そして緩急と曲がりも大きくなかなかキレのあるカーブとシンカーをたまに投げてきます。
三振の取れるピッチャーだと思いますが、あまり狙わずに上手く打ち取っているという感じです。フォームは違いますが、この投球スタイルは東浜投手にそっくりですね。本人も意識しているのかな?
牽制やフィールディングは上手いですし、クイックも上手いです。こういった部分もホントにしっかりしています。また危機察知能力というかそういった雰囲気を読むセンスもあると思います。
観戦していてまさに好投手だなと感じます。島袋投手のように打つのも崩すのも難しいというより、打てなくも無いけど崩すのが難しいって感じの投手ですね。フォームの完成度も高いと思いますし、変化球もこれという問題もないですし、投球以外の部分もしっかりと出来ているので本当にあなが無い投手だと思います。
ただ物足りないのはやはり直球の威力でしょうか。抑えて投げているのかなという印象がありますが、それでもボリューム感が物足りないです。夏までにもう2ランクくらい威力を増していて欲しいです。またそれが出来る投手だと思います。

島袋陽平(糸満3年 182・74 右・右 捕手)
守備面に関してはやはり強肩ですし、送球も早いです。個人的には実際仕掛けられたらどうかが気になってましたが、今回はそれを見ることができ、やはり全てしっかりと刺すことが出来ておりましたし、コントロールも良かったです。ただ強肩なだけでなく実戦においても刺せる肩だと思います。
打席での構えは、秋に感じた腰の落しが無くなっていました。クローズ気味に構え、トップも高めに添え、バットのヘッドを少し投手側にし、揺らしながらリズムをとる構えです。投手が沈んだとこで始動してきたかと思います。
秋に比べるとヘッドスピードも増してきて、スイング自体も柔らかくなったかなと思いました。
選球眼もまずまず良いです。また内はそこまで上手く捌けるとは思いませんでした。
ある程度芯で捉えていますし打球もそれなりに早いのですが、強烈な打球や大きい当たりを飛ばすといった場面は見られませんでした。やはり個人的にはイマイチ強打いという印象はないですね。夏までにもっと打撃を伸ばして欲しいです。

宮城 知秀(糸満2年 177・71 右・両 中堅手)
背番号は3でしたが、本来の中堅手の照屋選手が怪我したためか中堅を守っておりました。
その高い打撃センスで雑誌などでも注目されてきてるようです。
腰を落としくの字のような構えをし、スクエアで、グリップは耳の位置、バットのヘッドを少し投手側に向け、バットや足を揺らしリズムを取ります。投手が沈んだとこで始動してかと思います。右打席でも構えは変わりません。観戦していた準決勝では右に左にそして最後はセンターにと広角に打ち分け、その上しっかりと芯で捉えるなど、バットコントロールの上手さ打撃センスの高さは糸満打線だけでなく県内でもトップクラスではないかと思います。ただ外角の球はまだ強く叩けませんし、もう少しヘッドスピードの鋭さ・スイングの力強さが欲しいかなと思います。選球眼も良く、バントなども上手く出来ますし、やはりセンスは高い選手でしょうね。
足は速いですが、塁上での様子などを見るとそこまで盗塁への意識は高くないかなと思いました。守備は本来のポジションではないと思いますが、無難にこなしていました。また肩もなかなか強いと思います。
個人的にはセンスは高いですが走行守の三拍子揃った中距離タイプなのと、その持ち前のセンスの高さがこれから成長する上でどのように影響してくるか気になります。
ですがこのまま順調に伸びていけばかなり注目される存在になると思います。

金城 秀一郎(糸満3年 173・65 右・右 右翼手)
秋に肩が強いなと思ってたら投手もこなすようであの肩ならと納得といった感じでした。
守備面は特に気になる面はなく上手くこなしていたと思います。足もまずまず速いほうだと思います。
構えは、オープン気味に構え、踵を浮かし、グリップはかなり高めに置き、バットを軽く寝かせ、バットと踵を揺らしながらリズムを取ります。投手の重心が沈んだとこで指導し、バットを内へ移動させ振ってきます。ヘッドスピードもなかなか鋭く、振りも大きいので迫力を感じさせます。今大会でも2本ホームランを打ち、一本は場外まで飛ばしたそうでつぼにはまれば大きい当たりを飛ばすことができます。観戦した試合でもあわや場外ホームランかという当たりを飛ばしていました。ただしやはりこの打ち方では内を上手く捌けないようで、詰らされたりしていました。こういった部分をどう対処していくかが課題になってくると思います。

平良大吾選手は金城選手と打撃の構えはほぼ一緒で同じような印象を持ちました。またその体格はかなりがっしりとしてきてこの冬の間にだいぶ鍛えたんだろうなと感じました。守備ではグラブ捌きはまずまず良いものの、送球がやや手投げみたいな感じでコントロールや際どいタイミングではどうなのかなと思いました。
また他に背番号こそ20でしたが垣花選手が気になりました。横から出てくるようなスイングは少し気になりますが、なかなか鋭いスイングをしていました。

糸満は夏に興南対抗の一番手になると期待していますが、選手の能力的にはそこまで変わらないと思いますが、その完成度や実践している野球の質にはまだまだ差があるように感じました。
またこの選抜優勝で差は広がってるんじゃないかと思います。なので九州大会では是非とも上位進出して欲しいですね。
 
    (蔵建て男) 糸満の各選手のレポート、ありがとうございました。なんとなく現状の彼らへのイメージが持てました。実際に自分自身でも見てみて、イメージを固めてみたいと思います。春季九州大会で、彼らに出会えるのを楽しみにしたいと思います。

また沖縄からのレポート、楽しみにしております。
 

(無題)

 投稿者:はじめまして  投稿日:2010年 4月 4日(日)21時03分11秒
返信・引用
  蔵さんこんばんは。機会がありましたら、智辯和歌山西川遥輝の評価をきかせて下さい。個人的には、故障が癒えており、期待してましたが・・・攻守に逸材の片鱗は少しは見せていましたがもう少し見たかったです。  
    (蔵建て男) そうですね、印象的には近いものがあります。潜在能力の片鱗は魅せてくれましたが、まだ何か物足りないものがある。そんな感じのする選手でした。

西川選手の個別寸評は、残念ながら有料ページでの更新になってしまうと思いますが、良かったら更新したら覗いて頂けたら幸いです。
 

興南優勝!

 投稿者:白球の記憶  投稿日:2010年 4月 4日(日)19時43分8秒
返信・引用
   蔵さん、こんばんは。返信ありがとうございます。
 興南ナイン、見事にやってくれました! まさか優勝するとは思ってもみませんでした。私は昨春、昨夏、昨秋と大舞台で勝てない時期の興南を見続けてきたので、今回は一勝すればいいかなくらいの気持ちで見ていたのですが、今となっては本当に己が不明を恥じるばかりです。島袋投手の快投は十分に予想されたのですが、驚いたのは打線の成長です。コンパクトなスイングを徹底し、センターから右方向へ打ち返す。低めのボール球を見極め、甘い球を確実に捉える・・・技術的に大きな進歩を感じさせるものでした。これも我喜屋監督の指導と、選手達の日頃の練習の賜物だと思います。

 個人的に印象に残ったのは、決勝戦の十二回表、一死満塁の場面で、興南がスクイズを敢行したシーンです。満塁でのスクイズは、失敗すればダブルプレーの危険があります。しかし、相手は何球か外して様子を見ましたが、その後は警戒を解きました。その「もうスクイズはしてこないだろう」という相手の意表を突くスクイズは、本当に凄い勇気と勝負勘だと思いました。結果はファールとなって成功はなりませんでしたが、我喜屋監督の勝負師としての一面を垣間見た瞬間でした。
 思い出したのは、06年夏の決勝、駒大苫小牧が十一回表にやはり一死満塁で仕掛けたスクイズの場面です。あの時は、斎藤投手の超人的な投球に防がれはしましたが、苫小牧ベンチの1点への執念を感じました。そういえば、駒大苫小牧の香田監督は、我喜屋監督の下で野球を学んだと聞きます。受け継がれる勝負師の系譜というものを、見せてもらったような気がしました。

 来る九州大会では、沖縄の球児の活躍に注目していただけるとうれしいです。私は専門的なことは分からないので、蔵さんの分析で勉強させていただくつもりです(笑)。そして、もし沖縄に来る機会がありましたら、是非お話しさせてください。
 
    (蔵建て男) 沖縄の方々に、行く度に良くして頂き本当に有難いことです。春季九州大会に足を運ぶ予定なので、糸満などの沖縄勢をぜひ堪能してきたいと思います。興南優勝おめでとうございます。夏の沖縄勢の活躍にも期待しております。  

風張蓮投手

 投稿者:まさ  投稿日:2010年 4月 4日(日)17時33分24秒
返信・引用
  昨年の秋に紹介させて頂きました、岩手・伊保内高校の風張蓮投手、
先日の日刊スポーツの記事にも載っていましたが、今年初の練習試合に
プロ10球団のスカウトが集まったらしいですね。

伊保内高校は、実力的に東北大会とかに出てこれるようなチームでは
なさそうなので、滅多に見られる選手ではないと言う事もあって、
こんなにスカウトが集まったのかもしれませんが、センバツ開催期間
という事を考えたら凄い事ですよね?
蔵さんにも、是非ご覧になって頂きたい選手だと思います。
(チラシの裏的な書き込みですいません・・・)
 
    (蔵建て男) ぜひですね、今年は春季大会の期間か夏の予選には、岩手に遠征したいと考えております。確かに選抜の時期に、これだけのスカウトを集めるとは異例ですね。ぜひ一度、その勇姿を見てみたいものです。  

2010年選抜の逸材4!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月 3日(土)23時27分18秒
返信・引用 編集済
  皆様今晩は。選抜大会では、興南が延長戦の末、日大三高を破り優勝。興南のいない春季沖縄大会では、糸満が優勝し、春季九州大会に駒を進めました。沖縄で最も確認したいチーム・糸満の優勝により、毎年恒例の春季九州大会に足を運びたいと思います。まだ他県の出場校が定まりませんが(福岡は出場校が決まったのかな?)、今年も全国で最も観戦が楽しい九州の高校野球を観戦しに行けたらと思います。今日は、興南と決勝を戦った日大三の選手達について、触れて行きたいと思います。

△横尾 俊健(西東京・日大三2年)三塁 174/84 右/右

(どんな選手?)

2年生ながら、強打・日大三高の4番を任された強打者。選抜では、決勝戦も含めて、すべての試合で2安打以上のヒットを放つなど、その打撃が全国レベルでも通用することを証明致しました。来年に向けて、伝統の強力打線を引っ張る存在になる選手だと言えるでしょう。

(守備・走塁面)

一塁までの到達タイムは、勢いを緩めも4.85秒前後。通常勢いを緩めたような場合は、0.2秒ぐらいマイナスすると、元来の速さがあるものだと想定できるが、そう考えると塁間4.65秒前後。これを左打者換算すると、更に0.3秒引いて4.35秒前後ぐらいにが、本気で駆け抜けた時の走力だと考えられる。ただ塁間を緩めるように、走力に対する意識は低く、新チーム結成以来の22試合で、僅かに盗塁は1個。走力如何に関わらず、足を売りにするタイプではないことがわかった。

また三塁手としても、けして上手い部類の三塁手ではない。特に上から叩きつけるようなスローイングは、地肩こそ強いけれども、制球力は不安定で安定感に欠ける内容となっている。守備・走力共に、基準以下であり、まだまだこれからの成長に期待したい。

(打撃内容)

最大の売りは、新チーム結成以来・チーム最多の29打点を稼ぐ勝負強さにあるようだ。

少しクローズスタンス気味に構え、グリップを高めに添える強打者スタイル。腰の据わり・全体のバランス・両目で前を見据える姿勢などは、さほど良いとは言えない。しかし打席では、自分のリズムで立てており、リラックスして構えられているのは良いのではないのだろうか。

仕掛けは、「平均的な仕掛け」を採用するように、中距離・ポイントゲッタータイプ。足を大きく引き上げて回し込むなど、着地までの「間」が稼げていることからも、ある程度打てるポイントは多そう。ただ残念なのは、踏み込んだ足下がインパクトの際にブレてしまうなど、打ち損じの多いタイプ。打撃も引っ張って巻き込むのは良いが、外角への厳しい球には苦労しそう。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのは平均的。上からバットを振り下ろそうと言う意識があり、ボールを捉えるまでのスイング軌道には大きなロスはない。ただ長打を意識しすぎているのか?少しバットが下から出て来るなど、ロスを感じなくもないスイング。体軸の安定感もイマイチで、まだまだ自慢の打撃にも、課題が多いことがわかった。

(今後に向けて)

守備・走力などの総合力に欠け、打撃も開きが我慢できないなど、課題も少なくない。ただ強打者の割に、ボールを捉えるセンスは悪くないので、その点は今後に向けても明るい材料。守備・走力のレベルを引き上げ、来年度は、東京都を代表する強打者に育って欲しい!

△吉澤 翔吾(西東京・日大三3年)遊撃 180/79 右/右

(どんな選手?)

旧チームからのレギュラーで、昨夏は7番打者として甲子園に出場。この春も、6番打者として甲子園に戻ってきました。思いっきりの良いスイングが持ち味で、センバツの山形中央戦では、レフトスタンドに叩き込むなど、パンチ力も秘めた強打者です。父も元プロ野球選手と言う血筋の良さも魅力です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.5秒強ぐらい。これを左打者に換算すると、4.2秒強ぐらいと、ドラフト候補として基準レベルの脚力となる。新チーム結成以来の23試合で、盗塁は5個。全く動けない選手ではないが、足を上のレベルで売りにするほどではないようだ。

また遊撃手としては、昨年よりも更に動きが良くなってきたと思います。また地肩も強く、投げても常時135~140キロぐらいを投手としても投げ込むぐらいです。守備・走力は、基準レベル~中の上レベル。売りにするほどではないにしろ、足を引っ張るレベルではないことがわかった。

(打撃内容)

スクエアスタンスで、グリップを高めに添えて構えます。腰の据わり・全体のバランス・両目で前を見据える姿勢などは平均的ですが、グリップ付近を揺らぎ、自分のリズムで打席に立てております。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用する、中距離・ポイントゲッタータイプ。足を回し込み「間」を作れることからも、打てるポイントは多そうです。踏み込んだ足下もブレないで打てる選手なのですが、この大会では引っ張って巻き込む打球も目立ちました。

打撃の準備段階であるトップも遅れることなく構えられておりますし、上から叩く意識があって、ボールを捉えるまでに大きなロスはありません。またスイングの弧自体はさほど大きくなく、グリップも高い位置まで引き上がるタイプではないので、基本的には野手の間を鋭く抜くような打球が、彼の持ち味だと思われます。ヘッドスピードも基準レベルはありますし、打撃技術も低くありません。

(今後に向けて)

ドラフト候補と言うほどの凄みは感じませんが、走力・地肩は基準レベルはありますし、守備も将来的に二遊間は厳しいかもしれませんが、三塁や外野を担うだけの身体能力とセンスはありそう。

打撃も一定レベルありますので、大学などに進んでも野球を続けて行けそうな選手です。今後も末永く、その成長をアマ球界で見守る存在ではないのでしょうか。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

花咲徳栄VS嘉手納

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 4月 2日(金)20時47分41秒
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  皆様こんばんは。少々仕事におわれてまして、中々甲子園の模様を見るだけで、短評など作成できないでおりました。ようやく仕事も片付いたので、今日から甲子園組みのレポートも再会したいと思います。

△眞謝 博哉(沖縄・嘉手納 3年)捕手 168/68 右/右

(どんな選手?)

嘉手納4番・捕手を務める攻守の要。上背ないが、パワフルな打撃を活かした強打が自慢。特にフォロースルーを活かした、打球の伸びには見るべきものがある。また昨秋の神宮大会から、どのぐらいディフェンス力が伸びているのか注目。

(ディフェンス面)

ミットのドテをしっかり投手に示すタイプではないのですが、グラブを下げることなく捕球する選手です。ミットをポンポンと叩いて、相手の意識を錯乱させながら、次の体勢にすぐ入れる姿勢で、ボールを待ちます。そのためフットワーク等は、けして悪くありませんし、打球への反応も良いです。ただワンバウンド処理の際のグラブの出し方などを観ていると、少々キャッチングに不安な面は残ります。ただボールを押し込むようなキャッチングではありませんが、ボールを捕球したあとに、ミットを動かさない点には好感が持てます。

小学生の時からバッテリーを組む池原有投手に対しても、丁寧にボールを返球致しますし、必要とあらば、鼓舞して引っ張る捕手らしい側面も魅せます。スローイングも、捕ってからコンパクトなフォームになり、二塁までの到達タイムは、2.05秒前後と昨秋とさほど数字的には変わりませんが、制球が安定してきた気が致します。プレー全体が、一冬超えてだいぶ捕手らしくなってきたのではないのでしょうか。

(打撃面)

昨秋まではスクエアスタンスだったのを、少しボールを見やすくするために前足を引いて構えるようになったようです。高めに添えていたグリップも、平均的な高さにして体の近くに添えるようにしました。ただ背中を少し後ろに傾け、腰の座りもイマイチで、全体のバランスは宜しくありません。また自分でリズムを刻むことができませんので、どうしても脆さを感じさせます。ただ打席では自然体で、力みなく構えられているのは良いと思います。

仕掛けのタイミングや下半身の動きは、秋と殆ど変わっておりません。昨秋まで気になったグリップの引込みは薄れましたが、相変わらず打ちに行くときに、肘が下がって腰が早く逃げ、ボールを捉えるまで非常にロスのあるスイングをしております。ただその恩恵としては、しっかり捉えた打球は、遠心力を活かして右中間方向に大きく伸びると思われます。またボールを捉える時に、バットの先端が下がらないように意識しており、その後のスイング軌道は、大きなロスはありません。フォロースルーのイチオシがあるので、ボールを遠くに運ぶことができるのが、この選手の持ち味です。ようは、ボールを捉えるまでには課題があるが、ボールを捉えてから運ぶ動作には優れている選手。粗さはあるが、破壊力のある打撃ができる選手だと言うことです。

(今後に向けて)

ディフェンス面では、だいぶ捕手らしくなってきましたし、スローイングもコンパクトになり精度が上がってきました。前は、打撃重視型の捕手とのイメージがありましたが、攻守のバランスは取れてきた気が致します。

また打撃の方は、癖のある粗い打撃は相変わらずですが、幾らかマイナーチェンジ行い、幾分改善されつつあるようです。「強さ」はある選手なのですが、体のキレなどの「鋭さ」や「イヤらしさ」などに欠ける部分を、夏までにその辺が改善されるのか注目したいと思います。昨秋までは、上のレベルでは辛いかなと思えましたが、地方大学レベルならば、野球を続けて行ける選手との印象を受けるようになりました。ただ昨秋から確認したかった内角の捌きについては、わからずじまい。ぜひ夏には、その辺も含めて、その成長を見届けたいと思います。

△橋本 祐樹(埼玉・花咲徳栄3年)右翼 181/81 左/左

(どんな選手?)

旧チームから活躍してきた選手で、選抜でも5番・右翼手として出場。選抜の嘉手納戦では、ライトスタンドに本塁打を放ちました。新チーム結成以来、チーム1の43打点を稼ぎ、勝負強さが光る選手です。

(守備・走塁面)

残念ながら、2試合観戦しましたが、一塁までのタイムは計測できず。新チーム結成以来の53試合で、盗塁は11個。180センチ台の大型野手だが、全く動けない選手ではなさそうです。

右翼手としての動きも悪くなく、基準~基準レベル以上の守備力はありそう。また地肩も基準レベル以上はありそうで、守備・走力に関しては、それなりのレベルにはありそうです。

(打撃内容)

選抜では、本塁打も放ちましたが、基本的には野手の間を鋭く抜くのが持ち味の強打者だと思います。前足を軽く引いて、グリップは平均的な高さ。腰の据わり・全体のバランス平均的で、両目で前を見据える姿勢は悪くありません。全体的に力みなく、リラックスして構えられているのは良いと思います。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用する、中距離・ポイントゲッタータイプ。足を引き上げ回しこむことからも、ある程度打てるポイントは多そうです。真っ直ぐ踏み込んだ足元はブレないでの、どのコースで満遍なく叩けるタイプで、打ち損じも少ない万能型と言う気が致します。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのも平均的ですし、バットを寝せて出してもインパクトまでロスなくボールを捉えられます。ヘッドスピードもシャープで、フォロースルーまできっちりバットを振り抜いてきます。頭のブレも小さく、開きも抑えられ、軸足にも強さを感じます。技術的には、大きな欠点はなく、完成度の高い打者だと言えそうです。

(今後は)

走攻守いずれも、中の上レベルのバランスの取れたプレーヤーです。ただ、そうかといって上のレベルで売りにできるほどの突出したものがあるかと言われると微妙です。何か今後は、自分の色を出して行けるのかが、この選手の大きな課題ではないのでしょうか。その辺に注目して、夏までの成長を見守りたいと思います。

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興南4強!

 投稿者:半島  投稿日:2010年 3月31日(水)21時41分51秒
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  蔵さんこんばんは。
興南4強に来ましたね。初戦からきつい相手が続きましたが見事な戦いぶりを見せてもらいました。
実践している野球は秋から変わってる気はしません。しかしその質は段違いです。そして打撃がここまで良くなってるのも驚きでした。くさいとこはカットし、甘いとこは見逃さずしっかり捉えていますし、相手からしたら嫌な攻め方でしょうね。淡白に打っていた昨年の反省がいきているんじゃいかと思います。
そして何より我喜屋監督の采配が凄いですね。07興南の戦いを見たときに県内の指導者でこのような采配ができる監督がいるのかと驚嘆した思い出がありますが、改めてその凄さに驚嘆しました。そしてその采配の意図をしっかり理解して実践できる選手を育て上げたその指導力も素晴らしいと思います。選手達もこれからの人生で鍛えられた部分が活きてくるんじゃないでしょうか。
明日の相手も神宮覇者の大垣日大というこれまたきつい相手ですが、選手達が今までのように自分の仕事をきっちりこなしていけば十分勝機があるかなと思います。
個人的には砂川・川満の両投手が意地を見せて存在感を示して欲しいです。夏の為にも。
僕は明日北谷で県春季の観戦なので見ることは出来ませんが、決勝進出を願っています。
ちなみに春季4強には糸満・八重山・八重山商工・小禄となっています。明日は宮国を堪能したいと思います。
 
    (蔵建て男) 個人的には、ぜひ昨年から見たかった糸満に九州大会に来て欲しいですね。今年もぜひ、春季九州大会に足を運びたいと思っていますから。

もし糸満の観戦されていたら、レポート楽しみに待っております。
 

2010年 選抜の逸材3!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 3月30日(火)07時43分54秒
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  皆様おはようございます。この掲示板にも、毎日書き込む季節がやって参りました。生観戦も17試合を行い、ここで取り上げようと思っている選手もいるので、楽しみにしておいてくださいませ。昨日、故障していたブレーレイも戻ってきたので、2009年度の香川大会の模様なども見て行きたいと思っております。さて今朝は、選抜のレポートの続きから。

△岩崎 亮太(奈良・天理3年)二塁 178/76 右/左

(どんな選手?)

強力打線の天理において、一番打者を務める選手です。新チーム結成以来の成績は、チーム1の5本塁打に、打率.462厘とハイアベレージをマーク。最後までしっかり振り切るスイングに特徴がある選手です。

(守備・走塁面)

残念ながら、緒戦の敦賀気比戦では、僅か2打席で交代してしまい、走力・守備力はよくわかりませんでした。ただ秋の成績を見る限り、32試合で盗塁は4個と言うことで、足を売りにするタイプではなく、むしろ打力を活かしての一番起用だったようです。

また二塁手としても、失策11個は、チーム一番のエラー数。まだまだ安定感に欠ける守備だったようです。ただ選抜では、走・守に確認できなかったので、今後の観戦ポイントにしたいと思います。

(打撃内容)

スクエアスタンで、自然体に構えます。仕掛けも「遅すぎる仕掛け」を採用しますが、その分、足をほとんど地面から浮かすことなく踏み込むので、体重移動に乏しいスタイルです。また踏み込みも、アウトステップ気味で、足が地面から離れるのが早く、基本的に引っ張り込むのが殆どだと思われます。実際に甲子園での二打席も、ライト前のポテンヒットと一塁ゴロでした。

打撃の準備段階である「トップ」(バットを振り出す位置)を作るのが遅れ気味で、実際にボールを捉えるのも遅れがちです。まだまだ技術的にも癖があり、木製バットを使って、上のレベルの投手に対峙した時には、対応に苦労しそうな印象を受けました。

(今後は)

かなり癖のあるフォームでも、結果を残している選手。それだけ打てるポイントの球を逃さない「鋭さ」はあるのだろう。守備・走力共によくわからなかった部分も多いが、ぜひ夏には、もっと詳細を詰めてみてみたいと思う。今後の更なる成長を期待してみたい。

△池原 有(沖縄・嘉手納3年)投手 171/68 右/左

(どんな選手?)

投打に秀でた選手で、嘉手納の絶対的な存在です。中学時代から有名な選手だったようですが、昨秋からの成長はあまり感じられませんでした。むしろその将来性は、その高い野球センスを活かして、野手なのではないのでしょうか。

(投球内容)

球速は、125~MAX136キロぐらいで、神宮大会の時と、殆ど変わっていないです。カーブ・スライダー・チェンジアップ・フォークなど一通りの変化球を投げ分けますが、制球力・球の威力などなど、少々上のレベルでは物足りませんし、今後の伸び代を感じさせてくれる素材ではありません。

(野手として)

投手としても135キロぐらいまで出せることから、地肩はまずまず良いはずです。フィールディングの動きもまずまずですし、何より野球センスに優れた選手です。塁間も4.25秒弱とほぼ基準レベル。

(今後は)

今度見るときは、もう野手としてチェックを入れてみたいと思います。投手としては、残念ながら、ここまでの選手なのかなと。大学などでも、野球を続けて行ける素材だと思いますが、打撃に専念した時に、どのぐらい選手になるのか期待させてくれる選手でした。

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亜細亜大×八戸大

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 3月30日(火)01時34分36秒
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  蔵さんこんばんは、

忙しさのピークがなんとか過ぎ、時間が出来たので日曜に亜細亜大対八戸大とのオープン戦を観にいってきました。亜細亜のグラウンドには先週土曜にも愛工大戦を観に行ってきましたので併せてレポートします。環境の問題などでブログがまだみれず、八戸大は内容がかぶっていたらすみません。

日曜の試合は八戸大が6-0で亜細亜に勝ちました。
八戸大の先発の小林寛(新1年 右/右 178/78 光星学院)は2安打無四球で完封勝ちでした。2回と3回に一死からヒットを打たれますが、許したランナーはこの二人だけで4回以降はパーフェクト、走塁死が1つあったので打者28人で終わりました。
ストレートはMAX137、変化球はスライダー、カーブ、フォークがありました。立ち上がりはストレートを両サイドに投げ分ける投球で、最初はそれほど印象には残りませんでした。3回まではストレート8割にスライダー2割くらいだったのですが、4回からはフォークを多投します。これでタイミングをずらすと7回からはスライダーを要所で使い、最後まで的を絞らせませんでした。全体的に球がやや高かったのですが、両サイドの厳しいコースに投げ込むので右打者はインコースを打つのが窮屈そうでした。球がかなり重いのか、外野の頭を越えそうなフライは一度のみで、2本のヒットもスライダーを上手く合わされてレフト前に打たれたものでした。
がっしりした体格ですし、最初は上級生かと思っていました。オープン戦では結構投げているようです。
小林の投球もよかったのですが、捕手の上原のリードが冴えていましたし、亜細亜打線の早打ちにも助けられた感じです。スリーボールになったのは最終打者だけで、球数はほぼ100球、三振4、ゴロアウト11、フライアウト11、走塁死1という内容でした。
八戸大打線は東浜の多彩な変化球をよく捕らえていました。5番の内田は小柄ながら力強いスイングで鋭い打球を放ってましたし、9番の浅野も東浜から右中間を深々を破るツーベースを打ったりと、上位から下位までよく振れていました。

対照的に亜細亜先発の東浜は不安の残る投球でした。球自体はそれほど悪くないのですが、守備のミスもあって5回6失点でした。ほとんどがエラーがらみの失点なのですが、4回には暴投で追加点を許すなど内容が良くなかったです。
東浜が5回で降板し、左腕の大山がその後3イニングを投げました。これまでは特に印象に残りませんでしたが、この日は素晴らしい投球でした。MAX138のストレートに大きなカーブはキレがあり、3回を1安打無失点に抑えます。厳しいコースにテンポよく投げ込む投球で、4番の秋山のバットをへし折るなど球威がかなり上がった印象を受けました。
打線では中軸がブルーノ、中西、本間の並びでした。中西はポジションは異なりましたが2試合とも4番でした。脇を固める田代、青柳、中村毅、福呂、小林らが下級生ということもあり、中田中原らがいた昨年に比べると小粒になった感じがします。
愛工大との試合では新入生の嶺井(沖縄尚学)が8番ファーストで出場していました。二松学舎から入学した京屋は東都HPの選手名鑑では捕手の登録なのですが、もらった名簿では内野手登録になってます。


先週の愛工大戦も少し触れます。
愛工大が5-1で亜細亜を下しましたが、亜細亜の中村駿介、愛工大長瀬の投手戦は見ごたえがありました。中村は常時140前後でMAX144、制球が以前より良くなっていました。
愛工大の長瀬は初回に中西のツリーベースで先制され、その後も味方の守備に足を引っ張られますが、7回を4安打2死球1失点と安定した内容でした。
ここ2年くらいは愛工大の試合を観にいくと大抵彼が先発していました。両サイドにスライダーとシュートを投げて打たせてとるタイプで、毎回のようにランナーを出しながらも粘り強く投げる投手という印象だったのですが、この日はストレート、スライダーともに非常にキレがよく、過去最高の内容でした。
これまではストレートの平均が130前半でしたが、この日は平均138前後で、MAXは144を記録していました。春の活躍次第ではドラフト候補に名前が挙がってきそうです。

打者ではショートの荻野の活躍が目立ちました。元々6番あたりを打つことが多いのですがこの日は9番でした。スイングがシャープになってましたし、軽快な守備は健在でした。セーフティーバントを決めるなど持ち味がよく出ていました。去年の首位打者で、強打の1番打者の藤川はベンチに入っていませんでした。
5-1で迎えた9回には名電から入学した久野が登板しました。球速は135くらいでしたがまずまず重そうな球を投げていました。高校時代は不完全燃焼でしたので大学で開花してほしいです。

5月の連休に愛知大学リーグを観にいく予定ですが、この週は愛工大の試合がないため、観戦できてよかったです。上記の4年生3人は社会人には進むでしょうし、指名候補に名前が挙がるような活躍を期待したいです。
 
    (蔵建て男) 私の見た試合でも、先発は小林でした。私も3年生ぐらいの投手なのかと思っていたのですが・・・。常時135キロぐらいでしたが、MAXで140キロも記録しておりました。バランスの取れた良い投手だと思います。
八戸大は、神奈川大を打線で圧倒。私が見た試合では、4番・秋山が打ちまくっておりました。

愛工大の長瀬投手ですか、ぜひ見てみたいですね愛知リーグ。できれば春の間に一度遠征したいのですが、どのタイミングで行うのか、これからじっくり考えてみたいと思います。今年は、人材が集まったなあ。
 

山本・・・

 投稿者:OH MY LITTLE BOY  投稿日:2010年 3月29日(月)21時07分1秒
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  智弁和歌山の主砲山本、キリキリ舞いでしたね・・・
近畿大会では立命館宇治戦などて豪打炸裂だったのですが・・・
やはり全国レベルの投手相手だと厳しいのですね。
夏に期待です。
 
    (蔵建て男) 島袋投手が、西川と山本の時の攻めは、徹底しておりましたね。この経験を糧にして、更に大きく成長して頂きたいと思います。  

敦賀気比VS天理2

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 3月29日(月)09時27分47秒
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  ようやく選抜の出場全チームが出揃い、2度目からのチェックは、かなり要点を絞って観戦できそうで、大幅に時間が短縮できそうです。今日からは、寸評・個別寸評だけでなく、全国の地方大会のビデオ観戦も、再会して行きたいと思います。少し日数が開いてしまいましたが、今朝は、天理の選手たち二人ほど取り上げてみたいと思います。

△中村 奨吾(奈良・天理3年)中堅 178/72 右/右

(どんな選手?)

強力打線である天理の3番打者を務める選手です。鋭いヘッドスピードの持ち主で、三拍子バランスの取れたプレーができます。

(守備・走塁面)

新チーム結成以来の32試合で11盗塁は、チーム2位の成績。ただ一塁までの塁間を計測した時は、4.7秒ぐらい(左打者換算で4.4秒に相当)と基準レベル以下。実際もっと走り抜けることができるのかもしれないが、上のレベルで足を売りにするのは難しいかもしれない。

残念ながら、この試合では守備面・地肩に関してもよくわからず。もし他の試合で見られる機会があったら、もう少しこの辺にも注目してみてみたい。

(打撃内容)

鋭いスイングで、野手の間を抜けて行くのが、この選手の元来の持ち味なのだろう。実際気になるのは、構えた時に、少し猫背気味で力感が感じられない。もう少し背筋を伸ばし構えたい。

仕掛けは、「平均的な仕掛け」を採用するなど、中距離・ポイントゲッタータイプ。彼のような野手の間を抜けてゆくのが持ち味ならば、更に始動を早めて余裕を持たせた方が良いのかもしれない。

足を軽く引き上げ、真っ直ぐ踏み込むオーソドックスなスタイル。真っ直ぐ踏み込んだ足元がブレないのは良いのだが、打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れ気味で、インパクトの瞬間にもバットの先端が下がってしまい、ボールを捉える面積が小さいので、ヒットの確率が低い。その辺の欠点を、鋭いヘッドスピードと金属バットの反発力で誤魔化すことはできるが、木製バットでは厳しいのではないのだろうか。

ただ、頭の動きは小さく目線はブレないのは良い。体の開きも我慢でき、軸足もソコソコ安定するなど、波の少ない打撃は期待できそう。選抜で結果が残せなかったことを糧に、ぜひ夏に向けて取り組んで欲しい。

(今後は)

これだけの打線の中軸を任されている実績からも、地元関西の大学などに進んで、野球を続けて行ける素材だとは思います。ただ、まだまだ技術的にも課題がありますし、守備・走塁などでもアピールできるレベルまで引き上げて欲しいですね。特にビシッとした体作りを行い「強さ」を磨いて欲しいと思います。

△内野 聡(奈良・天理3年)左翼 178/78 右/左

(どんな選手?)

昨年選抜に出場した選手の中で、NO.1の長打力を残して挑んだ選抜。その後、大きな不調に入り、復活し始めたのは、新チーム結成以後だった。そんな中、粗かった打撃も、随分と対応力を増すことに成功。選抜に向け、一皮むけた成長を魅せてくれた。

(守備・走塁面)

残念ながら、この試合では走力は計測できず。昨年計測した時は、4.35~4.45秒前後と左打者としても基準以下のタイム。選抜の敦賀気比戦でも果敢に盗塁を試みるも、失敗に終わっている。残念ながら、上のレベルで足を売りにするタイプではなさそうだ。

また左翼手としても、平均からそれ以下で、アピールするほどではない。地肩も弱く、打撃重視で左翼を任されていることがわかる。守備・走力に関しては、上のレベルでもやや劣る能力であるようだ。

(打撃内容)

昨春までは、スイングは力強い代わりに、ボールを捉える能力に課題がありました。しかしこの春には、対応力を大幅に増し、長打力よりも勝負強さが目立つ選手に変貌。

グリップを高めに添えた強打者スタイルで、全体のバランス・両目で前を見据える姿勢も良く、打席での雰囲気も出てきました。

仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用しており、中距離・ポイントゲッタータイプ。まさに、今の彼のプレースタイルと合致していて、良いと思います。

足をしっかり引き上げ、真っ直ぐからややインステップ気味、力強く踏み込んできます。インパクトの際にも足元がブレないなど、上半身と下半身のバランスの取れたスイングができます。

また打撃の準備段階である「トップ」(バットを振り出すところ)を作るのも遅くなく、インパクトの際にもバットの先端が下がらず、コンパクトにしっかり振り切ることができております。打球も力強いですし、体軸も安定しており、技術的にも理にかなったフォームになってきました。

(今後は)

打つことに関しては、非常に技術的に、肉体的にも素晴らしいものがあります。昨春までは、長打力が目立っていた選手ですが、今は技術・勝負強さが光るタイプは、大きくモデルチェンジをしております。

ただ残念なのは、打撃重視型の選手で、守備・走力との兼ね合いで、物足りない面があるところ。そこに目をつむって起用してくれる環境に進んで、野球を続けて欲しいですね。昨年の伸び悩みを見てきただけに、この大きな成長も、感激がひとしおでした。

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敦賀気比VS天理1

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 3月25日(木)06時59分43秒
返信・引用 編集済
  本当に、この掲示板に書き込むのは久々です。今日から少しずつ、こちらの掲示板で書き込みたいと思います。天理の打者達は、わからなかった部分も多いので、2回戦で取り上げようかなと思います。この試合の個別寸評候補は、安田遊撃手と西浦健太投手を予定しております。また吉田(敦賀気比)・西口(天理)の2年生に関しては「迷スカウト」上での、個別寸評を考えておりますので、楽しみにしておいてください。

△高原 悠介(福井・敦賀気比 3年)投手 172/64 左/左

(どんな投手?)

いわゆる「ピッチングが出来る投手」といった感じで、高低・コーナーワークを活かし、球の微妙な出し入れができる投球術が自慢の左腕です。

(投球内容)

球速は、130キロ前後ぐらいですが、ビシッとミットに突き刺さるなど悪くありません。カーブは曲がりきらいないことも序盤多かったのですが、しっかり曲がった時には、左腕らしい大きなカーブを投げ込みます。スライダーなど緩い球を投げると、思わず打者のタイミングが崩れるようなチェンジアップ的な効果を期待できるところも、この投手の良さになります。

ただ、左腕の割には牽制は並。特にクィックが1.4~1.5秒ぐらいかかるなど、クィックになっていない点が気になります。また両コーナーに球を散らせている割に、高めに浮いた球を痛打されるなど、ボールが意外に見やすい・タイミングが図られやすい傾向にあるのではないのでしょうか。

(今後は)

もう少し実戦派左腕を目指すのならば、ストレートの球威・球速を増すよりも、手元でキレる体のキレ・腕の振りの「鋭さ」を磨いて欲しいですね。この投手に必要なのは、「強さ」「鋭さ」などの肉体的な部分の改善がまだまだ求められます。元来は、もっと球の出し入れで微妙な投球ができる投手なのだと思うので、今後の更なる成長を期待してみたいと思います。何より、投球のできる左腕は貴重ですから。

△沼田 優雅(奈良・天理3年)投手 171/73 左/左

(どんな投手?)

いわゆる「左腕の好投手」といった感じの投手で、投球テンポ・マウンド捌きの良さが目立ちます。特に、右打者外角に逃げるスクリューの威力が目を惹きました。

(投球内容)

球速は、125キロ前後ぐらいのストレートで、球威・球速・キレ共に、やや物足りない印象は否めません。昨夏は、確か130~MAXで136キロまで出ていたので、球威・球速が落ちているのが気になります。また変化球も、左腕らしいカーブが陰を潜め、左打者の外角低めに切れ込むスライダー・右打者の外角へ落ちてゆくスクリューが、大きな武器となります。昨夏からの成長は、スクリューと言う大きな武器を身につけ、投球の大幅が大きく広がった点です。

この選手の素晴らしいのは、投球の上手さだけでなく、牽制・フィールディング・それに1.15秒前後のクィックなど、投げる以外の部分がきっちりできるので、大学などに進んでも、比較的早く起用できる力を身につけている点です。制球もしっかりしているので、安心して首脳陣が起用できるタイプの投手です。

(今後は)

昨年課題だった、変化球が全体的に高い欠点や、シュート系の球がなかったのを改善できたことは大きいです。ただその分、ストレートが劣化し、カーブがなくなっていたのは残念。夏までに、それを取り戻しつつ、新たな覚えた球を織りまぜられると楽しみです。体に「強さ」「鋭さ」を磨き、ボールにも「速さ」などを意識して、パワーアップに取り組んで欲しいところです。「制球の良い左腕は買い」と言うことで、確かな土台に上乗せを期待してみたいと思います。大学・社会人などで続けて行ける投手に、育って欲しいですね。

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完敗でした・・・

 投稿者:白球の記憶  投稿日:2010年 3月22日(月)05時13分36秒
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   蔵さん、こんばんは。お久しぶりです。
 昨日は私の地元の嘉手納高校が初戦だったのですが、花咲徳栄の前に0-4と敗れました。正直、完敗でした。嘉手納もバッテリー中心によく守ってはいたのですが、相手の五明投手の前に打線が抑えられ、チャンスを作らせてもらえませんでした。
 気になったのは、嘉手納のスイングです。全体的に引っ張りにかかっているので、外角の球をことごとく引っかけたり、打ち上げてしまっていました。もう少しコンパクトなスイングで、センター返しを徹底した方が、攻略の糸口をつかめたのではないかと思います。
 残念ですか、今日は全てにおいて相手が上回っていました。嘉手納は全国で勝ち進むには、色々な部分で力不足だったと思います。それでも、池原投手の小気味よいピッチング、バックの好守で見せ場は作りました。再度鍛え直して、夏の興南との対決に臨んでほしいと思います。

 三日後には興南の試合があるので、期待します。蔵さん、今後ともよろしくお願いします。
 
    (蔵建て男) 嘉手納残念な結果に終わりましたが、興南は勝ち上がっていますね。今年もまだまだ沖縄旋風が吹き荒れそうです。  

駒大×仙台大

 投稿者:kimi  投稿日:2010年 3月14日(日)23時56分50秒
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  蔵さんこんばんは、
オフシーズンということもあってすっかりご無沙汰しております。あまり大したことは書けませんが、本年度も宜しくお願い致します。

昨日は駒大のグラウンドに足を運び、仙台大とのオープン戦を観てきました。仙台大はこれまで観戦縁がなかったですし、矢島と雨宮の帝京コンビが最終学年なので、観られるときにみておこうと思いました。
昨年は自己最多の207試合を観戦できたのですが、今年は土日出勤が多くて全然休みが取れず、まともに試合を観戦できたのは今期初でした。

試合は序盤から得点を重ねた駒大が13-7で勝ちました。駒大は三者凡退だったのが8回ウラのみで7回までは毎回安打、6回以降はベンチ入りの選手が全員出てきますが出てきた下級生もヒットを重ねるなど、打者はよく振れていました。1年生の宇賀神(青藍泰斗)、石崎(PL)、藤原(寒川)もそれぞれ結果を残しました。

駒大先発の白崎勇気は7回を4安打2四球6奪三振と好投しました。6回に2点を失いますが、失策がらみなので自責点ゼロでした。入学当初から何度か観てきましたが、先発して長い回を投げるのを観るのは初めてでした。インローの厳しいコースに投げ込む速球は角度があるので打ちづらく、スタメンに左打者が6人並ぶ相手打線に対して序盤は面白いように決まっていました。アウトローに落とすフォークも制球がよく、内野ゴロの山を築きました。球速は130前半から中盤です。5回あたりからはキレが無くなってきましたが、それでも危なげない投球でした。

駒大の打者では上村、白崎浩之、山本が目立ちました。上村は守備・リードともに冴えてましたし、ホームランを含む2安打と打撃でも活躍しました。
白崎は8番サードでの出場でした。ショートの岡は外せないでしょうし、サードで使っていくのかと思います。守備ではどんどん前に突っ込んできますし、肩も強いのでこのままサードで起用しても面白いかと。打撃では内角に詰まりながらもきっちり振り切ってレフト前に落とすなど、引っ張り中心ながら3打席で2安打でした。
4番で出場していた山本(4年 右/右 松山商)はこれまで注目してみてなかったのですが、ボールを呼び込んで鋭い打球を連発しており、非常に印象に残りました。1打席目は崩されながらも外角の変化球をフェンス前までライナーで運ぶレフトライナー、2打席目は同じような外角の球を風にのせてホームラン、3打席目は完全に泳がされながらもサード正面への痛烈な打球と、鋭い打球を連発していました。

一方の仙台大は1番から高島、雨宮、須山、矢島と並ぶ尽誠、帝京コンビに下位には大型捕手の関口(2年、東北)と選手は揃っていましたが、打線にまとまりがないように感じました。
4番の矢島はバットを立てて大きく構え、大きく足を上げるスラッガータイプでした。ランナーの有無に関わらず大きいのを狙いすぎで、ミスショットが目立ちました。
守備では内野の連携ミスが失点につながりました。3回はゲッツーでチェンジのはずがランナーを残して続く山本にツーラン、4回は一死一三塁でゲッツーがとれずに失点と、先発の圷が打たせて取るタイプなので細かい守備のミスは痛かったです。
マイナス面ばかり目立ってしまいましたが、関東遠征の最終日だったので疲れもあったかと思います。チーム全体が精彩を欠いていた感じでした。
東北地方の強豪校以外にも帝京など東北以外からも有望選手が集まってきてますし、また見てみたいチームでした。1年の野手では聖光学院の斉藤が唯一ベンチ入りしてました。

今日も別の試合を観にいったのですが、余力あるときにでも。。。
 
    (蔵建て男) ご無沙汰しております。今年未確認の駒大と仙台大の情報アリガトウございます。
いろいろ環境が変わり、観戦も大変でしょうが、どうか余裕のある時にでも書き込んでください。楽しみにお待ちしております。
 

広島経済大・柳田悠岐中堅手

 投稿者:hiroshijin  投稿日:2010年 3月12日(金)22時45分44秒
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  お久しぶりです。先日広島経済大Gで広島経済大対吉備国際大のOP戦を見てきました。目的は今回あげる柳田選手を見るためです。なかなかこちらで紹介する機会のなかった選手なので、今回紹介したいと思います。

柳田 悠岐外野手(広島経済大4年) 187/85 右投げ左打ち

3季連続で首位打者を獲得するなど、広島六大学リーグでは頭ひとつ抜けた存在の選手です。また、打撃だけでなく俊足・強肩も備えており、1つ1つのプレーに迫力があります。

打撃面に関しては、バットを左耳の横で引き絞るように構え、そこから縦に切るようなスイングをしてきます。そのため強い打球は放てるのですが、基本的にはライナー打球の多いタイプです。上級生になってパワーを意識しているのか、全体的に硬い印象があるのが気になります。特に打球方向が引っ張り一辺倒になってしまったのはかなり残念です。以前のように外角の変化球を長い腕を利用して左中間にポーンとおっつけるような打球を見てみたいです。基本的な打球スピードは速いのですが、甘い球の打ち損じも多く、課題は山積みでしょう。
現状でのこの選手のアピールポイントは、守備・走塁面です。守備面では目を見張る強肩で、センターの低位置からほとんど山なりにならずにホームベースまで送球することができます。こと肩だけに関しては、中国地方では1番ではないでしょうか。守備範囲も広く、かなり積極的な守備をする印象があります。
50m6秒3といわれる俊足選手で、リーグ戦でも5個前後の盗塁を決めています。ただ、俊足が最大に生かされるのは、1塁から2塁、または3塁へと回るベースランニングの加速力です。外野手の間を抜ければほとんど3塁打にしてしまうくらいです。
しかし現状は、昨秋からの疲労性の腰痛のため、守備につけないでいます。この怪我は、打撃面においても成績を頭打ちにさせている原因にも思えます。ポテンシャルだけならばえげつないだけに、かなりもったいないですね。
今年に求められることは、全国大会での結果です。ここまでは選手権・神宮計4回出ているはずですが、1安打くらいしか打っていません。技術的に粗いので、全国レベルでは簡単にひねられてしまいます。
このリーグでは、巨人の隠善以来のプロを目指せる選手だと思います。そしてこの選手以降はそういった存在はしばらく出てこないでしょう。それだけに、この1年の結果が気になるところです。まずは、十分に動けるコンディションを作ってほしいところです。
 
    (蔵建て男) いつも詳しいレポートアリガトウございます。隠善以来の素材なんですね、大いに期待して今年一年注目してみたいと思います。  

お久しぶりです。

 投稿者:半島  投稿日:2010年 3月11日(木)22時55分12秒
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  蔵さん、こんばんは。もう3月で今更なんですが今年も宜しくお願いします。
沖縄の春季大会の組み合わせが決まりました。
http://www.kouyaren-okinawa.jp/3haru/H22haru0308.pdf
こちらから確認できますが、字が小さいので見えにくいですね。
シードは沖水、浦商、浦添、糸満になったようです。沖水ブロックの対抗は久米島・沖尚かと思いますが総合力では沖水が上だと思うので順当に来る気がします。沖尚はそろそろ復活して欲しいですね。浦商ブロックは地力のあるチームが集り激戦ですね。打力に勝る浦商が来そうな感じがしますが、本当に分からないですね。贅沢なブロックだと思います。浦添ブックは西原・豊見城のどちらかが勝ちあがってくると思います。総合力が高い西原が有力でしょうか。糸満ブロックは糸満の一強だと思います。糸満はこの組み合わせを見る限り九州行きはほぼ確実だと思います。まぁ正直これで逃すなんてことはあってはならないと思います。
春は今のところ、22日のコザー美里、本部ー南風原、前原ー中部商業の試合を観戦しに行こうと思っています。また八重山農林の多宇投手が好投手との噂なのでタイミングが合えば見に行きたいですね。

そしてもう一つ、嘉手納と龍谷大平安の練習試合を見に行きました。結果は18-0と嘉手納の圧勝で順調な仕上がり具合が目に付きました。平安は谷投手という長身左腕が登板しなかなか角度と球威を感じさせました。嘉手納の打者は小柄ですがスイングは非常に力強く谷投手の直球にもぜんぜん力負けしていませんでした。またしっかり振り切ってくるので内野の頭を越えていました。
投手は池原投手と山城投手が登板しました。被安打は少なかったですがやや四死球が多くそこらへんは選抜までの課題でしょうか。守備などをみても試合感は鈍っていませんでしたし、エラーもなく、走塁もそつが無かったです。本当にここまで順調にきているなと感じました。開幕まで怪我だけはしないようそれだけは本当に気をつけて欲しいですね。

沖縄リストで以前書いた文章を見ましたが、なかなか酷いですね(笑)今年は時間をかけ、ちゃんと練って投稿したいと思います。ちょっと自分で読んで恥ずかしかったです。
 
    (蔵建て男) いつも熱心な活動、頭が下がります。九州各県は、春季大会真っ盛りですね。沖縄大会も進んでいるようで、糸満の九州大会進出を楽しみにしております。  

東西南北

 投稿者:たか  投稿日:2010年 3月 7日(日)01時00分0秒
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  東西南北をパソコンがないので携帯から見たいのですが、何か方法はないのでしょうか?  
    (蔵建て男) パソコンでご確認できるようになりましたでしょうか?  

愛媛北条高校 二神投手

 投稿者:JAひがしうわ  投稿日:2010年 3月 5日(金)19時41分23秒
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  残念ながら暴力事件を起こし、チームは対外試合6ヶ月禁止、本人は退学処分になったようです。
現愛媛MPの篠原投手(川之江高校退学)と同じで残念です。
 
    (蔵建て男) そうなんですか、誠に残念ですね。  

2009年 愛媛大会3

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 3月 1日(月)05時18分14秒
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  もう2月も終わって3月なのですね。なんとか2月中にと思っていた四国の逸材シリーズも、しばらく終わりそうもありません。なんとか選抜までに、愛媛の残り、香川大会・高知大会を終えて、選抜を迎えたいと思います。しばらく選抜のレポートに追われたあとは、春季の関東大会と平行して、恐らく関東・東海地区へと入って行けると思います・・・。

△中越 広基(愛媛・野村2年)一塁 左打ち

(どんな選手?)

夏の大会では、一番・ファーストで出場。秋山 拓巳(西条-阪神4位)投手の球にも、力負けしないしっかりしたスイングができる選手でした。

(守備・走塁面)

一塁手と言うことで、あまり守備面は目立つところはなし。一塁までの塁間は、4.25秒前後と左打者の基準である4.2秒と比べると、基準レベルから少し遅いぐらいでしょうか。現状は、高校生としては遅くありませんが、上のレベルで足を売りにするほどではありませんでした。

(打撃内容)

対応力にそれほど光るものはありませんでしたが、しっかりとインパクトの際に、エネルギーを集約できるスイングができます。

スクエアスタンスで、グリップを下げ気味に、猫背で構えます。構えだけ観ていると弱々しいのですが、実はヘッドスピードは鋭く・インパクトに強いスイングができます。仕掛けは「早めの仕掛け」を採用し、アベレージ傾向が強いようです。

足を引き上げ、真っ直ぐ踏み込みます。「間」を取れる選手なので、打てるポイントは少なくなさそうです。真っ直ぐ踏み出した足が、インパクトの際に少しブレるのですが、それをカカトを地面にめり込ませることで、ロスを最小限に防ぐことができております。

あらかじめ捕手方向にグリップを置いている選手なので、打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れることはありません。ヘッド下がって遠回りに出てくる感じなのですが、鋭いヘッドスピードと、バットの先端が下がらないでスイングできるので、意外に大きなロスは感じられません。スイングの弧も小さくないですし、最後までしっかり振り抜くことができます。もう少しミートポイントまでにロスなく振れれば、更に対応力を増しそうです。

(今後は)

新チームでも、一塁を守っているようです。けして動けない選手ないですし、長打で勝負するタイプではないので、上のレベルを意識するのであれば、別のポジションを担える方が有利であるように思えます。

しっかりしたスイングできる選手なので、あとは対応力・状況に応じた打撃などができるようになると好いですね。2010年度の愛媛を代表する打者に、ぜひ育って欲しい選手でした。

○岡田 譲二(愛媛・野村2年)右翼 左打ち

(どんな選手?)

夏の大会では、三番・右翼手として出場。秋季愛媛大会では、チームをベスト4に押し上げる活躍の原動力になった1人です。ボールを捉えるセンスを持った、打撃には非凡な才能を持った選手です。

(守備・走塁面)

残念ながら、走力に関してはよくわからず。ただ右翼手としての動き・反応などを見ていると、まだまだといった感じで、けして上手い選手ではないと思います。また返球を観ていると、それほど肩の強い選手には見えませんでした。守備面では、もう少し成長が欲しいかなと言う印象です。

(打撃内容)

秋山 拓巳(西条-阪神4位)投手レベルの球でも、的確にミートポイントで捉えられるセンスは、この試合でも光っておりました。秋山の外角低めのツーシームを綺麗に捉えてレフト前に振り抜いたり、完全にムキになって力任せで抑えに来る秋山の渾身のストレートを、あわやライトオーバーと言う強打で打ち返すなど、その打撃能力は、すでに全国級です。

スクエアスタンスで、実にバランスよくリラックスして構えられております。仕掛けは「平均的な仕掛け」を採用するなど、中距離・ポイントゲッタータイプ。足を軽くあげてから、ベースから離れた方向に踏み出すアウトステップを採用。その足下が、インパクトの際にブレないのが好いです。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのは平均的で、バットのヘッドを立てながら、上から叩きに行きます。ミートポイントまでのロスは感じさせず、しっかり低めの球でもすくう
ことができます。この選手の良さは、ボールを捉える非凡なバットコントロールがありながら、しっかりと振り抜く鋭いスイングもできる点です。

(今後は)

守備・走塁が、どのレベルになるのかも重要だと思います。ただ打撃に関しては、すでに昨夏の時点で、秋山をモノともしないレベルにあったので、全国レベルの好投手でも充分対応できるはずです。打つことに関しては、上のレベルを充分意識できるだけに、総合力を引き上げて、志しを高く持って取り組んで欲しい選手でした。

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2009年 愛媛大会2

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月28日(日)08時58分35秒
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  皆様おはようございます。今朝も、愛媛大会のレポートの続きから。

○上田 晃平(愛媛・南宇和2年)投手 175/66 右/左

(どんな選手?)

140キロ近い速球を投げ込む投手として、プロからも注目されている投手です。投打に非凡な才能を秘めた、四国のドラフト候補になりえる存在です。

(投球内容)

中背から淡々と投げ込んで来る投手なのですが、ビシッとミットに突き刺さります。球速は、昨夏の時点で常時135~140キロ弱ぐらいでしょうか。ただMAXは、136キロとのことなので、球速表示以上に、手元で来ているのかもしれません。

変化球は、縦に割れるカーブと、あまり投げないのですがスライダーがあるように思えます。多少アバウトですが、右打者には両サイドに投げ分けられます。内角を厳しく突きつつ、外角低めのボールゾーンに落ちて行くカーブで空振りを誘うこともあります。ただ左打者に対しては、かなりアバウトな印象です。

フィールディングの動きはまずまずですが、クィックは1.3秒弱と、それほど鋭くありません。ただマウンド捌きも悪くないですし、将来的には打者かもと思わせるぐらいの、打撃能力もあり、野球センスは好い選手です。

(投球フォーム)

あまり力感のあるフォームではありません。お尻は、ある程度一塁側に落とせるので、縦のカーブを武器にするようにカーブ・縦系の修得は、将来的に可能かと思います。もう少しグラブを後ろに抜けないように、しっかり抱えられると、もっと制球が安定しそうです。

投球の4大動作においては、「球持ち」「着地」は、平均的ですが、身体の「開き」が早いのが最大の課題。また「体重移動」がもう一つで、ボールにキレは生まれますが、前へグ~ンと乗るような勢いが物足りません。

(今後は)

現状は、中背の体格に物足りなさを感じますので、一冬超えて、身体が一回り、二回り大きくなることを期待したいです。またフォームに躍動感がないので、もっと腕を強く振ったり、体重が前に乗って来るようだと、躍動感が出てきて良いかなと思います。ただ秋には、フォームを崩したそうなので、なかなか微妙な投手なのかもしれません。

恐らく2010年度において、四国を代表する投手になろうかと思います。ただ高卒プロまでのぼりつめられるような、圧倒的な存在感を示すには、少々物足りないかもしれませんね。大学・社会人とステップアップして行くことで、徐々にその力量を増して、プロを意識できる選手に育って欲しいと思います。

△中川 大輔(愛媛・宇和島東3年)投手 172/58 右/左

(どんな投手?)

昨夏も取り上げた投手で、最終学年ではMAX137キロまで伸ばしてきたと聞いております。5月に上手投げからスリークオーターに転向。球速を、10キロ近く伸ばすことに成功したそうです。ただ最大の武器は、右打者内角に食い込んで来るシュート系の球であるように思えます。

(投球内容)

スリークオーターから繰り出す速球は、常時130~135キロぐらい。手元までの伸び・勢いは、まずまず。変化球は、カーブ・スライダー・シンカー・シュートなどがあるようでした。それほど凄みはありませんでしたが、順調に力量をのばしてきた感じがします。


やや左打者にはアバウトでしたが、右打者には内外角に、きっちり投げ分ける制球力があります。クィックも1.05秒前後と素早く、フィールディングは平均的で、マウンド捌きには破綻がありません。

(投球フォーム)

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。しかしながら、足を勢いよく引き上げて来るので、とても躍動感のあるタイプです。重心を深く沈めて投げ込むスリークオーター。グラブもしっかり抱え、フォームの隅々まで意識がいったレベルの高いフォームになっております。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」も、いずれも平均~それ以上になっており、スリークオーターに多く観られる開きの早いフォームではないのが良いです。中々実戦的なフォームだと、言えるのではないのでしょうか。

(今後は)

技術+躍動感のあるフォームで、もう少し早くフォームが固められていたら、また違った結果になったかもしれませんね。ただ、大学などでも野球を続けられる素材だと思うので、これからも、日々精進して進化を続けて行って欲しいと思います。

野球を深く探求できそうな選手なので、今後の成長も期待が持てます。ぜひまた、何処かの球場で、その成長した姿を見られることを、今から楽しみにしております。

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2009年 愛媛大会

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月27日(土)10時45分17秒
返信・引用
  皆様おはようございます。このところ、女子フィギュアスケートを見ていたら、ページの更新がおろそかになってしまった管理人。今日から、夏の愛媛大会から、注目の選手たちについて触れて行きたいと思います。

△二神 光祐(愛媛・北条2年)投手 左/左

(どんな選手?)

腕を縦に強く振れるのが特徴です。それでいて落ち着いたマウンド捌きと、球威のある球を投げ込むサウスポーです。

(投球内容)

ワインドアップで振りかぶり、その球速は125~130キロぐらいだと思うのですが、カーブ(スライダー)とのコンビネーションで投げ込んできます。この投手、別段制球力が良いわけではないのですが、自分のペースに引き込むのが上手く、自分のテンポで投げ込んできます。右打者には、アウトコース中心に球を集めることができますが、左打者には、対象アバウトな印象です。

2年生としては、ストレートで、変化球も悪くありません。フィールディング・クィックなども悪くなく、大きな破綻はないタイプです。

(投球フォーム)

お尻を上手く落とせない投手なので、将来的に縦の変化を望めるタイプではありません。それでも曲がりながら落ちるカーブだか、スライダーのキレは悪くありませんが、無理に腕を高い位置から振り下ろそうとしているので、体への負担は少なくないように思えます。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」には、まだまだ粘りがないです。ただ「体重移動」は、思ったほど悪くありませんし、球の出所「開き」に関しては、それまでボールを隠せておりますし、悪くないと思います。

(今後は)

夏には、常時130~135キロ級の投手に育っているのではないかと言う期待はあります。2010年度の愛媛を代表する左腕への期待が高まります。マウンドセンス・球威・変化球もそれなりなので、あとは制球力・実戦的なフォームなどの課題をクリアして、一冬超えた成長を期待したいですね。ただ高卒プロと言うよりは、大学などに進んで野球を続けて行くことを期待したいタイプでした。

△豊田 健朗(愛媛・松山商3年)投手 174/68 右/右

(どんな選手?)

夏は、2回戦で破れてしまいましたが、名門・松山商の2009年度のエースです。洗練された野球をするイメージのある松山商にあって、結構力投派の投手でした。その球速は、MAXで140キロに到達したと言われます。

(投球内容)

一見大人しそうな投手に見えるのですが、結構体を振って投げ込む力投派です。そのため球速も、常時135~MAX140キロぐらいまで出ている感じでした。ただ球の勢いはそれなりでしたが、ボールの伸び・球威は、それほど際立つものは感じません。

変化球も、カーブ・スライダー・シュート系の球などありますが、縦の変化はないように思えます。球が暴れるタイプなので、細かい制球力はなく枠の中に、投げ込んで来るタイプです。マウンド捌きなどは悪くなく、クィックも1.1秒台前半でまとめるなど、野球センスはそれなりです。投手として、大きな破綻は感じられません。

(投球フォーム)

足をニ塁側に送り込み、体に巻き付くような感じのフォームです。お尻を一塁側に落とせるタイプではないので、将来的に緩急・縦系の習得には疑問が残りますが、グラブをしっかり内に抱えられているところには好感が持てます。投げ終わった後のバランスが良くなると、もっと制球が安定してくるのではないのでしょうか。

投球の4大動作のうち「開き」「体重移動」「球持ち」は、平均的だと思います。しいて課題をあげれば「着地」があっさりしていて、フォームに粘りが物足りません。せっかく足を絡ませるようなフォームなのですから、着地までの時間が稼げるようになると、もっと嫌らしい粘っこい投球ができるようになりそうです。

(今後は)

何処に進むかは存じませんが、地方大学などに進んでも、野球を続けて欲しい選手ですね。資質・センスなどは悪くありませんし、まだ伸びる余地もありそうです。また何処かの球場で、出会える日を楽しみにしたいと思います。

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Re: 2009年 佐賀の逸材3!

 投稿者:BBS  投稿日:2010年 2月27日(土)10時40分31秒
返信・引用
  > No.9868[元記事へ]

蔵建て男さんへのお返事です。

> ◯田中 崇大(佐賀・鳥栖 2年)三塁 176/73 右/右

田中は新チームから捕手にコンバートされています。
元々キャッチャーが本職らしく、強肩(1.9切るくらい)捕手としては高校生の中でもトップクラスだと思います。
 
    (蔵建て男) へぇ~、捕手ですか。ますます楽しみになってきましたね。ぜひ今年も確認したいところです。  

リーグのレベル

 投稿者:福岡6大学リーグ  投稿日:2010年 2月26日(金)00時02分18秒
返信・引用
  いろんなところでドラフト候補の選手に関する寸評を見ているのですが

大学生の候補の成績や寸評を見てすごい成績を残した選手がドラフトで結構下位だったり
入団後大した活躍をせずに退団したりする選手がいて

大学時代の成績をどう判断してよいものか悩むことがあります
ここでなく別の機会でもいいので

全国の大学野球のリーグのレベルについて解説して貰えるとありがたいのですが
もし時間がありましたらお願いします
 
    (蔵建て男) 私も各リーグを比較できるほど、常に観ているわけではないので、なんともいえません。

むしろ我々の場合、現時点での力もありますが、プロ入り後伸びる要素・野球への取り組みなどにより、プロの環境で資質を伸ばすことができるのかの方が問題になります。

ですから大学生が即戦力と殆どなりえなくなった今、それほど各リーグのレベルの差も大きな要素ではなくなりつつあります。
 

2009年 佐賀の逸材9!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月24日(水)07時37分59秒
返信・引用
  皆様おはようございます。今日ご紹介する、佐賀大会の逸材は、非常に将来楽しみな一人です。ぜひ、覚えておいて頂きたい選手たちです。

◯堤 裕貴(佐賀・龍谷1年)遊撃 右/左

(どんな選手?)

1年生ながら、4番・遊撃手として出場した将来楽しみな選手。この選手の素晴らしいのは、選球眼抜群の動体視力の高さと一年生離れした遊撃守備。その潜在能力は、2年後全国で話題になるだろう、極めて有望な選手です。

(守備・走塁面)

少々緩めてしまったセカンドゴロのタイムしか計測できませんでしたが、塁間4.6秒ぐらいと、左打者としては遅いタイムでした。恐らく本気で走り抜けても、塁間4.3秒ぐらいでしょうから、足を売りにするタイプではなさそうです。

ただ遊撃守備は、一年生ながら、かなり上手いです。打球への判断力に優れ、前へのダッシュ力も素晴らしいです。更に地肩もかなり強く、守備に関しては3年生と混ぜても、上位級です。更に、その精度を高めて行けば、全国を代表する遊撃手になると思います。

(打撃内容)

その守備だけでもアピールできる素材ですが、打撃も1年生離れしております。けして長距離打者ではないのですが、ボールの見極めに関しては、極めて高いものがあります。あとは、ヘッドスピード鋭さ・スイングの強さを磨いて行けば、最終学年では非常に楽しみな存在だと思います。

打撃フォームは、スクエアスタンスで、グリップを高い位置に添えます。グリップを捕手方向に、かなり引いた癖のある独特の構えです。仕掛けも、投手の重心が下がって来る時にベース側に足を持ってゆき、本格的な始動はリリース後と言う「遅すぎる仕掛け」を採用。そういった意味では、一定レベル以上のスピード・キレに対し、どう対処するのか見てみたい気が致します。

足を少しだけ浮かして、真っ直ぐ踏み込むのですが、足をあげている「間」が殆どないので、打てるポイントは限られます。その球を如何に逃さず叩くのかが、この選手のポイントになります。ただ天性の選球眼があるので、その点には大きな心配はありません。真っ直ぐ踏み込んだ足元は、インパクトの際にブレないので、打ち損じは少ないと思います。

打撃の準備段階をいち早く作れておりますが、そこからバットを寝せてだし、インパクトの際にはバットの先端が下がらずに、広い面でボールを捉えられます。スイングの弧も大きく、フォロースルーまできっちりバットを振り切ることができています。ただ、フォロースルーの時に、グリップを高い位置まで引き上げるタイプではないので、けして長距離タイプの打者ではありません。スイング軌道にも大きなロスはなく、あとはヘッドスピード・スイングの強さに磨きがかかれば、将来楽しみです。

癖のある構え、仕掛けの遅すぎなどの癖はあるのですが、動作自体は極めてシンプルにまとめられております。そのため頭のブレ・体の開き・軸足の強さも感じられるなど、素材としての奥行きが感じれます。

(今後は)

2年後は、恐らく全国でも指折りの遊撃手として注目されると思います。特にその守備力は、全国級。ただ打つだけの選手ではないところが素晴らしいですし、持っている動体視力の良さからも、その可能性は広がります。ぜひ志しを高く持って、高卒でプロに行くのだと言う気構えで、日々練習に挑んで欲しいと思います。願わくば、体がもう一回り、二回り大きくなって欲しいと思います。

◯宮島 勇ニ(佐賀・多久2年)投手 178/71 左/左

(どんな選手?)

2010年度の九州を代表する左腕になると思われる投手で、すでにMAX142キロに到達していると言われます。角度のあるストレートを投げ下ろし、切れ味鋭いカーブとのコンビネーションで、三振の山を築きます。

(投球内容)

夏の大会では、常時135キロ前後ぐらいだと思いますが、時々指にかかった時の球は、確かに140キロ近く出ていそうな球があります。そういった球が、まだまだ少ないのが、今後の課題かと思います。投球の多くは、キレや伸びと言うよりは、球威で押すストレートとストライクゾーンからボールゾーンに切れ込むカーブ(スライダー?)とのコンビネーションです。

左腕の割には、それほどけん制も上手くなく、クィックも1.25秒前後と、もうワンランク鋭さが欲しいところ。試合をまとめるセンス・マウンド捌きも平均的で、野球センスに優れたタイプと言う感じは致しません。それでいて、素材型と言うほどでもありません。制球も細かいコントロールはなく、枠の中にどんどん投げ込んで来るといったタイプ。まあ、破綻のない投球ができるタイプと言う感じでしょうか。

(投球フォーム)

ノーワインドアップで投げ込む投手なのですが、足をピンと伸ばすことなく、抱え込んだまま少し前屈みで体重を落として行くタイプです。そのため、お尻を三塁側(左投手の場合)に落とすことができないので、将来的に縦の鋭い変化は望めないタイプかなと思います。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「体重移動」「開き」の観点からみても、球の出所こそ見にくく「開き」は遅いのですが、あとの「着地」「球持ち」「体重移動」には課題が残ります。そのため技術的にはまだまだの、素材型と言う事になってしまいます。

(今後は)

指にかかった時の球を、かなりの確率で投げ込めるようになっていると、2010年度の不足する左腕の中では、全国でも指折りの存在として注目されるかもしれません。逆に2年時のレベルのまま伸び悩むようであれば、高卒での指名はないと思います。

ただ体には力もありますので、一冬超えて更にパワーアップしている可能性は充分ありそうです。あとは、もう少しマウンドではリラックスして、気持ちに余裕を持って投げ込んで欲しいですね。なんだか投球が息苦しいと言うか、窮屈に感じれます。期待半分、不安半分と言う素材ですが、春に更に評判が上がって来るようならば、夏にはぜひ確認してみたい投手でした。

http://blue.ap.teacup.com/kuratateo/

 

神奈川大学リーグの逸材

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月22日(月)09時18分41秒
返信・引用 編集済
  皆様おはようございます。昨日は、桐蔭横浜大の試合を観たので、その試合でチェックした唐谷捕手のプレーを昨秋のリーグ戦と合わせてみてみたいと思います。またもう1人は、昨秋のリーグ戦の模様から。

毎年神奈川大学リーグは、オープン戦を観に行き、あとはTVKで放送される2試合をチェックするだけで済ましてしまい、あまりリーグ戦に足を運びません。そのため、どうしても観る選手が偏ってしまうのが難点です。今年は、もう少し幅広く観てみられればと思います。

△木村 佳吾(神奈川大 3年)投手 187/70 右/右 (九州国際大附)

(どんな選手?)

昨秋のリーグ戦で、防御率0.46を記録し最優秀防御率のタイトルを獲得。長身を活かし、MAX144キロを記録するまでに成長。2010年度の神奈川リーグを代表する右腕です。

(投球内容)

私の観た試合では、常時135~140キロぐらい。それほどストレートに、特徴・威力を感じさせるものはなく、むしろスライダーやチェンジアップなどの変化球の割合が多い投手との印象が強いです。

右打者へのアウトコースへの制球は安定しておりますが、左打者には変化球が高めに浮くのが気になります。牽制鋭く・クィックも1.1秒台でまとめるなど、大型の割に動作は機敏です。ただマウンド捌き・制球力・球の威力などは、それほど際だつものは感じませんでした。

(投球フォーム)

お尻を一塁側に落とせるタイプではないので、将来的にもカーブなどの緩急系やフォークなどの縦系の修得は厳しいと思われます。また足の甲の押しつけが、つま先のみで浮いてしまっているので、どうしても球が高めに浮いてしまいます。

投球の4大動作である「着地」「体重移動」などは平均的。フォームが直線的で球がみやすく、「開き」もやや早い傾向にありますが、「球持ち」はよく、ボールを前で離せているのは良いのではないのでしょうか。

(今後は)

この選手は大型ですが、けして球威・球速でねじ伏せるタイプではないように思えます。球持ち良く、粘っこく・辛抱強く投げ込むのが身上なのでしょう。そのためにも、スライダーのコントロールに気をつけ、「開き」の早いフォームの改善が、今後一つポイントになるのではないのでしょうか。

2010年度の神奈川リーグを代表する投手だと思いますが、ドラフト候補云々と言われると微妙だと思います。近いうちに確認ができ、大きく成長が感じられましたら、また取り上げてみたい選手でした。

△唐谷 良磨(桐蔭横浜大 3年)捕手 178/70 右/右 (東亜学園出身)

(どんな選手?)

打っては、昨春のリーグ戦で首位打者を獲得。守っても、すべてにバランスの取れたリーグを代表する捕手です。「野球小僧」などでも名前が挙がっていたので、チェックを入れてみました。

(ディフェンス面)

グラブを軽く示した後、ミットを下げないで捕球できる選手です。キャッチング自体しっかりしている選手で、どちらかと言うとフットワークを活かした動くタイプの捕手です。ただ昨秋のリーグ戦では、結構ちょこまかしていたのですが、この春のオープン戦では、それほどそういった捕手には見えませんでした。最大の持ち味は、リード面と言うことですが、結構強気に内角を使い痛打を浴びる場面が昨秋は観られました。しかし春のオープン戦では、かなりオーソドックスなリードをしていたように思えます。

スローイングに関しては、捕ってから素早く返球できるタイプです。ただ地肩に関しては平均的で、それほど際だつものはありませんでした。どちらかと言うと、身体能力で圧倒すると言うよりは、野球センスで試合を作るタイプ捕手です。

(打撃内容)

チームでも下位打線を打つように、元々ディフェンスに集中したいタイプなのか、打撃にウエートが置かれている選手ではありません。それでも昨春には、首位打者を獲得。甘い球なら逃さない「鋭さ」がある選手で、けして打力がない選手ではありません。

打撃フォームは昨秋のものですが、前足を軽く引いて、グリップを高めに添える強打者スタイルです。仕掛けも、「遅めの仕掛け」を採用するなど、長距離・強打者タイプの仕掛けを行います。

足をあげて、真っ直ぐ踏み込みます。仕掛け~着地までの「間」は短い選手なので、狙い済ました球を逃さず叩くタイプです。インパクトの際に足下がブレるのですが、カカトを地面にめり込ませることで、そのロスを最終現に済ませるタイプです。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅いのが気になります。バットを寝せて出して来るのですが、バットの先端が下がりません。ミート力にそれほど光るものはありませんが、ボールを捉える面積が大きいので、当たればヒットゾーンに落とせる可能性は高そうです。スイングも、フォロースルーまできっちり振り抜くことができるスイングです。

(今後は)

攻守に破綻のない、バランスの取れた選手です。ただ地肩・打力などに凄みがあるわけではないので、素材としてはドラフト候補と言うタイプではないように思えます。ただ今後も、社会人などに進んでも、野球を続けて行ける素材で、今後の活躍も期待できる選手です。ぜひリーグ戦で、じっくりみてみたい選手でした。

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徳島ラストと六大学ラスト

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月21日(日)08時25分42秒
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  皆様おはようございます。今日から、いよいよ2010年度の生観戦をスタートさせます。いろいろ考えるところはあるのですが、実際に頭で考えていることを、如何に実戦してこられるのか試してきたいと思います。

さて今回は、徳島の最後の1人と六大学の3年で(今年4年)選手の最後の特集でも。ただ六大学に関しては、観ていない試合もあるので、それらをチェックするうちに、別の選手も取り上げるかもしれません。ただできれば、高校生のレポートの方を、どんどん進めて参りたいと思います。

△谷口 龍馬(徳島・生光学園3年)投手 175/76 右/左

(どんな選手?)

渡辺啓太と並ぶ、生光学園の2枚看板。両コーナーを突く投球が身上の渡辺と比べると、こちらは、力で抑え込むリリーフ型。

(投球内容)

オーソドックスな右上手投手で、球速は常時130~135キロぐらいの球威のある力のある球を投げ込んでくる。変化球は、カーブ・スライダー・フォークなどがあるが、大半はスライダーとのコンビネーション。追い込むと時々縦の変化で空振りを誘う。

とりあえずストライクゾーンの枠の中に投げ込むといったスタイルで、制球はかなりアバウト。球全体が高く、高めのボールゾーンに抜けることも少なくない。また、身体にキレがなく、もう少し鋭い身のこなしを覚えたい。

牽制も鋭いし、クィックも1.15秒前後とまずまず。しかし、マウンド捌きや制球力からも、投球を組み立てると言うよりは、力で押すタイプの投手だと言えよう。

(投球フォーム)

ノーワインドアップから投げ込んで来る投手なのですが、軸足の折れが早いのが気になります。もう少し体重をしっかり軸足に乗せてから投げ込んだ方が、良いのではないのでしょうか。

お尻の一塁側への落としも良いので、将来的にも見分けの難しいカーブの修得や縦の変化を磨くことができると思います。ただ残念なのは、足の甲の押しつけが甘いので、どうしても球が上吊る傾向にあります。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」「開き」「体重移動」に関しては、「着地」と「球持ち」は悪くありません。あとは、もう少し「開き」を我慢して、もっと前に「体重移動」ができるようになると、球がグッと手元まで来るようになるのではないのでしょうか。

(今後は)

身体も強いですし、将来的に更に縦の変化を武器に期待できるものがあります。球に、もう少しキレが出てきたり、球速を増して来るようだと将来的に面白いと思います。現状、制球・マウンド捌きなど、まだまだ課題は多いですが、今後も、ぜひ野球を続けて行って欲しい選手でした。

△前田 雄気(立教大 3年)捕手 182/84 右/右 (米子西出身)

(どんな選手?)

米子西時代から、攻守に荒削りもスケールの大きな捕手として注目されていた選手です。この秋は、下級生にスタメンを奪われることも多かったのですが、刺すと言うことに関しては、六大学でも屈指の強肩捕手です。

(ディフェンス面)

どっしりとしたタイプで、フットワークを使って動きまわるタイプではありません。軽くミットを示し、そのまま下げないで捕球に行くので、ワンバウンド処理など低めの球への対応に立ち後れることは少ないようです。まった、ボールをきっちり押し込んで捕球できるキャッチングの持ち主です。

また大型で動きが鈍そうに見えますが、動く必要がある時にはきっちり反応しますし、けして動かたがらない選手ではありません。その証拠に、ボールを返球する時には、必ず立って投手に戻す丁寧なプレースタイルです。リードも、前の打席に打たれた反省を活かしたリードができる選手で、その辺もある程度考えてプレーはできております。

何より最大の自慢は、1.85~1.95秒でまとめられる安定したスローイングにあります。地肩・捕ってからの動作も悪くありませんが、何より球筋が安定しているのが好感です。刺すと言うことでは、六大学でも屈指の存在であり、2010年度の大学・社会人捕手でもトップクラスの存在だと思います。

(打撃内容)

身体も大きく強いので、当たれば強烈ですが、実際かなり脆い印象は否めません。スクエアスタンスで構えるのですが、もう少し自分のリズムで打席に入りたいですね。仕掛けは「遅めの仕掛け」を採用。長距離・強打者タイプの始動となっております。

足を少しだけ地面から浮かし、少し回し込んで真っ直ぐ踏み込みます。足を上げてから降ろすまでの「間」が短いタイプなので、打てるポイントは限られており、狙った球を逃さない「鋭さ」を磨いて欲しいと思います。ただ真っ直ぐ踏み込んだ足下は、インパクトの際にブレないので、打ち損じは少なそうなタイプです。

打撃の準備段階である「トップ」も早めに作れているのですが、少しグリップが内に入り込んで、バットの出がスムーズではありません。それでも上から振り下ろす意識はあるので、インパクトまでは、大きなロスはありません。ただ打撃全体の動作が遅れがちで、ポイントが差し込まれがちなのが気になります。スイング自体はコンパクトですし、スイングの弧こそ小さめですが、フォロースルーまでしっかり振り切れております。動作全体が、受け身にならない意識を持ちたいですね。

(今後は)

すべてに関して、少々プレーが「受け身」なのが気になります。もっと攻守にガンガン自己主張し、積極的にアピールして欲しいかなと思います。最終学年にもなり、その辺の意識に変化が出てくることを期待したいです。

打撃に関しては、やはり全体的に動作が立ち後れ気味です。幾分早めに始動して、動作に余裕を持つのも、一つの手かもしれません。打撃でアピールできるようになれば、プロをも意識できる素材だと思いますので、今後の成長に期待したいです。2010年度は、大学・社会人に、捕手の人材が不足しております。逆に言えば、彼にとって大変なチャンスです。ぜひ春のリーグ戦での活躍を、期待して見守りたいと思います。

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2009年 徳島大会の逸材4!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月20日(土)12時28分32秒
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  皆様おはようございます。昨日は、この掲示板に書き込めませんでしたが、ネタはまだまだありますので、時間を見つけて書き込んで行きたいと思います。今朝も、徳島大会の続きから。徳島大会は、明日一人書き込んで、最終回。明後日からは、愛媛大会の模様に入って行きたいと思います。ちょっと香川大会の模様は、ブルーレイでの録画なので、修理から戻って来るまで見られません・・・。

△原 一輝(徳島・徳島商3年)捕手 180/77 右/右

(どんな選手?)

元々内野手だと聞いていたのですが、最後の夏は、5番・捕手として出場しておりました。恵まれた体格の大型捕手でしたが、丁寧なキャッチングに心がけていたのが印象的です。

(ディフェンス面)

ミットを示し、グラブを下げないで捕球できる選手です。一球・一球ミットを押し込むように、しっかり捕球しますし、投手へも丁寧に返球する姿勢が観られます。試合では、経験の浅さからなのか、ワンバウンド処理をミスする場面も観られましたが、ボールを体で止めようと言う意思は感じられました。けして上手い選手ではありませんが、気持ちが伝わって来る選手です。地肩は、よくわかりませんでしたが、一塁などの返球の際の球筋などを観ていると、それなりの強さはあるようでした。捕手として本格的に鍛えれば、ソコソコの選手に育つかもしれません。

(打撃内容)

ショートゴロ・サードゴロ・四球・送りバント失敗など、試合では良いところは見られませんでした。一塁までの塁間は、4.7秒前後。左打者換算でも4.4秒前後と遅く、足を売りにするタイプではないようです。打撃も、当たれば破壊力があるのだと思いますが、かなり脆い印象は否めません。

打撃フォームは、スクエアスタンスでバランス良く構えられております。特に力みも感じられず、良い構えだと思います。仕掛けは、「早めの仕掛け」を採用するなど、アベレージ傾向が強いタイプです。

足を引き上げ、真っ直ぐ降ろすタイプなのですが、足を引き上げた時に、少し内側に膝を閉めてしまうのと、踏み込んだ足元が、インパクトの際にブレてしまうのが残念です。そのため打ち損じは、少ないと思います。

また、打撃の準備段階である「トップ」は早く作れておりますし、上からバットを振り下ろすので、インパクトまでにはロスは感じません。そのためボールに当てるのは、下手ではないと思われます。ただ脆く感じられるのは、下半身の不安定さと共に、インパクトの瞬間にバットの先端が下がってしまい、ボールを広い面で捉えられないので、しっかりエネルギーが伝わりません。そういったボールを捉えてからの動作に、課題がある選手です。

(今後は)

ディフェス面・打撃技術などにも、まだまだ課題の多い選手です。しかし、野球への姿勢・持っている資質は悪くありません。もし今後も野球を続けられるのであれば、辛抱強く努力を重ねて行ければ、その花開くかもしれませんので期待しております。

△渡辺 啓太(徳島・生光学園3年)投手 182/84 右/右

(どんな選手?)

ガッチリした体格の投手で、地に足の着いた落ち着いたマウンド捌きが印象的でした。

(投球内容)

ノーワインドアップから、常時130~135キロ強ぐらいの球を投げ込んできます。球に伸びは感じられませんが、球威のある球質、MAX140キロまで到達したと言われます。

変化球は、カーブとのコンビネーション。たまに、スライダーだか、カットボール気味な球もあるようにみえました。右打者には、内外角に投げ分け、左打者には外角中心。制球に不安はなく、落ち着いたマウンド捌きで安定しております。

鋭いけん制を魅せることはなく、フィールディングは平均的。クィックは、1.2秒弱と、体格の割には動ける選手です。ただ動作全体に、もう少しキレが欲しいかなと言う、もっさりしたタイプです。

投球フォームは、お尻は結構一塁側に落とせますので、将来的にカーブだけでなく、縦の変化も期待できるかもしれません。グラブも抱えられているので、両サイドの制球も良いです。もう少し足の甲を長く押し付けられる粘りが出てくると、もっと低めにボールが集まるかもしれませんね。

投球の4大動作である「着地」「球持ち」などは悪くありません。ただ、体の「開き」が早いですし、前にしっかり体重が乗っていないので、どうしてもボールに勢いが出てきません。この辺が、まだまだかなと思います。

(今後は)

今後爆発的に球の速さで勝負すると言うよりは、コースを丹念に突いて打たせてとるのが身上の、粘っこい投球が持ち味になってきそうです。まずは、体のキレを追求し、投球フォームの課題にも取り組んで欲しいですね。息の長い活躍を期待したいタイプで、ぜひ上のレベルでも野球を続けて頂きたい投手でした。

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2009年秋・六大学の逸材5

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月18日(木)07時35分10秒
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  皆様おはようございます。なかなか余裕のモテなかったここ数日ですが、ようやく時間が取れそうなので、今日の夜あたりから、少しずつ更新ペースを戻して行きたいと思います。非常に寒い日が続いておりますが、もうすぐ春も間近です。

△原 寛信(早稲田大 3年)一塁 184/80 右/右 (桐蔭学園出身)

(どんな選手?)

1年生の時からリーグ戦で、早稲田の主軸として活躍してきた強打者。通算8本塁打の実績は、六大学でも屈指のスラッガーでもある。ただ昨秋内容は、1割台。復活を期す、最終学年のプレーが注目される。

(守備・走塁面)

残念ながら、走力は計測できず。そのプレーぶりを観ていると、足を売りにするような打者には見えてこない。ただ一塁手としての動きは悪くなく、けして動けない選手ではないだろう。

(打撃内容)

スクエアスタンスで、グリップを高めに添えつつ、バランス良く構えます。ただ、もう少し自分のリズムを打席で刻めると、脆さと言うか柔らかさが出てくるのではないのでしょうか。

仕掛けは、「遅めの仕掛け」を採用。仕掛けの観点で言えば、長距離タイプの選手です。足を少しだけ上げてステップします。足を上げてから地面まで降ろす「間」短いので、どうしても打てるポイントは限られます。ただ仕掛けの遅さからも、狙いすました球を、如何に逃さないかで勝負するタイプだけに、そうした術を磨くべきかと思います。ただその割に、ベース側にインステップするのですが、インパクトの際に足元がブレてしまいます。これでは、体の開きが抑えられないだけでなく、打ち損じも少なくないと思います。

少しバットを引き切れず、打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れ気味です。上からバットを降ろして来るタイプで、インパクトまでのロスは感じられません。ただインパクトの時に、バットの先端が下がってしまっているので、ボールを捉える面積が小さくなり、的確にミートしにくいはずです。ただフォロースルーまでは、しっかりバットを振ることができておりますし、ヘッドスピードも鋭いのは好感です。彼のような長距離タイプならば、バットを寝かせても、インパクトの際にバットの先端が下がらなければ、もっとしなり効かせたスイングで、ボールを遠くに運べる気が致します。こういったスイングを観ていると、あまり長距離砲には見えてきません。

(今後は)

課題は、上半身と下半身のバランスの取れたスイングができるのかが、一つ大きな課題だと思います。トップを早めに作ったり、バットの先端が下がらない意識などは、それほど技術的に改善できないポイントではないと思います。

ただ、打撃重視型の選手であるので、よほど撃ちまくらない限りは、プロと言うのは厳しいと思います。上のレベルで活躍して行くためには、対応力・確実性を増して行くことが求められるのではないのでしょうか。

◯田中 宗一郎(立教大 3年)左翼 175/85 右/左 (佐賀西出身)

(どんな選手?)

2010年の大学生野手の中でも、その技術・対応力は、トップクラスを争う強打者です。ただ守備・走力の特徴に欠け、長距離砲でもないだけに、やや特徴に欠ける嫌いがあるのが難点です。

(守備・走力)

残念ながら、一塁までの到達タイムなどは計測できませんでした。ただ秋などは、チームの1番打者を担っていたので、全く走力がないとは思いませんが、14試合で盗塁0個。少なくても、足を売りにして行くタイプではありません。

また左翼手とのしての、守備力も可も不可もなしといった感じで破綻はありません。ただ左翼を務めているのは、地肩があまり強くない点。この辺が、イマイチプロのスカウトのテンションが上がってこない可能性があります。

(打撃内容)

基本は、右に左に広角に打てる中距離タイプだと思います。スクエアスタンスで、背筋を真っ直ぐ伸ばして構えます。仕掛けは、投手が足を引き上げるのと、一緒に始動する「早すぎる仕掛け」を採用。かなり長い間、足をあげている独特のスタイルです。生粋のアベレージタイプの傾向が強いです。

その足を、変化に応じて踏み込むタイミングを変えているために、打てるポイントは非常に多いタイプです。それでいて踏み込んだ足元もブレないでスイングできているので、打ち損じも少ないはず。左打者にしては、ベース側にインステップして来るなど、外の球を強く叩きたいと言う意思が感じられます。この辺が、彼がアベレージ傾向が強いながら、強打者タイプでいられる理由かもしれません。

打撃の準備段階である「トップ」をいち早く作り、上からバットを振り下ろしてきます。スイングの弧も大きく、フォロースルーまでしっかりバットを振り切ります。技術的には、ほとんど完成されている選手で、すでに上のレベルでも充分通用する選手だと思います。

(今後は)

守備・走塁の特徴に欠ける上に、打撃もアベレージ傾向が強い選手。そう考えると、プロに混ぜてしまうと売りにできるものがないのが厳しいところです。しかし対応力のある打撃・その技術は確かで、打つだけならばプロでも2年目ぐらいからは、頭角を現して来るかと思います。

ただそんな時にカベになるのが、守・走を合わせた総合力。あえて、そこに目をつぶってポイントゲッターが欲しい球団には、面白い選手だと思います。現状は、その力を認めるものの、プロの触手が伸びにくいタイプかと思います。ぜひ、最終学年では、ガンガンアピールして欲しい選手です。

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ベストナイン

 投稿者:匿名  投稿日:2010年 2月17日(水)15時37分27秒
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  高校、大学、社会人のベストナインに関する最新情報があれば教えてください。  
    (蔵建て男) うちは、あまりそういった情報には疎いので、よそを探された方がよろしいかと思います。  

2009年夏 徳島大会の逸材3

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月17日(水)07時54分37秒
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  皆様おはようございます。昨日は、少々忙しくて、書き込む余裕がありませんでした。今日は、早めに戻って書き込めればとは思っているのですが・・・。

◯緒方 悠(徳島・鳴門第一3年)投手 173/78 右/右

(どんな選手?)

MAX148キロと言われる選手で、小柄ながらガッチリした体格から、角度の良い速球を投げ込む投手です。特に糸を引くような球筋の良さと縦に切れ込む縦スラだかフォークを武器にする投手です。2009年度の徳島大会屈指の投手でした。

(投球内容)

かつての水野雄仁(池田高校-巨人)を少し彷彿させるようなフォームですが、もう少しコンパクトにまとまった感じです。球速は、常時135キロ前後~140キロぐらいではないかと思います。綺麗な糸を引くような球筋の速球が、キャッチャーミットにビシッと突き刺さります。変化球は、スライダーと縦スラの二種類。

けん制などは、それほど鋭いものは観せませんが、クィックは、1.1秒台などでまとめるなど、かなり運動能力は高そうな選手です。マウンド捌き・度胸もよく、野球センスの高い選手だと思います。ただ細かい制球力はなく、ストライクゾーンの枠の中に、ポンポンと投げ込むのを身上とした投球でした。

投球フォームは、お尻を一塁側には落とせるタイプなので、カーブや縦系の習得には苦労しないと思います。ただ手は体格からして、あまり大きくないでしょうから、ボールをしっかり挟んで投げるフォークには少々苦労するかもしれません。

投球フォームは、「球持ち」は悪くなく「体重移動」は平均的。ただ「着地」までの粘りと体の「開き」に課題を抱えます。

(今後は)

すでに、ある程度のレベルまで来ている投手なので、大学や社会人に進んでも、比較的早い段階から活躍できる力がある選手です。ただ、今後爆発的に伸びるかと言われると微妙であり、また投手としての引き出しも結構使っているので、あとはフォームなどの改善に取り組み技量を伸ばして欲しいですね。今後も、上のレベルでの活躍が期待される投手だけに、また何処かで、その元気な姿に出会うことになると思います。

△宮本 大輔(徳島・徳島商3年)右翼 184/76 右/右

(どんな選手?)

非常に大型の選手で、最後の夏は4番・右翼手として出場しておりました。大型ですが、俊足で、動ける身体能力と強打が自慢の選手です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.4秒台前半。これを左打者換算すると4.1秒台前半と、プロの基準である4.2秒を上回る脚力の持ち主です。足を売りにするほどのスピードはありませんが、ソコソコのスピードがある選手です。

右翼手としても、その動きを見る限り、基準~それ以上の守備力も兼ね備えているように思えます。ただ、地肩に関してはよくわかりませんでしたが、右翼をやっていることからも、弱いとは言うことはないと思うのですが・・・。別の試合で、チェックできる機会があればと思います。

(打撃内容)

私の見た鳴門第一戦では、左翼スタンドに本塁打を放つように、それほど対応力に光るものはありませんでしたが、体のポテンシャルの高さは感じさせてくれる打球でした。

ベース側にスクエアスタンスで、バランス良く構えます。仕掛けは、「早めの仕掛け」を採用するなど、意外に対応型の打撃を本質的に秘めているようです。足を早めに大きく引き上げ、回し込んで着地します。「間」が作れる選手なので、打てるポイントは多そうなのですが、真っ直ぐ踏み込んだ足元が、地面から離れるのが早い巻き込み型です。そのため外角の真ん中~低めの球に対しては、サード・ショートゴロに引っ掛けるケースが目立ちました。

打撃の準備段階である「トップ」を早めに作ることができ、上から叩ける選手なので、スイングに大きなロスはありません。スイングの弧はそれほど大きくないのですが、フォロースルーを上手く使って運びます。

(今後は)

守備・走力は、破綻のないレベルにあるので、上のレベルでも問題はないと思います。ただ打撃に関しては、引っ張り専門なので、右方向への打撃が身につくかどうかが、一つポイントではないのでしょうか。

大型の割に動けますし、器用さもソコソコあると思います。あとは、何か図抜けた特徴を見いだせると面白いと思います。野球人としてのポテンシャルは秘めているので、上のレベルでの成長を期待したいと思います。

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2009年夏 徳島の逸材2!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月15日(月)23時26分20秒
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  皆様こんばんは。少々ここ数字、時間ができたのですが、ページの更新などに関しては、正直あまり進まない日々でした。週末から生観戦を控えているのに、全然ページ作りが進んでいないので、そろそろ焦っている管理人です。2月中に、四国の逸材は終わるのでしょうか?今日も、徳島の逸材の続きから。

◯植木 貴裕(徳島・鳴門工3年)中堅 177/68 左/左

(どんな選手?)

三拍子バランスの取れた好打者で、2009年度の徳島大会の中でも、印象深い選手でした。鋭さと対応力を兼ね備えた打撃などにも特徴があり、大学など上のレベルでの活躍が期待される好打者です。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.15秒前後と、プロの基準である4.2秒を上回る脚力の持ち主です。上のレベルで足を売りにできるほどではありませんが、まずまずのスピード感を感じさせる選手で、もっと早いタイムもたたき出せる選手かもしれません。

中堅手としても、中々打球への反応・守備範囲・キャッチングなども良さそうです。残念ながら地肩に関してはよくわかりませんが、守備に関しては安心して見ていられる選手でした。

(打撃内容)

冒頭に述べたように「鋭さ」と「対応力」を兼ね備えた選手です。前足を引いて、後ろ足に重心をかけて立ちます。あらかじめ捕手側に、めいいっぱいグリップを引いて構える、かなり癖のある構えです。仕掛けは「早めの仕掛け」を採用しており、本質的には生粋のアベレージタイプと言う事になります。

足を早めに上げ、空中で降ろさずにキープしてから真っ直ぐ踏み込んできます。この「間」を長く取れるので、かなり打てるポイントは多く、高い対応力を可能にします。また踏み込んだ足元も、インパクトの際にブレないので、体の開きも我慢でき、インパクトの際にロスがないので、打ち損じが少ないタイプです。

グリップを引きすぎているので、リストワークに遊びがないのは気になりますが、トップの位置からそのまま振り下ろして来るので、無駄がありません。また上からミートポイントまで振り下ろして来るタイプで、大きなロスは感じられないタイプです。スイングの弧自体はそれほど大きくないのですが、フォロースルーを大きく取ってボールを運びます。体軸も安定しており、技術的には極めて無駄を削ぎ落したスタイルです。

(今後は)

すでに技術的には、かなりの完成度なので、爆発的に伸びる余力は少なそうです。ただ、その分、大学レベルのスピード・キレにでも対応しうる技術を兼ね備えております。守備・走力も、ある程度のところまで来ているので、上のレベルでも比較的早く頭角を現すのではないかと思います。進路先はわかりませんが、今後も楽しみな選手だと言えるのではないのでしょうか。

△杉本 裕太郎(徳島・徳島商業3年)投手 187/74 右/右

(どんな選手?)

長身でスラッとした体型の投手です。球速は、MAX142キロと言われる速球と縦に落ちるフォークを武器にします。その体型・投球内容からも、高校の先輩・牛田成樹(ベイスターズ)の高校時代を彷彿させる投手です。

(投球内容)

上背は感じさせますが、まだ体がビシッとできあがっていない投手です。角度こそ感じさせますが、その球速は常時130~135キロ程度に見え、それほど球威・球速は感じません。変化球は、カットボール気味なスライダー・カーブ・それに落差のあるフォークが最大の武器です。

それほど球筋が安定しているようには見えませんが、ある程度外角に集められるコントロールあります。またマウンド捌き・制球などには大きな破綻はない選手です。大型ですが、けん制もまずまずで、クィックも1.1秒前後と高速。フィールディングも、思ったより動ける選手です。また打っても、チームの3番を担う強打者で、投球以外のセンス・能力もある程度兼ね備えた選手でした。

ランナーがいなくても、セットポジションから投げ込んできます。引き上げた足を空中でピンと伸ばす動作がないので、お尻の落としが少し甘いのと、「着地」までの粘りがないので、まだまだフォークの鋭さが物足りなく、ドロンとしています。ただグラブはしっかり内に抱えられるので、サイドへの制球力にも優れ、足の甲の押し付けもしっかりしているので、ボールが上吊ることはありません。

「開き」「着地」「体重移動」と大きな課題を抱えておりますが、「球持ち」に関しては良い選手です。またもう少し腕を強く振る「鋭さ」や地面を強く蹴り上げるような躍動感がでてくると良いですね。

(今後は)

まだまだ、筋力が圧倒的に不足しておりますし、体ができていない選手です。また、投球フォームの技術も未熟で、未完成な部分が目立ちます。それでもある程度の投球ができてしまう才能とセンスがある選手だけに、体ができた時に、どんな投手に育つのか楽しみではあります。

体の芯に、ビシッとした「強さ」が欲しいので、背筋なども鍛え、体をいじめ抜いて欲しいものです。ぜひ環境の整ったところで、野球を続けていって欲しい選手でした。

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2009年秋 六大学の逸材4!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月15日(月)09時54分17秒
返信・引用 編集済
  皆様おはようございます。今朝も、六大学レポートの続きから。

△後藤 貴司(早稲田大 3年)二塁 180/79 右/右 (早稲田実出身)


(どんな選手?)

早稲田実業時代は、強肩・強打の遊撃手として注目された選手です。早稲田進学後も、結構試合に出ておりますが、粗さが解消されず、伸び悩んでいる印象は否めません。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.6秒前後で、左打者換算だと4.3秒前後と、やや遅いです。実際リーグ戦では2盗塁を決めているように、動けない選手ではありませんが、売りにするほどではありません。

早稲田では、二塁手として出場しております。やや下半身が流れるところに、難しい体勢からのスローイングに不安を感じます。元々グラブ捌き・守備範囲にはそれほど光るものがありませんでしたので、強打の三塁手が適任だと思っておりました。二塁ができる付加価値はありますが、上のレベルでは三塁ではないのでしょうか。ただ、けして守れない選手でありませんし、肩も基準以上で悪くありません。

(打撃内容)

スクエアスタンスで構える選手なのですが、少し前傾になっているのが気になります。背筋を伸ばす意識で、視野を広げて構えて欲しいですね。仕掛けは、「遅めの仕掛け」を採用。仕掛け的には、長距離系です。ただ、実際のスイングの弧・フォロースルーなどを観ているとパワフルですが、ボールを遠くに運ぶタイプには見えません。

足を小さく浮かす程度の踏み込みなので、打てるポイントは限られていると思います。あとは、それを如何に逃がさないかが鍵になります。しかし彼の場合、インステップに踏み出した足が、インパクトの際にブレるのが早く、身体の開きを誘発したり、打ち損じの多いタイプだと思います。元々足下が地面から離れるのが早い、巻き込むスイングを得意にしております。

また気になるのは、バットが身体から離れて出てくるので、どうしてもインパクトまでのロスは避けられません。それでいて、スイングの弧が大きいわけでも、フォロースルーまできっちり振り抜けているわけではないのが残念です。

(今後は)

現状は、すべてに中途半端な印象は否めません。足下がブレない開きの抑制と、スイング軌道の改善が、大きな課題になると思います。ポテンシャルには、高いものがあると思いますので、社会人なので、守備・打撃共に鍛え直して欲しいと思います。今のままだと、社会人での活躍も厳しいかなと言う印象です。

△宇高 幸治(早稲田大 3年)三塁 174/78 右/右 (今治西出身)

(どんな選手?)

今治西時代は、強打・俊足の遊撃手として、甲子園でも注目された選手です。ただ、個人的には、あまり良さがわからない選手で、特徴が見出せませんでした。実際に、早稲田でも、何が売りかは、よくわかりません。しいて言えば、ヘッドスピードの鋭さには、なかなか光るものがあります。

(守備・走力)

一塁までの塁間は、4.5秒弱ぐらいで、左打者換算で4.2秒弱ぐらいに相当し、中~中の上レベルの脚力があります。ただ動けない選手ではないのですが、足を売りにするほどではありません。

秋は、三塁を守っておりました。三塁手としての動きは、まずまず良いです。高校時代不安だった肩の弱さも気にならなくなり、三塁手としてならば基準レベルを満たす守備力・地肩はあるように思えます。

(打撃内容)

後藤のように粗い・脆いと言うよりは、特徴が見出しにくいのが課題だと思います。スクエアスタンスで、前足のカカトを浮かしバランス良く構えます。仕掛けは、「早めの仕掛け」を採用するなど、アベレージ傾向が強い選手です。

ただ残念なのは、せっかく早めに始動しても、あげた足を早く地面に降ろしてしまい、下半身が固定され、かなり限定されたスイングになってしまっている点。右打者ながら、かなり強烈なアウトステップを採用し、腰の逃げが早いです。それでも足下がブレないので、真ん中~高めの外角球ならば、ある程度は対処できるかもしれません。

やや打撃の準備段階である「トップ」を作るのが遅れ気味です。ただこの選手、上からバットが出てくるので、インパクトまでのロスは感じられません。それでいて、フォロースルーまで振り切れており、ヘッドスピードの鋭さと相まって、無駄の少ないスイングができます。

(今後は)

対応力型の選手なので、二塁あたりができる付加価値がでて言いように思えます。守備・走力のレベルも基準以上ですし、打撃も悪くはありません。ただ、プロとなると、売りにできるほどのものがなく、現状は社会人タイプの選手だと思います。かなり特殊なフォームですが、独特の感性が光る選手です。

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2009年秋 六大学の逸材3!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月14日(日)12時52分21秒
返信・引用
  皆様こんにちは。今日は、これから巨人や阪神絡みの試合が、昨日同様にあるようなので、録画して、後でじっくり観てみたいと思います。昨日などは、アマ時代センターカメラから観たことがなかった選手などが観戦できて、貴重な観戦となりました。今日も、六大学のレポートから。

△謝敷 正吾(明治大 3年)一塁 178/80 右/左 (大阪桐蔭出身)

(どんな選手?)

大阪桐蔭時代は、強打の内野手として活躍。高校の先輩である西岡剛(ロッテ)と比較されるぐらい期待されていた選手だが、明大入学後は、まだまだ持ち得る才能を発揮仕切れていない印象だ。それでも昨春は、11試合に出場して打率.333厘をマーク。昨秋は、チームの4番に座るも、打率1割台と低迷した。非常に気持ちの強さが、プレーの端々から感じられるナイスガイではあるのだが・・・。

(守備・走塁面)

高校時代は、けして図抜けて上手かったわけではなかったが、打球への反応良く、踏ん張りの効くスローイング・広い守備範囲を誇る選手であった。そのため遊撃手としては厳しくても、上のレベルでも二塁あたりならば充分務められる素材だと評価していたが、現在は一塁手として試合に出場している。さすがに、一塁手としては判断力に優れ、非常に軽快な動きを魅せている。最終学年では、三塁あたりができると面白い存在になるのだが・・・。

一塁までの塁間は、4.3秒前後。左打者としてはけして早くはないが、最後まで勢いを緩めないで走り抜けるプレースタイルには好感が持てる。走力だけでなく、すべてに関してこの選手は、意識の高さ・気持ちの強さを感じさせるプレースタイルだ。

(打撃内容)

前足を軽く引いた構えで、背筋をしっかり伸ばしバランス良く立てている。高校時代よりも、身体に重量感を増し、強打者としての雰囲気がプンプンと漂ってくる。仕掛けは、「平均的な仕掛け」を採用するなど、ある程度の対応力と長打力をバランス良く併せ持つ中距離・ポイントゲッタータイプと言うのが、この選手の本質なのだろう。

足を高く引き上げて、回し込んでから踏み込んで来る。この「間」があることからも、打てるポイントは少なくないはず。少しインステップ気味に踏み込んで来るのだが、インパクトの瞬間に足下がブレてしまうところが最大の欠点。これにより、身体の開き我慢仕切れなかったり、打ち損じの多いスイングになったりしてしまう。上半身と下半身のバランスの取れたスイングに心がける必要があるだろう。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのも遅くはないし、インパクトまでのスイング軌道も大きなロスは感じられない。スイングの弧も大きく、最後までしっかり振り切れており、力強い打球が飛んで行く。

秋の映像を見ている限り、少し身体が突っ込んでいるので、もう少しボールを呼び込む意識がもてれば、打撃に関しては復活して来るはずだ。打撃に関しての資質には、六大学でもトップクラスの強打者だと言えよう。

(今後は)

大卒プロとなると、実績不足なのと、一塁と言うポジションがネックとなる。まずは、最低でも三塁ぐらいを担うような守備的アピールが欲しいのと、とくに春のリーグ戦あたりに、図抜けた成績を残したい。打撃の潜在能力は高いだけに、最終学年でも、ぜひ注目してみたいプレーヤーだ。

△山田 敏貴(早稲田大 3年)左翼 178/77 右/右 (早稲田実出身)

(どんな選手?)

正直、これまで殆ど気にしたことのない選手でした。しかし春のシーズンでは、打率.385厘をマーク、秋のシーズンも.310厘をマークし、チームの4番に座っている選手です。通算でも3割を遙かに超える実績を残している選手です。この選手の良さは、打席での集中力の高さ、「鋭さ」に集約されます。

(守備・走塁面)

走力に関しては、よくわかりませんでした。ただ秋のシーズンでも盗塁3個を残しているように、けして動けない選手ではないようです。守備に関しては、広い守備範囲を誇り、キャッチング・判断力なども悪くない、結構上手い外野手です。彼が、左翼を守っているのは、守備力が低いからではなく、地肩がよくないからだと思われます。

(打撃内容)

グリップを身体の近くに固めながら、スクエアスタンスで構えます。あまり観てくれの良い構えではないのですが、ボールを逃さず叩いてやろうと言う、彼の鋭い眼光が光ります。

仕掛けは、「早めの仕掛け」を採用しているように、アベレージ傾向の強い打者です。そのため4番を務めているのも、長打力よりもチームで絶対的な対応力の高さを評価していたからだと思われます。

足を早めに引き上げ、ゆっくりと足を降ろしてきます。この「間」があるので、かなり打てるポイントは多そうです。軽くアウトステップして踏み込むのですが、踏み込んだ足下がブレると言うよりも、いち早く地面から離れるタイプで、基本的にセンターからレフト方向に引っ張る打撃が身上です。

あらかじめ捕手方向にグリップを引いている選手なので、「トップ」を作るのは早いです。またボールを上から叩ける選手なので、インパクトまでのロスは殆ど感じられません。それでも、スイングの弧・フォロースルーまでしっかりバットを振り切れているので、ヘッドスピードも鋭く、打足も速いものがあります。けして遠くにボールを運ぶタイプの選手ではなく、内野手の間や頭の上を、鋭く抜けて行くタイプの選手です。

(今後は)

地肩・走力などに、絶対的なものはないですし、打撃に関しても長距離打者ではないので、プロ云々では評価されにくいタイプです。もしこの打力で、二遊間を高いレベルで担えるような付加価値があれば、ドラフト候補云々と言うことになりますが、外野手で肩・走力のアピールに欠けるとなると、どうしても社会人タイプと言う評価になりがちです。

しかしながら、打撃レベル・プレーへの集中力には素晴らしいものがあり、そういった観点で見てみると、この選手の実績が素晴らしいのも頷けます。最終学年でも、どんなプレーを魅せてくれるのか、非常に楽しみな選手ではないのでしょうか。

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2009年秋・六大学の逸材2!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月13日(土)09時55分22秒
返信・引用
  皆様おはようございます。来週から、生観戦を予定しておりますので、そのための最終準備を行うために、東京六大学の3年生達の特集をしたいと思います。2010年度のシーズンを前に、昨秋のプレーを確認して、観戦に備えたいと思います。今回からしばらくは、早稲田と明大の野手達です。

△松永 弘樹(早大 3年)遊撃 172/74 右/右 (広陵出身)

(どんな選手?)

広陵高校時代から、遊撃手として活躍。早稲田入学後は、試合には出場していたが、際だつ数字は残しておりませんでした。しかしこの秋に、打率.318厘でベストナインを獲得。今や六大学を代表する遊撃手に成長致しました。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.45秒前後。これを左打者換算すると、4.15秒前後となり、プロの基準である4.2秒を上回る、中の上レベルの脚力です。リーグ戦でも、秋のシーズンに5盗塁と盗塁を決め、更に一塁まで勢いを落とさないで駆け抜けるなど、走塁技術・意欲の高い選手です。

また遊撃手としても、際だつ上手さはないのですが、非常に安定している印象です。特に秋のシーズンでも、遊撃と言う難しいポジションを担いながら、失策0は見事です。地肩は基準レベルぐらいですが、キャッチング・フットワーク・ハンドリングなどには、安定感を感じさせます。そういった意味では、高校時代よりもワンランク、成長した印象を受けます。

走力・守備力に派手さはありませんが、基準を上回るものがあり、それなりに評価できる選手です。

(打撃内容)

チームでは、2番打者として活躍しておりました。送りバントをきっちり成功させるなど、自分の役割をしっかりこなす選手です。

スクエアスタンスで、バランス良く構えます。グリップの高さは平均的なのですが、バットを長く持つのが、2番打者としては異色。仕掛けは、投手の重心が下がる時に、ベース側につま先立ちして、本格的な始動はリリース直前と言う「遅すぎる仕掛け」を採用。これだと、一定レベル以上の投手のスピードに、立ち後れる可能性があります。

小さくステップする選手なので、打てるポイントは限られており、その球を逃さないで叩くのが身上です。ただベース側にインステップした足が、インパクトの際にブレるので、打ち損じも少なくないのではないのでしょうか。

打撃の準備段階である「トップ」を作るのは平均的で、バットを上から出すので、インパクトまでのロスは大きく感じられません。ただ残念なのは、インパクトの際にバットの先端が下がってしまっていて、ボールとの接地面が少なく、的確にエネルギーを伝えにくい、効率の悪いスイングをしております。それでもヘッドスピードはシャープですし、フォロースルーまで、きっちり振り切れるスイングは好感です。

(今後は)

守備・走力に関しては、派手さはないのですが、悪くありません。ただ打撃は、上のレベルを意識すると、かなり課題も少なくありません。タイプとしては玄人受けするタイプで、プロと言う感じはしません。ただ意識も高い選手なので、社会人などでアピールできると、将来的には、なんて可能性も捨てきれません。今後も、注目して行きたい好選手でした。

△山口 将司(明治大 3年)中堅 160/64 右/左 (春日部共栄出身)

(どんな選手?)

元々内野手だったと思うのですが、秋のリーグ戦では2番・中堅手として出場しておりました。基本的には、揺さぶり型の巧打者です。これまでは打撃が課題でしたが、秋のリーグ戦では、打率.286厘をマークしました。

(守備・走塁面)

中堅手としても、守備範囲も広く、打球への勘やキャッチングなども上手い部類だと思いました。更にこの選手、好打者タイプにしては、地肩もまずまず強いものがあるのが特徴です。守備に関しては、将来的にはかなり期待できるのではないのでしょうか。

また一塁までの塁間は、4.15秒弱ぐらいと、基準を上回る俊足です。秋のリーグ戦でも4盗塁とそれなりで、売りにできるほどの絶対的なものはありませんが、守備・走力共に基準を上回るものがあります。

(打撃内容)

相手投手を揺さぶりつつも、右に左へとボールを転がす意識のある巧打者です。ベース側にスクエアスタンスで立ちます。腰をしっかり屈め、バットを寝せながら、短く持って当てにきます。仕掛けは、「平均的な仕掛け」を採用。巧打者の割には、若干始動が遅いタイプです。

足を引き上げ、左打者らしくアウトステップします。足下も、なんとか踏ん張れておりますし、「間」もある程度あるので、対応力は悪くないはずです。あらかじめ捕手側にグリップを添えているので、打撃の準備段階である「トップ」もできており、立ち後れることはありません。また上からバットが出てくるので、ミートポイントまで無駄がなく、スイングもコンパクトです。やや非力な印象は受けますが、ヘッドスピードは基準レベルはありそうです。頭のブレも小さく、開きも我慢し、軸足にも粘りを感じます。無駄を省いた、完成度の高いスイングをします。

(今後は)

守備・走力でアピールしつつ、自分の仕事はしっかりこなすことで、信頼を得るタイプですね。すでにプレーヤーとしては、完成形に入りつつあり、今後爆発的に伸びるタイプには思えません。またその体格からも、ドラフト候補云々と言うタイプではありません。

ただ、社会人レベルでも、すでにある程度やれるであろう技術の持ち主だけに、ぜひ上のレベルでも、野球を続けて欲しい選手です。派手さはないのですが、最終学年では彼の渋いプレーに注目して頂きたいと思います。

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2009年 徳島の逸材1!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月12日(金)15時10分26秒
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  皆様、こんにちは。香川大会は、ファイナライズを行って準決勝二試合の模様を観られればと思います。したがって徳島大会の方を、先にご詳解したいと思います。

△安岡 瑞葵(徳島・鳴門工3年)遊撃 177/78 右/右

(どんな選手?)

2年夏の時点で、甲子園で4番を務めた強打・強肩の遊撃手です。あれから一年が経ち、どのぐらいスケールを増してきたのか注目される選手でした。

(守備・走塁面)

一塁までの塁間は、4.6秒前後(左打者換算で4.3秒前後)と、ドラフト候補としては中の下レベルです。そのため、将来的にも足を売りにするタイプではありませんでした。

最終学年でも遊撃手を努めておりましたが、この一年で随分と守備力は向上したように思えます。細やかな動きやスピード感は感じられませんが、かなり安定感は増してきており、スローイングにも強さを感じられます。将来的には、強肩の三塁手あたりで期待できそうなタイプでした。

(打撃内容)

前足を大きく引いて、グリップを高めに添えます。小刻みにゆらぎ、癖のある構えではありますが、悪くはありません。仕掛けは「早めの仕掛け」を採用し、引いていた足をベース側に持って行きます。その際に、地面まで中々足を降ろさないなど、長い「間」があり、打てるポイントは広そうです。ただ残念なのは、足元がインパクトの際にブレるなど、打ち損じの多い、粗いタイプの打撃をしていることでしょうか。

あらかじめ捕手方向にグリップを引いているので、打撃の準備段階である「トップ」は早めに深く添えられております。ただ体から離れからバットがでるので、インパクトまでにはロスが感じられます。それでもスイングはコンパクトでありながら、グリップは高い位置まで引き上げる強引なスイングで、荒削りな印象は否めません。そのため上手くボールを捉えられれば、甲子園でバックスクリーンに叩き込んだような豪快な打撃が観られますが、上のレベルを意識すると、課題も多い選手でした。

(今後は)

大学などでも、野球やって行ける素材だと思います。強打の三塁手としてあたりならば、守備も上手い部類に育つかもしれません。打撃はかなり癖のある独特のメカニズムなので、その辺を、もう少しシンプルにまとめられると良いと思います。スイングの思いっきりの良いので、無駄をそぎ落とすことで、対応力を増して行けると思います。ポテンシャルは高い選手だけに、本人の努力と周りの指導者に恵まれれば、大きく化ける選手かもしれません。今後も期待して見守りたい選手でした。

△大橋 直也(徳島・鳴門工2年)投手 175/70 左/左

(どんな選手?)

左のスリークオーターと言うよりも、サイドに近い感じのフォームです。そのため左サイド独特の、背中越しから来るような独特の球筋を売りにするタイプの投手です。

(投球内容)

球速は、常時120~125キロ程度だったと思いますが、速い球では130キロ近い球もあるかもしれません。この秋までのMAXは、136キロと言われる選手です。カーブ・スライダーを併せ持ちますが、カウントを稼ぐ意味はあっても、それほど絶対的な威力はありません。

基本は、打者の外角に球を集める投手。速球が真ん中~高めに、変化球は低めに集めて、打たせて取る投球が身上です。制球・マウンド捌きに破綻はありませんが、クィックなど投球以外の部分は、まだまだ出来ませんでした。

投球フォームとしては、前に倒れこむ感じのフォームなので、縦系の習得は厳しいです。また足の甲の押し付けはつま先のみなので、どうしても球は上吊ります。最大の持ち味は、左サイドから出てくる、球の見にくさあります。その一方で「着地」までの粘りがないので、打者には意外に苦にならないのと、前に乗って行くような「体重移動」がないので、ボールにあまり勢いが感じられないところにあります。

(今後は)

高卒プロとか、そういったタイプの投手ではありません。左打者の背中越しから来る独特の球筋と低めに集めて打たせてとる投球が身上。ただ球速はないのは仕方ないのですが、もう少し腕を振ったりして、球にキレなどを生んで欲しいかなと思います。

「体重移動」「着地」までの粘りなど、フォームに関しても、まだまだ改善の余地があります。本人が、何処まで野球を追求して行けるのかで、上のレベルでも活躍できるのか決まって来ると思います。2010年度の徳島を代表する左腕ですが、まだまだ全国レベルでは物足りない印象がありました。最終学年では、ぜひその投球を高めて、全国でも通用する投球を身につけて欲しいと思います。

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マニアック

 投稿者:埼玉から  投稿日:2010年 2月11日(木)21時57分53秒
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  富士見高校編
樋口(国士舘大学4年)や太田(東洋大学3年)に次ぐ投手が育った。

清水一樹 180 74 左140キロ近い速球投げる。前橋工業戦は2失点も二安打で自責点0だった。
 
    (蔵建て男) もうすぐ春季大会も始まりますから、その活躍が楽しみですね。左腕でその体格、その球速話題になりそうです。  

2009年 香川の逸材2!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月11日(木)07時36分26秒
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  皆様おはようございます。今朝は、香川大会のレポートの続きから。もうすぐ、私自身のオフシーズンも終わってしまいますが、それまでに、幾つか終えておきたことがあります。そんな中の一つが、なんとか2月中に四国の逸材までは、終えられたらといいなと思っておりますが、どうなることやら。

△大森 寛之(香川・高松商3年)投手 179/70 右/右

(どんな選手?)

背番号7を付けている選手ですが、同校の主力投手として名前があがっていた選手です。

(投球内容)

オーソドックスな上手投げ投手で、球速は常時130~135キロぐらいだと思いますが、MAXでは138キロまで記録したと言われている選手です。しかし球威・球の勢いはもうひとつで、もう少し投手として専念していたら、違っていたかなと思える内容でした。

リリーフでの登板と言うこともあったのかもしれませんが、変化球はスライダーとのコンビネーション。右打者には、アウトコースにしっかり球を集められますが、左打者には多少制球が悪くなるように思えます。けん制は鋭いですが、クィックは1.3秒前後。マウンド捌きなどには、それほど光るものは感じませんでしたが、大きな破綻はなさそうでした。

投球フォームは、お尻を一塁側に落とせるタイプではないので、スライダー・チェンジアップ系の投球だと思います。ただグラブはしっかり抱えられますし、足の甲の押し付けも深く粘りがありますから、両コーナー・低めに球が集められる可能性は高いです。

「着地」「球持ち」「開き」などもよく、強いて言えば「体重移動」が、もう少し上手くなれば、もっと勢いのある球を投げられそうです。投手としての土台はしっかりしているので、筋力が伴えば、かなり変わってきそうな期待は持てます。

(今後は)

将来的には、投手としての才能を推します。ただ、まだ全体的に筋力が弱く、体ができておりません。そのため体が出きてきた時に、どんな球を投げ込んで来るのか気になりますね。ぜひ腕を強く振ることを意識して、上のレベルでも野球を続けて欲しい選手でした。

△田村 洋介(香川・高松商2年)三塁 178/75 右/右

(どんな選手?)

旧チームから主軸を任されている強打者で、下級生の時から四国では名前のあがっている注目株です。

(守備・走塁面)

残念ながら、この試合では走力についてはわからず。ただプレースタイルを見る限り、それほど足を売りにするタイプには見えませんでした。

三塁手としては、地肩に関しては平均的。ただキャッチング・フットワーク・スローイングは、ややぎこちなく見ていて不安を感じなくはありませんでした。この一年間で、どのぐらい成長するか注目したいです。

(打撃内容)

少しクローズ気味に構え、バット倒したり、あげたりを繰り返し構える癖のあるフォームです。仕掛けは「遅すぎる仕掛け」を採用し、投手のリリース前後。これでは、一定レベル以上のスピードに、充分対応しきれません。

足は、ベース側につま先立ちし、小さくベース側にインステップします。ただ、インパクトの際には、ブレないでスイングできる選手です。基本的に、センターからレフト方向にはじき返す打撃が身上のように思えます。

あらかじめ「トップ」の位置にグリップを置いているので、打撃の準備段階である「トップ」を作るのは立ち遅れません。ただ肘が下がり、インパクトまでロスのあるスイング軌道で、対応力は低そうです。それでもバットの先端が下がらないような意識はあるようで、ボールを捉える時はレベルスイングに。スイングの弧・フォロースルーなどを観ていると、それほどボールを遠くに運ぶタイプには見えませんでした。

(今後は)

まだまだ、すべてにおいて粗いと言うか力不足です。スイングにもキレ・強さもさほどではありませんし、対応力には課題を残します。それでいて守備にも不安を残すなど、これからの選手だと思います。一冬超えてどんな選手に育つのか、期待して見守りたいと思います。ぜひ2010年度の四国を代表する選手に、育って欲しいですね。

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2009年 香川の逸材1!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月11日(木)01時41分51秒
返信・引用
  皆様こんばんは。ち~と忙しくなってしまいましたが、なんとか書き込める余裕が生まれました。今回から、秋季大会ではなく、夏の四国各県の模様から。ちょっと香川大会のDVDの再生が上手く行かず、週末にでもファイナライズ作業ができたら、決勝以外の試合の模様からのレポート出きると思います。今回は、香川大会決勝から、決勝で敗れた高松商の選手たちを2回に渡って取り上げたいと思います。

△川西 翔太(香川・高松商3年)右翼 180/71 右/左

(どんな選手?)

高校通算30本塁打以上と言われる、2009年度の香川を代表する強打者の一人です。ただ、実際試合を見てみると、結構低めの球に対応できる、アベレージ傾向の強い打者であるように思えました。

(守備・走塁面)

一塁まで塁間を、4.25秒強ぐらいと、左打者としては基準よりやや遅いぐらいで、それほど際立つ走力はありません。少なくても、上のレベルで足を売りにして行くタイプではないと思います。

また右翼手としても、それほど守備が上手いようには見えませんでしたし、肩も中の下ぐらいかなと、正直あまり強く見えませんでした。そういった意味では、やはり打撃勝負の選手ように思えます。

(打撃内容)

スクエアスタンスで構え、グリップの高さは平均的に構えます。少し自分のリズムを取らないので、構えに固さを感じますね。ただそれでも、膝の使い方が柔らかいので、低めの球には上手く対応しているように思えます。強打者よりも、むしろ好打者の傾向が強いように感じました。

仕掛けは、リリース直前に行う「遅すぎる仕掛け」を採用。そのため一定レベル以上の投手の球には、苦労するかもしれません。足の運びは、小さく足元でステップするだけの選手なので、打てるポイントは極限られているように思えます。それをリストワークや膝の柔らかさで補うタイプではないのでしょうか。少しインステップ気味に踏み込みますが、インパクトの際に、少し足元がブレるのが気になります。

スイングも、打撃の準備段階である「トップ」を作るのは早いのですが、肘が下がってでてくるので、インパクトまでのスイング軌道にはロスを感じます。ただそれでも、ヘッドを立ててスイングしているので、ドアスイングにはならず、コンパクトには振り抜けております。

頭のブレは並ですが、開きも我慢でき、軸足にも粘りを感じます。そのため低めの球にも、上手く食らいつくことができております。ただ強打者と言われる割には、ヘッドスピードの鋭さ・スイングの強さは、あまり感じられませんでした。

(今後は)

上のレベルでは、より長打よりも対応力を売りにして行くタイプかと思います。ただ、その割に、守備・走力でアピールできるものがないので、総合力を引き上げていって欲しいですね。

△榎内 和也(香川・高松商2年)投手 176/62 右/右

(どんな選手?)

夏の大会では、背番号20番を付けておりましたが、早くから注目されてきた投手です。MAX137キロを武器に、最終学年では常時140キロ級を期待される楽しみな速球派です。

(投球内容)

中背で、オーソドックス本格派右腕です。球速は、常時130~135キロぐらいな感じで、球にはそれなりに力を感じます。変化球は、スライダー・チェンジアップなどを併せ持ちます。特に右打者には、スライダーを多投しますが、それほど変化球に特徴は感じませんでした。

マウンド度胸・マウンドセンスなどは、それなりで、けして力任せで投げるだけの投手ではありません。右打者には、アウトコースにきっちり球を集めてきますが、左打者には制球がアバウトになる傾向があります。そのため、左打者対策が、一つ課題ではないのでしょうか。

投球フォームは、お尻を落とせるタイプではないので、将来的にもスライダー・チェンジアップ系の球を武器にするタイプだと思います。ただグラブはしっかり最後まで抱えますし、足の甲の押し付けも悪くないので、制球に大きな破綻はないはずです。

投球の4大動作である「着地」「開き」などは平均的ですが、「球持ち」「体重移動」などはよく、そういった意味では、かなり実戦的なフォームだと思います。これから、素直に肉付けできれば、面白いと思います。

(今後は)

もう一回り、二回り、体が大きくなってくると楽しみです。ボールにも力がありますし、更にフォームの土台も悪くありません。あとは、しっかり自分で体をいじめ抜いて精進すれば、2010年度の四国を代表する速球派として注目されると思います。3年連続決勝で敗れた悔しさを、ぜひ彼の世代には打ち破ってもらいたいと思います。

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2009年 佐賀の逸材8!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月 9日(火)07時34分52秒
返信・引用
  皆様おはようございます。今朝も、佐賀大会のレポートの続きから。今回は、ほとんどまだ話題になっておりませんが、2010年度のドラフト戦線でも、非常に楽しみな選手などをご紹介して行きたいと思います。

◎江島 達也(佐賀・敬徳2年)投手 178/70 右/右

(どんな選手?)

すでに、2年夏の時点で、エースで4番の中心選手です。骨格のしっかりした大会の持ち主で、体に力がある選手です。実に堂々として、すでに風格と言うか、独特の雰囲気がある選手です。

(投球内容)

少し下半身が使えていない部分はあるのですが、腕の振りが強く、常時135キロ前後~MAXなら140キロぐらい出ていたのではないのでしょうか。実に、力強い速球を投げ込みます。変化球は、カーブ・スライダー・シュート・チェンジアップ・フォーク・など実に多彩です。自分からマウンドを外したり、けん制を入れて危険を回避する嗅覚を持つ選手なのですが、少々投球にムラッ気のある部分があります。

けん制・フィールディングなどはまずまずで、クィックも1.15~1.2秒ぐらいと素早く、多少球は暴れますが、アバウトに両コーナーに投げ分けられます。ただ開きが早いのか、それほど甘くない球をヒットされる部分が気になります。それでも佐賀屈指の面子の揃っていた佐賀商打線を、力でねじ伏せる球威・球速が2年生の時点でありました。

投球フォームは、お尻は一塁側に落とせる投手で、将来的に見分けの難しいカーブや縦の変化が期待できるフォームです。グラブはしっかり抱えられているのですが、足の甲の押し付けが浅めなので、少し腰高のフォームで球が浮きます。それでも押し付けている時間は長いのには、好感が持てます。

投球フォームの4大動作でみると、「着地」「球持ち」はそれなりで、「開き」が少し早いかなとは思いますが、思ったほどではありませんでした。ただ「体重移動」が、まだまだ上手く行っていない気が致します。

(最後に)

腕を強く振れる選手で、体にも力があり、想像以上に土台となるフォームも悪くありませんでした。資質的には、一冬超えれば140キロ台を連発できるぐらいの才能があると思いますが、どこまで自分をこの冬の間にいじめ抜いているかだと思います。

佐賀の右腕では、2010年度でNO.1の素材ではないのでしょうか。順調に伸びていれば、佐賀のみならず九州を代表する右腕として、ドラフト候補に浮上して来ることが期待されます。打ってもスピードに対応できる能力が高く、あとは変化球への脆さが課題です。

野球選手としてのポテンシャルの高さは、非常に光るものがありました。これから、夏に向けて大いにクローズアップされることを期待します。

△黒岩 龍一(佐賀・北陵3年)投手 左/左

(どんな選手?)

正確なサイズはわからなかったのですが、160センチ台の小柄な左腕です。ただ、体つきはガッチリしており、勢いのある球を投げ込む左腕です。

(投球内容)

常時130~135キロ級の、勢いのある球を投げ込んできます。細かいコースの投げ分けはできないのですが、ストライクゾーンにポンポンとリズムの良い投手です。変化球は、カーブ・スライダーなどがありますが、武器はストレート。

左腕ですが、けん制は並。クィックは、1.1秒台前半~1.2秒台前半ぐらいと、まずまず早いです。マウンド捌きもよく、経験も豊富な印象を受けます。球速以上に、球の勢いも感じますし、無名ですが良い投手だと思います。

(今後は)

九州の地方リーグなら、野球を続けて行ける素材だと思います。上背はないですが、骨格はしっかりしており、体に「強さ」も感じます。更にストレートに磨きをかけ、変化球レベルをあげると、更に上のレベルも見えて来るかもしれません。何処かでまた会いたい、力投派左腕でした。

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2009年 佐賀の逸材7!

 投稿者:蔵建て男メール  投稿日:2010年 2月 8日(月)08時45分12秒
返信・引用
  皆様おはようございます。今回は、久々に佐賀大会の逸材の続きでも。今日、明日で更新する予定には、非常に今年、来年楽しみな佐賀の逸材をご紹介できそうです。

△百田 龍平(佐賀・敬徳2年)投手 左/左

(どんな選手?)

スラッとした投手体系の左腕で、控え投手ながら、ピュッとキレのある球を投げ込んでおりました。この冬の成長次第では、可能性を秘めた左腕として注目してみました。

(投球内容)

球速は、夏の時点で恐らく、常時120~力を入れて投げた球は130キロ近く記録していたと思います。特に力を入れて投げる時の球には、ピュッと手元でのキレがあり、打者は思わず差し込まれてしまうキレがあります。

変化球は、カーブ・スライダー。特に制球・マウンド捌きなどに光るものはありませんが、体が出来てくると楽しみです。フィールディングの動きは悪くないのですが、左投手にしてはけん制が上手くないのと、クィックも1.3~1.45秒ぐらいと遅いので、そういった部分でも、まだまだ課題の多い投手です。

投球フォームは、長身ですがスリークオーター気味のフォームです。やや腰高で、足の甲で地面を押し付けられないフォームなので、球が高めに浮きがちです。投球の4大動作で言えば、球の出所が見にくいフォームが特徴で「開き」が遅いのが売りです。しかしながら、「着地」までの粘りがなく、また「体重移動」が不十分ため、ボールに勢いが乗ってゆきません。まだまだ、課題の多いフォームだと言えそうです。

(今後は)

まだまだ、圧倒的に筋力が不足している印象です。そのため体の「強さ」を中心に、追求していって欲しいですね。体に力がついてくれば、長身左腕として、面白い素材だとは思いますが、どこまで自分を追求して行けるのかに、かかっている選手だと思います。

◎久保 皓史(佐賀・佐賀商1年)三塁 179/71 右/左

(どんな選手?)

佐賀屈指の選手層を誇る佐賀商において、1年夏には、5番・三塁手として出場していた選手です。左の好打者タイプで、柔らかいリストワークを活かした、対応力のある打撃が光ります。それでいて、140キロ級のストレートにもしっかり対応できる動体視力・外野の頭をオーバーできるパワーも身につけているなど、極めてその将来性が楽しみな存在です。

(守備・走塁面)

身体がゴツイタイプの選手ではなく、しなやかな身のこなしが光るタイプの選手です。三塁手としての反応・キャッチングは悪くないのですが、ややスローイングの精度に不安を感じました。地肩に関しては、基準以上のものがありますが、制球力を如何に高めて行くのかが、課題だと思います。ただ将来的には、センターラインを担うような役割を任されるかもしれません。

走力は、この試合ではよくわかりませんでしたが、その身のこなしからしても、動けない選手ではないはずです。夏の大会でも、決勝まで勝ち上がったチームなので、もう少し他の試合の模様もみて、サンプルを集めたいと思います。

(打撃内容)

難しい球をカットしたり、インコースの厳しい球でも、なんとか内野の頭を越してみたりと、柔らかいハンドリングを活かして食らいつきます。また綺麗にレフト方向に流したりしたかと思えば、140キロ近い球威のある球でも、外野の頭を完全に越える長打を放つなど、ひ弱さがありそうでないのも良いところです。対応力の高さは、すでに1年生離れしており、佐賀を代表する野手だった先輩の古賀翔也以上の内容を、すでに1年生で示しておりました。

左オープンスタンスで、背筋を伸ばして構えます。打席でもリラックスして構えられ、悪くないと思います。ただ残念なのは、仕掛けが「遅すぎる仕掛け」を採用。一度ベース側につま先立ちしてから、リリース前後に始動するので、一定レベル以上の球威・球速に立ち後れる心配があります。その辺が、将来に向けて改善できてくると、もっと打撃に余裕が出てくると思います。

小さくアウトステップした足下はブレないので、打てるポイントは限られていそうですが、甘い球を逃しません。バットを寝せて出すも、ヘッドを残してスイングできるので、左方向に上手く流すことができます。頭のブレ・身体の開きも我慢でき、軸足にも強い粘りを感じさせます。

(今後は)

典型的なアベレージ・対応型の選手です。非凡な対応力がある選手ですから、更に「強さ」「鋭さ」磨いて欲しいですね。仕掛けの問題を解決できるようだと、2年後は九州を代表する打者として、ドラフト候補にあがってくると思います。

タイプ的には、アベレージヒッターなので、センターラインが担えるような、守備・走力などのアピールポイントがあるようだと、高卒指名の可能性も秘めていると考えられます。その辺はよくわからなかったのですが、打撃に関しては、1年生ながら非凡なものを持っている選手です。ぜひ、その名前を覚えて欲しい好打者でした。

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